荒天の登山日和「牛奥ノ雁ヶ腹摺山・白谷ヶ丸」

2025年11月17日(月) [日帰り]

• GPS: 05:22
• 距離: 8.8km
• 登り: 759m
• 下り: 756m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:37
• 合計: 5:20

距離 8.8km 登り 759m 下り 756m

7:17 スタート地点
7:22 7:23 湯ノ沢峠
8:12 8:19 白谷ノ丸
8:24 黒岳の広葉樹林
8:38 8:39 黒岳
9:15 川胡桃沢ノ頭
9:30 9:31 賽ノ河原
10:02 10:16 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
10:31 賽ノ河原
10:52 川胡桃沢ノ頭
11:23 黒岳
11:34 黒岳の広葉樹林
11:41 白谷ノ丸
11:44 11:52 白谷小丸
12:21 12:28 湯ノ沢峠
12:40 ゴール地点

天候

晴れ
西の風　0〜5m
見晴らしは良かった

日射しはポカポカと暖かだった　風は冷たかった　オクタなんとかを着用して快適に歩けた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

湯ノ沢峠登山口駐車場を利用した
勝沼から向かい　天目山温泉のすぐ先で林道焼山沢真木線に入って登山口まで12km
林道ゲートから登山口まで9km12月上旬から冬季閉鎖になると表示してあった
突き当たりを右折すると2kmは砂利道で雨裂が掘れているが　軽乗用車で通れる

突き当たりを左折すると日川林道で大菩薩登山口を経て国道411号に出る　帰りに通った

峠にきれいなバイオトイレと避難小屋が有る　電気が引いてあり小屋の照明とトイレを運用している

24時間営業のコンビニは勝沼の街中に有り20kmほど離れている
13km手前の甲斐大和駅前にきれいなトイレが有るが　グーグルナビは変なところへ案内するので注意が必要
笹子トンネル西口に道の駅が有り13km離れている

コース状況／危険箇所等

湯ノ沢峠から　白谷ヶ丸・黒岳を経由して牛奥ノ雁ヶ腹摺山を往復した

全て稜線の道は　明瞭で道標完備　新旧のマークが補完する
緩やかで露岩を縫うところは有るが　岩場は無い　ごく一部に痩せ尾根が有るが高度感は無い

植生は多彩　落葉済みの広葉樹林・針葉樹林・勢いの無い笹っ原・草原・倒木帯・立枯れ帯などで飽きることは無い
林床は枯れ葉が散り敷くか　一部で膝下丈の隈笹

ところどころで　素晴らしい眺望が展開する

その他周辺情報

大菩薩の湯(甲州市交流保養センター)を利用した
3時間まで　市内370円　市外700円
公共の入浴施設は　コロナ騒ぎ以来　換気に生命を掛けているのか？洗い場が　稜線よりも寒いことが多いと思うのは自分だけだろうか？

写真

11/17 5:47

天目山温泉入口のバス停
すぐ先で　右の
林道焼山沢真木線に進む

11/17 5:48

林道焼山沢真木線(西)
正式名称なのか？

11/17 5:53

林道ゲート
12月上旬から
冬季閉鎖になる
ここから9km

11/17 6:11

林道は展望が良い
大菩薩嶺

11/17 6:14

富士山
左は大蔵高丸

11/17 6:17

大蔵高丸
右は富士山

11/17 6:19

突き当たりを右折
ここから2kmダート
左折は日川林道で
大菩薩登山口につながる

11/17 7:21

林道終点の湯ノ沢峠登山口
先着車が2台とテント1張り
きれいなバイオトイレ有り
なぜ避難小屋を使わない？
テントはソロ女性だった
理解できた

11/17 7:21

電気が届いて照明付きの
避難小屋を右に見て
峠に向けて歩きだした

11/17 7:23

峠で左折した

11/17 7:47

少し登って振り返る
右下は湯ノ沢お花畑
稜線は右から大蔵高丸
ハマイバ丸　大谷ヶ丸
振り返れば必ず富士山も

11/17 7:58

その左手
右は滝子山
左は高川山

11/17 8:07

ひと登りすると
白谷ヶ丸が見えてくる

11/17 8:11

草原の先に富士山

11/17 8:15

白谷ヶ丸山頂目前

11/17 8:17

白谷ヶ丸から振り返れば
富士山と手前に三ツ峠
右に黒岳

11/17 8:18

南アルプスも一望
甲府の国中は雲海の下

11/17 8:22

先に進めば
どこに出しても
恥ずかしく無いような
見事な疎林が広がる

11/17 8:29

登りに転ずると
倒木の目立つ
針葉樹林になる

11/17 8:39

黒岳山頂
三角点有り　展望無し
針葉樹林はドイツで言う
黒い森　黒岳の名も
そこからきたのか？

11/17 8:42

黒岳のすぐ先で
大峠分岐
雁ヶ腹摺山方面だ

11/17 8:51

西が開けて
南アルプスがズラリ
国中の雲海は薄れて
霧になったか

11/17 9:17

川胡桃沢の頭

11/17 9:27

先に進んで
木の間から牛奥ノ雁ヶ腹摺山

11/17 9:39

開けた草原を登る

11/17 9:47

右後ろを振り返れば
雁ヶ腹摺山

11/17 9:57

牛奥名物
立枯れ針千本の
片鱗を見る

11/17 10:04

牛奥ノ雁ヶ腹摺山　山頂

11/17 10:10

立枯れ越しの南アルプス

11/17 10:12

立枯れ越しに八ヶ岳

11/17 10:16

立枯れと黒岳と
富士山を見たら
南帰行にかかる

11/17 10:53

川胡桃沢の頭まで戻った

11/17 11:21

大峠分岐まで戻った

11/17 11:24

黒岳まで戻る
三角点有り

11/17 11:25

自分は変人だと思う
負けた！
ロードバイクの人

許可を得て後姿を撮影した

11/17 11:41

白谷ヶ丸の露岩と富士山

11/17 11:48

行きにパスした丘は
ケルンの広場だった

11/17 11:52

散らばる露岩と富士山
横たわる大蔵高丸〜
ハマイバ丸の稜線
富士山の前衛は
三ツ峠から黒岳さらに
毛無山まで見える

11/17 11:54

白谷ヶ丸の草原を
振り返りながら帰る

11/17 12:22

湯ノ沢峠まで戻った

11/17 12:23

ちょっと左手の真木側を
見に行こう
真木小金沢林道とある
下のゲートでは
林道焼山沢真木線と
なっていたけど？

11/17 12:24

すぐに二手に分かれる
下方向は歩道で真木に続く
左のトラバースはすぐに
林道に出る

11/17 12:25

道標をアップ
古い方には
八代龍王界とある
天目山温泉近くに
八代龍王神社が有るけど
関係するのか？

11/17 12:27

白いガードレール
すぐそこまで
林道が来ている
なぜ湯ノ沢峠だけ
歩道になっているのか？

11/17 12:31

峠に戻るともうひとつ疑問
左手　北方向は小金沢連嶺
右側は違うのか？

11/17 12:31

板葺きのカウンター台で
牛奥ノ雁ヶ腹摺山を一押し

11/17 12:33

避難小屋のある駐車場へ
戻った

11/17 12:52

帰りは日川林道で
大菩薩方向へ

11/17 12:58

林道の伐採地から
大菩薩嶺

11/17 13:04

牛奥ノ雁ヶ腹摺山の
山頂付近が見えた
針のように突き立つ
立枯れ帯がわかる

11/17 13:29

大菩薩峠登山口を通過する

11/17 13:51

大菩薩の湯を利用した
風通しの良い洗い場は
寒かった

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

　全国の天気概況によると　寒冷前線が通過して北日本で大荒れになるらしい。
山梨の麓の予報では　穏やかな晴天になり気温も20℃近くまで上がると言う。
稜線では　その中間の天気になるのだろうか？
てんくらの登山適否を見たら　Ｃ判定になっていた。
だが、私は知っている。
てんくらが　しばしば風速を過大想定して厳しいＣと裁定していることを！
雨や雪の可能性が無ければ、風と防寒対策を整えて臨めば、快適に歩けるのだ。

実際のところ　今日の登山適否はＳ級だった。

解放的な山も　かなり良かった。
緩やかな稜線の道は　その植生も多彩で飽きさせない。
落葉した広葉樹の疎林、倒木の折り重なる針葉樹林、針のように並ぶ立枯れ帯、広闊な草原や笹原が次々に現れる。
展望にも魅せられた。
言葉に尽くせぬ恵まれた山行だった。