牧野富太郎が調査に訪れた・大月町の山道を歩くツアーに参加

2025年11月30日(日) [日帰り]

• GPS: 05:20
• 距離: 6.6km
• 登り: 241m
• 下り: 205m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:20

距離 6.6km 登り 241m 下り 205m

10:20 スタート地点
15:41 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

11/30 10:04

植物ガイド:稲垣典年先生（県立牧野植物園アドバイザー）
https://www.47news.jp/7814748.html

11/30 10:05

オオイタビイチジクの仲間l

11/30 10:21

11/30 10:22

11/30 10:43

11/30 10:52

11/30 10:52

11/30 10:55

牧野スケッチ場所で休憩(風景カフェ)

牧野富太郎が拍浦で描いたスケッチ（ツアーに参加してもらった資料）から

11/30 11:24

11/30 11:28

かもしかの顔に見える

11/30 12:06

ツチトリモチ

11/30 12:34

ハマセンダン
葉がセンダンに似ている

11/30 12:36

象の足に見えるね

11/30 12:40

お昼休憩

11/30 12:41

11/30 12:41

11/30 12:42

11/30 13:53

センブリ
普通は5弁だけど、たまに4弁もある。
このちっちゃい葉っぱでいつまでも苦い。千回振っても苦いからセンブリというそうです

11/30 14:18

ヤクシソウ

11/30 14:21

タマムラサキ

11/30 14:27

トキワススキ
冬にも枯れないので、四国では非常に珍しく、高知県では大月町に自生地が確認されている

11/30 14:27

11/30 14:38

サツマニシキの死骸

11/30 14:39

生きてるサツマニシキがとまってる

11/30 14:39

サツマニシキ
思い切り近づく

11/30 14:50

11/30 14:51

ヤッコソウ

11/30 15:00

11/30 15:00

11/30 15:26

11/30 15:26

月光桜
月光桜は、丘陵に立つ1本の桜で樹高13.4m、幹周3.55m。
四方八方に広がる枝ぶりは見事で心惹かれるものがある。
樹齢は170年から200年と推定されている

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple

感想

okeis33

当日の予定スケジュール
9:40〜 受付開始 (道の駅大月・集合、トイレ)
10:00〜 開会式。日程説明→泊浦へ(移動)
10:30〜 泊浦から牧野富太郎がスケッチした山ヘ
11:00〜 牧野スケッチ場所で休憩(風景カフェ)
11:15〜 牧野スケッチ場所からウバメガシ巨木(ツチトリモチ)ヘ
11:40〜 ウバメガシ巨木から地吉(コモウセンゴケ)ヘ
12:30〜 地吉着、昼食(お弁当)、トイレ
13:30〜 地吉発、長沢(タマムラサキ、トキワススキ)ヘ
14:50〜 長沢ヤッコソウ自生地から月光桜ヘ
15:20〜 月光桜着、まきの茶屋(トイレ)
15:50〜 修了式・解散→道の駅大月へ(移動)
(※ ウォーキングコースの全行程:約6km)

ご用意していただいたお昼はとても美味しいものでした。
鰤のへら寿司は絶品でした。
https://otsuki-kanko.jp/archives/18334

来年も行われるということなので、また来たいと思う。


稲垣先生の説明は、今回の自分の記憶は曖昧なので、
2014年11月9日（日）大月町_牧野富太郎の道を歩く　で聞いた話をもとにしてます。
このとき、ビデオを撮って、文字起こしをしました。

先生の動画は2014年、月光桜は2024年です。


〇ツチトリモチ
道中、足元に卵大の赤いものがあった。
（稲垣さん）「ツチトリモチで、クロキの根に寄生する。
トリモチは、ヤマグルマとか、モチノキの皮をはいで、水の中で叩いて叩いて、あくをのけてからトリモチ（鳥餅）をつくる。
その辺に（枝に）巻きつけて、鳥が止まったら捕るわけね。
ツチトリモチは、この花の下（土の中）に、芋がある。
その芋を潰したら簡単にトリモチができる。
地面の中の鳥餅、ツチトリモチ。
今は鳥餅を使った小鳥の捕獲は法律で禁止されている。
ツチトリモチは、牧野富太郎が学名をつけている。」

〇ヤッコソウ
ヤッコソウは、シイの根に寄生して一面に群生する。
全体の形を奴さんの練り歩く姿に例えて、牧野富太郎が名付けたと表示がありました。
（稲垣さん）「雄しべが落ちたら、下から出てくるのが雌しべ。
自家受精（自家受粉）ができないようになっている。
シイの木から100パーセント栄養をもらっている寄生植物。
中学生がこれ（ヤッコソウ）何ですかと持ってきたのがきっかけです。
そこにいた山本一（ハジメ）という先生が、自分も初めてだということで東京の牧野さんの所へ送った。
牧野さんはラフレシア科の新種として発表した。
送った山本先生の名前を学名につけた。
僕に言わしたら、それを持ってきた少年の名前にしてあげたら良かったのに。」
と話されてました。
学名はMitrastemon yamamotoi Makinoです。



2023年春のNHK朝ドラ「らんまん」をご覧になった方も多いと思います。
ドラマでは万太郎（神木隆之介）が山中で少年と出会う。
「虎鉄」（寺田心）という名前の男の子で、小さいお遍路さんがいる、とヤッコソウが生えている場所へ案内してくれた。
「らんまん」を見ながら、ヤッコソウの場面で、稲垣さんの言葉とヤッコソウの場所が頭に浮かんできました。

〇月光桜
（稲垣さん）「桜のことで大月町が相談にきた。世界中ソメイヨシノばかり。
大月町がやるやったら、昔、牧野富太郎がアシズリザクラとつけた桜が大月町にはいっぱいある。それにしませんかと。
花のときに探しに来てね。役場の向こうに清王（せいおう）いう地名がある。
そこで、いきなり見つけた。根元から二つに分かれて大きうなっちゅう。
公募して清王姉妹桜と名付けた。
そのあと、これ（長沢月光桜）が見つかって、花の頃、後方から月が上がってくる。
それで長沢月光桜と名付けた。
そのあと月灘に、ふつうの山桜だけど、もっとでかいのが二つ見つかって、月灘珊瑚桜とつけた。今三つ名付けちゅう。
月光桜は森の中にあって、周りを全部切らしてもらった。」



その月光桜は、丘陵に立つ1本の桜で樹高13.4m、幹周3.55m。
四方八方に広がる枝ぶりは見事で心惹かれるものがある。
樹齢は170年から200年と推定されている。