白馬岳に登って山スキーに初挑戦したけれど・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,726m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬尻までは雪はありませんでした。 雪渓上部は所々夏道が出ています。 大雪渓でのスキーは、避難小屋の上部くらいから滑るか、稜線を杓子岳方面へ行ってから滑り降りないと雪がありません。 |
その他周辺情報 | おびなたの湯(600円)に立ち寄りました。 土曜の午後なので結構混んでいました。 |
写真
感想
前夜、猿倉の駐車場で車中泊するときには私の車を含めて5台しかなかったのに、朝起きてみたら30台ほどに増えていた。今日は土曜日なので入山者が多いのだ。白馬岳山頂を踏んでから山スキーで下山する予定なので早めの出発にした。
間抜けな話で、はじめて山スキーをするにスキーのシールを忘れて来た。これでは高いお金を出して山スキーセットを買った意味がないではないか。仕方なく、スタートからザックにスキー板をくくりつけて歩くことにした。
白馬尻までの林道歩きで陽が昇り、白馬から小蓮華の稜線が赤く染まった。雲一つない青空で申し分ない天気だ。
白馬尻付近から雪渓となった。今年は雪が少なく真夏の雪渓のようだ。雪渓の上を流れる風はひんやりしていて気持ちが良い。時間が早いせいか登山者の姿はまばらである。昔、ゴールデンウィークに登ったときは八割方が山スキーだったが今日は登山者の方がかなり多い感じだ。
なだらかな部分を終えると雪渓の真ん中に夏道が出たリッジがあった。左右の雪渓はかなり急峻である。右の雪渓は綺麗だが大きなクラックが横に3本走っているのでここは滑れそうもない。いずれにしてもここで転けたら止まりそうもない。上りも下りもここはスキーを担いでリッジを上り下りすることにした。
この急坂の上に避難小屋があった。休憩ポイントである。もともと足の遅い私だがここまでかなりの時間を費やしている。この先は、そうきつい場所はなさそうだが山頂まではまだまだ遠い。気温が上がって汗が出る。喉が渇く。早く小屋でビールが飲みたい。
登りはじめて約6時間半。白馬岳山荘に着いた。ビールを飲みたいところだが我慢してまずは山頂に行ってこよう。登山者が多い割には山頂には2人しかいなかった。お互いに記念写真を撮り合い、一通りの展望を写真に収めて早々に下山を開始した。
山で飲むビールは美味しい。小屋泊まりなら生ビールにするのだが、今日は肝心の山スキーが待っているので酔っ払うわけにはいかない。缶ビールで我慢することにした。
担いできたスキー板は、村営白馬宿舎の下の方の雪が途切れ途切れになった場所にデポしてきた。そこまで戻っていざスキー滑降である。
ゲレンデと違って雪面はかなりデコボコしている。雪崩の跡のデブリもあるし石も沢山転がっている。慎重に滑ってまずは避難小屋まできた。この先が大雪渓一番の急坂だしその下には雪面いっぱいに小石が散らばった雪原がある。どちらもスキーでは滑れそうもないのでここはスキー板を担いで下ることにした。
小石の雪原が終わるとあとは白馬尻までひと滑りだが自然のゲレンデはそう優しくはなかった。8時間以上歩いた足は思った以上疲れている様子で滑っていても踏ん張りが利かない。滑っては休み、滑っては休んで何とか白馬尻まで滑り着いた。
白馬山荘のベンチにいた山スキーの小父さんがいた。第二雪渓を滑ると言っていたが、かなりの山スキーのベテランで、全く疲れも見せないし滑降もとても上手だった。
山スキーは確かに歩いて下るよりかは時間的にはかなり早いが、私のスキーは我流で覚えたスキーなので悪条件下では通用しない。もっと基礎からしっかりとした滑りを身につけないと山スキーはきついしゲレンデほど楽しくは滑れなかった。来年もう一度出直しだ。
youjiさん、こんにちは。
先日はメールありがとうございました。
白馬岳滑走やりましたね!
今シーズンは雪が少なくて
至仏山で滑走できなくなりましたが、
乗鞍大雪渓は大雪渓直下まで
バスで行けるようになり
スキーの練習をしている人がたくさんいますので
いい刺激になると思いますよ。
何とか大雪渓を滑って下りましたがゲレンデスキーとは大違いでした。
天候に恵まれましたがもっとスキーを上達して来年もう一度行きたいと思います。雪が多ければ来年は至仏山にも行きたいのですが、鳩待峠の駐車場は高いそうですが・・・
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