十勝岳

- GPS
- 05:03
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
感想
昨季はほとんど山を登らなかったので、リハビリトレーニング。今季は道内も初滑りの便りが早いようだった。私も黒岳スキー場プレオープン(まねき岩シュート)、テイネスキー場に続く、11月3回目のスキー。はるか昔に白銀荘から前十勝に登ったことがあったが、望岳台から十勝岳本峰に向かうのは初めてだ。最後の降雪は3日前で、前日から昇温傾向。雪は期待せず、現状の体力を知るのと衰えた体力を戻すためというモチベーションで臨んだ。午後にかけて快晴の予報で、それもまたやる気を起こさせてくれた。避難小屋より下は、ツボ足トレースが解けて再凍結したせいでガチガチ。下界は10度を超えるそうなので、滑るころには緩んでいるだろうと思っていた。実際にそうだった。山の向こうの薄曇り中で太陽光が差してきた。避難小屋を越えると、もうすでにパウダーではないが、まだ辛うじて柔らかさの残る雪面になった。きのうスキー場で滑り込んだので、帰りも楽しめそうだと思った。十勝岳は複数の火口や溶岩のせいで複雑な地形を織りなす。どこを滑ればいいのかよくわからず、滑りの点ではこれまで魅力を感じてこなかった。しかし、前日に多くのスノーヤーが残してくれたトラックのお陰で、滑るべき地形を確認しながら登ることができた。雪面がガチガチでもなく、バフバフでもない、締まりがいいと言えばいいのか、ちょうど良い塩梅なのでスキーアイゼンも早めに装着し、直登でどんどん標高を稼いでいった。火口群の平原に出ると、ようやく特徴的な波の形のような三角形の本峰が姿を表した。前方にスノーヤー3人と、すぐ後ろにはほぼ同時にスタートしたスノーシューの女性登山者が迫っていた。しばらく斜度はなく、スピードが自然と上がるので息も上がる。標高のせいもあってここが一番きつかった。巨大なグラウンド火口の縁をなぞるようにして進んでいく。このころには快晴で風もほとんど感じなかった。山頂直下で一気に斜度が上がるのでキックターンでジグを切っていく。富良野岳が見渡せる最後の稜線上はエビの尻尾だらけ。幸いにして高温のおかげか、スキーでサクサク踏み込めたので大きな影響はなかった。さすがに山頂は西風が強く、持ってきたドローンはただの重りとなったが、ほんの少し東側の斜面に降りると無風になり快適だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
anobei












いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する