幌尻岳《日本百名山》

山キチどん
その他3人 - GPS
- --:--
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,112m
- 下り
- 2,108m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2003年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
写真
感想
1日目(7/12)
夜の千歳空港で集合し、レンタカーを借りた。深夜登山口となる平取町奥幌尻橋手前に到着し夜明けを待った。明るくなりだすと歩き始め額平川沿いの道を進んだ。北電取水施設を過ぎると軈て入溪地点に達し、沢靴に履き替えて額平川に入った。此処から1.7辧∨攷山荘までは沢歩きとなった。日本百名山の中で最難関の山と云われる所以だ。
今日は天気も良く概ね膝以下の水量で問題なく、滝の登攀もなく楽しい沢歩きができた。先を行く男性が岩場で足を滑らせドボンした。一瞬ハッとさせられたが、大した問題は無かったようで一安心。9:15早くも幌尻山荘に着いてしまった。此れから山に登れなくもないが、昨夜は殆んど寝ていないので皆気力もなく、小屋でウダウダ語らい一日を過ごした。午後になると到着者が増えてきた。ザックは屋外床下に置けとの指示だったので必要なものを取り出して一夜を過ごした。
2日目(7/13)
早朝より歩き出そうと床下からザックを取り出すとF澤さんのザックが動物に荒らされ食べ物の一部が被害にあったようだ。山行に支障が出なかったのが幸いだ。幌尻岳へは一貫した登りで標高が増につれ高山植物のお花畑となった。命ノ泉に達すると額平川の谷越しに額平岳(1,808m)、北戸蔦別岳(1,912m)の雄姿が望めた。北カールの先端に達すると幌尻岳がカール越し姿を現し素晴らしい。カールの縁を進むと花、花、花。もう天上の楽園としか云いようがない。ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、コケモモ、チングルマ等が咲き乱れていた。
幌尻岳(2,053m)山頂は、2等三角点「幌尻」があり勿論360°の展望が得られる。日高山脈の最高峰としてその存在感は群を抜いている。南にはカムイエクウチカウシ山(1,980m)やペテガリ岳(1,736m)、北の方には戸蔦別岳(1,959m)、後方にピパロイ岳(1,917m)、伏美岳(1,792m)が横たわっていた。日高山脈の素晴らしさは林道や送電線の人工物が一切無く山深さを満喫できることだ。
山頂展望を堪能して下山は戸蔦別岳と北戸蔦別岳との間にあるP1881からその西尾根を下り六ノ沢に入り渡渉して小屋に戻る。幌尻岳の山頂域の先端に幌尻の肩と呼ばれる地点がある。山頂域は此処までで急斜面を下り七ッ沼カールの縁を歩いた。熊がいないかと覗き込むが姿は見えなかった。カールに下りる道もありテントを張る人もいるようだが遭遇確率が高いだろう。戸蔦別岳(1,959m)の南斜面は急登で山頂に達した。比較的なだらかな北稜線を進みP1881のピーク付近で幌尻山荘への分岐となった。このまま主稜線を北上すると1967m峰、ピパイロ岳、伏美岳と続き食指を動かされる。いつの日か縦走したいものだ。
P1881西尾根を下り六ノ沢に達するとまた沢靴に履き替えて入溪した。幌尻山荘までは800m程の沢歩きで12時前に到着した。小屋前で休憩してそのまま額平川を下り奥幌後橋の駐車地点に戻った。夕張方面に走り新夕張駅でI藤さんを降ろし、残った3人で夕張市のホテルマウントレースイに泊まった。
【その後のこと】
幌尻岳の山岳標高は標高2,053mとされていたが、平成26年4月1日国土地理院は標高を見直し2,052mとなった。













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