奥多摩・戸倉2山(笹平〜市道山〜臼杵山〜荷田子:前職場「山と秘湯の会」ツアー)
- GPS
- 06:03
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 923m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
天候 | 終日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)秋川渓谷・瀬音の湯より武蔵五日市行きバス(増便あり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース中、主な分岐には分かりやすい道標あり、特段の危険・不明箇所なし。 |
その他周辺情報 | 瀬音の湯:大人900円、3時間まで休憩可(カフェ・レストランあり;休憩スペースは狭い)、足湯は無料(週末は往路バス乗車時に100円割引券もらえます。) |
写真
感想
四国〜六甲の連休弾丸ツアーの心身両面での余韻も覚めやらぬ中、大型連休最後の週末も、前職場の定例「山と秘湯の会」ツアーで奥多摩エリアへ。この日のターゲットは、奥多摩の山々の「入り口」に位置する戸倉三山のうち、市道・臼杵の2峰を攻略後、荷田子の快適な「瀬音の湯」へと下るコースです。
前夜来の雨雲と強風がスッキリと東方へ抜け、連休中盤に続き、この日も早朝から爽やかな五月晴れ。さすが連休期間中、武蔵五日市駅にバス出発時刻(09:00)の30分弱前に到着・集合した時点で、既に数馬方面行きバス乗り場には結構な数のハイカーが列を作っています。増発便も出る盛況ながら、総勢13名が早めに揃い、首尾良く一台目のバスで出発。これなら戸倉三山方面もさぞ賑わうのでは、との予想は裏切られ、多くは荷田子で下車(馬頭刈〜大岳方面?)、ないしは数馬・人里方面(三頭山ないし笹尾根方面?)へと向かい、市道山至近の笹平で下車したのは我がパーティぐらいでした。林道を20分弱進んだところで、やや目立たぬ標識を一旦沢へと下り、ここから登山道へ入ります。
勾配はのっけから結構急ながら、クッションも効いた歩きやすい道で、途中休憩2回、鮮やかな新緑に力を得て、ほぼコースタイム通りで市道山頂着。標高800m弱とは思えない展望が東面に拡がり、近場では西武ドーム、都心の高層ビル群、そしてスカイツリーも遠望することができます。双眼鏡でスカイツリーの展望階など眺めた後、一行早くもすっかり満足し、少し早めながらここで昼食休憩とします。
初参加のメンバーに小生特製(スティックのインスタントですが…)の山頂コーヒーなど振る舞った後、先も長いため30分弱で早々に出発。ここからが実は本日の「戸倉2山」の核心部、地図にはクリアに現れない細かいアップダウンが「これでもか」と多数出現、連休中盤ツアーの疲労もぶり返します。これでは「戸倉三山」ではなく「戸倉八ツ峰」だ、いつになったら2座目の臼杵山に着くのやら、などと一行が疑心暗鬼に陥り、展望のない樹林帯歩きに歩行のペースも相当程度落ちたところで、コースタイムを若干オーバーしてようやく臼杵山到着。戸倉三山の最高点であるここも北東面の展望が開け、ホッと一息付けるポイントですが、楽しみにしていた奥多摩三山方面の展望は相変わらず望めないまま。
山頂集合写真を撮り終わると、午後になり気温も上がる中、一行の心は早くも瀬音の湯での入浴+ビール「プシュー、プハー」の快感へと飛びます。アップダウンの修行もここでおしまい、後はひたすら下るのみ、との一行のやや不謹慎な心がけを戒めるかのように、臼杵山山頂を出て暫くすると再び「北峰」の登りに差し掛かります。一瞬、右に分かれるやや顕著な巻き道に心揺らぎますが、標識もなく、林業関係者用の作業道かも、と疑心暗鬼が募り、忠実に尾根通しで北峰へと上り詰めます。古い祠の建つピークの少し手前で、標識に従って荷田子峠方面へ下りますが、程なく先程の巻き道らしきルートと合流、一行の精神的疲労は更に増します。さすがにこの後の区間では顕著な登り返しはなく、途中、伐採区間の右手に関東平野の大展望、コース左手には奥多摩三山(大岳〜御前山)方面の展望が開けたりして、一行も残る気力・体力を振り絞り、先を急ぎます。
荷田子峠からは最後の急降下をクリア、路傍の花など愛でつつ、何とかほぼ計画通りの15時過ぎには荷田子集落へ下り着きます。ここから瀬音の湯までの車道歩き(最後は緩い登り)も疲れた身体には若干こたえましたが、心配された温泉の混雑はさほどでもなく、Ph10を超えるアルカリ泉のヌルヌルが火照った身体を心地よく包んでくれます。最後はバス停前で待望の「プシュー、プハー」を楽しんだ後、満員のバスで五日市駅へと帰り着きました。
小生は、かつて学生時代に軍畑から前座代わりの「高水三山」を踏破して長沢背稜へと足を踏み入れた経験から、当初戸倉3山をいかにも楽々の低山漫歩と完全に舐め切っていました。ところが、戸倉2山も歩いてみれば結構なアップダウンがあり、奥多摩入門編(山の会「入会テスト」!?)にはちょうど良いコースだな、と感じました。この山域のベストシーズンは真冬から新緑で山岳展望が遮られる連休前ぐらいの間かもしれませんが、これで昨年正月の御岳山から大岳〜馬頭刈〜瀬音の湯の足跡が市道山まで繋がりました。300名山踏破後のお楽しみの一つ、赤線繋ぎの旅も視野に入れて、次は展望の良い季節を選び、戸倉三山の残る一峰・刈寄山など攻めてみようかと思います。
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