ドMにはもってこいの笊ヶ岳（日本二百名山）

2016年05月22日(日) [日帰り]

• GPS: 11:58
• 距離: 25.2km
• 登り: 4,015m
• 下り: 4,012m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:38
• 休憩: 1:18
• 合計: 11:56

距離 25.2km 登り 4,015m 下り 4,015m

3:55 老平駐車場
4:44 4:47 タケ沢吊橋
5:28 5:54 広河原
6:23 6:26 山ノ神
7:23 ４本桧の肩
8:20 8:21 桧横手山
9:56 布引山
10:53 11:11 笊ヶ岳
12:04 12:07 布引山
13:00 13:04 桧横手山
13:33 ４本桧の肩
14:03 山ノ神
14:24 14:41 広河原
15:09 15:12 タケ沢吊橋
15:50 老平駐車場
15:51 ゴール地点

※林道〜広河原は谷間のせいかGPSが結構飛んでいるため、距離や累積標高差は上ブレしていると思われる

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央自動車道 甲府南ICから約43km、老平駐車場（無料）

※駐車場にはトイレはなく、ヴィラ雨畑の向かいにある公衆トイレをお借りする
※近くにコンビニ等は見当たらず、国道52号線沿いにあるコンビニ等で買い物を済ませると良いだろう
※駐車場近辺では、auスマホは電話もネットも繋がらず

コース状況／危険箇所等

《駐車場〜広河原》
○林道は危険箇所は特段見当たらない
○林道終点から広河原の登山道は整備されてはいるが総じて道幅が狭く、片側が切れ落ちていたり、地滑りした箇所をトラバースしたりするので慎重に歩くことが求められる個所が多いと感じる
○広河原では渡渉するが水流が強いため、渡渉ポイントを見極める必要があると感じる。また、石伝いに行けないことはないが1m程度ジャンプする必要があり、また石も滑るため、リスクを踏まえ、確実な方法で渡渉することをお勧めする（写真参照）

《広河原〜布引山》
○フラットな部分が無いと言っても過言ではない程の急坂続きで、上りも下りも足の負担が非常に大きいと感じる

《布引山〜笊ヶ岳》
○危険個所は特段見受けられないが、約200m程度下って上り返す

《全般的事項》
○ピンクテープやマーキングが多々あるので確実に辿っていれば道迷いの心配はないと思われる

写真

5/22 3:52

笊ヶ岳を登ることを決めるまでに相当の時間と覚悟を要したが、とうとうその日がやってきた！

不安がてんこ盛りだけど、行くと決めたからには頑張っていこか〜！！

5/22 3:54

駐車場からすぐの所にゲートがある

5/22 4:07

程なくして良く見かけるトンネルを通過〜

5/22 4:22

おっ、分岐がある

笊ヶ岳方面は右へ！

5/22 4:23

分岐からちょっと歩くと林道終点に到着っ！

看板の左脇から入山開始っ！

5/22 4:31

林道終点から程なくして廃屋？を通過〜

5/22 4:35

林道終点から広河原まで、こんな橋がいくつもある

5/22 4:39

地滑りしている個所をいくつか通過する

念のため、通過時に上部を目視確認！

5/22 4:44

タケ沢のつり橋

高度感があり、しかも結構揺れてビビった（汗）

5/22 4:51

あら、橋が壊れていて使用できなくなっている…

ここはトラバースし、脇の梯子で通過〜

ここまで酷くはないが、落石の影響からかダメージを負っている橋が何箇所かあったので注意して通過する

5/22 4:54

うぉ！　登山道脇にちょっとした滝があり、避けるようにして通過するも濡れてしまう（泣）

反対側は崖になっているので、滝にばかり気を取られて滑落しないようにしないと…

5/22 5:01

ありゃ、地滑りで登山道が…

ここのトラバースは特段の注意を払って通過する

5/22 5:05

おっ、日の出を迎えたか！

朝日が森を駆け巡る〜♪

5/22 5:23

おっ、ずっと目下にあった沢が同じ高さになったぞ〜

5/22 5:26

広河原に到着っ！

流れが結構速いし、石伝いに行くのも難しそうだ・・・

石伝いに行くか悩むも結局踏ん切りがつかず、改めて渡渉できそうなポイントを探してみる（汗）

5/22 5:36

少し下流に行くと、浅瀬になって流れが穏やかな箇所があったので靴を脱いで渡渉する

この個所は踝程度の水かさで通過までにたかだか数秒だったが、めっちゃ冷たくて足が痛くなる（汗）

今考えれば、ビニール袋を持参すればわざわざ靴を脱がなくても良かったと事前調査不足を反省…

それにしても渡渉するまでに30分近く要するとは（汗）

5/22 6:05

わー、みんなのアイドル、ギンリョウソウがいっぱい！

5/22 6:55

布引山山頂近くのガレ場まで眺望は得られないと思っていたが、一箇所開けた場所がある

ありがたや、ありがたや〜♪

5/22 6:59

おっ、良く見かけるヤツだ！

それにしても何に利用されていたんだろう…

5/22 7:20

おぉー、白いイワカガミだ♪

たくさん咲いていたが、ここは白いイワカガミしかなかったような…

5/22 7:59

ミヤマカタバミもたくさん咲いている〜♪

5/22 8:09

薄いピンクのミヤマカタバミかな〜

5/22 8:32

写真では分かりづらいが本当に急坂が続くんだよね〜（汗）

5/22 8:55

ミツバオウレンかな〜

5/22 9:42

やっとこさ、ガレ場に着いたよ〜（汗）

上りはまだ良いが下りは危険だな…

5/22 9:42

ここからの眺望もいいね〜♪

この写真のピークは、上河内岳（左）と聖岳（右）かな〜

5/22 9:55

ふぅ、やっと布引山山頂を通過〜

5/22 9:56

山頂の先にテン泊適地がある

5/22 9:57

颯爽と駆け抜けるイケメントレランナーを見送る

ここまで3時間半って…

自分が女性だったら間違いなく惚れてるな♪

5/22 10:20

一旦下って上り返すのがキツイ（泣）

おっ、笊と小笊が！

5/22 10:21

ふぅ、やっとコルを通過〜

5/22 11:07

半ベソをかきながら上り返すとどうにか山頂に到着っ！

一足先に到着した先程のイケメントレランナーと健脚ジェントルマンハイカーと自分の3名で喜びを分かち合う

では、景観を！

5/22 10:58

東方面

小笊の奥に薄っすらと富士様が！

5/22 11:03

西方面

南アルプスが丸かじり♪

まずは上河内岳（左）、聖岳（中）、赤石岳（右）

5/22 11:05

西方面

そして荒川岳（左）、塩見岳（中左）、仙丈ヶ岳（中右）、白峰三山（右）

5/22 11:03

上河内岳のアップ

5/22 11:03

聖岳のアップ

5/22 11:04

赤石岳のアップ

5/22 11:04

荒川岳のアップ

5/22 11:04

塩見岳のアップ

5/22 11:05

仙丈ヶ岳と白峰三山のアップ

もっとゆっくりしていたいのだが先は長いので下山を開始（泣）

5/22 11:11

布引山

はぁ、また一旦下って上り返すのか…

5/22 11:52

畑薙湖は水不足？

5/22 13:00

往路では気付かなかった桧横手山山頂

5/22 14:02

またまた往路では気付かなかった山の神

5/22 14:26

どうにか広河原まで下ってきた（汗）

5/22 14:28

ここが岩伝いに渡る渡渉ポイント

5/22 14:29

岩伝いに渡る渡渉ポイントから下流に目をやるとこんな景色があり、中央の木々の奥が、

5/22 14:31

浅瀬で流れが穏やかな渡渉ポイント

5/22 14:47

後はまったりとハイキング♪

新緑に包まれた渓流〜♪

5/22 14:50

苔がびっしり付いた岩から清水？が！

5/22 15:25

ふぅ、どうにか林道終点まで戻ってくる

5/22 15:49

しばし林道を歩くとゲートに到着し、

5/22 15:50

その先が駐車場

無事に帰ってこれてえがった、えがった！

撮影機器：

TG-870 OLYMPUS CORPORATION

感想

やまハチ

日帰りハイカーの自分として、笊ヶ岳は日本二百名山を完登するには避けて通れない最難関の一つのお山。
ドMの血が騒ぐこの時季（理由は不明）に行こうと思っていたが、それでもなかなか踏ん切りがつかず先延ばしに。
そしてとうとう、ドM気分が最高潮になった今週、実現に向けて計画を進めることにする。

結果は、噂に違わず急坂であり、ドM的に素晴らしいお山の一つであった。
また、ソロではモチベーション維持が難しかったと思うが、イケメントレランナーと健脚ジェントルマンハイカーのお二人と達成感を共有することができて、より素晴らしい山歩きとなったとさ。
めでたし、めでたし…