【過去ログ】長島大橋を徒歩で渡る意義 （城山・大平山）

2023年02月11日(土) [日帰り]

• GPS: 07:21
• 距離: 30.0km
• 登り: 959m
• 下り: 958m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:55
• 休憩: 0:07
• 合計: 8:02

距離 30.0km 登り 959m 下り 958m

8:32 スタート地点
8:48 8:49 通り山
13:54 14:00 城山
14:38 大平山
16:34 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

感想

琵琶法師

【通り山】
本日のメインは長島〜大平山間。最初に訪れる長島愛生園歴史館の公開時間の調整を兼ねて立ち寄ってみました。
事前にGoogleMapでチェックした際、いかにもここから...という林道に躊躇なく踏み込んだものの敢えなくササヤブに跳ね返されてしまった。そこで舗装路を回り込み適当なところから踏み込むと中は植林帯で難なく登頂できた。「開墾地ヘリにヤブ有りの法則」の典型。

なお、この周辺に古墳群があることを後から知る。もう少ししっかりと事前確認しておけばよかった。

詳しくはこちら　⇒ https://yamap.com/activities/22391713



【長島大橋を徒歩で渡る意義　（城山・大平山）】
風光明媚な虫明湾沖に浮かぶ周囲16キロの長島は、国内初の国立療養所としてハンセン病患者を長年にわたり隔離してきた歴史があります。

本土から幅たった30mの海峡を隔てたに過ぎないこの島は国策として患者の生活を遮ったばかりでなく人間の尊厳を奪い去りました。長島大橋で物理的に繋がった現在も親族への配慮から本名を伏せて暮らさざるをえない方々が住まわれてます。

医学的に感染力が極めて低いことが立証されていたにも関わらず『恐ろしい伝染病』という誤った情報を国民に流布した国家の責任は言うに及ばず『無らい県運動』と称し患者を一人残らず療養所に送り込もうとした地方自治体、それになんの疑いもなく乗せられてしまった、あるいは、これまでずっと無関心に暮らしてきた我々一般人こそ、今改めてこの問題を問われている気がしました。

岡山県に暮らしている「今」こそ自分の脚で本土と長島を繋ぐことができる。柄にもなく様々な思いが去来する中、虫明漁港を基点に「長島」と「城山、大平山」をセットで繋いできました。

詳しくはこちら　⇒ https://yamap.com/activities/22418834