四国遠征-1 三嶺→次郎笈→剣山

2025年10月11日(土) ~ 2025年10月12日(日)

• GPS: 15:17
• 距離: 25.2km
• 登り: 2,464m
• 下り: 1,983m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:11
• 休憩: 1:57
• 合計: 7:08

距離 11.6km 登り 1,487m 下り 734m

7:18 名頃登山口
7:52 林道登山口
8:38 8:47 ダケモミの丘
9:31 9:36 三嶺ヒュッテ下の水場
9:40 9:48 三嶺ヒュッテ
10:04 10:19 三嶺
11:25 カヤハゲ
12:02 12:03 白髪山分岐
12:11 13:26 白髪避難小屋
13:32 13:33 白髪山分岐
13:56 13:59 白髪山
14:21 白髪山分岐
14:26 白髪避難小屋

2日目

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:52
• 合計: 7:14

距離 13.6km 登り 977m 下り 1,250m

6:15 白髪避難小屋
6:44 6:46 平和丸
7:54 7:55 中東山分岐
8:20 8:21 高ノ瀬
9:04 9:23 丸石避難小屋
10:02 丸石
10:17 スーパー林道分岐
10:57 次郎笈の水
11:21 11:40 次郎笈
12:30 12:31 剣山
12:34 12:41 剣山頂上ヒュッテ
12:52 刀掛ノ松
12:58 12:59 リフト西島駅
13:25 13:26 劔神社簡易宿泊所
13:29 見ノ越第一駐車場

天候

1日目：雨
2日目：曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

IN: 名頃駐車場 35台
OUT: 剣山 見ノ越 第一駐車場

コース状況／危険箇所等

よく整備されており、危険箇所はない。ただし、笹藪に覆われた山道では、泥濘や段差、木の枝や根が隠れているため、足元には注意が必要。

その他周辺情報

剣山木綿麻(ゆうま)温泉
https://www.town.tokushima-tsurugi.lg.jp/docs/3467.html
大人400円（ボディソープはあるが、シャンプーなし。）

写真

四国遠征の連休初日。名頃駐車場は、すでに5割ほど埋まっていた。今回は4名のグループでスタート。

急登を進む。紅葉がちらほら。まもなく小雨が降り出した。

雨風が次第に強まり、ガスが一面に広がってきた。

巨石が現れるようになる。

晴れていれば美しい池のはず？

三嶺(みうね、1,893m)。本来は展望の良い山頂であるが、残念ながら真っ白。

二等三角点「三嶺」

聳り立つ天狗岩

雨風強く、萎える私たちとは対照的に、苔は生き生き。

ススキの原を進む。この時点で全身びしょ濡れ。

白髪避難小屋に到着。初日は、ここに宿泊。

雨が少しおさまったところで、白髪山(しらがやま、1,769.7m)へ。

三等三角点「白髪山」

白髪避難小屋に戻る。この日は、広島から来た5人組と同室。計9人でほぼ満室。あとから来た若者2名は、気の毒に小雨の中、テントを張った。

夜に激しい雨が降ったが、翌朝は晴れた。雲海が波打っている。

昨日登った白髪山が現れた。荷物をまとめて小屋を出発。

平和丸(1,700.8m)。なだらかな丘のよう。左手には昨日登った三嶺、右手には太平洋が見通せる。

気持ちの良い稜線を進む。振り返ると、中央に白髪山、右手奥に三嶺。

白い岩が特徴的な稜線。進行方向左手から少しずつ青空が広がる。

右手はガスと霧の中で、水墨画の世界。

高ノ瀬(こうのせ、1,741m)。再びガスが...

真っ白けの中、足元を見て進むので、普段は見逃しそうなものが目に入る。

丸石避難小屋。白髪避難小屋と同じ形。

丸石(1,683m)。前方に、次郎笈(じろうぎゅう。中央やや右)と剣山(つるぎさん、別名 太郎笈(たろうぎゅう))が見えてきた。

次郎笈に向かう。紅葉が美しい。

次郎笈手前の岩塔に立つ。これまで歩いてきた稜線がきれいに見渡せる。

次郎笈(じろうぎゅう、1,929m)。多くの方が休憩していた。

四等三角点「次郎笈」

最後の剣山(つるぎさん)に向かう稜線。これまでに比べ、人が多い。

剣山(つるぎさん、別名 太郎笈(たろうぎゅう)、1,955m)。なだらかな山頂には、一等三角点「剣山」。

源平の戦いに破れた平家の一行が安徳天皇と共に劔山に逃れてきた際、安徳天皇の宝剣を納めたという巨大な磐座(宝蔵石)。

その下には、劔山本宮宝蔵石神社。

劔山頂上ヒュッテ。1955(昭和30)年、65歳だった新居熊太が開いた山小屋とのこと。

何を始めるにも遅すぎることはないと教えてくれる。

剣山観光登山リフト。見ノ越(1,420m)から剣山中腹(1,750m)まではリフトで登れる。軽装の観光客が目立つが、ここから、剣山(1,955m)までは、500m以上登る必要がある。

劔神社で無事の山行を感謝。

感想

Kumainkobe

3連休、山友に誘われて四国遠征に行ってきました。初日は名頃登山口からスタート。駐車場はすでに半分ほど埋まっていて、連休らしい賑わいを感じました。

雨が上がっているうちに急登を進みます。紅葉がちらほら見え、登るごとに山の息吹を感じることができました。風が強まり、ガスが広がる中でも、苔は雨に濡れて生き生きとしていました。

夜は白髪避難小屋に宿泊。愛知から来た5人組と同室となり、計9人でほぼ満室でした。あとから来た若者2名は、気の毒でしたが、雨の中でテントを張ることになりました。夜には激しい雨が降りましたが、翌朝には晴れ、眼下には波打つ雲海が広がる幻想的な光景が広がっていました。

白髪山や三嶺の稜線では、真っ白な視界の中、泥濘んだ道を慎重に進むため、普段は見逃してしまいそうな苔や岩の表情も目に入ります。次第に晴れ間が広がり、次郎笈手前の岩塔に立つと、これまで歩いてきた、なだらかで特徴的な美しい稜線を一望できました。紅葉も思いのほか美しく、前日に雨の中を辛抱して登った甲斐がありました。

剣山へ向かう稜線は人が多く、見ノ越からリフトで上がってきた軽装の観光客も目立ちました。最後に、劔神社で無事の山行を感謝し、四国遠征の前半を無事終えました。感謝です。

以下、備忘録です。
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【三嶺(みうね、1,893m)】◎
• 日本二百名山、四国百名山、都道府県別最高峰、日本の山岳標高1003山、徳島県の山(分県登山ガイド)、高知県の山(分県登山ガイド)、日本の山1000、大阪周辺の山250、四国百山、ふるさと百名山、山渓花の百名山地図帳B
• 高知県最高峰〜徳島県においては剣山の次点。
• 山標あり。
• 二等三角点「三嶺」
• 好展望〜剣山や石鎚山、土佐湾など
• 「三嶺・天狗塚のミヤマクマザサ及びコメツツジ群落」として国の天然記念物に指定。
• 三嶺ヒュッテや白髪避難小屋など、無人の避難小屋
• シカによる食害

【カヤハゲ(1,720m)】
• NB
• 山標なし(朽ち落ちている)。
• 三角点なし。
• 展望なし。

【白髪山(しらがやま、別名 土佐富士、1,769.7m)】◎
• 四国百名山、日本の山岳標高1003山、高知県の山(分県登山ガイド)、日本の山1000、四国百山
• 高知県香美市
• 山標あり。
• 三等三角点「白髪山」
• 好展望

【平和丸(1,700.8m)】
• NB
• 高知県香美市
• 山標あり。
• 三等三角点「菅生」
• 好展望

【高ノ瀬(こうのせ、1,741m)】
• NB
• 徳島県那賀郡那賀町と同県三好市の境界。
• 山標あり。
• 三角点なし。
• 好展望

【丸石(1,683m)】
• NB
• 徳島県那賀郡那賀町と同県三好市の境界。
• 山標あり。
• 三等三角点「丸石」
• 好展望〜石鎚山をはじめ、四国の山々、足摺岬、太平洋や瀬戸内海など。

【次郎笈(じろうぎゅう、1,929m)】◎
• 四国百名山
• 山名は兄弟峰で太郎笈と称される剣山に対峙。
• 山標あり。
• 四等三角点「次郎笈」
• 好展望〜東側真正面には剣山、一ノ森が、北側には讃岐山脈、西側には三嶺。

【剣山(つるぎさん、別名 太郎笈(たろうぎゅう)、1,955m)】◎
• 日本百名山、花の百名山、 一等三角点百名山、新日本百名山、四国百名山、都道府県別最高峰、日本の山岳標高1003山、徳島県の山(分県登山ガイド)、日本の山1000、大阪周辺の山250、日本百霊峰、四国百山、魅力別で選ぶ日本新百名山、温泉百名山、気軽に登れる全国名山27選、わが愛する山々、サライ日本楽名山、花の50名山、登るとご利益がある山34、山渓花の百名山地図帳、日本いで湯百名山、50歳爽快日本楽名山
• 徳島県三好市東祖谷、美馬市木屋平、那賀郡那賀町木沢の間。
• 西日本第2位の高峰（愛媛県の石鎚山に次ぐ）。
• 山標あり。
• 一等三角点「剣山」
• 好展望〜石鎚山をはじめ、四国の山々、足摺岬、太平洋や瀬戸内海など。
• 山頂部はミヤマクマザサに覆われた広々とした平原 = 太郎笈(たろうぎゅう)〜隣にならぶ次郎笈(じろうぎゅう)へかけての稜線漫歩が魅力。
• 山頂に剣山本宮宝蔵石神社。裏手には御神体の宝蔵石が鎮座。
• 剣山頂上ヒュッテ〜休憩のほか宿泊可能。
• 近くの広場には公衆トイレ

コメント

Konchan

お疲れ様です。白髪避難小屋に相席させて頂いた５人組の者です。広島ではなく愛知県から来ました🤣
途中から楽しいお話させて頂きありがとうございました🙇皆さん強者ですね。六甲山縦走は行きたいと思ってるので、その時会えたらお土産持って行くのでよろしくお願いします（笑）🙇

Kumainkobe

Konchanさん、
愛知県でしたね、たいへん失礼いたしました。

こちらこそ、楽しいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。皆さまの統制の取れた行動に、登山会としての底力を感じました。

六甲にお越しの際は、ぜひご連絡ください。
お会いできる日を楽しみにしております。
Kumainkobe ฅʕ·ᴥ·ʔฅ