大北アルプス2025

- GPS
- 521:34
- 距離
- 227km
- 登り
- 23,566m
- 下り
- 24,037m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 6:59
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:53
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:59
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:22
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:03
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:27
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:37
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:30
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:34
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:10
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:05
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 9:36
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:19
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:55
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 7:37
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 3:35
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:05
- 山行
- 2:17
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 2:49
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:49
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:27
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 7:20
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:44
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:42
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:06
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
|---|---|
| アクセス | |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2025.8.19~9.13
北アルプス単独縦走24Days
猿倉→白馬岳→唐松岳→五竜岳→鹿島槍ヶ岳→爺ヶ岳→針ノ木岳→蓮華岳→烏帽子岳→野口五郎岳→水晶岳→鷲羽岳→三俣蓮華岳→双六岳→槍ヶ岳→大天井岳→常念岳→蝶ヶ岳→大喰岳→中岳→南岳→北穂高岳→涸沢岳→奥穂高岳→前穂高岳→上高地(所用で一旦下山)→焼岳→中尾温泉→笠ヶ岳→黒部五郎岳→薬師岳→大汝山→劔岳→馬場島
山友さんから教えてもらったセルフチャレンジ形式のイベント「大北アルプス」に参加しました。
北アルプスの上記30地点の百名山や3000m峰に登頂しつつGPSログを一本のラインで繋いでいくのがルールです。
7/10~10/18の期間なら、スタートやゴールはいつでも自由。分割して歩いてもOK。
参加者は25名(9/14現在)で、ほとんどがトレランで週末毎に走っておられますが、私はずっと登山ペースで山小屋泊やテント泊をしながら進みました。
初めて歩くコースや初登頂の山々、道中での山友の応援や新たな出会いも楽しく、晴れの日も雨の日もいろんなことを考えながら歩きました。
時には難所や荒天に打ちのめされる事もありましたが目を見開くような光景や咲き誇る高山の花々、逞しく生きる鳥獣の姿に癒される日々でした。とても良い夏のトレーニングになりました。
https://great-trails.jp/events/north_alps_2025
以下、日記ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2025.8.19白馬岳Day1
白馬駅前で前泊して駅前発の猿倉行きバス5:55発に乗っていよいよ出発。途中八方で大勢の登山客が乗って来て満席。30分ほどバスに揺られて猿倉荘の登山口に到着。6:45にIBUKIのGPSの電源を入れて大北アルプススタート。今日の宿の頂上山荘まで5時間半のコースタイムなのでゆっくり歩く。1時間半ほどで雪渓の末端に着いてこのためだけに持ってきた軽アイゼンを装着。この雪渓を登るのはおそらく登山を始めた15年ほど前でずいぶん久しぶり。下りは2〜2年前に歩いたけど。感慨深いものがある。雲の色が悪いので雨が降るのかと思いきやそれほどでもなく、ほぼ降られずに頂上山荘に11時半ごろに到着。受付が12時半からなのでザックをデポしてチェックポイントの白馬岳へ。頂上まで30分ぐらいで着いて近くにいたカナダ人男性に写真を撮ってもらう。彼は唐松から来て栂池に下山するらしい。白馬山荘に下山してランチに山賊焼バーガーを食べる。食後はコーヒーを飲んで頂上山荘に戻りチェックイン。登山客はお盆明けで少ない。晩御飯は山小屋ではバイキング形式で美味しかった。充電も100円でできた。午後8時前には就寝。
2025.8.20唐松岳Day2
朝5時半起床して支度後6時からバイキング朝食。6:20には出発した。天気予報では晴れだったがガスで稜線上は10mぐらいの強い風。朝着て来たアウターは脱がずに進む。杓子岳はチェックポイントになっていないので巻道を進み、白馬鑓は登ろうかと登っていると60代半ばの男性が天狗山荘はあとどれぐらいかと聞いてきた。方角が逆ですよというと今朝白馬山荘を出発して白馬鑓の山頂を踏んでから唐松に行くので天狗山荘に向かうつもりだという。スマホの地図を見せて説明すると付いていくという。スマホ持ってくればよかったと。白馬鑓山頂まで同行するかと考えて歩いていると女性とすれ違い、天狗山荘はこっちかとまた聞いている。女性はそうですよ、風が強いので唐松はあきらめて白馬に戻るという。さらに進むと頂上手前に同行天狗山荘への巻道の看板があったのでこちらですよというと男性はそちらに向かった。白馬鑓の山頂を踏んで下っていくと白馬鑓温泉小屋へ下る分岐の看板で先の男性がいた。風が強いので唐松を止めるなら白馬鑓温泉小屋に行くのも一案ですよと言ったが唐松頂上山荘を予約しているので行くという。天狗山荘に着いて用を足しヘルメットへ換装しているとパトロールの男性が不帰キレットは今日は危ないですよという。まあ慎重にいけば大丈夫と。先の男性にその事をいうと40年前に行ったことがあるから唐松へ行くという。先に進むと5名ぐらいのお客さんを連れたツアーとすれ違い、サブガイドが冬にBCガイドをしてもらったガイドさんだったので声をかけた。私を覚えてくれていてデナリ登頂おめでとうと言ってくれて嬉しかった。キレットは風が強いけど気持ちいいですよとのこと。先行してキレットの手前で行動食を食べていると男性が追いついた。ここで食事をしてから行くという。その後は風も少し収まって日も指して来て暑いぐらいの天気になり、1番危ない2峰も登りだと厳しくは思わなかった。時折ガスが切れて展望もあった。キレットを通過して唐松岳でチェックポイントの写真を撮り唐松頂上山荘に着いたのは午後1時過ぎだった。7時間行動で予定より早く着いた。頂上山荘は平日なのにお客さんが多い印象。水は天水なので購入、充電は出来なかった。遅いお昼でカレーカップ麺を買って食べた。夕食はハンバーグ、寝床はカイコ棚の2段目の4名で少し狭かった。先の60代登り男性とは宿でも食事でも会わなかったが別の棟か違う時間の食事だったのだろう。午後7時前には就寝した。
2025.8.21五竜岳Day3
朝5時半朝食、6:20出発。天気予報は晴れだが昨日同様に朝からガスが立ち込めており5mぐらいの北風が吹いている。昨夜は風がとても強く心配していたが少し収まってくれてよかった。五竜方面に進む人はなくほぼこのガスで八方へ下山を決めたようだ。やや進むと牛首の鎖場に入り岩が濡れていて歩きにくい。大黒だけを越えてハイマツの道を進み8時半ぐらいに五竜山荘に到着。用を足して売店が開いていたので暖かいカフェオレを飲んだ。ついでにここの有名なフレーズのシールも買った。30分ほど休憩して再出発。五竜岳への周辺は岩場とザレで歩きずらいが1時間ほどで五竜岳山頂に到着。チェックポイントの写真を撮ってすぐに八峰キレット方面へ。岩場と鎖場とザレた道で苦労する。何人かの登山者とすれ違うが一様に疲れた顔をしておりこの先の道のりが少し憂鬱になる。天気はガスが切れると暑いが曇ると肌寒く結局ずっとアウターを着たままだった。岩峰の稜線につけられた登山道を辿りながら先人の苦労には想いを馳せるとありがたみを感じる。最後のハシゴ登り切って少し歩くとキレット小屋に到着した。13:20でちょうど6時間の行程だった。お昼にシーフードカップ麺を食べた。ここは午後3時から充電可能。午後5時から晩御飯でハンバーグだった、副菜のキャベツが大盛りで味噌汁も具沢山で美味しかった。食堂にあったマンガもやしもんを読んで午後7時には就寝した。
2025.8.22鹿島槍ヶ岳Day4
朝5時朝食でゆっくりしてから出発と思っていたが、朝から快晴で他の宿泊客もほぼ出発してしまったので5:40スタート。いきなり八峰キレットの鎖場の連続でテント装備で不安はあったが雲海を眺めながら気持ちよく通過できた。鹿島槍ヶ岳への登りは長く岩場も多かったが深田久弥が1番美しいと称した吊り尾根を見て確かに良い形だと思った。北峰には7時過ぎに到着してこれから行く槍ヶ岳やゴールの剱岳を眺めた。吊り尾根を通過して南峰でも写真を撮り下っていたら白馬でBCガイドをしていたガチャさんがツアーガイドしているところに遭遇。ここでもデナリ登頂おめでとうと言ってくれた。日差しは強いが風があって稜線歩きが心地よい。冷池山荘に9:20ごろ到着してカップ麺を食べた。今月に鹿島槍ヶ岳の山頂で登山客が熊の弁当を食べられる被害があり熊鈴を付けて歩いていたが、登山客が多くてあまり気配が感じられなかった。冷池のテント場はしばらく閉鎖と聞いた。30分ほど休憩して再出発して次は爺ヶ岳へ進む。北峰は巻いて中峰が山頂で写真撮影、南峰は巻いてもよかったが道が着いているので登頂しておいた。今日宿泊する種池山荘のオレンジ屋根が見えてきて名物のピザを食べたい気持ちになる。小屋には12時過ぎに到着。行動時間は5時間半。残念ながらピザ提供期間は終わったようで代わりにカレーを缶ビールと一緒に食べた。大北アルプスのサイトを見ると参加者の1人の奥村さんが昨日より白馬からこちらに向かっておりまもなく追いつかれるので外で待ち受けることにした。13時過ぎに到着され声をかけた。今日はこれから柏原新道で扇沢に降りて明日から立山と劔岳に登るらしい。奥村さんは有名なトレランチームであるシガマウラの族長さんですごい人。どんな人かと思っていたが小柄ないい感じの方だった。来週には穂高と焼岳を登って終了になるとのこと。私がこれから向かう不動岳周辺が危ないので悪天候は避けた方がいいとのアドバイスをいただいたので記念写真を撮ってお互いの健闘を祈ってお別れした。種池山荘は水は購入だが充電可能で部屋は7人部屋で5名だった。針ノ木小屋の給水ポンプが故障で直っていないので手前の新越山荘で水を購入した方が良いとのアドバイスがあった。晩御飯はコロッケと鶏ハンバーグで味はまずまず。午後7時前には就寝した。
2025.8.23針ノ木岳Day5
朝5時朝食、5:20出発。今日もいい天気で朝は涼しく気持ちいい稜線歩き。右手には昨日歩いた鹿島槍ヶ岳やゴール近辺の劔岳がきれいに見えていた。針ノ木サーキットと呼ばれるこのコースは今日は土曜日だけど人は少ない。岩小屋沢岳の頂上付近のハイマツで熊が登山道から降って行くのが見えた。前後に人がいたので逃げて行ったようだ。出くわさなくてよかった。進むと7:30ごろに新越山荘に到着した。用を足した後プラティパスに満タンの水を購入した。針ノ木小屋のポンプが故障していて給水制限があるかもしれないので念のため。ここではネットがつながったので天気予報をチェック。心配なのは25日の不動岳通過時の天候だがなんとかなりそうだ。30分ほど休憩して出発したが日が上がって今日は風が当たらないので暑い。鳴沢岳、赤沢岳とスバリ岳とアップダウンを繰り返していくが赤沢岳の下りやスバリ岳近辺が荒れていて歩くにくかった。最後の針ノ木岳への登りではバテ気味で時間がかかってしまい到着は午後1時前だった。残念ながら展望はなかった。そこから40分ほど下って今日の宿の針ノ木小屋に13:40到着。8時間半もかかった。部屋は10人部屋だが今日は6人でゆったりと寝れそう。遅めのお昼で牛丼と生ビールを飲んだ。この宿はネパール人のスタッフが多くいる。晩御飯は鯖味噌煮込みで副菜もの美味しかった。布団は羽毛掛け布団で快適。午後8時には就寝した。
2025.8.24蓮華岳Day6
朝5時半に朝食食べて6時出発。天気は快晴で今日は針ノ木岳や槍ヶ岳までよく見える。蓮華岳への登りは約1時間でご来光を見に行っていた人たちとすれ違う。追い抜いて行ったのはネパール人の若い男性2人。最初は急勾配だがやがてザレた緩やかな登りになる。7時に登頂。頂上にいたネパール人は埼玉大の学生で今回5回目だという。おそらく針ノ木小屋のネパール人スタッフの息子さんなのだろう。蓮華の大下りに入って最初は緩やかな気持ちいい道なのだが、下部に入ると鎖場の連続で少し難しかった。北葛岳への登りに入ると暑くなって汗だくに。道もハイマツが覆っていて露でスボンがかなり濡れた。頂上近くになるとハシゴやワイヤーがある岩稜エリアになり急勾配でキツい。北葛岳には9時半に到着した。次の七倉岳へはまたアップダウンで登りは岩稜を進む。七倉岳には11時半前に通過し今日の宿の船窪小屋には11時半に到着した。行動時間5時間半。ビールを飲んでいると大北アルプスにチャレンジしている水井さんがやってきたのでご挨拶して写真を撮った。一昨日猿倉から入って唐松と新越で宿泊したらしい。今日は七倉小屋に下って帰宅するとのこと。私の6日分を3日で駆け抜けたことになるすごい。次は2週間後に穂高に行くとのことだった。船窪小屋にはお昼前でもチェックインできた。小屋番さんは愛想があまりないがお客さんはあまりいないようで広々できそうだ。昼食には持ってきたアルファ米をお茶漬けにして食べた。少しは荷物を減らしたい。晩御飯はビーフシチューと天ぷら、アザミの天ぷらは名物らしい。夕食時に小屋番さんがこの小屋の昔話を聞かせてくれた。89歳になる引退された女将さんやNHKが生中継にきたことや吉田類さんが番組で来た話など面白かった。今夜の宿泊は4名でやることもないので午後7時には就寝した。
2025.8.25烏帽子岳Day7
朝5時朝食を食べて5:20に出発。天気は晴れで風もない。今日は懸案だった不動岳に臨む日で雨であれば高瀬ダムに降りてブナ立尾根から登るつもりだったが今日は行けそうだ。小屋番さんが出発の時に鐘を鳴らして見送ってくれた。前日すれ違いの学生さんに聞いたところでは荒れているのは、船窪岳と第二船窪の間だけであとは道がついているとのことだった。船窪岳へ向かう途中でスリップして転倒し左側足首を少し捻ったが歩いても痛みはなかったのでそのまま進むことにした。学生さんの言う通り船窪岳からは狭い痩せ尾根を一本橋のように何度も渡るポイントやハシゴやロープを使う難所だった。途中で男性2人グループを追い抜いたが決してペースは上げれない。船窪第二ピークを通過して不動岳へ向かう。道は薮が深くて前日の雨露がかなりかかりズボンと靴下を通じて登山靴の中に水が溜まるほどになった。雨具ズボンを履けばよかったが暑くて考えられなかった。不動岳の登りは危険な箇所はあまりなく9時半ごろに頂上についた。休憩して靴下を絞って再出発。下りも左サイドはスッパリ切れ落ちた崖だが山手に道が付けてあるので危険はない。むしろ次の南沢岳への登りでは崖上のハイマツ沿いに道が付いていたので怖かった。南沢岳を通過して烏帽子岳の分岐点に12時ごろに到着した。ザックをデポしてチェックポイントの烏帽子岳へ。空身なので20分ぐらいで往復できた。ザックを回収して烏帽子小屋に午後1時に到着。行動時間は7時間半。残念ながら小屋の空きはなく今回初のテント泊となった。テントを張り終えたら雨が降ってきたので今日は少し急いで正解だった。登山靴の中や靴下がすぶ濡れで乾かせないのが痛い。晩御飯はリゾッタのガパオライスとお味噌汁。午後5時ごろに雨は止んだ。やることないので午後7時には就寝した。
2025.8.26水晶岳Day8
昨夜は雨が強く雷もなっていたがテントは浸水することなくやり過ごし朝4時ごろには雨も止んでいた。柚子風味のインスタントうどんを食べてテントを撤収して朝6時に出発。天気はガスっているが上空は青空も見えていて歩きやすい。三ツ岳を越えて野口五郎小屋で休憩してコーラを飲んだ。その後チャックポイントの野口五郎岳で写真を撮り、真砂岳は巻いて11時半ごろには水晶小屋に着いた。ザックをデポして水晶岳へ。今日2つめのチェックポイントの写真を撮って小屋に戻ると12時半ごろだった。午後からの雨を懸念して今日は急いだがお天気は大丈夫だった。風もあったので小屋近く濡れたでテントや登山靴や靴下を乾かせたのが良かった。8日ぶりにきている服を全部着替えてスッキリした。晩御飯はカレーライスでダルムートを日本人向けにしたような感じで今年からリニューアルしたらしい。量は少なめだがスパイスが独特で美味しかった。寝床が隣のトレランもする男性と少しお喋りしてインスタアカを交換した。8時前には就寝した。
2025.8.27鷲羽岳Day9
昨夜は強風と雨の音が聞こえていた。朝5時の朝食は鯛の西京焼きで美味しかった。天気は雨は降っていないがガスで風が強い5時半出発。ガスで濡れそうなので途中で雨具ズボンとザックカバーをつけた。ゆっくり鷲羽岳を登って頂上に着いたのが7時。下って三俣山荘に着いたのは8時前だった。天気が持ちそうなので巻道を使わずに三俣蓮華岳と双六岳へ西風が強いので東斜面の登りは風がなく暑いが稜線や西斜面では強風で一気に寒くなる。三俣蓮華岳には9時、双六岳には10時半前に着いたがガスで展望はなし。下って双六小屋に着いたのは11時だった。行動時間5時間半。小屋は満室のようだが5人部屋でゆったり寝れそうだ。この小屋は水が豊富で乾燥室も効いてるので軽く洗濯もして午後を過ごした。充電も無料で可能。同室の方々と飲み会もしたFさん、Kさん、Sさん。Fさんは23歳ぐらいで航空会社勤務のパイロット候補生。晩御飯は双六小屋名物の天ぷら、美味しかった。夕食後に外を見ると綺麗に晴れて夕焼けが美しかった。午後8時前には就寝した。
2025.8.28槍ヶ岳Day10
4時半の朝食を食べて5時過ぎに出発。昨日の大雨から打って変わっていい天気。双六小屋から樅沢岳を登って振り返ると朝焼けの鷲羽岳と双六岳がキレイに見えた。少し進むと今度は前方に西鎌尾根越しの槍ヶ岳が大きく見えてこれまでに見た1番雄大な槍ヶ岳だった。西鎌尾根はさほど危険は感じないが最後の登りがきつかったのと西風が強かった。途中で台湾人グループを追い抜いて槍ヶ岳山荘には9時半前に到着。コーラを飲んで30分ほど休憩してからヘルメットを被って槍ヶ岳に登った。展望は最高でこれから向かう大天井や常念、前穂や奥穂、北鎌尾根がよく見えた。槍ヶ岳山荘に戻って麻婆茄子丼とコーヒーを頂いてゆっくりしてから今日の宿のヒュッテ大槍に向かった。この道が東鎌尾根に入るのかちょっとわからないのでヘルメットはしていなかったが鎖場などは危ない感じだった。宿に着いたのは難しい12時半ごろで乾燥室も効いていそうだったので着替えて生ビールを飲んだ。近くに座ってきた60代半ばの男性2名と登山話をしたり雑誌や本を読んで午後を過ごした。晩御飯はチキンソテーにパスタ、白ワインもついていて豪華だった。ここは燕山荘グループらしくサービスが良い見たいだ。食後も本を読んで午後8時には就寝した。
2025.8.29大天井岳Day11
朝4時半朝食で5時半には出発。天気はガスで風が強い。アウター上下やザックカバーのフル装備で歩き出したが東鎌尾根を下っていくと雲の下に出て晴れ間が見えてきて暑くなってきた。鎖場や長いハシゴ、階段があって危険な痩せ尾根をしっかりと整備してあり怖さはあまり感じかなかった。西岳ヒュッテには8時ごろに到着。今朝息子から入籍するので婚姻届の証人になってほしいとのLINEが入っていたので西岳に登って電話した。9/15息子の誕生日に提出したいとのことなので9/3に予定している上高地で一旦下山して息子の住む埼玉へ移動して証人の署名だけすることにした。そのあたりは天気が良くなさそうなのでちょうどよかった。西岳ヒュッテを出発して大天井岳へ向かう。緩やかな登りでゆっくり登れば大丈夫だった。宿の大天井ヒュッテには11時前に到着。チェックインが12時からなのでザックをデポして行動食を食べたあと大天井岳へピストンすることにした。大天荘を経て頂上には12時に到着。昨日登った槍ヶ岳がキレイに見えた。表銀座や裏銀座は槍ヶ岳を見るためのコースなのだとよく理解できた。大天井ヒュッテに戻って午後1時にチェックインしてビールを飲み本を読んで過ごしていると午後4時前にお友達のHさんが宿に到着した。晩御飯はトンカツ、ビールでHさんと乾杯した。Hさんはこの大北アルプスというイベントを私に紹介してくれた人で今回のこの長期山行の意味などを1番わかり会えるので久しぶりに意思疎通出来たのでうれかった。あとお願いしていた予備ライターとボディシートを持ってきてくれたのも助かった。夜は午後7時半には就寝した。
2025.8.30蝶ヶ岳Day12
朝5時朝食、5:20出発。天気は良いが風が強い。昨夜合流したHさんは大天井岳で朝焼けを見るために先行して出発しているので大天荘で待ち合わせして6時前には合流。そこから常念岳に向かってアップダウンがある稜線歩き。右手に穂高連峰を眺め眺めながらいろんな話をしながら久しぶりに楽しい山行。常念小屋で休息して常念岳岳には10時に到着。土曜日だけあってたくさんのハイカーで賑わっていた。念願の北ポーズの写真も撮れた。そこからも蝶ヶ岳に向けてアップダウンのある稜線歩き。風が当たると涼しいが全般的に暑かった。蝶槍を経て蝶ヶ岳に着いたのが午後2時過ぎ。行動時間9時間。テント場が満員状態だったので急いでテントを張りその後にすぐ近くの蝶ヶ岳で写真を撮った。その後はビールで乾杯して早めに晩御飯を自炊して食べ、Hさんが持ってきてくれたワインも頂いた。穂高連峰に沈む夕日を見たあとはテントに戻って午後7時には就寝した。
2025.8.31殺生ヒュッテDay13
昨夜は風が強くテントがなびく音で夜中に何度も目が覚めた。アルファ米の朝食ヲ食べて朝6時に出発。朝日とオレンジ色の穂高連峰を見ながら歩いてやがて横尾への分岐からは下りへ。応援に来てくれたHさんと話しながら2時間ほどで横尾に到着。Hさんとはここでお別れして槍沢を登り返す。日が当たってくると暑くて日傘を差したりしたが風でなびいて歩きにくくなり標高が上がって風がひんやりしてきたところで日傘を畳んだ。そこからはひたすらにゆっくり登ってちょっと熱中症気味になりながら午後2時に殺生ヒュッテに到着。行動時間は8時間。遅いお昼に牛丼とビールを飲み、テントを乾かしたりして午後を過ごした。宿泊客は少なくゆっくり寝れそうだ。晩御飯はチキンソテーとクリーム煮。今日は疲れたので7時には就寝した。
2025.9.1大キレットDay14
朝5時半朝食、6時出発。天気は晴れで稜線は風が当たる感じ。殺生ヒュッテを出て40分で槍ヶ岳山荘を通過。チェックポイントの大喰岳を通過してしまい戻って写真。危うく見逃すところだった。中岳山頂では若いイギリス男性に話かけられて大キレットは危ないのか?と聞かれたので危ないよと言っておいた。槍ヶ岳山荘に現金を持たずに行って松本までお金をおろしに行った彼なら大丈夫だろう。颯爽と大キレットに走って行った。南岳小屋に9時ごろに着いて一服しいざ大キレットへ。先行していた外国人男性2名ところカップルを抜いてサクサク。今日はあまり怖くない。北穂高小屋には12時時前に到着。忘れないうちにすぐ近くの北穂高岳の写真を撮り、小屋にチェックイン。カルビ丼とビールで昼食。イギリスの彼話いなかったのでもう穂高に向かったのだろうか。そういえば大北アルプス参加の堀田さんと大キレットですれ違っているはずだが顔を知らないのでわからなかった。午後は本を読んだりして過ごした。晩御飯は豚しょうが焼で美味しかった。午後7時半には就寝した。
2025.9.2奥穂高岳Day15
朝4:50朝食、5:20出発。天気は晴れだが風が強い。北穂高山頂を通過して涸沢岳に向かう稜線へ。いつもは南陵から涸沢へ降りるので初めてのコース。滑落事故が多いところなので慎重に進む。岩稜を登ったり降りたりして事故多発の奥壁バンドも無事通過。まあまあ危ないコースなので雨の時は回避した方が良い。涸沢岳への登りので岩稜も鎖があるが結構大変なのでクライミング経験がないとバテてしまうかも。涸沢岳を通過して穂高岳山荘には7:40ごろに到着。小休止して奥穂高には8時半に到着。展望よくジャンダルムもよく見えた。吊り尾根を通って紀美子平にザックをデポして前穂高へ。空身だけどこんなに長かったかと思うぐらい疲れて10:30ごろ登頂。ザックをピックアップして重太郎新道で岳沢へ下山。気温が上がって暑く、
長い激下りの岩場が膝にダメージを与えるのでゆっくり下る。岳沢小屋に着いたのは午後1時だった。ここでも牛丼とビールでお腹を満たす。受付でガイドさんがプライベートで2000引きと聞いて割引してもらう。どうやら槍ヶ岳山荘グループは全てガイド割引があるらしい。大天井ヒュッテと殺生ヒュッテも割引してもらえたのに残念。午後は日向ぼっこしながらビールを飲んで過ごした。夕食はカレーバイキングでついつい美味しくて食べすぎた。明日はいよいよ一時下山、お風呂を楽しみにして午後7時には就寝した。
2025.9.3上高地Day16
朝5時弁当の朝食を宿の食堂で食べる。上高地に降りて9:30から開くアルペンホテルの日帰り温泉に入るので小屋で7時過ぎまでゆっくりしてから出発。2時間ちょっとかけてゆっくり下って風穴で休憩も入れながらアルペンホテルに9時半ちょうどに到着。16日ぶりに体を洗ってお風呂に入ってスッキリ。河童橋近辺は観光客でいっぱい。お昼は近くの食堂でカツカレーとビールにした。上高地バスターミナル11:25発で一旦下山した。再入山は9/5の予定。
2025.9.6焼岳Day17
下山後のミッションを埼玉大宮で済ませ、昨日、台風15号が本州を横切る最中に埼玉大宮を朝7時半ごろに出て上越新幹線と特急しなのとアルピコ交通の電車バスを乗り継ぎ午後3時に上高地入り。JMGAの上高地アルプス山荘に宿泊。ちょうどJMGAの講習会で5名ほど前泊されており夕食時に日光那須ガイド協会の相川さんと話しているとガイド同期の関さんとお知り合いで話が弾んだ。こういった出合いも山旅の醍醐味だと思う。本日8時の朝食を食べて出発。昨日の台風が去って快晴。河童橋を渡って焼岳登山口へ。最初はなだらかな登りだが徐々に急勾配になってハシゴが連続する岩稜になった。焼岳山荘には11時ごろに到着。そこで大北アルプス参加者の水井さんに再会。私を待ってくれていたらしい。今朝早くに上高地から焼岳をすでに登っていてこれから新穂高経由で三俣山荘から裏銀座を縦走するとのこと。相変わらず早いので感心する。その後は劔岳が残っているので単発で登りに行くらしい。山荘前で写真を撮りお互いの検討を祈った。その後私は山荘にザックをデポして焼岳山頂へ。3年前に登っているがあまり覚えがない。あちこちで硫黄の匂いがする水蒸気が岩肌から吹き出しているのが活火山らしいところ。北端山頂には12時半ごろに到着。夏は登れない南端山頂とカルデラ湖の眺めが今日は素晴らしい。ほどなく下山して焼岳山荘でザックをピックアップしてコーラを飲み、中尾温泉への下りへ。地図では結構な下りのはずだがトラバース気味の登山道だったのでキツくはなかった。今夜の宿の焼乃湯には午後3時半に到着。行動時間は7時間。チェックイン後は露天風呂に入りながらビールを飲んでゆったり。晩御飯のジンギスカンも美味しかった。明日から本格的な縦走なので頑張りたい。
2025.9.7わさび平小屋Day18
中尾温泉の焼乃湯で昨日は露天風呂を堪能して朝はゆっくりして朝10時に出発。天気は晴れ。ひたすら舗装道路の坂道を登り新穂高ロープウェイ乗り場に着いたらつけ麺を食べた。その後も林道の登り坂を歩いて1時間ちょっとでわさび平小屋に12時半ごろに着いた。チェックインして小屋前で冷やされたトマトとビールでお昼ご飯。今日は日曜日で多くの登山者が下山してきたここで最後の休憩をしている。午後2時半にはお風呂に入ってスッキリ。乾燥室も効いているので衣服を全て着替えた。おそらく後半下山まで最後のお風呂になるだろう。晩御飯はイワナの塩焼きや肉じゃがなど美味しかった。
2025.9.8笠ヶ岳Day19
朝4:30朝食後、5時前にわさび平小屋を出発。天気は曇り。まだ暗いのでヘッデンで笠ヶ岳登山口へ向かう。傘新道を登る人は前後に見当たらない。急登で有名なところなのでとにかくゆっくり登る。整備はされているが大きな岩も多く歩きづらい。風が当たらないので汗がキャップのつばから滴る。上から下山してきた人と何組かとすれ違う。雨が降ってきたのでザックカバーをつけてとレインを着る。樹林帯を抜けて杓子平に出ると上部の展望が開ける。雨が強くなったので傘をさす。再度斜度がキツくなって稜線に出た。風が強くなり傘を閉じる。その後は稜線歩きとなり、しばらく行くとテント場に出た。そこからガレ場を登って笠ヶ岳山荘に11時過ぎに到着。ザックをデポして笠ヶ岳山頂へは10ふんぐらい。ガスで展望はなかったが写真を撮り、山小屋へチェックイン。ガイド割引はなかったがビールを一本くれた。午後はビール遠飲みながら本を読んで過ごした。晩御飯はハンバーグカレー、おかわりしたけどご飯に芯があって食感悪し。食後夕方になって晴れ間ができて槍、北穂、奥穂の先週歩いてきた稜線が見えた。天気予報を見ると3日後以降が雨なので明日は双六小屋までだったが足を伸ばして黒部五郎小舎まで行くことにした。
2025.9.9黒部五郎Day20
朝5時朝食、5時半に笠ヶ岳山荘を出発。天気は前日から打って変わって快晴。前日雨だったのに夜間の放射冷却で乾燥したのか登山道のハイマツは乾いている。穂高の稜線や槍を眺めながらの稜線歩きが気持ちいい。抜戸岳や弓折岳などを歩くのは初めてで槍を西側から眺めるのが新鮮に感じる。双六小屋には10時半ごろに着いて一服して再度頂上を経由して黒部五郎小屋に向かう。目的は天空の滑走路でキレイに槍をバックにした滑走路を見ることができて満足。その後も三俣蓮華岳への稜線歩きを楽しんだのちに、進路を西にして黒部五郎小屋へ。小屋への下りは結構急で岩で足場が悪く苦労する。午後2時に小屋に到着。行動時間は8時間半。ここはガイド割引はなかった。遅めの昼食で自炊ラーメンを食べてビールを飲んでまったりして過ごした。乾燥室も効いてる。平日なのにツアーでわりと混んでる。晩御飯はトンカツ美味しかった。
2025.9.10薬師岳Day21
朝5時朝食後、5時半黒部五郎小屋出発。天気はガスで風あり。小屋からしばらくはカール内を歩いて黒部五郎の肩までの登りとなる。ガスで展望はないが緩やかな登りが氷河地形の中にいる事を彷彿させる。肩にかけては急登となり稜線に出ると西風が強い。肩から10分ぐらいで黒部五郎の頂上に7時20分ぐらに到着。展望はないので写真を撮ってすぐに太郎平に向かう。ガレ場の下りの後はアップダウンの稜線歩き。晴れ間もさして展望も出てきて風も涼しく気持ちいい。赤木岳、北ノ俣岳など初めての山を越えて太郎平小屋に着いたのが11時過ぎ。今夜の宿の薬師岳山荘に予約を入れていなかったので電話しておいた。用を足してコーラを飲んで薬師岳への登りへ。熊出没で閉鎖されたテント場を越えて沢沿いの道を登って行く。前後に全く人の気配はなく風が強くなり雲行きも悪いので少し急いで登り、薬師岳山荘には13時前に到着。行動時間は8時間。小屋に着いたらアルファ米のテント飯を自炊してビールを飲んでゆっくりした。晩御飯はアジフライとオムレツ。
2025.9.11五色ヶ原Day22
朝5時朝食、薬師岳山荘を5時20分出発。天気は雨で西風平均5mぐらい。天気予報では朝9時ぐらいまでは雨だがその後は回復傾向。山小屋のお兄さんが五色ヶ原山荘まで12時間かかるからと心配してくれたがコースタイムは9時間だし天候が厳しそうなら途中のスゴ乗越小屋泊にすることで雨の中出発した。薬師岳には6時に着いて写真を撮ってすぐ出発。西風がとにかく強く雨で体温奪われるので体を動かす。北薬師を過ぎて間山までは岩稜の登りで時間がかかったがその後は歩きやすい稜線となった。雨も止んで時々日も差すので天候回復と思いつつスゴ乗越小屋に8時半ごろ到着。用を済ませて水を汲んでいるとスイス人カップルが室堂から歩いてきて今日はここで泊まると言う。何時間かかったと聞くと6時間というのでかなりのハイペース。太郎平へ行くらしいのでここで泊まるのもいいかも。その後歩き出すとまた雨が強くなり登山靴の中も濡れてきた。越中沢岳の登りがきつかったが越えるとなだらかになった。雨が上がりその後も鳶山の登りを越えて五色ヶ原山荘に午後1時ごろに到着。行動時間8時間。山荘で濡れたウェアを全て乾燥室に干して午後3時半ごろにはお風呂にも入れてスッキリした。午後はビールを飲んでラッキーな1人個室で過ごした。晩御飯はトンカツ。
2025.9.12立山Day23
朝5時朝食、5時半前に五色ヶ原山荘を出発。天気は晴れで風もない。清々しい空気で五色ヶ原の木道を歩いてスタート。一旦下って獅子岳の登りをこなし次は鬼岳を越える。晴れ間も見えて気持ち良い。龍王岳の巻道を越えると一ノ越山荘に8時半頃に到着。用を足して雄山への登りに取り掛かる。観光登山的な人も多くて気分も和む。午後から天候が崩れる予報だったので雄山も巻いて目的の大汝山には10時に到着。富士ノ折立、真砂岳、別山も巻いて劔澤に急いでいたら雨がぱらついてきた。正午に劔澤小屋に着いてお昼を自炊していたら雨が強く降ってきて急いでよかったと思った。行動時間は7時間弱。午後からはシャワーを浴びてスッキリしてビールを飲んでゆっくりした。明日も雨予報で午後から風が強くなるので午前中に劔岳を越えて馬場島まで下山して無事にゴールしたい。予約していた早月小屋はキャンセルして明日たまたま劔岳で合流する予定の山友さんにも早めの下山をする断りの連絡を入れた。いよいよ明日でこの山旅は終わる。日本でこんな長期縦走はしたことがないので新しい体験だった。下山してから今回の成果について考えてみたい。晩御飯はチーズササミフライ。
2025.9.13劔岳Day24
朝5時朝食。昨日お昼からの雨も止んで、天気予報もお昼までは曇りで午後から雨になっている。風は前線が近づいているから強くなってくるようだ。昨日は2日ほど劔澤小屋での停滞を覚悟したが今日中のゴールを目指すことにして5時半にレインウエア上下を着て出発した。剣山荘を通過して一服劔に何名か登っている人が見える。前劔までに数人の人を抜いていくつかの鎖場をこなして登って行く。風は強いが岩も乾きつつあり問題はない。平蔵の頭の下りの鎖場やカニのたてばいは岩が濡れていて滑りやすく少し緊張した。何名かすでに登頂して下ってくる人とすれ違い、聞くと頂上の風も強いが行けるとのこと。頂上には8時過ぎに到着。空には晴れ間も出てきて劔沢カールもはっきり見えた。写真を撮ってこれで30個のチェックポイントをクリアしたことに安堵する。天候が崩れるので頂上もほどほどにして早月尾根の下りに入る。昨夜から連絡のあった早月尾根を登るという山友達2名に登頂のlineを入れると標高1700m地点を登ってきているという。早月小屋で合流するつもりらしい。早月尾根上部の鎖場は難しくはないが高度感があるので慎重に進む。風が強くなり雨も降ってきた。急なざれた下りが続き早月小屋には10時半過ぎに到着したが山友2名の姿がないので連絡した上で下山を継続。やがて標高1600m地点で下山を始めていた山友に追いついた。早月小屋で待っていたが寒くなってきたので下山していたらしい。そこからは久しぶりの話をしながら下山して午後1時半過ぎにはゴールの馬場島の到着した。有名な試練と憧れの文言が彫られた岩の前で写真を撮り、山友が乗ってきたレンタカーに乗せてもらって富山まで帰ってきた。途中で銭湯にも寄ってサッパリ。富山駅前の予約したビジネスホテルにチェックインして駅前の居酒屋で乾杯した。24日間の長い山旅を無事に終えることができて心から良かったと思うし、この夏のチャレンジとしていい経験ができたと思う。
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