紅葉終盤/大山からヤビツ経由蓑毛

- GPS
- 04:59
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 4:59
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:蓑毛バス停-秦野駅行バス |
| コース状況/ 危険箇所等 |
全区間整備良好。表参道は女坂を含めて人波が途切れなかった。一方、正午過ぎのイタツミ尾根から蓑毛は人影がほとんどなかった。 |
| その他周辺情報 | 末広小学校前バス停から徒歩10分で名水はだの富士見の湯に行ける。秦野駅へは徒歩15分 |
写真
感想
大山ケーブル行きバス乗り場の列は思ったほどではなかった。安心して改札前へ戻り、同僚のFruとPSに合流。臨時便の直行バスに首尾よく座って登山口に辿り着いた。
お巡りさんが登山計画の提出を呼びかける中、ヤマレコの計画書を観光案内所前のポストに投函してこま参道の階段から山頂への一歩を踏み出した。最近異動してきて山の経験者と知ったFruと、マラソンサブ4ながら山は無縁というPSを誘っての初山行。特にPSの適応力に注意しながら歩き始めたが、二人とも当方より若くて元気で何ら心配はなかった。
朝は冷えたが南斜面の道は暖かいくらいで、ケーブル駅で登山シャツ1枚に。早速、紅葉のモミジが出迎えてくれたが、残念ながら一部葉が縮れて黒ずみ出していた。ハイライトである大山寺直下の階段のモミジ回廊も盛りを過ぎ、加えて雲が増えて日差しが陰ったため、輝きもない。ここの紅葉を誘い文句にしていただけに、二人には少々申し訳なかった。
人出の方も紅葉ピークほとではなかったが、それでも若い人を中心に続々と登って行く。それらを追い越しながら登山計画よりだいぶ早く下社に到着。振り向くと、江ノ島から房総半島までははっきり見えた。
下社から山頂へのとば口の急階段に驚いた二人だが、心肺能力は当方より遥かに強靭で難なくクリア。ケーブル利用者も合流して一段と人波の増した登山道を辿った。六丁目の石柱を見つけたPSが「何丁目まであるんだろう?」と呟いたが、後でのお楽しみにして教えてあげない。
十六丁目で一休み。ここから南尾根を下れば名水はだの富士見の湯まで歩いて行けると解説した。ただ、今日はそんな予定はない。まずは頂上だが、目立って速度が落ちてきた。人間渋滞で仕方ないとはいえ、ふと見ると足の弱い高齢女性たちが列の先頭でよたよたと歩いている。後ろに大行列が出来ていることなど思いもよらないらしい。
そのうちよけるだろうと思ったが、道の真ん中で立ち止まる姿にしびれを切らし、間の数人を一気に抜いて制限要因の女性たちに「お先に失礼します。後ろが大渋滞ですよ」と声をかけて追い越した。
間にいた数人を含む大勢の”追い越し集団”を引き連れる形でテンボ良い山登りを再開。間もなく富士見のポイントだが、重ったるい雲が表尾根まで張り出して富士山は影形もなかった。
やがて石柱の数字はPSが予想した二十三丁目を超え、いくらか勾配が緩んだものの当然ながらまだ頂上には着かない。二十五丁目でヤビツ峠からの道が合流。そちらへ50mほど入ると富士山と表尾根の絶景ポイントだが、分厚い雲が恨めしい。
この先は最後の胸突き八丁で下りの初心者がいると大混雑するが、幸いまだ下山者は少ない。青銅の鳥居が見えて二十七丁目。ここで二十八丁目が最後とPSに種明かしし、温かい蕎麦が食べたいというFruの希望に応じて山頂の茶店に落ち着いた。
下界は見えているが、空はどんより曇って寒い。PSも豚汁を頼み、当方も保温水筒の紅茶で温まりながらお昼にした。食後は奥の院にお参りし、山名標での記念撮影の行列を横目にトイレの裏の見晴らしへ。富士山どころか表尾根の塔ノ岳にも雲がかかって、山が初めてのPSに絶景を見せることはかなわなかった。
すごすごとトイレ前に戻ると、こちらからの見晴らしはまずまずで、遠く都心あたりは日が照っている。しばし景色を楽しんでから、なおも続々とハイカーが到着する山頂を辞した。
3,4歳くらいの子の手を引いて登って来る親子連れに驚きながら、二十五丁目からイタツミ尾根の道へ。今日は表尾根しか見えない見晴らしを経て木道風の道を辿る。パタリと人影が薄れ、やっとトレッキングらしい静かな雰囲気にFruとPSの両名もうれしそうだ。足元も表参道より格段に歩きやすい。
整備された木段からやや急な区間に至り、鎖の手すり?を下り切れば難所は終了。軽く登り返してゆるゆると木段のある尾根道を下れば、やがて遠くの樹間にガードレールが見え、ベンチのある広場を経て峠のレストハウスに至った。すぐ下にバス停とトイレがある。計画よりだいぶ早く着き過ぎ、バスは1時間以上待たないと来ないので蓑毛まで延長ウォークすることにした。
柏木林道と呼び習わしているが、車は通れない昔ながらの峠道。少し崩れかけた所もあるが、緩やかで歩きやすい生活道路風だ。落ち葉を踏みしめながら順調に春岳沢の木橋に至った。春嶽名水の水場だが、下流側がえん堤の工事中であまり風情はない。
林を抜けると日差しが眩しい。下山したら晴れてくるというのは登山あるあるだが、やはり悔しいものだ。ただ、初登山のPSを含めて3人ともケガも大した疲労もなく歩き通せたのは何よりだった。この後はバスを途中下車して富士見の湯で汗を流すつもりだ。












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