越後三山〜八海山・中ノ岳・越後駒ケ岳〜【2Days】大倉口からRound

- GPS
- 16:57
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 4,192m
- 下り
- 4,207m
コースタイム
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 10:32
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 6:27
| 天候 | 10/10:晴れのち曇り・ガス、夜強風 10/11:ガス/小雨、下ってくると結構激雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
八海山おおくらの森駐車場に駐車(無料) |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口〜坂本神社〜4合半 特に危険個所は無い。結構急。 途中2合目に水場マークあるが多分ポタポタレベル。 まぁ、使う人もいないだろうけど。 ・4合半〜6合目 ユルユルなトレッキングコース。 ・6合目〜女人堂〜千本檜小屋 鎖、梯子、岩場が出てくるが危険と言うレベルではない。 途中水場マークのある秡川は普通の沢? 千本檜小屋は開店前だった模様… ・八ッ峰 先長い上寝坊したので巻き道を選択したが、巻き道も一般道の定義って何? と言う感じ。 崖のトラバース、垂直に近い鎖場など十二分にゾミゾミできる… 稜線ルートに比べれば安全なのだろうが、あっちこっちで結構ヤバい。 初心者は来ちゃダメなレベル。 最後の大日岳には登ってみたが、あまりの壁感に鎖持って躊躇した。 ・分岐〜入道岳〜五竜岳 分岐から入道岳は特に問題ないが、五竜岳へはザレの急斜面の下りで、 石落とさずに下るの不可能な路面。またザレ斜面の途中で、ルートが右に曲がる 所が部分が分かりにくく、ロストの危険あり ・五竜岳〜中ノ岳避難小屋 山と高原地図では破線、難路と記載あるが実際難路。 直線距離では3卍だが、500m下って800m登り返す。 途中細かいピークがいくつもあり、登りも下りも急斜面。 鎖が無ければ通過できないような場所もいくつもあり、 脚力だけでなく腕力も必要。 秡川の水場は伏流水の出口が登山道のすぐ横にあったが、 パイプなど無いのでカップが無いと汲めない。 ・中ノ岳避難小屋 かなり広いきれいな小屋。トイレあり。ポリタンに天水あるらしいが未確認。 マットと毛布があったのでお借りした。協力金箱あり。 ・中ノ岳〜越後駒ケ岳 こちらは実線の一般道だが、決してユルイ訳ではなかった。 アップダウンもあるが、特に檜廊下の辺りなどかなりキワドイ所に トラバース路があり、路面が谷側に傾斜している上、 濡れた木の根や岩などスリップ要因多数。 雨で濡れている事もあり幾度となくスリップダウンした。 クシガハナ分岐から山頂まで意外に遠いw ・越後駒ケ岳〜十二平登山口 クシガハナまではまぁまぁ平和・・・ 途中濡れた木の根とかでスリッピーなのは変わらず。 クシガハナから滑りやすい急斜面で、シャクナゲの灌木をくぐりながら ギャップを全身使って下っていくような非常にめんどくさいルート。 1306Pあたりから樹林帯の下りになるが、最後まで滑りやすくてウンザリした。 ・十二平登山口〜千之沢小屋 林道歩き。雨でぬかるみとかあるが普通に歩けるって素晴らしいw 危険個所は特にないが、途中雪の横を通過する所はかなり足元悪い。 ・千之沢小屋〜おおくらの森駐車場 舗装路。デポしたチャリでほぼ下り。危険個所なし。 |
| その他周辺情報 | ググって最初に出てきた千手温泉 千年の湯 https://machidukuri-kawanishi.com/sennennoyu/ ¥800 黒っぽいお湯、内湯・露天・サウナ シャワータイマー式 良い湯だったけどかなり遠かったわ・・・ |
写真
ちょっと仮眠・・・と思ったらガッツリ寝てしまい、起きたら4時半…orz
さらにこの後、坂本神社の先まで行って、車ロックしてないことに気付いて引き返したり・・・先行き不安なスタート。
山リストの越後三山での八海山は、隣の入道岳なのでここは登らなくても良いのだが、多分もう来る事も無いと思って登ってみた。
ここ最近で一番ゾミゾミしたw
オカメノゾキから一気に登った訳ではなく、途中出雲先辺りでへばって30分位現実逃避・・・ガス欠でシャリバテっぽくなると思考もネガティブになるので無理やりおにぎりチャージ。
再起動後ユルユル標高上げてくるとガスの中。
直射日光に晒されないのは有難い。
日本二百名山 新潟100名山 新潟県の山 越後三山 ・・・etc
本日の目標2/3達成だが、ガッスガスで何も見えず。
避難小屋に戻って、本日はここまで。
中途半端な装備で来たので心配だったが、
小屋にマットと毛布があって助かった・・・
ビビィだけでは秋の夜は無理ww
夜は強風、無理せず正解
汗で蒸れるより雨で濡れる方を選択。
雨はほとんど降っていないが、濡れた下草と立ち木でもうびっしょり。
檜廊下の辺り、結構ヤバい場所多数。
横が切れ落ちている上、路面が谷側に傾斜していたり、木の根や岩が仕込まれていたりで何度かスリップダウン。
日本百名山 新潟100名山 甲信越百名山 新潟県の山 越後三山…etc
今回の目標「越後三山」完登
雨結構降ってるし、相変わらずガスガスなので速攻下山
分岐からこの辺までは比較的平和な道だった
この先500m位は結構急、と言うかすごく急。
灌木をくぐり、岩や木の根を乗り越え、全身使った下山が延々続く・・・
この先、岩を超えた先でスリップダウン、体の下にポールを挟んでしまい一本折れた・・・(TT)
ただでさえ歩きにくいのに、足一本減ってさらに歩きにくく・・・orz
「大雪橋」上から見えた橋状のものはこれか・・・
標高500m以下の場所でこの時期まで雪が残っているのは吃驚・・・まぁ、雪ではなく氷の塊になっているが。
装備
| 個人装備 |
靴:TERREX TRAILMAKER 2 GTX
ザック:アルパインライトパック20(montbell)
|
|---|
感想
【距離と累積標高がおかしな数字になっている。
距離は30勸漫⇔濱冑弦發3200m位が正しいと思われる。
GPSが暴れている感じあり・・・詳細不明】
______________________________________
さて、10月の連休である
当初は前回敗退した中央アルプスリベンジ、とか考えていたのだが、
紅葉の時期の木曽駒とか激込みとしか思えないのでパス。
もういい加減高山帯は寒くて当方の貧弱な装備だと泊りは無理かな、
上越県境トレイルとかも良いと思ったが、アプローチが難しすぎて妄想以上にならず、
で、最終的に越後三山に決定・・・山リストもあるしなw
事前に現地の方に聞いたところ、「秘境で魔境」というお答え ( ゜Д゜)
秘境はともかく魔境って?と思ったが、行って見て実感した。
「魔境だったわ」
チャリ区間を除いた計画段階では25劬↓3200m
谷川馬蹄より累積標高がちょっと多い位で、過去レコ拝見すると
1Day 踏破の方もちらほら・・・早目に出て頑張れば日帰り行けちゃうかも、
などと妄想していたのだが、
・そもそもガッツリ寝坊
・八ッ峰から先、キツ過ぎてペース稼げず体力消耗
・オカメノゾキの先、気温も上がり、激しい登りでオーバーヒート気味に
と言う事で中ノ岳到着が15時過ぎ。いい加減消耗している上に小屋は無人、
天気もガスガスであっさり降伏。避難小屋泊決定。
最初から宿泊予定の装備ではなく、宿泊になっても何とかなる様な
装備にしちゃってたので、夜寝れるか不安だったのだが、
小屋の備品のマットと毛布に救われた・・・越後の避難小屋マジネ申w
いい加減賞味期限が怪しい非常食とかを食べて寝る。
外はすごい風・・・無理やり下らなくて良かった。
二日目は4時過ぎに起床。
5時スタートは要ヘッデンだが、ガスガスで視界効かず。
ルートはまぁまぁはっきりしてるが、要所でルート上に居る事を確認しながら進む。
夜が明けてヘッデンなしでも歩ける様になっても、ガスで眺望はなし。
小屋から上下カッパ着て出てきたが、登りになると暑くて耐えられない。
雨はほとんど降ってなかったし、途中でカッパ脱いだ。
濡れた下草や枝で結局びしょ濡れになるのだが、暑いよりマシ。
中ノ岳から越後駒の間は実線ルートだし、多少は歩きやすいかと思っていたが、
極端なアップダウンこそ無いものの、路面は谷川に傾斜しているし、
濡れた木の根や岩で滅茶苦茶滑りやすい上に、
落ちたらヤバい所にをトラバースしていくので、一歩一歩に気を遣う・・・
実際、気を付けていてもスリップダウン数回したし、危うく滑落しそうにもなった。
風が出てきたし雨も降ってきたので、1933Pで上だけカッパ着る。
越後駒山頂への分岐では、ザックデポするのも面倒でそのまま山頂へ。
無論山頂もガスガス。写真だけ撮って即撤収。
分岐から先、グシガハナまでは比較的平和な道だったが、その先、十二平登山口までの区間は本当にヤバい・・・
距離3.42劼派弦盧1430m、1劼△燭蠅良弦盧418m
ちなみに、南アの大門沢小屋〜大門沢降下点は3.24劼1130m、348m/劼覆里
大門沢より急斜面、しかも、シャクナゲの灌木の下をくぐり、木の根や岩を乗り越えての全身アトラクションなので疲労度半端ない。
途中スリップダウンした際にポールを折ってしまい、4本脚から3本脚に・・・
ますます歩きにくくなっていい加減ウンザリ。
下っていくに従って雨も激しくなり、登山口到着時点ではザーザー降り。
でも滑りやすい路面から解放されて心底ほっとした。
後は林道歩いてチャリ回収して帰還。
お疲れさまでした。
◎越後三山、日帰りは人外レベル
脚力だけでなく腕力、何より精神力必須
小屋泊とは言えビビィだけじゃ寒くて無理
●数値
EK=37.1+41.77+41.92/2
=99.83(2日間)←GPSの数字が怪しい、多分80位が正解
出発時のザック重量 10kg
スポドリ(ペット) 0.5L 使用
水(ペット)0.5L 残0.3L
水(ペット)1.0L 使用
水(ペット)0.3L 不使用
水は秡川で補給1.5L
おにぎり 2個
ベーコンエピ 1袋
朝からバナナ 1個
アリナミンゼリー 2個
アルファ米おにぎり 1袋
FD味噌汁 1袋
スライス餅 1袋
インスタントコーヒー 2本
バウムクーヘン 1袋
今回のミッション
越後三山縦走 〇
コメント
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580




















なんと壮絶な越後三山踏破お疲れ様でした!
自分もいつかは!と思うレコ読みながら「あー無理だわー…」となりました😭転倒との事…怪我はなかったですか?ポール一本は残念でしたが580さんを守ってくれましたかね?🤔
エリアとグレードは敵いませんが、チョットだけ似た感じのチャレンジ(レコ鋭意編集中…)をしてきたのでドキドキしながらも少し嬉しく拝見しました😆
ご無事で帰還、何よりです🫡
そして「ゾミゾミ」の用法用量通りのご使用ありがとうございます😆
とにかくお疲れ様でした!
こんばんは
コメントありがとうございます
例によって、計画とも言えないテキトーな思い付きで行って来ましたが、
見事にヤラレテしまいました・・・w
しっかり寝坊したせいか、標高がさほど高くなかったからか、
体調的には概ね問題なかったのですが、
アップダウンの角度と滑る路面には参りました・・・
転倒と言っても、滑ってケツ打った位で身体的には問題ないです。
ただ、滑った所のちょい先が崖だったりで、ただでさえ残り少ない寿命がさらに縮みましたがww
八海山の岩場はしっかりゾミゾミしましたが、三山の中ではある意味一番歩きやすかったかも?
まぁ、二日目は雨だったので、余計滑りやすかったと思います。
ポールはやっぱり2本無いと歩きにくくて仕方ないので早速注文しました。
gyu-さんのレコもお待ちしております
こんな壮大な計画があったのですね😆
八海山は巻道でもかなりヤバいと聞いてます😱
私は一生行かない山リストに入ってます(笑)
大雪橋凄いスケールですね😳
越駒に行った時、かなり遠くの谷筋が白く光っていて「川かな?雪かな?」と🤔
あの標高だと川かな〜なんて話していたけど、新潟の雪恐るべしですね‼️
濡れている魔境のラウンドは流石の技術とメンタルです✨
お疲れさまでした☺️
こんばんは
越後三山は一週間くらい前に妄想はじめて、過去レコ拝見したりしていたのですが、
「壮大な計画」と言われるような準備は皆無です・・・イツモテキトー
八海山の巻き道は、奥多摩だったら破線危険路扱いになるレベルだと思いますww
一応鎖が付いてますが、崖をトラバースするみたいな所結構ありました
大雪橋は山の上から見た時、沢に被さる人工的なものに見えたので何だろうと思ったのですが、
巨大な雪(氷)の塊だったとはびっくりです。
おそらく冬の間に振った大量の雪が、自重で圧縮、固められて、
この時期まで残る氷の塊になるのでしょうね。
最近、びしょぬの山行が多い気が・・・別にびしょ濡れ好きな訳じゃないですよ。
びしょ濡れでも路面が滑っても、とにかく歩かないと帰れないですからね・・・必死でした。
こんばんは
裏越後三山のレコも幾つか拝見しましたが、中ノ岳と越後駒の間は共通ですね・・・
荒沢岳も行って見たい気もしますが、今はおなかいっぱいですw
実線ルートだし、破線の五竜岳ー中ノ岳に比べれば歩きやすいかと思っていたのですが、
滑るトラバース道は本当に参りました・・・晴れてれば多少印象違ったと思いますが。
入道岳〜中ノ岳間、シュ〜さんなら問題ないと思いますが、お世辞にもいい道ではないので
行かれる時はお気をつけて・・・
秡川の水場が使えないと結構厳しくなると思います・・・多分枯れないとは思いますが、
中ノ岳避難小屋では、夏の間天水タンクが使えるらしいです。
とりあえず解ったのは越後三山周回はヤバいという事ですね😆
なんか生きて帰れる気がしません😂魔境ですね。
この時期に雪?とか巻き道は実線ルートですよねとか(破線の稜線ルートはどんなルートなの?)
越後駒ヶ岳は折枝峠からにしておきます…
ちなみにこの2日間、すれ違った方いたのでしょうか?
(このルートでは全く会わない気がしましたが如何に)
おはようございます
普通に歩いている方も多数いらっしゃいますけど…→越後三山周回
今回は後半雨だったのもマイナス要因ですが、確かに五龍岳から中ノ岳の間は、
破線も納得の難路でしたね。
八ツ峰は結局、巻き道も稜線も大差ない、というのが結論かも。
稜線の方が、しっかり鎖とかある分かえって歩きやすいかも…行ってないのでわかりませんが。
今回の山行では、千本檜小屋の手前でお一人、入道岳の手前で1P、中ノ岳避難小屋でお一人にお会いしました…(2日でそれだけとも言いますがw)
時間帯的なものもあると思いますが、三連休前とは言え、金曜日は平日でしたからね。
混雑とは無縁のルートでしたよ。
ぼちぼち低山モードに切り替えて、次の計画立てようと思います。
わたしは未だ、三山のどこも歩いてませんが越後の実線はおっしゃる通り奥多摩、高尾、奥武蔵辺りの破線ルートに匹敵する道多すぎて、その辺の低山でも神経削られること多々です。
コンディション良ければワンデイできるんじゃないかなーと思ってましたが、あの悪天候じゃビバークして正解でしたね。
紅葉真っ盛りだったでしょうに、それを堪能していただけなかったのが傍観者として悔やまれます。
雪はね、あちこち万年雪があるんですよ。
こーゆーのの残り具合であらゆる山の難易度が変わるのです。
次は裏三山ですかね?
海谷三山とかもあるし、巻機山も巻機裏ルートとか、ヌクビ沢ルートとか、天狗尾根とかあるし、いろいろドMルート、ご用意してますよ。
どれもこれもわたしは行ってないけどꉂꉂ(ᵔᗜᵔ∗)
すいません、ブラジル戦見てて返事が遅くなりました。
いや、ホントに魔境でした・・・流石グンマーの向こう側ww
1Dayで行けるのでは、とか一瞬でも考えた自分が恥ずかしい・・・
次はもうちょっとユルイ所にしときます。弥彦とか・・・?
紅葉はそこそこ良かったですが、それを楽しむ余裕もなく、
二日目は特にびしょ濡れ&ガスガスで完全に修行でした
裏三山?、当分ご遠慮申し上げたいです・・・とりあえず二つは登ってるので、
行くとしても荒沢岳だけですかねw
まぁ、次回はまた来年、雪解けの後考えます。
いよいよ低山シーズンなので、近場の低い所徘徊します・・・
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