大岳山トレッキング＆キャンプ(氷川キャンプ場in/out) ※本年55回目

2025年12月06日(土) [日帰り]

• GPS: 05:17
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,305m
• 下り: 1,305m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:36
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:18

距離 16.6km 登り 1,305m 下り 1,305m

9:09 氷川キャンプ場
9:12 奥多摩町営氷川有料駐車場
9:23 数馬峡遊歩道入口
9:35 アメリカキャンプ村
10:08 10:09 海沢園地
10:12 三ツ釜の滝
10:20 10:21 ネジレの滝
10:32 10:33 大滝
10:58 10:59 モノレール中継所
11:28 大岳山まで０．８キロ地点
11:44 海沢コース下降点
11:49 12:21 大岳山
12:24 海沢コース下降点
12:29 12:30 鋸山・大岳山・馬頭刈尾根分岐
12:39 トバノ岩山
12:49 中ノ岩山
13:06 13:07 鋸山
13:12 天地山分岐
13:16 澤入（三等三角点）
13:35 13:37 829ｍ点〈鋸尾根〉
13:48 13:49 天聖神社奥宮
14:10 14:11 愛宕山
14:24 奥多摩町営氷川有料駐車場
14:27 氷川キャンプ場

天候

晴れ（＆キャンプ翌日も晴れ）

アクセス

利用交通機関：

電車

当日朝、自宅から鉄路で奥多摩駅まで。奥多摩駅から氷川キャンプ場まで歩き、受付後(※)、河原にテントを張ってから登山開始。
※テント1張り2,000円＋薪550円

コース状況／危険箇所等

大岳山の北斜面、海沢(うなさわ)コースはネジレの滝より上部は廃道化されつつあるバリルートだが、往時に設置された案内板も豊富で、ピンクテープもあり、山慣れしていればあまり迷う要素もない普通の登山道に思える。

その他周辺情報

氷川キャンプ場内に200円/3分のシャワーがあり、下山後利用する予定だったが、その後の冬キャンで湯冷め必至につき断念。徒歩15分位の場所にもえぎの湯もあるが、同じく断念し、結局1泊2日、風呂なしで帰宅・・・

写真

12/3 22:54

昨今の情勢を踏まえ、今回山旅より、熊よけスプレーを導入しました！
https://x.gd/9wfrL

12/5 21:35

自宅出発時は、登山＆キャンプ用品全込で18.7kgを背負い、奥多摩へ向かいます！

12/6 8:16

当日朝、キャンプ場受付開始が8時半なので、始発電車ではなく、8時過ぎに着く電車でやってきました！

12/6 8:22

徒歩5,6分で氷川キャンプ場に達するも、なんと8時半まで受付前行列で待つ必要あり！始発電車で来なくてヨカッタ！

12/6 8:37

早々に受付し、水場やトイレに近い多摩川河川敷の一等地を確保！

12/6 9:02

炙り臭がついてもよいキャンプ専用テントを設営完了！

12/6 9:04

さぁ、早々にマイホーム建造を完了したので、Day1はしばし登山に興じます！

12/6 9:07

河原からは飲料500mlは別(ハードシェル内ポケット)に、2.6kgを背負い、トレランシューズ(スポルティバ_Akasha｜310g×2)でアタック！

12/6 9:12

河原から受付を越えて昭和橋のたもとまで上がり、しばらくは多摩川に沿った道路沿いに進みます！

12/6 9:35

冬季休業中のアメリカキャンプ村を通過！

12/6 10:08

河原から1時間のロードハイクで海沢園地までやってきました！左奥に仮設トイレが2つあり、利用しました！

12/6 10:10

海沢三滝の入口。ここから入山します！

12/6 10:12

早々に三ツ釜の滝！

12/6 10:13

滝沿いの道をハイクアップしていくと、確かに滝壺(釜)が3つありました〜♪

12/6 10:19

ネジレの滝と大滝の分岐路。大滝方面は公式には通行止めのようで、登る場合は自己責任。

12/6 10:20

まずはネジレの滝へ。滝壺の水が澄んでいてキレイでした！

12/6 10:23

大滝方面へ向かうと、突然の急坂。

12/6 10:24

往時に設置された立て看板が随所に！大滝へ寄り道します。

12/6 10:31

うっすら紅葉の奥に大滝が見えてきました！

12/6 10:32

海沢三滝のラスト、大滝ドーン！不動ノ滝を含め、海沢四滝とも言うようですが、不動ノ滝は近づけず、見えもしないので実質は海沢三滝ですね♪

12/6 10:34

大滝へ向かうのに結構下るので、観瀑後は必然的に登り返す必要あり！

12/6 10:37

大滝の分岐点まで戻ってきました。さぁ、ここから大岳山まではバリルート。悪路とあるが、往時の整備のおかげか、山慣れしていれば難しくない一般登山道のような感じでした！

12/6 10:51

道中、わさび田が広面積に渡りつながってます！

12/6 10:53

わさび田！

12/6 11:00

わさび収穫用と思しきモノレールが張り巡らされてます！

12/6 11:04

このモノレールをくぐると、わさび田もモノレールも終わり、登山に集中できる環境に！

12/6 11:07

この看板を境に、稜線(鋸尾根)までの激坂が始まります！

12/6 11:20

稜線が見えてきた！俄然やる気スイッチが入る！

12/6 11:26

後少しで稜線だ！

12/6 11:28

大岳山まで0.8km看板！まだここは鋸尾根ではなく、バリルートの途上。急坂はまもなく終焉！

12/6 11:33

左奥に3週間前に登った雲取山が！大岳山の山頂まで行けばスッキリ見えると思っていたのに、山頂からも角度的にスッキリ見えず、結局一度も雲取山をスッキリ望めず・・・

12/6 11:44

海沢園地から1時間半、ついに鋸尾根に合流！海沢方面への案内板は一切なし！

12/6 11:51

氷川キャンプ場から2時間半、自身3登目となる東京を代表する名峰、二百名山の大岳山へ。計3回、毎度違うコースで登ってます！

12/6 11:54

雲取山〜大菩薩嶺にかけて！

12/6 12:16

山頂は12〜13℃、風速は1〜3m程度でした。登り路は誰とも会いませんでしたが、山頂には30名近くのハイカーがいました！

12/6 12:18

なんと！富士山だけ雲の中。本来ならこんな光景が見えるロケなんですが・・・
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2965412&pid=1dce42ceb7291df3d977aabbfe3ce864

12/6 12:37

鋸尾根で鋸山へ向かう途上、この尾根を右に入り・・・

12/6 12:39

トバノ岩山を経由します！

12/6 13:02

鋸山の直下は70mほど登り返す急登！

12/6 13:06

大岳山から44分、尾根名に名を残す鋸山を通過！

12/6 13:48

道中、天聖神社奥宮から望む石尾根の六ツ石山！

12/6 14:11

道中、愛宕山の山頂も兼ねた愛宕神社を通過。11/16に剱岳で亡くなったボッチさんを追悼し、黙祷しました。

12/6 14:12

愛宕神社の直下には平和の鐘や五重塔がありました！

12/6 14:15

過去1度下ったことのある愛宕神社直下の激下り階段。ヘルメットなしで転倒したら助からないレベル。落ち葉もあるので、手すりにつかまり、慎重に下ります。今日一番緊張したかも。

12/6 14:24

鋸山から73分、多摩川に架かる昭和橋まで下りてきました！後は河原に下りるだけ！

12/6 14:28

大岳山から2時間、トータル4時間半、時計回りに大岳山を周回し、氷川キャンプ場まで戻ってきました！第一部登山編、了！

12/6 15:12

まずは火起こし！

12/6 15:16

火力が安定してきました〜！

12/6 15:25

ソロ冬キャン、まずは1杯目！

12/6 15:34

焚き火、あったか！テントも上下ウェアも炙り臭がついてもよいキャンプ専用品♪

12/6 15:52

とりあえず、焼き物一品目はウィンナー！

12/6 15:58

ニ品目は自作のねぎま！

12/6 16:02

いい感じに直火焼きで焼き上がりぃ〜！逸品！

12/6 16:03

メスティンにお米1合半。適量の水を入れて30分経過！

12/6 16:04

飯盒炊飯は、固形燃料がなくなるまで炊き上げ、火が消えたら最後にひっくり返すだけ！

12/6 16:11

ねぎま×2の準備OK！

12/6 16:18

諸々、今日の晩飯たち！

12/6 16:22

原価110円のおでん！

12/6 16:27

色々煮炊きしたり、焼いたり！

12/6 16:28

ご飯用のメスティンは、ほっとくだけ。

12/6 16:38

おでん、できあがりー！

12/6 16:48

続けてフライパンで調理！コーン缶にはバターを投下！

12/6 17:02

メスティンご飯、ふっくら炊けました〜♪

12/6 17:04

とりあえず何でもありのオトコメシ(主食)が完成〜♪

12/6 17:48

最後は残った品を一気に串刺し！

12/6 18:10

3週間前の雲取山から下山後のキャンプと同様、締めはホットワイン赤！

12/6 18:11

18時過ぎにて、すでにソロキャンは最終盤！満腹です！

12/6 18:12

この後、歯磨きしてキャンプ終了！ごちそうさまでした〜！これにてDay1第二部キャンプ編も了！

12/6 23:14

トイレに起きた23時過ぎ、上空にはオリオン座がスッキリ！右がマイテント！

12/6 23:20

別アングルより、マイテント越しにオリオン座！

12/7 5:14

ここからDay2！翌朝5時過ぎ、今度は上空に北斗七星が見えました！

12/7 7:29

前夜は19時半に就寝し、トイレを2回挟み、7時過ぎに起床！0℃付近の低温下、寒くてあまり寝付きは良くなかったけど、まずは暖を取ります！

12/7 7:49

Day2は焚き火でなく、ガスバーナーでスマートに調理！

12/7 7:51

目玉焼き＆ウィンナーを乗っけた食パン×2で、お腹いっぱい！

12/7 8:09

朝8時過ぎ、やっと多摩川河川敷にも太陽がお目見え〜！一気に暖かくなります！

12/7 9:04

パッキングを終え、前日朝に自宅を発った時より3.85kg軽い14.8kgを背負って帰ります！

12/7 9:16

昭和橋より、氷川キャンプ場を見下ろします！左の玉翠荘での日帰り入浴を期待していたのに、日帰り入浴は休業中でした(涙)。

12/7 9:25

さぁ、奥多摩駅から電車で都心部へ！（青梅駅で東京駅行きの快速に乗り換え、起点〜終点まで爆睡しました〜！）

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

Canon PowerShot SX740 HS Canon

Pixel 9 Pro Fold Google

感想

happygo

冬にばかり来ている東京を代表する名峰、二百名山の大岳山！今回はソロでの冬キャンを検討し、最初にテン場(氷川キャンプ場)を決め、キャンプ場を起点に登る山を検討した結果、大岳山に白羽の矢を立てました！過去2回大岳山へ登っていますが、今回はいずれとも違う、海沢三滝を愛でながら登るバリルートの北尾根から登る計画としました！

奥多摩駅から歩くこと5分程度、多摩川に架かる昭和橋を渡ると氷川キャンプ場入口ゲート。車で来た場合も、12月からは駐車場代無料となるようです。8時半に氷川キャンプ場で受付を済ませ、多摩川河川敷の河原へ下りて、一等地に幕営を済ませてからDay1の登山開始！

昭和橋まで登り返し、海沢園地まではロードハイクとなります。道中、冬季休業中のアメリカキャンプ村を越えて河原から歩くこと1時間で海沢園地へ。なお海沢三滝散策用か、手前に20台近く停められる駐車場もありました。海沢園地の仮設トイレで用を足し、入山後はクマ対策で定期的に笛を吹きながら、進みます。今回山旅から熊よけスプレーを常時取り出せる場所に配備しましたが、今回はもちろん使うシーンはなくよかったです。（過去500回以上登山してますが、北海道では至近距離でヒグマに2回遭遇してますが、本州ではツキノワグマに遭遇したことは現状ありません！）

程なく三ツ釜の滝。滝沿いにハイクアップしていくと、名前の通り、上部に滝壺(釜)が3つありました。一番下の滝壺(釜)を入れると4つありましたが、まぁ御愛嬌！その後、ほどなくネジレの滝。滝壺の水が透き通っていてキレイだったのが印象的！そして、ネジレの滝上部からバリルートが始まります。ほどなく、大滝への分岐点があり、大滝まで100m位でしょうか、下っていきます。名の通り、広い滝壺を擁する大きな滝が鎮座してました〜！更に上流部に不動ノ滝があり、海沢四滝と称することもあるようですが、近づけず見ることも叶わないので、実質は海沢三滝ですね。現在、三ツ釜の滝とネジレの滝のみが一般開放されていて、大滝より上部は自己責任で立ち入るバリルート扱いとなってます。

大滝分岐に「大岳山(悪路)」の標識がありますが、正直たいした悪路ではありません。ピンクテープや往時の案内板が随所にあり、一定頻度でルートファインディングすれば、たいして難しい箇所もない印象。そうそう、道中に広大なわさび田が広がり、それに沿ってモノレールも整備され、登山道自体は徐々に廃道化が進んでいる印象がありますが、わさび農家の人が定期的に(？)入っているからか、山慣れしていれば悪路の印象は残りませんね。

後半は急坂が始まりますが、海沢園地から海沢三滝を経由して1時間半で鋸尾根に合流すると、ほどなく大岳山です。結局、計画より1時間40分早く、氷川キャンプ場から2時間半で、自身3登目となる大岳山へ登頂できました〜！山頂では予報通りの青空が広がってましたが、なんと！富士山だけが分厚い雲の中！大岳山3登目にして、富嶽が見れたのは1回だけ、今回は残念賞でした〜！ちなみに、海沢コースでは誰にも会いませんでしたが、山頂には30人近いハイカーがおり、改めて海沢コースのマイナー度合いと大岳山の人気ぶりをそれぞれ実感しました！

下山は大岳山へ初めて登った時に経由した鋸尾根を逆走(下り)する形で鋸山方面へ。途中でトバノ岩山なる小ピークへも立ち寄り、44分ほどで鋸山へ。調べてみると、大岳山への初登時、鋸山は巻いてしまったようで、今回が初めての鋸山への登頂となりました。眺望もなく、これといった思い出にもならない山頂ですが。その後、眺望開ける天聖神社奥宮を経由して愛宕神社(愛宕山)まで下ると、登山は最終盤。結局、大岳山から2時間、トータル4時間半、時計回りに大岳山を周回し、氷川キャンプ場まで戻ってきました！これにて第一部登山編、了！

第二部キャンプ編は、写真キャプション参照！3週間前の雲取山から下山後のキャンプはキャンプマスターと一緒のパーティーキャンプでしたが、ソロキャンでは全ては自分次第。思いのほか寒かったけど、冬キャンシーズン到来ですね！ちなみに今回のキャンプ飯は、季節は違えど、2021年4月の武甲山からの下山後キャンプ(↓)を参考にしました。我ながら、丁寧なレポを残していると”未来に役立つ”と実感しました〜！
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3065848.html

昨冬シーズンは三百名山最終盤だったので、未踏の雪山(三百名山)に登ってばかりいましたが、今冬はこういった嗜好を凝らした登山と組み合わせられる冬キャンを組み込みながら、登るばかりではない楽しみを追求したいと思います♪