鈴鹿の上高地

エスエス
その他2人 - GPS
- 07:40
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,032m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:35
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ整備されたコースであるが、沢谷峠への下りの稜線分岐周辺と沢谷峠から武平トンネル西口へのトラバース道のトンネル寄りの部分が紛らわしくて、GPSで確認しないといけない状況であった。 |
写真
感想
鈴鹿の上高地に何年振りかで行って来た。少しではあるが時期が遅すぎたかのような上高地であった。木々の葉が落ちかけて、黄色の葉が黒ずんだものが彼方此方に見えた。そして紅葉が少ないのである。前回は5年ほど前になるのだろうか、物凄い紅色のカエデ類が一杯であったのに。
ハイカーも大カツラのシンボル木付近に2名の女性パーテイーが休憩中以外だあれもいないのだ。我々はシンボルの前でランチをしていた時に、ペアのパーテイーがここで休むか?、先に行くか?悩んだ末に先に行ってしまっただけで、とても静かでいい雰囲気ではあるのだが。
シロモジやタカノツメ、イタヤカエデなどの黄色の葉が多いのはそれでいいのであるが、やはり紅色に覆われた上高地がいいものだ。神崎川の流れも穏やかに流れていて幸せな雰囲気ばかりなのが最高だ。
ここ鈴鹿の上高地への入山であるが、前回は最も楽な根の平峠越えで、帰路は国見峠、キノコ岩、ブナ清水、伊勢谷右岸尾根?を下ったのである。今回は武平峠-御在所西峰-北西尾根を経て上高地へ下って、帰路は国見峠-御在所-御岳大権現-沢谷峠-武平トンネルというコースにした。その結果、御在所北西尾根のシロモジが最高であった。下りながら、足が動かないくらいだ。コースの踏み跡は薄いが、細尾根を忠実にたどればいいので、足元はおろそかにして周囲にばかり目が映って、カメラとシロモジばかりであった。
帰路の国見峠への登りは以前の記憶は殆どなく、疲れて来た足には辛いものがあったが、峠すぐ下の大岩だけは記憶に残っていた。御在所に午前と午後との2回登頂は足に堪えるはずだわと言いながら、観光客のざわざわする中を重い足で急いで通リ過ぎて、御岳大権現へ登り着いた。いざ、沢谷峠への尾根の下降点はというと、すぐ裏に色んなテープの付いた木がそれであった。踏み跡は鮮明ではあるが、小灌木がうるさいくらいの道だ。馬酔木も現れて益々足元が鬱陶しいくらいだ。景色は良く見えるが、陽はささない時刻になって来て、涼しい程である。
木々が大きくなってきて、踏み跡が乏しいと思ったら、尾根から沢谷峠への下降点を過ぎていた。慌てて戻ってGPSでそのポイント探すと、古い赤テープが稜線の少し下に物寂し気にあるだけだった。これでは判りにくいな!と不平を言いながら、急斜面の不鮮明な踏み跡を追うと、下にトラロープがあるではないか。これなら、後は問題ないなと傾斜の緩んだ小尾根状を進むと、左下に標識らしきものと赤テープが見えるが、GPSの軌跡は真っすぐだ。よく知らない場所はGPSに頼ろうと軌跡通リに進むと、左折して沢谷峠であった。武平トンネルへのトラバースルートなので、左に行くと先ほど上から見えた標識と赤テープがあった。峠近しの標識なのだろう。上からここにワープしてきている踏み跡があった。良く判っていれば何のことはないのだが、初めての大権現から沢谷峠へ踏み入れたものには、忠実に行くしかないが。
時間は16時少し前だが、針葉樹林の中は夜に向かうような真っ黒な雰囲気だ。トラバース道と行っても小さなアップダウンが実に多いシンドイ道だ。小さな尾根を越えて、谷をえぐるように進んでいると、広い斜面ではどこが踏み跡かは明確でなく、石ころと小さな木々で足元は暗く何処へ行けばいいのか?と悩んでしまうほどだ。GPSでコースの確認をすると大きく標高の高い場所にいるではないか?谷の部分で下に行くべき所を水平か、やや登りかけてしまったようだ。GPSを頼りに樹林の中の大きな岩がゴロゴロの所を抜けて、下に下に下ればいいのだけが救いであった。すると右からくる踏み跡と合流してホッとしたものだ。そこは武平トンネル西口駐車場のすぐそばであった。樹林を出ると意外と明るく、何だまだこんなに明るい時間ではないか、と闇下下山になってしまったと反省しないとと思っていただけに、あっけにとられた気持ちであった。
最後は少し不安を感じながらの下山であったが、GPSさえ機能すれば何とかなることを十分感じさせてくれたハイクとなった。というのも、大権現からの下山中にGPSの機能が途絶えるようなことがあって、充電などしながらやっと復帰させたが、不安になると信用できない感覚が起きて必要以上に自分のいる位置が心配になるんものだ。歳をとったことが、分岐点を見逃したり、GPS操作に戸惑ったりと、必要以上にあせる条件を作り上げてしまった感があった。
しかしながら、鈴鹿の上高地を散策しようという思いは、北西尾根のシロモジの黄色に感動させられた最高のハイクとなった。
”永”、”竹”
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