残雪の会津駒ケ岳:36年ぶり
- GPS
- 05:30
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,071m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:23
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし。雪上はトレースやリボンで、明瞭。小屋近くにはポールあり。雪は早朝には凍っていたが、帰りは柔らかくなっていた。アイゼンは持参したが使用せず。 |
写真
感想
まだ雪山に行きたいのだが、そうすると標高が高い豪雪の山しかない。南会津の会津駒ケ岳なら今年の雪でも残雪が豊富だと思われるが、ちょっと遠い。桧枝岐に前泊して登ろうと考えたが、それなら東京から会津鉄道でも近いので友人を誘うことにした。行きは会津高原尾瀬口でピックアップ、帰りは会津田島まで送り。実は、会津駒ケ岳は36年前の夏に登っているのだが、天候が良くなかったのであまり記憶がない。
7日は低気圧の通過で全国的に曇か雨、8日は回復するが、ミニ冬型で山では低温、強風が予想されるが、天候は良さそうである。実際に桧枝岐に向かう7日午後の会津は雨、桧枝岐の夕方も雨だったが、夜遅くなって星が見えていたので、期待が持てる。8日朝は山に少し雲が架かっているが上空は晴れ。桧枝岐を5時に出発、林道を数分で駐車スペースへ。林道に沿った下ノ沢の流れがきれいである。駐車場は10台ほど停まっているが、まだ空きがあった。林道を少し行くと左手に駒ケ岳滝沢登山口の階段がある。右手には立派な木がある。階段を登ると、いきなり急登が始まる。道は整備されているが結構厳しい。50分登って「国道から2.6km」の標識で休憩、ここは標高1430m、ここまで雪は全く無い。1600m近くなると時々雪が現れるが、水場までは夏道を行く。その上は傾斜は緩くなり、ほぼ雪上を行く。右手に会津駒ケ岳、左手に燧ヶ岳や日光白根山が見えてきて、上空は快晴、ただしかなりの強風である。稜線上を行くが、今朝の低温のため、雪面が硬い部分もあるが、ツボ足のまま登る。針葉樹の疎林が低くなってくると駒ノ小屋が見えてくる。悪天候の場合の目印のポールが雪面に設置されているが、小屋への最後の登りは急である。小屋前には掘りごたつ風の板を置いた休憩場所を作ってくれているので、そこで休憩。駒ノ小屋周辺は木々が少し霧氷をまとっている。稜線上に出てから急に気温が低くなってきたようだ。
小屋から最初平坦な雪上を、次いで雪面を急登して会津駒ケ岳山頂に到着した。山頂の廻りは低い樹林だが、霧氷で真っ白である。気温は0℃、風速は推定15m位か。風も強いが今日の眺望は最高である。日光白根山から燧ヶ岳、至仏山、平ヶ岳、越後駒ケ岳など南、西方面の眺望が良い。北方も雲が取れて、真っ白な中門岳、主稜の三岩岳などもきれいである。やっぱり寒いので、早々に下山に向かう。9時を過ぎ、雪上の下りは雪が緩んできて、かかとを蹴りこんで安全に効率的に下ることが出来る。むしろ下部の木の根の多い急降が足につらい。下って雪が無くなると、山は新緑の装いである。下りでも暑くなってきた。今日は30人ほどの方と出会った。今日は、時間は短かったが、凝縮した山行で、かなり寒い雪上の山と、新緑の山を楽しむことができた。
いいですね。裏越後とか平ヶ岳の風景、素晴らしいです。昔歩かれた丸山岳方向は、三岩の裏側になるのかな。
私は、残念ながら今年行くチャンスを逃しました。夏にでもゆっくり歩こうかなと思っています。
遠距離お疲れさまでした。
cheezeさん、コメント有難うございます。
寒さと強風だったものの、快晴で素晴らしい眺望でした。
会津の主稜は駒ヶ岳から三岩岳、窓明山、坪入山、高幽山、丸山岳と続きますが、そこまで見えなかったようです。
昔は夏に何泊かの山行をメインにしていたのですが、会津駒に行った年は、夏が天候不順で、飯豊に行く予定を変更して、会津駒や尾瀬を歩いた年でした。(飯豊はその翌年に行きました)
やっぱり南会津は遠かったです。会津若松から2時間以上、会津も広いものだと痛感しました。
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