八ツ峰�妻�Cフェース剣稜会ルート、上半縦走

2025年09月09日(火) ~ 2025年09月11日(木)

• GPS: 27:36
• 距離: 21.3km
• 登り: 3,337m
• 下り: 3,347m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 0:18
• 合計: 8:38

距離 10.2km 登り 1,230m 下り 1,054m

8:13 室堂
8:15 8:16 ホテル立山
8:22 みくりが池
8:26 エンマ台
8:36 雷鳥荘
8:41 8:42 雷鳥沢ヒュッテ
8:50 浄土橋
9:16 9:17 新室堂乗越
10:36 10:44 剱御前小舎
11:17 11:24 剱沢キャンプ場
11:31 剱澤小屋
12:43 平蔵谷出合
13:13 長次郎出合
16:51 熊の岩

2日目

• 山行: 9:22
• 休憩: 5:08
• 合計: 14:30

距離 6.0km 登り 1,669m 下り 1,765m

5:38 宿泊地
7:38 8:22 八ツ峰六峰Aフェース
8:31 8:34 八ツ峰六峰Ｃフェース
8:54 9:05 八ツ峰六峰Aフェース
9:24 9:31 八ツ峰六峰Ｃフェース
9:33 9:49 八ツ峰六峰Aフェース
9:55 12:01 八ツ峰六峰Ｃフェース
14:18 14:55 池ノ谷乗越
15:29 長次郎ノ頭
15:56 16:03 長次郎のコル
16:28 16:43 剱岳
16:56 17:01 カニのヨコバイ
17:04 17:05 カニの縦バイ
17:10 17:20 平蔵の頭
17:37 17:42 前劔の門
17:50 17:56 前剱
18:47 18:55 一服剱
19:12 19:13 剣山荘
19:50 19:56 剱澤小屋
20:08 剱沢キャンプ場

3日目

• 山行: 3:16
• 休憩: 0:32
• 合計: 3:48

距離 5.1km 登り 437m 下り 527m

7:19 剱沢キャンプ場
8:07 剱御前小舎
9:00 9:03 浄土橋
9:15 9:17 雷鳥沢ヒュッテ
9:26 9:28 雷鳥荘
9:38 血の池
9:43 9:44 エンマ台
10:33 10:56 みくりが池温泉
10:57 10:58 みくりが池
11:06 ホテル立山
11:07 ゴール地点

天候

晴れ→曇り→雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

新幹線：大宮駅⇔富山駅
地鉄富山線：富山駅⇔立山駅
アルペンルート：立山駅⇔室堂平バスターミナル（行のチケットは前々日にWEB予約）

コース状況／危険箇所等

長次郎谷雪渓が出合から大崩壊。左岸（向かって右岸）から高巻で入っていく。雪渓から左岸へ渡る際、その都度雪の状態確認で行動必須。スノーボラード等ロープで懸垂するほうが無難だと思います。

その他周辺情報

千寿荘
https://www.senjusou.jp/

みくりが池温泉
https://www.mikuri.com/

白えび亭
https://www.shiroebiya.co.jp/guidance/toyama.html

写真

9/8 16:03

夜勤明け、前泊は立山最最寄りの千寿荘にて。今回、自分一人でこの部屋使用でした。

9/8 17:36

夕食は山の幸メインで美味しかった。朝食なしにして、室堂で蕎麦でも食おうと考えていた。

9/9 6:33

いい宿で旅感満喫しました。アルペンルート始発のケーブルカーとバス乗り継いで室堂バスターミナルへ。

9/9 8:07

山岳情報。立山そばは開店8:30からか・・・未だここの食べたことないのでした・・・。

9/9 8:14

水3L分はまだ補給してないけど、すでに重い。防水ショルダー含むと18�堋�度。消耗したショルダーパッドで肩痛い、そろそろ買い替え時。これにあと（水）3�塋�追加しないといけない。今はまだ1Lで充分、残りは剱沢で汲んだ。

9/9 8:47

ガラガラの雷鳥沢。

9/9 8:56

傾斜比較的緩やかな大日岳方面からアクセス。この右手で11日に熊が出た。

9/9 10:15

奥大日岳、いつか行ってみたいと思いつつ、なかなか機会がない。

9/9 10:15

体力温存する為、なるべくゆっくり進む。

9/9 10:24

この天気明日も持って欲しいな。

9/9 10:24

このルートの景色、なかなか良いですね☺

9/9 10:36

剱御前小舎

9/9 10:38

メニュー

9/9 10:40

立山そば食えなかったのを、カップ麺天ぷら蕎麦で朝食。お湯あり500円でリーズナブル。

9/9 10:46

いつ見ても素晴らしい！　夢の詰まった大好きな剱岳。

9/9 11:11

広大なテン場にはまだテント2張りくらい。

9/9 11:17

野営場管理所のホワイトボード。ここで雪渓の詳細聞くことができます。でも、大事なのはルーファイ力とか感とか・・・。

9/9 11:24

野営場管理所。

9/9 11:41

劔沢、この辺は全く雪なし。

9/9 11:48

2パーティとすれ違った。

9/9 12:12

9/9 12:29

やっぱり、雪渓に下りたほうが楽やんな・・・。

9/9 12:39

ここからアイゼン装着、雪渓を歩く。

9/9 12:39

やっぱりこのほうが歩きやすい！

9/9 12:44

7月では綺麗に繋がっていた平蔵谷の雪渓も、今はこの有様。

9/9 12:45

こっから先どうなってるか見えない、右にルートあるのでやはりそちらへ。

9/9 12:48

うーん、雪渓からでもギリギリ行けそうだった？

9/9 12:51

スラブを進む。だいぶ整備されてて有難い。

9/9 12:51

向こうから人、仙人池から来られたとのこと。

9/9 13:14

あそこ落ちたら脱出大変そう、というか怪我で行動不能になる？

9/9 13:20

長次郎谷出合、この辺りは雪渓ほとんどないけど、左岸から進む。

9/9 13:34

振り返る。

9/9 13:43

雪渓の下は沢の轟音。頑丈そうでも、歩くところ悪ければ最悪崩れる・・・。

9/9 13:45

ここもいずれ崩壊する・・・。

9/9 13:45

雪渓歩きは快適。

9/9 13:52

7月には想像できなかった変貌ぶり。

9/9 14:17

暫く雪渓歩くが、あそこ�機↓兇離襯鵐室茲衂佞�付近から大崩壊です。

9/9 14:26

小さなケルンにピンクテープがありがたい。なんとかして右岸へ行かねば・・・。

9/9 14:39

渡った所から上部を見たところ。ここら辺以外、もっと深い所に下りる感じで厄介だったが、この辺からなんとか渡れた。

9/9 14:39

ここから先、アイゼン履いたままだと微妙に滑る感あるけど、まあ問題なし。

9/9 14:47

懸垂で下りる時用な残地物。

9/9 14:47

もうちょっと登る。

9/9 14:53

�機↓曲�のルンゼ取り付き。7月の雪でも厳しかったが、今はあそこに辿り着くのかなり怠いぞ！

9/9 14:53

暫く高巻きを歩き・・・。

9/9 15:21

崩壊のお陰で？　水は汲み放題だった！？

9/9 15:33

ここらから楽に雪渓に渡れる。

9/9 15:52

改めて観るけど、やっぱり凄い景色だ！　熊の岩左側に滝あり。水3L持ってくる必要はなかったな🤥

9/9 16:04

�絞�〜�景�

9/9 16:04

右は�后↓困離灰襦�7月にあった雪が全くない。

9/9 16:13

源次郎尾根

9/9 16:49

熊の岩へ、これ平地に見えるが斜面です。

9/9 16:49

お花畑。

9/9 16:50

右のピナクルがあるのが�絞�。

9/9 16:50

左が6峰A〜Eフェース。

9/9 16:50

右からCフェース〜�縞�。

9/9 17:17

ここが今日の別荘、八ツ峰の目前特別席固定資産税は0円！

9/9 17:17

誰も来ない！？　独り占めじゃー！

9/9 17:37

針ノ木岳が美しい。

9/9 17:37

ここは、岩フェチには堪らない空間なのです。

9/9 17:39

うーん、∞に眺めるだけで楽しいかも🤣

9/9 17:39

見る角度によって、山々の見え方違って面白い。

9/10 5:04

9/10 5:21

この後完全にガスって星空も見えなかった。

9/10 5:26

翌朝、おはようございます。

9/10 5:27

モルゲン堪能でまだ出発できず。

9/10 5:27

しかも独り占め！

9/10 5:27

ああ、池ノ平から見る八ツ峰モルゲンは凄く美しいんだろうなあ・・・。

9/10 5:29

ここからは源次郎尾根の貴重？　なモルゲン。

9/10 5:29

�絞�以下が焼けて来た！

9/10 5:29

出発時間もったいないけど、景色堪能も大事なのです。

9/10 5:32

神係った景色で身動きできない。

9/10 5:32

�縞�方面もマジックアワー。まだ登攀開始しなくて良かった🤣

9/10 5:43

さて、そろそろガレ場登って取り付きへ。

9/10 5:53

7月くらいなら、体力無視すれば雪渓辿って長次郎谷から池ノ谷乗越まで簡単に？　登れた。

9/10 5:53

左がDフェース、右がCフェース。地形は、立ち位置から全然違って見える。Cフェース側に残地ロープあるけど、うーん🤥

9/10 6:15

源次郎尾根、主稜線はあそこで60m懸垂以外ロープ1回（或いは2回）しか使わないそうです。

9/10 6:17

トラバースして奥へ行きたくなるが、（写真切れてる）手前の岩場から登った。

9/10 6:20

本峰方面から多数の奇声が聞こえた☺

9/10 7:19

左のこの岩から登った。

9/10 7:20

ここから（右）も行けるが、ちょっと手の力必要かな？

9/10 7:34

ハイマツと草付きの登り。

9/10 7:38

引っかかって・・・途中のピナクルで一旦終了点とし登り返す。でもここはロープ要らんかったな。

9/10 7:38

北方稜線だいぶ晴れてきた！

9/10 7:38

2P目はテラスにぺツルのボルトと残地スリング。

9/10 8:01

あっち行くとRCCルートかな？　→側にはあまり行かないように気を付けねば・・・

9/10 8:01

ここから↑のフェースへ。

9/10 8:12

よく見ると登りやすい箇所あって、そこには残地ハーケンも目印。脆い所もあんまなくて楽しい！

9/10 9:18

�絞�側

9/10 9:23

終了点は各Pごとにあります。

9/10 9:24

花崗岩のフリクション最高！

9/10 10:09

下りて支点回収して、重い荷物背負ってまた登る・・・。これが結構疲労を誘うのでした。

9/10 10:40

テラスで朝食2

9/10 10:55

自然が作ったとは思えないくらい、意外と手足があって快適に登れるから不思議？

9/10 11:02

トラバース地点を振り返る。写真撮り忘れて小さいが、奥の尖ったリッジが「拷問リッジ（つよっく氏命名）」。ちょっと奥の地形と同化して写真じゃ分かりづらいかな？　一回目は尖った所にスリスリしたくなく、ハング側を手で移動した。奥に見えるのは熊の岩↑のもう一つ平な地形。

9/10 11:02

なんか、ロープ使わなくてもとか思ってしまう場所多い印象。

9/10 11:17

振り返る。このリッジ周辺がここの一番スリリングかつ楽しい場所だった。

9/10 11:50

終了点。ここら辺はフリーで余裕か。

9/10 11:52

見下ろすと、この高度感。

9/10 11:52

7月に登った下半、今や�機↓兇離襯鵐室茲衂佞�からは鬼門。

9/10 11:52

登山靴に履き替え、�妻�Dフェースの頭へ進む。

9/10 11:58

バックに剱岳本峰。時間掛かり過ぎたけど、堪能した�妻�Cフェース剣稜会ルート。

9/10 12:00

針ノ木岳方面。

9/10 12:00

白馬岳方面。

9/10 12:02

Dフェースの頭へ。

9/10 12:07

9/10 12:09

9/10 12:09

下部が熊の岩。上部の平地にも幕営されてること以前見たことあった気がする。

9/10 12:10

Eフェースのピークから先の景色。

9/10 12:10

ここはクライムダウンした。

9/10 12:11

平の池と池ノ平小屋。また泊まりに行きたいなあ☺

9/10 12:11

仙人池ヒュッテ。

9/10 12:12

登ったり下りたり。

9/10 12:12

・・・の連続。

9/10 12:23

右にチンネ、クレオパトラニードル。左奥に池ノ谷の頭。

9/10 12:25

懸垂支点あるけど。

9/10 12:27

ここもクライムダウン。

9/10 12:30

懸垂支点、ここから1回目の懸垂。

9/10 12:36

9/10 12:41

9/10 12:41

チンネ、チンネの鼻はあれかな？　いやあれか？

9/10 12:41

巻き道あるが、そのまま辿るとクレオパトラニードル行き注意。

9/10 12:41

進みすぎず・・・

9/10 12:45

この辺から登る。

9/10 12:48

右の踏み跡を辿る。

9/10 12:49

池ノ平山。

9/10 12:52

まっすぐ進まず、この辺りから岩へ登る。

9/10 12:54

ここを登った。

9/10 12:57

9/10 12:57

本峰はガスの中。

9/10 13:00

あれに登ります。

9/10 13:00

振り返る。

9/10 13:03

9/10 13:03

�司�ピーク（たぶん）から見下ろす。

9/10 13:06

9/10 13:06

9/10 13:15

コルに新しいエスケープされた残地あり。ここから長次郎谷側にも三ノ窓側にも下りられる。

9/10 13:16

�縞�への登り。

9/10 13:20

主稜線は、どこでも弱点突いて行けば登攀は容易でした。

9/10 13:36

振り返る。

9/10 13:37

右手前はクレオパトラニードル。奥はチンネ。

9/10 13:37

八峰の頭、向こう側には池ノ谷ガリー。

9/10 13:37

池ノ谷の頭。八ツ峰ノ頭との間に見えないが池ノ谷乗越。

9/10 13:39

八ツ峰ノ頭、これは登らない。

9/10 13:39

�縞�はここから懸垂。垂壁で20mくらい。

9/10 13:44

右の赤茶けたピークは池ノ谷の頭。

9/10 13:54

反対側一見すると行けそうだが×　長次郎谷側にここを一旦登り返す。

9/10 13:58

尖った岩にも見慣れて来て、なんとも思わない感じになってきた気がする・・・

9/10 13:58

状態の良いラッペルステーション！　ここから懸垂。

9/10 13:58

ここから見ても、長次郎谷の傾斜ヤバない？

9/10 14:10

ロープ回収中、実際はあそこで10m下りるだけで良いが、ここまで懸垂。

9/10 14:21

残りの昼メシをここで食べる。もう一回懸垂して長次郎谷へ下りた。

9/10 14:31

長次郎乗越（コル）へ。ここからの斜度思った程ではなく、ザレ場意外と歩きやすかった。

9/10 14:34

コルから池ノ谷の頭を見上げる。ここからは知った道だから安心。反対側に八ツ峰ノ頭で、ここからだと簡単に登れそうだが時間的にパス。

9/10 14:57

池ノ谷の頭からは360度絶景なのだが、今回は視界あんまりよくない。

9/10 15:02

北方稜線辿って本峰へ向かう。

9/10 15:03

振り返ると、憧れだった景色。そして、それを踏破した嬉しみで浮かれてニヤニヤしてたかも💦

9/10 15:03

9/10 15:03

9/10 15:03

9/10 15:08

9/10 15:11

9/10 15:13

好きな所から登りなはれ！　って感じの北方稜線。

9/10 15:15

9/10 15:16

9/10 15:25

モアイ像の首元を進み・・・

9/10 15:25

何度も振り返ってしまう八ツ峰。

9/10 15:28

9/10 15:28

本峰手前にまだピークがあって・・・

9/10 15:32

9/10 15:35

ここはクライムダウン。

9/10 15:35

9/10 15:38

今回は一番上ルート、最後に懸垂下降必須。

9/10 15:39

あの真ん中ルートだと、ロープ要らなくて残地ロープあり。

9/10 15:53

9/10 16:07

9/10 16:09

歩いてきた稜線達。

9/10 16:18

9/10 16:26

源次郎尾根は残雪期に行ってみたい。

9/10 16:29

この時間、誰も居るはずもない山頂には誰も居なかった。

9/10 16:31

やり遂げた感と疲労感。

9/10 16:32

一瞬の晴れ間。

9/10 16:32

9/10 16:41

9/10 16:41

この後暗闇の下山がシンドかった・・・。

9/11 5:47

翌朝、ツェルト内は地獄の状態。観念してシェラフから動き始めて更に濡れた🤣　今回の山行で一番辛かったのはココ・・・。

9/11 10:23

みくりが池温泉入って生き返る。

7/16 11:13

ハーフピザビアセット。最初の一杯が犯罪的に旨すぎる！　※写真撮れなくなったので、先々月の画像で。

9/11 12:33

iPhone復活。
立山駅構内アルペンにて、再び生き返る。

9/11 12:35

暖かい蕎麦も旨くて・・・

9/11 14:30

富山駅、白えび亭にて白えび天丼。ブリの天ぷら、タラの芽等もあって美味しい！

9/11 15:24

腹一杯で”ますの寿司”食べられそうにないから、これで。富山で買うホタルイカ燻製いろいろあるけど、ジューシーで美味い。

これが出たせいで暫く写真も撮れない・・・。有難迷惑な機能だ🤥

赤線：登ったルート。トポではもっと左からの視点だが、それでは2Pまでが分かり辛かった。

撮影機器：

iPhone X Apple

装備

個人装備

半袖シャツ 半袖インナー アームカバー ズボン 靴下 手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 予備靴ひも ザック アックス1本 12本爪アイゼン ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 調理器具 ライター ※バーナー忘れる 地図（トポ） ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト シェラフ シェラフカバー ヘルメット クライミングシューズ ハーネス クイックドロー3本 アルヌン4本 スリング 環付きカラビナ カラビナ ルベルソ マイクロトラクション 50m8.1mmダブルロープ

備考

バーナー忘れんな

感想

reno98

■9/8前泊
16:00千寿荘前泊
立山駅から徒歩5秒程度の素晴らしい立地！
まずは前日予約した7:00のアルペンルートWEBチケットは早めに発行しておいた。
泊まる「くろゆり」の部屋は、ベッド4床ある。
食堂を見る限り、ほとんど満室っぽかった。
温泉は、アルカリ性でヌルヌルする良い泉質。
料理も美味く、山の幸メインで多すぎず少な過ぎずがまた嬉しい。しかしご飯お代わりとビールで超満腹となった😅

全装で挑む八ツ峰、果たして9/9の長次郎谷雪渓はどれくらいズタボロなのか！？　明日が楽しみである😊

■熊の岩へ9/9
6:30立山15℃、地上は日中32℃の猛暑らしい。8:20 18℃、9:30 21℃、2:00 18℃、15:30 15℃、19:00ツェルト内18℃

■剱沢
剱沢は長次郎谷出合付近で切れてるが、まだギリギリ雪渓ルート行けそう。でも折角整備してくれてる道あるし、巻道を利用。

■長次郎谷
長次郎谷出合から心折れそうな雪渓崩壊。沢の轟音や歩くの怠そうな風景・・・。真砂沢ロッヂへ行って、ビールやコーラ飲みたい衝動に駆られる・・・

ルーファイ左岸から取り付いた（向かって右岸）、砂と石で進み辛いが暫くして渡渉、左岸側進み雪渓歩き。�機↓兇離襯鵐蕊婉瓩�ら左岸岩場を高巻きする。小さいけどケルンとテープ有り難い。このまま雪渓突き進んでも、戻るしか無いのである。
この岩場へのアクセスが手強い。スノーボラード懸垂（やった事ない）も考えたが、何度か飛びつけそうな場所を見つけ、そこからドロップニー姿勢で右足着地して取り付き、後は雪側を蹴って岩場に移った。ここさえ抜ければ、後は暫く高巻きで進む。
岩場を抜けると、熊の岩までは雪渓繋がっていた。

撤退も考慮していたが、なるほど9月にこのルート来る人のレポ少ないのも納得という塩梅。7月にはただひたすら雪渓でアクセスできました。

■熊の岩
自分だけで独占！　幕営適地は20程あり。いやもっとあるかも？

ガスやクッカー、ライターあるのに、バーナー忘れる痛恨のミス、軽量コンパクト化考慮してていつものセットじゃなく用意したのだが、肝心のバーナー入れ忘れてたとはアホすぎる😇　しかし、夕食は水60分でカレーメシ作ってみたら意外とイケて驚いた。

熊の岩、目の前に八ツ峰上半、後ろには源次郎尾根、なんという贅沢！　貸切で最高の夜だった！

■9/10登攀日
4:00 14℃、ツェルト内15℃、風速0〜3ms夜は快適に寝られたが、22:30から何度か覚醒する。曇空と�縞�から上部はガス。水で尾西のチキンライスを作って60分後少し食べた。

■�妻�Cフェース剣稜会ルート
今回はここをしゃぶり尽くすのが今回一番の目的。
しかし、最初の取付きがトポを見てもイマイチ分かり辛い。

1P開始点に何も無いので、大きな石にスリングでロープ固定、最初のフェースを登り始める。中間支点なかったからおかしいな？　と思ったら、登り返し時に左に残置ハーケンあるの気付く。

2P凹角からハイマツ登りテラスへ。

3P硬いフェースを左上する、一見無いように見えるが、ホールドスタンス快適に登れる。

4Pのナイフリッジ「拷問リッジ」（つよっく氏命名）がハイライトで、最初手だけでぶら下がり移動した。登り返しでは馬乗りになって進んだが、その方が楽だった（決して股スリスリしたかった訳じゃ有りません）。その先トラバースしてリッジ寄りを登った。

5Pフリーでリッジ登って終了。

�卦蘢�度の登攀だが、古い本（アルパインクライミング遠藤晴行編）には��-ありと記してあったが、そこまでの難易度じゃなかった気がする。最後のピッチ以外全部ロープ使用。全装での登り返しがなかなかキツイ。ルーファイ中々楽しく、間違ってRCCルートへ行ってしまわないよう気をつけた。アルヌン3、クイックドロー3使用でランニング分ギリギリ（シングルロープで）足りた。カムは使わず、余計な荷物だった。ユマールは小型軽量重視でマイクロトラクション使用、それだと実質登り返しする感じになった。終了点にアンカー残置スリングあり。高度感抜群のロケーションが堪らない！　後半、時折指が攣るのが厄介だった・・・水分不足だったかも？
12:00 16℃、時間かかりすぎたけど、無事登頂！　一人アレこれ考えながらの登攀が楽しかった。

■上半縦走
登山靴に履き替えて、その後は上半縦走。�妻�〜�縞�岩場�仰�度で下半より少し難易度高い。登りや一部下りはフリーで進んだ。中々楽しい。三ノ窓側巻道で、クレオパトラニードル行く道に迷い込まないようにした。
池ノ谷乗越へ到着すると、以前北方稜線に来ているので、かなりの安堵感。

今日の八ツ峰は誰も来ず貸切でした😄
雪渓は厄介な状態ながら、岩場は快適なのでひっそりと登りたい自分には最適でした。

16:30 13℃、風と雨がキツくなってきた。
前剱までは平気だったが、そこからの暗闇の別山尾根下山は何だか無限に感じられて結構キツイ。さながらゾンビのようになりながら、無心に歩いていた。

剱沢キャンプ場に着いたら20:00過ぎになった。
すかさずツェルトを張る。
キャンプ場のほとんどが沢のようになっていて、張った場所が水の流れ道だったようで、後からツェルト内に水溜まりも出来て最悪。設置場所ミスった😭　暗くてよく分からなかったが、他のテン泊者見当たらなかった。

■9/11下山日
気温12〜15℃、風速1〜15msくらい全く眠れない・・・
シュラフ、ダウンジャケットまで浸水・・・寒くは無いが、下手に動くと更に浸水・・・
6:00 ツェルト内12℃、多分外も？　暴風雨まだ止まない。待ってても晴れそうに無いので、気合を入れて動き出す。ささっと片付けて、テント受付で昨日払えなかったテント泊代金1000円支払った。水分含みまくったシェラフやダウンジャケットが、更に重くなって気が滅入る・・・
今回の旅で一番辛かったのは、間違いなくこの幕営だったのでした。

■雷鳥沢付近で熊現る。
ブルーベリーを貪ってる？　大日岳ルートで下山しなくて良かった。

みくりが池温泉で9時から日帰りやってる温泉、1100円とハーフピザビアセット1300円。冷えた体に染み渡る、温めの白濁硫黄泉気持ち良すぎて長湯してしまった。そして生ビールが犯罪的に美味しい！　これで完全に生き返った！

雨に晒されたせいか？　何故かfaceIDのトラブルで1時間以上iPhone使えない😅
その後充電も止まる。雨の日は機器トラブルもあってストレス🤢
室堂バスターミナルで電源落として、そこでヤマレコ終了点に出来て良かったが・・・

立山駅で蕎麦600円と生ビール700円、また生き返った。

14:20富山駅、白えび亭で白えび天丼1680円

今回、深く思い出に残る山行でした！

コメント

Blue Sky Blue

Cフェース、上半完登おめでとうございます！！7、8峰間のコルにあった新しい支点は私が降りた時に捨ててきたものです！スタックしたら困ると思って。。なるべくよごさないよに努めてはいますが。。。

reno98

Blue Sky Blue様
ありがとうございます。長次郎谷の雪渓状態のことなど、だいぶ参考にさせて頂いて感謝しております。
残地支点、なんと！　そうだったのですね。でも、今後あれで助かる人も出てくると思いますよ☺

Blue Sky Blue

reno98さんそうでしたか、お役に立てたのなら嬉しいです。しかし二週間ほどで、雪渓の状態があんなに変わるとは驚きました。