ムジナから赤湯ベース苗場山に転進。トラブルなんて吹っ飛ばせ!!

- GPS
- 31:44
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,432m
- 下り
- 2,431m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 5:43
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 13:31
二日目 62396歩
| 天候 | 初日 曇り 夜は霧雨 二日目 曇りベースながらも時々青空あり 山頂付近のみガス |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(6台程度しか置けません。この日は平日だったこともあり、橋手前のスペース1台分空いていました) ※本当はムジナ平小屋を目指す予定だったのですが、苗場スキー場から旧三国スキー場へ向かう林道が崩れたようで苗場のペンション街を過ぎてすぐのところにゲートが設置され通行止めになっていました。通過される工事車両に乗っていた方に尋ねたところ「徒歩でも通行できない」と言われましたので、ココを予定している方はご注意ください。沢山の工事車両が入っていきましたがまだしばらくはかかりそうです。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
◆赤湯温泉まで 小日橋からは徒歩となります30分程度林道を歩いていきます。 林道終点の棒澤橋を渡ると登山道。案外本格的な山歩きとなりますので温泉だけに行く人もしっかりした登山靴履いていきましょう。 アップダウンが多く疲れます。 危険個所はそんなにありませんが、赤湯温泉に降りる最後の斜面はかなり急斜面。ジグザグにトラバースしながら降りていきます。トラロープやステップも設置されていますが慎重に。 急斜面を下ったところにある鉄橋を渡るとすぐ左手がテント場 テント場からもう一つ鉄橋を渡ると赤湯温泉の露天風呂があり、その奥に山口館が建っています。 ◆昌次新道 山口館前から河原に降りてしばらく河原歩き。案外荒れていてデンジャラスな道になっているのでご注意ください。 鉄橋を渡って急斜面を登っていくと赤倉山廻りルートとの分岐の道標あり。 そこからしばらくまた沢まで下ります。鉄橋を渡ると、フクベノ平に出るまで果てしなく樹林帯の急登。フクベノ平で美しいブナの林を堪能したらまた急登。 深穴岩あたりからなだらかになります。 美しいシラビソ廊下を進んでいくと岩場に出てしっかりした一本鎖を登るといきなりまっ平らな山頂台地に出ます。 そこからは山頂までずっと木道。美しい山頂台地の湿原を楽しみましょう。 この道は急登できついですが景色は最高です。 今回は曇っていましたが晴れていたら絶景ですよ。 曇りでも美しい紅葉が楽しめました。 ◆山頂 山頂ヒュッテ前から笹藪の中の木道を進んでいくとすぐにぽっかり開けた山頂広場に出ます。展望はありませんが風があたらず暖かかった。 展望を楽しみたい場合は湿原内のデッキ使用しましょう。 山頂ヒュッテでトイレ利用できます(100円) 記念品の販売あり。 飲食物はこの日はドリップコーヒー500円 コーヒーとベーグルセット 1000円 カップ麺(お湯付き)600円程度でした。 中で食べると施設使用料500円かかりますので小屋の外のデッキのテーブル付きベンチで。 ◆竜ヶ峰〜赤倉山〜赤倉東尾根を経て赤湯(赤倉山廻りルート) 赤倉山の登りにとりつくまでは天国のようなコースです。 前半は木道、後半は少しぬかるみますが道は明瞭。 苗場の美しさを一番堪能できるコースかと思います。 赤倉山の登りが地味にきついし赤倉山は全くの無展望山頂。小さな山頂標の建つこじんまりした広場があるだけ。 そこからの下りで地獄を見ますのでご注意ください。 小さなアップダウンが続きますし、滑る木の根が露出した激下り、細くて足の置き場に困るトラバース、笹で滑る道・・・とにかく神経使う道です。下りに使うのはあまりお勧めしません。 ※赤湯温泉山口館の営業が終了すると、鉄橋の底板と手すりが取り外されるので沢を渡るのは至難の業となりますよ。 |
| その他周辺情報 | 赤湯温泉テント場 公式なテント場ではないのですが、きれいに整備されています。 無料ですが赤湯温泉に声をかけてから張りましょう。 温泉入浴料500円 小屋前に飲み物は冷やされており夜中でも購入可。 ビール、ワンカップ600円 ペットボトル300円でした。 雪ささの湯 割引券持っていませんでしたが登山服で行くと登山割引ということで800円で入れました。休憩所はありますがレストランはありません。 濁り湯で気持ちいいです。 |
写真
車の横でしか張らない前提で積んでるテントだからペグもこんなのしかなかった(t)
テントがなかったら、山口館に宿泊だったね。ありがたい〜!(c)
感想
ココちゃんと休みを合わせていた平日連休。
平日なら避難小屋も貸し切りになるだろうと、ムジナ小屋泊で白砂山稜線を歩く計画をたてた。
旧三国スキー場からの最短コースなら5時間あれば小屋に着くし、水場は近くにあるし、稜線はすぐそこだけど、小屋自体はまだ樹林に囲まれた安全な場所に建っているし、宴会モード山行にはもってこい。
とワクワクと苗場まで行ったのだが、その先が通行止めだと!!!
きいてないよ〜〜〜って感じ。
一時間余分に歩くつもりで徒歩突破しようと思ったが、工事の方に徒歩も無理と言われマジ徒歩じゃなくて途方にくれた・・・
うん、でも私ね、この辺りは庭のように歩き回っていた時期もあるので、代替え案は何個か思いついた。その中でも赤湯がいいな〜〜〜♪と思ってふと気が付いた。
避難小屋泊装備で来たから二人ともテント持ってないじゃん!!!
・・・あ、でも今日は林道走りもあるからテク号で来たのだ。
テク号には万年テントが積んであるのだよ。
ダンナの星空撮影時に私が寝るためのテント。ドンキで買った2980円♪
ヨシ、これを背負って赤湯に行こうと話がまとまった。
でもねえ・・・まだ時間早いし・・・
そんじゃあ、湯沢のスーパー「のぐち」までおにぎり買いに行こうと湯沢へ走る。
そのくらい「のぐち」のおにぎりは美味しいんだもん。
ついでに隣のコメリでプラスチックのペグを4本購入しました。車にはろくなの積んでいなかったしね。
うふふ、のぐちまで来たら実は巻機でもいいなと思ったんだけど(あそこの避難小屋も立派だもんな)。多分この時点でそう言ったら巻機行ったことないココちゃんは大乗り気になったろうけど・・・だけど私先日行ったばかりなんだもん。気持ちは赤湯に傾いてたからだんまりを決め込みました(ココちゃんごめんよ)
で、小日橋から歩き始めました。平日だから駐車場も空いていました。
無事赤湯に到着し、少しお散歩に行ってから、赤湯温泉にドボン。
ココの温泉大好きなんだよ。
蓮華温泉、白馬槍に次ぐくらい好きかな。高天原は意外とイマイチなのだよ(笑)
山のいで湯に入るのは初めてというココちゃんも気に入ってくれてよかったよかった。
温泉のあとはたっぷり持ち込んだ食材で宴会。テンバは貸し切り。霧雨が降ってきたけどバーバーズはいろいろ工夫して乗り切った。
翌日はまた私の大好きな昌次新道。
この道は大好きさ。
ただ結構きついけどね。
山頂付近は少しガス気味だったけど、見事な草紅葉。
そしてまたまた私の大好きな赤倉山廻りルート。
ココの紅葉が見事でした。
ホントここを知らずに苗場を語らないでねってくらい素晴らしいところです。
ただそれは前半だけね(笑)
赤倉山からの下りはえげつないから!!
昨夜の霧雨で土が湿ってたからさらに厳しかった。
バーバーズは3時にやっとテントに帰り着き、ドボンとお風呂に入ってからテント撤収して帰途についたのでした。
明るいうちに林道までたどり着くかなと思ったけどぎりぎりアウトで林道まで10分くらいのところでヘッデン点けました。
そこから車までの林道はいつもおしゃべりなバーバーず、余分なエネルギー使いたくなくて無言で足を動かしたのでした。
まあ、山行的には「失格」ってとこなんだろうけど
安全に帰ってきたことだし、何事も経験だよ。これもいい経験値になるさ。
で苗場ゲレンデまで出てまんてん星の湯に行こうと調べたら、もう最終入場時間5分前だった。間に合わない・・・お風呂難民になるかと思ったが幸い雪ささの湯がまだ開いていて入ることができました。赤湯に浸かってきてたから体はさらさらしてたけど頭洗いたかったしね
13時間も歩いたけど、楽しい二日間だったね。
今度はゆっくり小屋泊で行きたいくらい赤湯温泉っていいところでしょう?
ワタシは泊りで行ったことある。ご飯も美味しかった。
しかし思ったより時間かかったわ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-537567.html
誰だよ、こんなにぶっ飛ばすバカ女は!!
人間って11年でこんなに劣化するのね・・・(涙)
↑見なくていいですが晴れた日のココの風景を参照にしたい方はどうぞ
台風22号接近。
「涸沢カール目当ての横尾テント」の計画で3日間用意していたけれど、初日が悪天候なので、山行は後ろ2日間に変更。
何年も前から「ムジナに行こうよ」とテクちゃんからお誘いいただいていたので、今回ついに決行することになった。
天気予報もさほど悪くなく、台風の関東直撃は避けられる模様。
もしも強風だったとしても、前にエチコマで爆風爆笑山行した時みたいに楽しめるんじゃね?と高笑いしていたワタクシ達。
テントを持たずに行けるので、やや冬季チックな装備でも荷が軽く済む。
冬用のシュラフ、張るホッカイロ、テク製エアマット、ダウン上下。。。
(テクちゃんは象足まで持ってきていたらしい。)
食料は暖をとるために鍋。
ホットワインにするための蓋付アルミ缶。
しかし冷凍発泡酒は必須(笑)
暖をとるためにガス缶は多めに持つことにして、ワタクシ380g、テクちゃんは200g×2缶。
お互いザックの重さは12垓。
夏仕様より若干重いくらいで上出来!
…と思ったら、まさかの国道353号通行止め。
パイロン(コーン)の手前に車を停めて、そこから歩いていけるのでは?と思ったけれど全面通行禁止だった。
ワタクシは途方に暮れる…。
でも頼れる友は、代替案をいくつも持っていた(笑)
地図を広げ、準備した荷が役に立つような場所を探す。
この時間から行けそうな場所は限られるが…。
「赤湯の山口館なら、足りない分ビールも買えるし」
というテクちゃんの言葉に喰らいついた。
よし、赤湯温泉経由の苗場山に行ったろうじゃんか!
出発する前に荷物減らせばいいものを全然発想に至らず、ビール2缶だけ省いてムジナ平仕様のザックをそのまま背負う。
行きは2時間強の行程だったので楽ちん。
だって本来ならば5時間は歩く予定だったんだもの。
予定外だったのは、暑かったこと。
新潟の10月初旬だというのに、汗が流れ落ち、顔がしょっぱくてザラザラするなんて!
ま、そんな予定外の汗も、予定外の赤湯温泉でさっぱりと洗い流せたので良しとしよう。
山行中の温泉って、石鹸も使えないし洗髪もできないからかえって気持ち悪いのでは?と思っていたワタクシ。
こんなに気持ち良いとは知らなかった(笑)
2時間強しか歩いていないので、さほど疲れていなかったけれど、ふくらはぎに溜まった乳酸がほぐされて流れていくのがわかる。
川のせせらぎを聞きながら、浮力に任せて体を脱力させる。
なんて至福の時なんだろう。。。
薄めの濁り湯で、でも硫黄のにおいはきつくなく、やや鉄っぽい匂いがする。これは苗プリの温泉も同じだな。。
肌触りはぬるっとした感触ではなく、どちらかと言えばさらっと系。
「玉子湯」「薬師湯」「青湯」とあったけれど、玉子湯はオープンすぎて陽が落ちてからしか入れない…。
でも、ヘッデン点けて川っぺりウロウロしてたら丸見えじゃないの?
なんていろんなことを思いながら、のんびりできた。
また来たい。絶対に来たい!!
体の芯から温まったせいか、あるいは地熱でもあるせいなのか、場所が谷あいだからなのか…就寝時暑くてしょうがなく、ダウンを身に纏うことはなかった。
シュラフカバーだけで寝られたかもしれないほど。
ぐっすり眠って4時半起床、5時に昌次新道に向けて出発。
このルートどこもかしこも湿っていて、座る場所もないのよね。
朝飯抜きで歩いてきたからどこかで食べたいんだけれど、なかなかいい場所がない(腹が減ると無言になるワタクシ)
やっと座れそうな倒木をみつけ、端と端に離れて座っておにぎりをほおばり元気になった(笑)
そしてこのルートは急登だらけ。
アタックザックの軽荷でなかったら座り込んで動けなくなっていたわ。
山頂標識に到達する頃には、また腹が減って無言になるワタクシ…。
大休憩でカップラ食べた後再び元気になり、見事な草紅葉にキャーキャー言いながら赤倉山に向かって進んで行く。
湿原の草紅葉と木道が終わり、ぬかるんだ道のアップダウンをやり過ごしたら、急に足元が乾いた道になりパ〜ッと視界が開けた。
山の斜面に赤や黄色のパッチワークが縫い込まれている。。
うぉ〜〜〜!かわゆい〜〜!
テクちゃんの「ここのルートは最高なの」という言葉に同感!
辛い道のりだったけれど、もだえるほどの景観で、帰りたくなくなる。
でも、スケジュールはタイト。
足を動かさねばテント撤収前に陽が落ちてしまう…。
見事な景観のあとも、樹林帯のぬかるみアップダウンで足が沈むしずむ。。。
何度「うわぁっ!」と叫んだことか…。
赤倉山からの下山は一歩踏み外したらただでは済まされないレベルの急坂・根っこのデンジャラスルート。
ワタクシもテクちゃんも滑る根っこ等で3回ほど転倒したのだけれど、大けがには至らず良かった。。
駐車場に到着した時は完全に日没。
初っ端から難を示した山行だったし、反省点もあるけれど、今回もめちゃくちゃ楽しい山行だった。
苦行なほど楽しいって感覚、なんだよ?(笑)
テクちゃん、また難航山行をよろしくお願いいたします。
下山後、笑えるほどに腫れていたワタクシの右肘。
触ると痛い。でも肘は動く。。
翌日整形外科受診して骨折否定され、ホッとしたのであった。
あ、またズボンのお尻のところが破けていた。
やばいぞ、バーバーズ…。
コメント
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転んでもタダでは起きませんね
ハード山行、お疲れさんでした。
それにしても紅葉がイイですねえ。
今年は紅葉の当たり年らしいですが、
紅ここのところ嫌がらせのように週末天気悪し
赤湯はあの時以来行っていませんし、
苗場もスッカリとご無沙汰です。
ココさんの肘は打撲?で済んだようで何よりです。
2日目はまじハード山行でした。
バーバーズは怪我しないことが第一目的ですが、赤倉山を下山コースにしたことは間違いでした。
今度は逆周りだ!(また行く気満々)
今年は紅葉当たり年ですが、天気は外れ年ですね💦
秋後半で低山の紅葉を楽しむしかないですかね〜。
それまでにワタクシの肘はキレイな色に戻っていることでしょう。
現在は真っ青になっております(笑)
まあ、ご存じの通りこの辺り、ワタシは縦横無尽に歩き回ってましたから。
赤湯のテント場はいいですよ。無料だし(笑)
今度行きましょうぜ。ってそろそろカズのシーズンですね♡
ココちゃんの肘ねえ・・・ホント漫画で出てくるたんこぶみたいになってたのよ。
あんな腫れ初めて見たわ(笑)
骨折じゃなくてほんとによかったよ。
コメントありがとうございます!
赤倉山、そうですね〜。紅葉見たら苗場山頂に引き返す、という手もありました(笑)
でも赤湯は外せません!
赤湯温泉に今年3回も訪れている方のレコを見ましたもの。
ワタクシもその部類です😁
温泉宴会山行でもいいかも(笑)
ご無沙汰してます。
レコは全部見てるよ。最近北海道いっぱい行っててうらやましい限りです。
石狩岳のリベンジよろしこ(笑)
またねえ、よろさんとお花ハイクご一緒したいけど、もう歩くスピードが違いすぎるわ(汗)
11年前なら互角に歩けたんだけどなあ(笑)
赤倉山は登りで使えばそうでもないと思いますよ。
是非この周回やってみてください。
苗場のとりこになること間違いないです♪
姐さんは温泉にも一家言あるのですね。
私も高天原の温泉は入りましたが泉質の印象はあまりありません。
赤湯はずっと気になりながらまだ行ったことがありません。
ぜひ行ってみたいです。
2980円のテント素晴らしい。
これは達人でないと真似できません。
さすが姐さん。
赤湯はほんとに良いですよ。
山口館は対応も感じ良いし、川沿いテラスのあるお部屋も素敵なんです。
高天原ねえ・・・女湯が苔まみれでヌルヌルしてて気持ち悪かったのよ。
以前はそんなことなかったけど、昨年だけだったのかなあ?
そういえば、釜トンネル入り口にある「卜伝の湯」も苔がすごかったような(笑)
やっぱ湯船からの眺めがよい蓮華と白馬槍は秀逸ですわ。
祖母谷温泉や阿曽原温泉、仙人温泉も良いよ♪
要するに温泉は全部好き♡
2980円テント、意外と軽いのです。
だから持ち運べるの。つくりはいい加減だから風のないところでしか張れないけどね。
尾瀬にも持って行ったことあるんだよ(笑)
赤湯は、とっても良い温泉でした。
他を知らないので何とも言えませんが⋯(笑)
赤湯に到着して、テントを張ることを告げるために山口館に向かっていたら、丁度小屋の方がお風呂のお掃除をしているところでした。
とても綺麗に手入れされていると思います。
先程山口館のブログを確認したら、荷揚げのヘリが入っているようでビックリしました。
それくらい人気の温泉なんですね。
空いている時に行けて良かったです。
hakkutuさんも是非行ってみてください!
お大事になさってください。
今後気をつけます(涙)
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