三方分山・パノラマ台 富士山を間近に眺める稜線歩きと精進湖に映る逆さ富士

- GPS
- 04:08
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 783m
- 下り
- 785m
コースタイム
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:00
| 天候 | 快晴。午後に入り、高層に雲がかかり始める。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
50台程度。中央道河口湖インターから下道を走り、片側1車線の舗装道路を通ってストレス無く到達します。トイレは道路の反対側を渡って直ぐに、水洗トイレが有ります。 12月に入り冬季は道路の凍結に注意。 1週間前は、前日夜中に雨が降って凍結の心配があり延期しました。 満車の場合は、精進湖側に下ると大きな駐車スペースが有ります。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
~三方分山 九十九折りの急坂だが、岩場も無く登り易い。分岐から先は、稜線の崩落箇所が3箇所あるが、ロープで仕切られているので、危険と言うほどではない。 三方分山~パノラマ台 稜線歩きの中に岩場もあり、急坂の下りでは注意を要する。 パノラマ台~駐車場 細い道のトラバースが続く。 |
| その他周辺情報 | 富士眺望の湯ゆらり 大人平日1400円、土日1700円。貸しバスタオル、フェイスタオル付き。湯舟は16種類。富士山が眺望できる大露天風呂、サウナ、食事処併設。 |
写真
この日は、朝方快晴で風も無く湖面が穏やかでしたので、見事な逆さ富士になりました。富士山手前の大室山を抱くように見える「子抱き富士」の「逆さ富士」は、精進湖の他手合浜でしか見られない希少な光景です。
精進湖は富士五湖中最小なため波が穏やかで、逆さ富士を見るには有利なようです。
青木ヶ原の樹海など、原生林越しの富士山であることも絶景感を高めています。
この時間帯は逆光ですので、冠雪がよく見えないのが残念です。
時計回りの計画だと約1時間後にパノラマ台で逆光のままとも考えられましたので、急遽計画を反時計回りの周回に変更しました。
旧中道往還は駿河国と甲斐国を結ぶ街道で、古代から開かれていたと言われています。戦国時代は軍用道でしたので、武田信玄がこの道を通っていたのでは。
女坂の名前の由来は、むかし女性が峠で出産してそのまま亡くなったので埋葬し供養したので名づけられたとか。
三方分山の名前は、山頂から均等に伸びる三つの稜線が昔あった三つの村の境界になっていたからと言われています。
鳳凰三山は、標高3000メートル以下なので、白くないですね。八ヶ岳連峰と同じです。
感想
三方分山~パノラマ台は稜線歩きをしながら富士山の眺望が楽しめるとあって、見晴し予報が非常に良いとされる日をうかがっていました。登山当日は、午後過ぎてからも展望がもちそうなので、このコースに出かけましたが、出発直前になって、山頂付近ではひどい逆光を浴びて富士山がよく見えないおそれがあることに現地で気づきました。
当初は、雲の影響の少ない午前中の早い時間にパノラマ台に上がる時計回りの計画でしたが、予定を急遽変更して、展望の良いパノラマ台に着く頃は順光になるように反時計回りで歩くことにしました。
結果的にこれが大正解。ちょうど光の良い状態の富士山の写真を撮ることができました。
朝の精進湖他手合浜から、湖面に映る「逆さ富士」と、大室山を抱くように見える「子抱き富士」を堪能しました。逆さ富士は、他の富士五湖でも見られますが、子抱き富士との複合はこの場所だけです。
逆さ富士は、冬の早朝、快晴で風が無い日などの条件が重なってはじめて見ることができるようで、当日は非常にラッキーでした。ただ、撮影時刻には太陽が上がり過ぎて逆光で富士山がシルエットのようになってしまいましたので、たぶん日の出直後などの条件であれば、冠雪した富士山がもっと良く眺められていたと想像しています。
三方分山、途中の南アルプスが展望できる岩、パノラマ台、精進湖の各展望地から、富士山、御坂山地、大菩薩嶺、八ヶ岳、南アルプス、毛無山などの山々を眺めることができました。特にパノラマ台からは、長い裾野を見せる富士山が眺められて、改めて圧倒的な独立峰である富嶽の素晴らしさを認識することができました。
インバウンドが多く訪れる地域でもある富士五湖周辺は、秀麗な富士山をいつまでもうっとりと眺めることのできる羨望の地でもあります。
hirocroc










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