丹沢蛭ヶ岳 地蔵尾根から源蔵尾根へぐるっと一周
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,254m
- 下り
- 1,258m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○地蔵尾根の取り付きがわかればあとは迷うことはないでしょう。ただ急登の連続です。下りには使いづらいでしょう。 ○源蔵尾根は、道標はないものの踏み跡がしっかりしているし、急登もないので登り下りどちらでも利用可能です。 |
その他周辺情報 | ふもとにいやしの湯がありますが今回は立ち寄りませんでした。 |
写真
感想
365連休の身の上なのであえて混雑する休日には山に行かないことにしているが、梅雨に入った今は天気を優先するとなかなか予定が立ちにくい。従って、今回は、唯一好天が予定されている土曜日に出かけることにした。
当初は、高速道路の休日割引を利用して西上州の山に行くつもりだったが、今年一番の猛暑日になるというので、暑いぞ群馬はやめにしてお手頃の丹沢に行くことにした。通常の尾根歩きではハイカーがわんさかいると思うので、早朝、しかもバリエーションルートで登ることにした。
ヤマレコの投稿記事を参考にして、裏丹沢神ノ川ヒュッテを中心に、地蔵尾根から蛭ヶ岳に登り、源蔵尾根を下って車に戻るルートを計画した。また、長い林道歩きがあるので電動自転車を使って時間短縮を図ることにした。
登山口の神ノ川ヒュッテに着いたのが午前4時30分。林道日陰沢ゲートが開いているではないか。どうやら渓流釣りのこの季節は釣り客の便宜を図って土、日だけ開けているようだ。ラッキーとばかり次の孫右衛門ゲートまで車で進んだ。ここから広河原までは電動自転車で行くことにした。
広河原には釣り客が2名先行していたが登山者はゼロ。静かな山歩きが楽しめそうだ。 地蔵尾根の取り付き地点を探しながら神ノ川を上流にたどると沢が狭まった辺りの右岸の岸壁にロープが垂れ下がっていた。これが目印だと調べておいたので何とかわかったが、下調べがなかったら見過ごしてしまったかも知れない。なんせバリエーションルートには標識というものがないから。
のっけからお助けロープと立木を頼りにして登る急登である。これは大変なアルバイト。気温が上がってきたせいもあるが汗が一気に噴き出る。ここ数回の山行で一気に体重が60キロ台に下がったが、この具合では今日も相当減量出来そうだ。
30分ほどの急登をこなすと馬酔木平に出る。すでに花は終わっているが確かに稜線は馬酔木だらけである。勾配は若干緩くなったが、所々、お助けロープの世話になりながらアップダウンを繰り返し、午前8時過ぎには地蔵平の稜線に出た。標識はないものの結構しっかりしたルートで迷うことはなかった。
ここから蛭ヶ岳までは名物?の木製階段の連続である。去年、整備されたこの道を下ったことがあるが割と歩きやすかった印象がある。階段を登りに使うのはちょっと嫌だったが登ってみると、ここの階段は意外と歩きやすい。高さと歩幅がちょうどいい。おかげで息が切れることなく山頂まで歩けた。
時間が早いせいか山頂には1人しかいなかった。さっさと記念写真を撮って小屋に向かった。この暑さである。冷たいビールが飲みたい。
小屋のベランダで親父さんと雑談をしながらちょっと早い昼食にした。先日の稲包山もそうだったが、この時期、立ち止まるとハエのような虫がワッとたかってくる。服のあちこちに虫除けシールを貼ったが効果はさほどなかった。小屋のベランダにいたほうが虫が少ない。
今日の関東地方は、ほとんどが晴れだと言っていたが山は違う。結構雲が出ているし、丹沢山方面の稜線にはガスがかかっていた。西の方、御正体山から小金沢連嶺方面はかろうじて見えているが、それ以上遠くは全く見えない。さっき、ちょこっと顔を出した富士山も雲に隠れている。山の天気に贅沢はいわない。雨が降らず、お日様が顔を出していれば上等である。
30分ほど山頂にいたが、さすがに人気の丹沢である。老若男女、ハイカーにトレイランナーなど、色々な人種が登ってくる。混雑する前に山を下りよう。
今年予定している北アルプスに、蓮華の大下りというのがあるが、蛭ヶ岳から桧洞丸へ向かうこの下りも結構きつい。昔、厳冬期にここを登ったことがあるが、ピッケルと12本爪のアイゼンをフル活用した覚えがあるが、雪がなくてもここはきつい登りである。
臼ヶ岳まで1時間と書いてあったがさっき飲んだビールが効いてペースが上がらなかった。頭に巻いた手ぬぐいが汗でびっしょりになった。さっき飲んだビールが汗に混ざって吹き出しているようだ。1時間10分で臼ヶ岳に着いた。展望はあまりないが今下ってきた蛭の大下りがすごい高さで見える。塔が岳の尊仏小屋もポツンと見えた。
臼ヶ岳から1時間ほどで源蔵尾根入口に着いた。文字がかすれた看板が木に括り付けてあった。地蔵尾根と違ってこの尾根は歩きやすい。半分から下は植林地になっているので山人が手入れに入っているので踏み跡もしっかりしている。登りに使っても下りに使ってもいい尾根道だ。
広河原には今朝入渓した釣り人の原付バイクと自転車が置いてあった。看板に括り付けた自転車に乗って車まで戻ったが、20インチのノーマルタイヤの自転車では、所々あるオフロードは走りづらい。それでも歩くよりか遙かに早い。午後2時には帰宅の途につけた。
いつもなら温泉に入ってから帰るのだがこの時間なら東名高速が渋滞する前に抜けられそうなので、お風呂は自宅ではいることにした。代わりに孫右衛門ゲートの近くにある水場でしっかり汗を拭いてから帰った。冷たくてとても気持ちの良い湧水でした。
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