奥穂高岳 涸沢カール 山スキー
- GPS
- 160:00
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 1,629m
- 下り
- 1,628m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:50
5/1 横尾〜涸沢往復
5/2 横尾〜涸沢〜白出のコル〜涸沢〜横尾
5/3 横尾〜沢渡
天候 | 4/30晴れのち雨、5/1雨のち曇、5/2晴れ、5/3晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ザイテングラードは滑落事故あり、涸沢岳側のルートとなっていた |
その他周辺情報 | 沢渡温泉 足湯公園脇の露天風呂(300円也) |
写真
装備
個人装備 |
スキー
兼用靴
ピッケル
ストック
ビーコン
プローブ
アイゼン
シャベル
マット
シュラフ
シュラフカバー
ストーブ
ガス
食器
カメラ
昼食
非常食
地形図
コンパス
|
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共同装備 |
テント
グランドシート
ツエルト
|
感想
GWは横尾にベースキャンプで
奥穂高岳〜小豆沢滑降、
横尾本谷〜南岳南面カール滑降
を予定していたが、予想外に天気が悪く、また横尾本谷は沢も割れていて、奥穂に絞った。
4/30 沢渡〜上高地〜横尾
今日は移動日。途中晴れていたが、横尾に着くと雨が降ってきた。一晩中雨は降り続いた。涸沢はもしかしたら雪か。
5/1 横尾〜涸沢往復
雨は昼前まで降り続き、午前中は沈殿。11:00頃に上がったので涸沢までとりあえず行ってみる。本谷橋から夏道を辿るがやっと雪が出てきた。予定した横尾本谷はとてもじゃないが沢の徒渉が難しそうだ。
涸沢から見る稜線はほとんどガスの中。今日は天気予報は晴れのはずだったが。一瞬ヒュッテに泊まろうかと逡巡するが、思いとどまり、スキーをデポして横尾に戻る(16:30着)。ビールとシチューで明日に備える。
5/2 横尾〜涸沢〜白出のコル(穂高岳山荘)〜涸沢〜横尾
昨夜は星も出ていた。朝のうちは曇っていたが今日は天気は良いだろう。
早々に出発。スキーがないので楽だ。屏風岩、北穂、そして涸沢カール、と青空のもとに展開する景色を眺めながら2時間半ほどで涸沢に到着。テラスでは、すでにまったりとしている人も多い。ザイテングラードを登る人の列が出来ているのが見える。
風は弱そうだが稜線のあたりはどうだろうか、クラストしているのだろうか、色々なことが頭をよぎる。ヘリコプターが飛んでいた。事故があったらしい。
アイゼンをつけ、スキーを担いで歩きはじめる。まもなく急登となる。気温が高く、風も少ないようで雪はザクザクしている。テント村はあっという間に小さくなっていく。そして前穂につながるのこぎり状の稜線が迫力を増していく。
2750あたりで間があいた相棒を待つ。が、どうも調子が悪く途中であきらめたらしい。
ここからは結構急で、息も切れるし足に来る。30歩数えては休み、そしてまた登る。滑る予定の小豆沢は思ったほど急ではない。山スキーの人が少なく、登山者から声をかけられながら稜線を辿り、12:40コルに到着。
奥穂山頂へは急な岩場で何人も取りついているが、今回は滑降が目的であるので行かず。上部の雪壁は確実なステップが必要な急な斜面のようだ。ザックにつけたスキー板を見て岐阜県警の山岳警備隊の方が、上部では昨日は降雪があり弱層テストの結果、小豆沢はコンディションがよくないので滑降はやめたほうがよい、とのアドバイスを受ける。色々な状況から判断し、残念ながら小豆沢は断念した。
少しかっこ悪いが稜線をスキーを担いでくだり、雪面の状況を確認し、涸沢岳側のカールを2860あたりからエントリーすることにしてスキーを履いた。
雪は少々重い新雪だが、涸沢槍を背にカールを飛ばす。なるべくまっすぐにラインどりをした(つもり。実際はかなりジグザグ)
2600あたりで相棒と合流。もう、涸沢に下っていたと思っていたが2時間近く待っていてくれた。カールを涸沢テント村に向けて滑る。振り返ると我々のシュプールが陽に光っている。 30分足らずで涸沢ヒュッテに到着。小豆沢は滑れなかったがカールに描いたシュプールを振り返り、充実感を味わう。
奮発してヒュッテ売店の生ビールで乾杯!1時間ほど、まったりとしたあと、カールを後にし横尾へと向けて下って行った。また来る日まで。
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