月山 古の参詣道肘折口

- GPS
- 12:28
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 2,466m
- 下り
- 2,466m
コースタイム
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 12:28
| 天候 | 晴れ~曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山スタートをどこにすべきかウロった後で登山口に向かう 登山口4:40着後朝食と準備する 肘折口のスタート地点を肘折温泉にした場合 肘折温泉街に駐車場は無いので少し外れの林道上にしないといけない 現在の登山口は肘折温泉街から林道を進むが 車のナビでは表示できない、温泉街や林道入り口には登山道の標識はないのでヤマレコのナビで進んだ 林道は途中から未舗装路となるがわだちは少なく悪くない 登山口の駐車場は10台程度は停められる 本日の駐車台数は0だった 帰りは高速道路使用で20:30に自宅着 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
‥仍蓋~念仏ヶ原避難小屋 森の中を延々と歩く 斜面のトラバースも多く少々歩きにくい 小岩ゴロの所があり苔むしていて滑りやすい 傾斜ははそれほど強くない 国立公園入口から古い木道があり超滑りやすく危険 念仏ヶ原避難小屋~千本桜 念仏ヶ原は木道がありフラットで歩きやすいが朝は湿っていて 氷の上を歩いているようだった 帰りは乾燥していて快適 気持ちのよい草原 木道が終わると立谷沢川への激下りがある でもそれは大したことなく橋からの激登り(激下り)の方がキツイ (避難小屋泊りの人は大したことないです) ロープや古いチェーンが設置されているが 谷に滑落すると危険なので慎重に歩く 刈り払いがあまりよくない箇所あり足元注意 千本桜〜月山山頂 あまり危険ではないが苔むした石があり滑りやすい 日帰りの場合はここからが正念場だ ラスト1,000mは本当にキツかった 踏み跡は薄く本道寺のように地面にロープはないが、ペインティング がありホワイトアウトでない限りでは迷うことはないだろう 全般的には本道寺口からに比べてると、斜面のトラバースが多くアップダウンも多いので数段難度が上だ 立谷沢川からの登りでは泥濘地や道に水が流れていたりと必ず靴は濡れる 今回には復路の避難小屋で靴下を変えた 一般的には防水シューズが無難だろう 水場は登山口の看板に書いてあるとおり ’又沢 ∪嶌柔 G以ヶ原避難小屋(小屋から50m先の小沢?) の谷沢川(今回はこの川に流れ込んでいる小沢から給水した) 銑は生水を飲むのには抵抗があり手しか洗っていない その他に登山道を歩いていると各所で水の流れている音がするので 他でも給水は可能だろう(夏季は濾過器は使った方がいいかも) い郎Fも元気なので大丈夫なのだろう 携帯電波(これも看板に書いてある) 〃郢鎧劃此兵分も試した) ∪號楮 三日月池 ぞ岳 グ譴涼 β膺校 |
| その他周辺情報 | 月山神社本宮 御祓い初穂料\500 御線香代\200 ここまで来て参拝しない手はないだろう 肘折温泉 カルデラ温泉館 珍しい炭酸泉 \500 9:30~19:00までなので間に合ったが帰りが遅くなるので 涙を呑んで直帰 |
写真
2011年の大雪で崩壊して
2015年11月完成の新しい橋
橋はなぜか1/25000の地図には載っていない
ここから1,000mの高さを稼がなくてはならない
装備
| MYアイテム |
重量:0.42kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ウインドシェル上
ズボン
靴下×2
グローブ
雨具
帽子+シェード
ローカットシューズ
ザック
昼ご飯(おにぎり2個+パン1個)
非常食
飲料1500cc
地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
虫よけ
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ココヘリ
お金
|
感想
月山の参詣道八方七口のひとつ阿吽院のある肘折口
阿吽院は慶長年間に大蔵村鳥川に移転して最上川で下ってくる参拝者
を先達が湯殿山(月山経由か?)へ案内したという
鳥川から肘折まで現在の距離で17Kmでそこから月山山頂までは41kmと
最難関で相当の信仰心がなければいけないだろう
今回はこの肘折口から歩いてみようと思う
この肘折口だが本道寺口と同じように温泉街に登り口(古跡など)があると思っていたが実際行ったところそのような所はなかった(暗かったのでわからなかっただけかもしれない)
温泉街を外れた林道脇に車を停めようとしたが舗装路が上まで続いていたので、結局現在の登山口まで車で行くことにした
林道には3か所ほどショートカットがあり登山道の標識がある
しかしほぼ普通の林道なのであまり歩く意味はない
登山口の位置は車のナビでは誘導できないので、温泉街のはずれで
ヤマレコを起動して位置を確認した
しかしスタートを登山口に変更したのは結果的には良かった
登山口には古の参詣度を彷彿とするようなものは一切無く拍子抜けだ
本当に「1709年6月中の2週間に12,115人の行者が登拝した」のか?
登山開始すると本道寺口のような道を期待していたが、全く普通の登山道だしかも斜面のトラバース部も多く歩きにくい
道の刈り払いは姥沢や湯殿山口に比べると悪く前日の雨で草がぬれていて
靴や上着は結構濡れてしまった
アブも朝っぱらから2匹くらい飛び回っている
とにかく森の中が長い永遠に続くと思うくらいだ
ただし日差しは防いでくれるので涼しい
森の中では眺望は望めないが小岳山頂で月山を望めた
山頂神社も小さく見える
昔の人は飛び上がったことだろう
ここからは上がったり下がったりしながら念仏ヶ原に下る
国立公園入口の看板からはかなり古い木道の残骸がありツルツルだ
いきなり避難小屋が現れる
小屋に入るときれいに整備されている
ここから立谷沢川の激下りまでの2kmはフラットな木道の道である
たおやかな月山のスカイラインも見え、ルンルンハイキング気分だ
これなら超ラクに山頂に立てるなと思っていた...
木道が終わるとすぐに立谷沢川の下りだロープやチェーンもある
ただしこちら側はそれほど長くはない
地図には橋は書かれていなかったが現地には立派な橋が架かっていた
橋の脇からは川に降りられるので水浴びもいいかもしれない
橋を越えるとすぐに登りが始まるしかも激坂の部類に入る
こちらもロープやチェーンが取り付けられている
変に滑落すると谷底に落ちそうだ
激坂が終わっても延々と登りは続く、なんせ立谷沢川の標高は930mで
ここから山頂まで1,000m登ることになる
千本桜に着いたが桜は見当たらなく登りの途中のただの原っぱだ
さらに登ると岩の露出した草原に着いた
地面に置いてある標識には賽の河原となっている
もう山頂神社もかなり大きく見える広大な草原だ
...が、ここからがキツかった
ラスト残距離1,000mは本当にキツイ、50mごとに足が止まった
心拍数は上限に張り付いたままだ
山頂に着いた時は久々にやった!気分になった
修行のような登りだった
神社ではお祓いを受けて本宮を参拝した
その後御線香もあげた
やはりラクな山行では「験力」も得られないと昔の人も考えたのかなぁ
山頂の眺望は今日は全然ダメだった
まぁその分日差しを受けなくて済むのだが...
さぁ大返しだ
本道寺口と違い下りも相当時間がかかるので気合を入れる
千本桜までは登りとは大違いで楽に下れた
遠くから見ると一人登ってくる人が見えた
これは珍しい! 交差するとどこから来たのだろうかと思われるくらい
軽装だ 上はランニングシャツ下はロンパンにストックだけ持っている
ザック等は一切ない、もちろん水や食料もない
え? どこかにデポしたのか?
話をするとこれで普通に登るそうだ
山頂の様子を話すると眺望がないなら下るという
しばらくは話をしながら歩いていたが、走って下るという
この辺は傾斜はそれほど急ではないが濡れた石もあり足元は良くない
天狗だ! きっと彼は天狗だろう
あるいはよほどの手練れのトレイルランナーか?
千本桜を過ぎると今度は立谷沢川までの激下りだ
橋まで来ると本流の水は飲みたくないので小沢で500ccほど給水した
今度は激登りだが千本桜までほどではない
登りきるとフラットな木道が避難小屋まで続く
月山は雲に隠れたままで朝見ておいてよかった
ここから先は泥濘地は無く道脇の草も乾いているので、小屋で靴下の交換と休憩をした
ここからは小岳まではほぼ登りだ
登りで疲れた体にはまだきついが大分回復もした
小岳山頂はやはり月山の眺望は無かった
残り7kmまだ長い、時刻はPm3:30で登山口には暗くなる前には着くだろう
この先も下り後のアップがあるがそれほどきつくはない
赤沢川の渡渉、水流はあまりないので濡れはしない
残り4.7Km、Pm4:30山の陰で夕日が射してくる
だが森の中は少し暗くなりつつあるがまだ昼の空である
その後、「一の地」についた標識はあるがここには何かあるのか?
猫又沢をまたぎいよいよ大森山に着いた
もうあと1Km切った
登山口着、天狗の車はやはりなかった
虫がうるさいのでさっと着替え車に乗る
え? 林道のどっちから来たっけ?
危なく反対に行くところだった
車のナビがこの辺では役立たずである
肘折温泉街に戻り日帰り湯の看板を横目で見ながら帰途に就く
コメント
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kamisugirunner












うぇーい、肘折口ルート行かれたんですね😅
各所に難易度が😅
ラスト1000、これはキツイですね‼️
ゲキ下り、ツルツル木道、
いやいや、何だか⤵︎⤵︎⤵︎、これも良いトレーニング?wだと思いますが、滝川橋でクイっと下げる所が何ともイヤラシく思えます😅
とても参考になります。
やはり、ピストンではなくそのまま八号目か姥沢に逃げたくなります^ ^
お疲れさまでした。
もう少し古参詣道を期待していたのですが全くの登山道で少々期待外れでした
古石碑は道中2か所と寂しい限りです
姥地蔵もない
日帰りでなければダメというわけではないので、羽黒山神社参拝後に肘折温泉で宿泊して
山頂を踏んだ後湯殿山神社に抜けるのが吉と思います
実は最近アライテントのエアライズを入手したので密かにテン泊考えています
重くなるので少し涼しくなったらこれで行こうかなと
若い頃はバリバリテン泊していましたがもう何十年もやっていない
そうですね、テン泊だと荷物も増えますが、余裕を持って行動範囲が広がりますもね、
フォローしてる方で、ツェルトで何処にでも泊まる方居ますが、軽量かつタフさにビックリします。
虫とかもね、テントならある程度⛺️防げますが、ツェルトとなると、、、
モンベルのキャンプフェアが気になってました。
ツェルト泊は若い頃はよくやっていました
昔のツェルトなので重さやかさは2人用でも今の一人用テントくらいありましたね
立てるの面倒なので今ならシングルウォールのULテント(シェルターと呼んでいるみたいですが)のほうがいいかもしれません
自分もヘリテージのシェルター(ULテントではありません)持っているけど積極的に使う目的で持っていくわけではありません
テントは重量と快適性とのバランスで決めた方がいいと思います
そうでしたか、ツェルト泊もしていたんですね、快適性、バランス、そうなんですよね、
とりあえずフェア中のモンベルテント辺りで後にワンボールテントでもと考えてました。
色々なスタイルで楽しめたらと、、、
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