記録ID: 8586922
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
硫黄岳(鍋平から)・・2千5百m峰完登♪
2025年08月18日(月) ~
2025年08月22日(金)

体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 42:30
- 距離
- 49.6km
- 登り
- 4,063m
- 下り
- 4,054m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:26
距離 12.4km
登り 1,059m
下り 267m
8:15
32分
スタート地点
13:41
2日目
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 9:20
距離 9.4km
登り 770m
下り 1,078m
3日目
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 12:04
距離 5.9km
登り 1,071m
下り 1,070m
4日目
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 10:31
距離 9.7km
登り 1,064m
下り 756m
| 天候 | 連日晴れ時々曇りで、3日目の硫黄岳からの下山後のみ雷雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
千丈乗越までは一般道で特に問題ありません 乗越からはザレガレの中を、沢床を中心に尾根のヒダも含めて歩き易そうに見える方向に適当に下っていく感じ 千丈沢は、四ノ沢出合から水流が本格的となり、中山沢出合付近から沢タビ+ネオプレーンソックスの沢装備に・・カムエク以来8年ぶりでこの日は沢歩きに慣れず、どのルートを行くか中々決められずに無駄な渡渉が多かった印象(4日目の帰路は慣れてきて割とスムースでした) 水深は最深部でも股までで、危険を感じる部分は少なかったです・・スリップして頭ゴツンしたりでヘルメットの重要性を再認識 硫黄岳取付点付近に砂地のテン泊(ビバーク)適地あり 硫黄岳へは笹・灌木・ハイマツのヤブ急登で、登りはピンテが時々あるおかげもあってユックリ慎重に進めば思った程に迷わなかったですが、このルートの核心は下山時でした・・ハイマツの海は、見下ろすとドッチに下るべきか非常に分かり難く、登ってきたルートや尾根芯からすぐ外れてしまいました(斜めった灌木・ハイマツの枝に誘導された感大) 一般コースでは容易なルート修正も難路故に大きなロスタイムとなり、自分の記憶で下った部分はほぼ全てが誤ルートで、自分の脳ミソに呆れました 山頂まで片道1.5劼如850m登る急登故に、下りでは筋持久力が枯渇して前向きに下れず、自分にとってはひたすらバックステップの安全下山に徹するしかないコースでした・・予想以上に時間がかかったせいで水も2.5Ⅼでは甘かったです 総合的に、一般登山者が自力で入れる無雪期の山としては、確かに最難だった印象です |
| その他周辺情報 | 槍平小屋テント場(2千円/日)初日と4日目の2泊・・水が豊富なのと、テン場の街灯が蛾などの虫を引き付けてくれてありがたい 下山口に近い中崎山荘 奥飛騨の湯(千円)・・JAF割あり https://www.okuhida.or.jp/archives/3311 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
北アルプス・池平山(北峰)に登頂し、2千5百m峰にリーチがかかって早2年。ラストの硫黄岳は、“最難” “激ヤブ急登”などのコメントにビビらされて先送りしてきたものの、そろそろ決着を付けないと“一生登れないタイムリミット”が迫ってきた感じに。
体力無し・技術無し・根性さらに無しの、今の自分には作戦と天候が全てと、好天が続きそうな今回挑むことにしました。
レコ情報では3日以内で登られる健脚の方々が多いものの、「初日は槍平まで」の+900mを体力的ハンデとして貰う作戦。
実際今回の山行では、体力・技術・根性の不足部分を有り余る時間的余裕が救ってくれ、何とか登頂・無事下山ができた感じです。
難路の登頂で今年のメインベントが済んだ感じで、気分スッキリいい酒が飲めています。
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コメント
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sht









いやはや、すごいとしか言いようがありません
私も、ひそかに2500m峰は狙ってはいるのですが、この硫黄岳はやっぱりラスボス的存在なんですね
今の私には、こんなロングをテント背負って歩くことはできそうにもありませんので、
完登することなく終わりそうな気配が・・・
近くに住まわれている割には、なぜかお会いする機会がございませんね
まずは、こちらの課題クリアが先決かな(笑)
ほんとうに、お疲れさまでした
確かに、この山を3日以内で登られる方々はテン泊装備で初日に1750m登って1000m下る訳で、自分にはムリムリムリ! しかもその翌日にゲキ藪急登なんて
自分は5日に分けて(2日のハンデを貰って)何とかクリアした感じなので、同年代・還暦過ぎのかめさんのお気持ちよく分かりますよ。
そうですね、同時期に愛知130山をやってたので不思議と言えば不思議です。どこかでお会いしたら声をかけさせてもらいますね!
コメントいただきありがとうございました
凄いです‼️
祝福のメッセージありがとうございます
kyo.mさんも関西百名山など着々ですね。達成をお祈りいたします
若手(それでも40台か?)に負けず、山行日程を増してチャレンジする気持ちに共感しました。
今後のご活躍も期待しております。
祝いのお言葉ありがとうございます
無事の下山が本当に嬉しい難山で、何とかNerisaruさん方々のサミッターに仲間入りできてサイコ〜です
硫黄岳レベルの山は、今後自分には難しいとは思いますが、その時点で”手が届くかも?”のギリギリを目指し、山ドップリの生活を変わらず楽しんでいきたいですね!
私も硫黄岳がラストでした。shtさんと同じく年齢的にも最後のチャレンジと思い臨みました。
新穂高駐車場、千丈沢下り登り、硫黄岳登行下降と歩きとして2500m峰の難度最高峰と思いました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5893506.html
2度目登頂は絶対に無い山に加えました。(笑)
お疲れ様でした。
次なる目標は?
祝いのメッセージありがとうございます
硫黄岳のレコを参考にさせて頂きましたが、3日間で登られたのはスゴイですね
下山中に負ったスネの擦り傷が帰宅後に化膿してしまい、1か月ほど山はお休みになりそうなのが少々残念です(こんな程度で済んで良かった〜という山でしたが)
ぎふ百山も、yama56さんに続き来春にサミッターを目指したいところです
2500m峰達成おめでとうございます。ヤマレコで今年の記録では2人目ですね。
近年は挑戦する人が増えた・・・と言っても、ヤマレコでも毎年数人の超マイナーな
山のままですが。
近年の夏〜秋は異常高温で、私が硫黄岳に登った2014年秋より確実に暑くなって
ハイマツ漕ぎが大変だったと思います。私の時も暑かったですが(ハイマツの中では
風が抜けない)。
shtさんが入った1週間前にあの界隈は大雨が降ったと思われますが、千丈沢の
水量は平常時に近いくらいに戻っていたようですね。アプローチの沢歩きは水量が
少ないほど楽なので私は秋を狙いましたが、今年は全国的に異常渇水なので
もしかしたら水量に関しては条件が良かったかもしれません。私の場合は沢装備を
持って行きましたが、ある程度より下流は水量が増えて渡渉が面倒になり、
往復とも藪を漕いで左岸高巻きに徹しました。
私も二度と登りたいとは思えない山ですが、shtさんの記録もこの後に挑戦する
皆さんの大きな力になると思います。
祝いのお言葉ありがとうございます
10年以上前に硫黄岳に登られたとのこと、すごいキャリアですね!
自分はヤブの下山で何度も誤ルートに入りかけ、五体満足で下山できて本当に嬉しい山でした。来年はもう自分には体力的にムリかも?なので、何とか目標の2500m峰を完登できて余韻が長引いている所です
暖かいメッセージいただきありがとうございました
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