袈裟丸山《日本三百名山》

2003年06月07日(土) ~ 2003年06月08日(日)

• GPS: --:--
• 距離: 35.9km
• 登り: 2,665m
• 下り: 3,120m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:06

10:54 舟石峠
11:25 11:46 備前楯山
12:08 舟石峠駐車場
12:34 12:47 銀山平分岐
13:44 13:53 一の鳥居
14:18 鏡岩
14:55 15:15 庚申山荘
16:00 お山巡り
17:00 庚申山荘

2日目

• 山行: 9:01
• 休憩: 1:26
• 合計: 10:27

4:11 庚申山荘
5:48 5:58 六林班峠
6:01 女山
6:07 六林班峠
6:25 6:29 男山
7:01 7:06 法師岳
7:17 奥袈裟北峰
7:45 奥袈裟丸山
7:55 8:04 彦岩山
8:47 8:48 中袈裟丸山
9:17 9:24 後袈裟丸山
9:32 八反張
9:47 10:24 前袈裟丸山
11:01 11:08 小丸山
11:59 12:02 二子山
12:47 12:50 二子山三角点
14:07 沢入トンネル北
14:38 原向駅

天候

1日目(6/7)：曇り
2日目(6/8)：晴れ一時曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

登山口：わたらせ渓谷鉄道足尾駅からタクシーで舟石峠
下山口：わたらせ渓谷鉄道原向駅

その他周辺情報

水沼駅温泉センター

写真

6/7 15:18

クリンソウ

6/7 16:05

ミヤマエンレイソウ

6/7 16:11

ミヤマハンショウヅル

6/7 16:48

クリンソウ

6/8 7:19

アズマシャクナゲ

6/8 7:43

奥袈裟丸山(1,958m)、後袈裟丸山(1,908m)
奥袈裟丸山北尾根より

6/8 7:43

皇海山(2,144m)、鋸山(1,998m)

6/8 7:44

庚申山1,892mの後に男体山(2,484m)

6/8 8:46

奥袈裟丸山(1,958m)
中袈裟丸山山頂より

6/8 8:59

中袈裟丸山(1,890m')

6/8 9:03

前袈裟丸山(1,878m)

6/8 9:35

奥袈裟丸山(1,958m)
八反張付近より

6/8 10:38

シロヤシオ

6/8 10:53

シロヤシオと前袈裟丸山(1,878m)、後袈裟丸山(1,908m)

6/8 11:03

皇海山(2,144m)、鋸山(1,998m)

6/8 11:04

奥袈裟丸山(1,958m)

6/8 12:21

白樺林の向うに二子山(1,556m)を見る

撮影機器：

E990 NIKON

感想

山キチどん

1日目(6/7)
　池袋から快速“フェアーウェイ号”に乗り込み皆と合流し足尾へ向かった。足尾駅からはタクシーで舟石峠に入り、南側にある備前楯山(1,272m)に足を伸ばした。舟石峠に戻り林道を進み宿泊施設やキャンプ場のある銀山平をに達した。林道を更に進み一の鳥居に達すると本格的な登山道となった。T田さんの足が止まりペースダウンして庚申山荘に到った。先ずは寝場所を確保し庚申草を求めてお山巡りをしたが今年も巡り合うことはできなかった。T田さんはバテたようで夕食もできなかった。

2日目(6/8)：　
　女性4人は庚申山経由で皇海山を目指し先発した。女性陣が発った頃、起き出し4:10頃庚申山荘を後にした。庚申山南麓の巻き道を進むと沢の度に小さな渡渉があり六林班峠に到った。営林署の林班の名前が峠名になるとは珍しいことだ。栃木・群馬の県境尾根で北に進むと鋸山から皇海山へと繋がるが途中の女山(1,836m)までピストンすることにした。山頂には3等三角点「赤岩」があった。道草をして峠に戻るといよいよ藪漕ぎの開始だ。微かにあった踏み跡も殆ど無くなり所々に巻かれた赤テープだけが道標で、朝露に濡れた熊笹を掻き分け踏みつけ女山と対を成す男山(1,857m)に到った。
　暫し休憩して南に続く法師岳(1,941m)、奥袈裟北峰(1,932m)には地元の山岳会の設置した山頂標識があり暖かく迎えてくれた。7:55漸く袈裟丸山連山の最高峰奥袈裟丸山(1,958m)に到着、ここからは踏跡らしきものが微かに認められる。中袈裟丸山(1,900m’)を越えると後袈裟丸山(1,908m)で一般登山道が合流するといきなり団体に出くわし現実世界に引き戻されたような感覚に陥った。
　この団体の一人に何と昨年皇海山に登ったときにお世話になった女性がいて、思わぬ再会を果たしビックリした。平成14年5月わたらせ渓谷鉄道の原向駅に降りたときこの女性から予約しておられたタクシーで銀山平に行くがどうですかと誘われ便乗させてもらい一の鳥居まで一緒に歩いた。何と云う偶然だろう。今回彼女は大勢の団体で訪れていた。今日も一緒に車に乗らないかと誘ってもらったが丁重にお断りして先を急いだ。山頂域はシャクナゲ、シロヤシオの花が綺麗だった。
　一般的に袈裟丸山と云われている前袈裟丸山(1,878m)には更に人が多く、広い山頂のあちこちにシートが広げられていた。私もここで超早めの昼食。(9:47)小丸山を越え一般登山道を右に見送り、六林班峠からずっと辿ってきた県境の尾根をそのまま下った。相撲部屋ではないが二子山(1,556m)（同名の3等三角点あり）を踏み更に県境尾根を進んだ。この尾根に殆ど踏み跡は無いが数メートルの防火帯を挟み群馬県側は針葉樹林、栃木県側は広葉樹林と分りやすい。山名はないが1,160mの3等三角点「二子山」のピークに到った。此れが何んと二子山山頂にあった三角点と同名で3等三角点であることも同じだ。こんな隣接する処でこんなこともあるものだ。冠点番号に「水50」と「武39」との違いがあるだけだ。しかもおかしなことにここ「水50」の三角点は2.5万図には1,169.6mと表示されているが基準点成果では1,159.87mとなっている。これは2.5万図の誤植のようだ。
　「水50」を越えると細点線の登山道が谷筋を降りているので地形図通り下りだした。これがとんでもない急な沢で両岸は巨岩連なる断崖で、5mもの滝が出てくるし道形なく、このまま300mも下降するのは不可能と判断し左側の県境尾根へと急斜面に取り付き木に掴まりエスケープし無事リカバリー成功。県境尾根をそのまま進み国道122号線の沢入トンネルの北側に下り立った。この後2.8�劼旅馥司發�で原向駅に到着。14:38発の列車に乗り水沼で途中下車して駅ホーム隣接の温泉センターで入浴しサッパリして、皇海山チームの乗って来るであろう17:12発列車を待った。無事皇海山チームと合流でき、乾杯した互いの健闘をたたえ合った。ただこの日もT田さんの調子は上がらずだったようだ。