黍殻山：脇役を主役に、北丹沢ヒル休みハイク

2025年12月08日(月) [日帰り]

• GPS: 08:30
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,043m
• 下り: 1,166m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:34
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:28

距離 16.8km 登り 1,043m 下り 1,166m

8:14 橋津原バス停
9:04 9:06 登山道取りつき
9:23 9:28 橋津原分岐
10:30 10:48 ブレークタイム
10:58 10:59 平丸分岐
11:20 11:35 黍殻山
11:46 大平分岐下 水場
11:48 11:49 大平分岐
12:29 モノレールをくぐる
13:17 13:26 大平
14:33 14:34 松茸山散策路奥野口
14:54 14:56 スリカンバノ頭
15:29 松茸山散策路水沢川口
16:42 鳥居原ふれあいの館バス停

上記のブレークタイムというのは、登山中に着信したヤボ電話に応答したために生じた、タイムロスです。

天候

終日快晴、早朝は冷え込んだが日中は暖か、稜線で風やや強し

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

●電車：自宅最寄り駅 ⇔ JR橋本
●往路バス：神奈川中央交通
　橋本駅北口 ⇒ 三ケ木 ⇒ 橋津原(はつばら)
●復路バス：神奈川中央交通
　鳥居原ふれあいの館(いえ) ⇒ 橋本駅北口
※バスは一日乗車券を利用：1300円

コース状況／危険箇所等

◆橋津原〜橋津原分岐（林道〜谷道〜山道）
・林道区間は普通に歩けました。表面が白い道は最近作った道なので入らないようにしましょう。
・谷道区間は歩きにくかったです。ピンクテープが多数ありますが、ピンテに拘らず歩きやすいコースを自分で見つけながら歩きました。
・山道区間は普通に歩けました。イノシシ単身1頭、親子1組が猛進していきました。

◆橋津原分岐〜平丸分岐
・平丸分岐直前に登山道の半壊地があります。無雪期は巻き道を普通に歩けますが、積雪期は崩落部を踏み抜かないよう注意が必要。雪上にトレースがない場合、一般ハイカーは他の下山路を選択する方がいいでしょう。

◆平丸分岐〜黍殻山〜大平（おおだいら）分岐
・東海自然歩道です。

◆大平分岐〜大平（モノレール沿い）
・前半は落ち葉の斜面を直下降ぎみに下ります。落ち葉の中に円筒形の小枝が埋もれていて、知らずに踏んだら靴の底でコロコロコロと転がり、あやうく転倒するところでした。
・後半は植林帯で、あまり面白みはありませんが、危険個所もありません。造成中の林道と10回ほど交叉しますが、そのつど登山道が明示されています。

◆大平〜松茸山奥野口
・100%林道歩きです。逆光の紅葉がきれいでした。

◆松茸山奥野口〜水沢ふれあいの橋
松茸山山頂直下に急下りがありますが短区間です。そこを過ぎると、落ち葉がかなり堆積しているものの、ジグザグ道で勾配が緩く、サクサク踏んで駆け下りました。

その他周辺情報

鳥居原ふれあいの館に食堂があります。駐車場が17時に閉まりますので注意を。

写真

12/8 8:11

月夜野行きバスに乗り、橋津原(はつばら)で下車。

12/8 8:13

バス停のすぐ先から、左に行きます。

12/8 8:18

これが見えたら、左に行きます。

12/8 8:21

ここも、柿を採る人がいなくなったのでしょうか？

12/8 8:23

振り返ると、道志川左岸の山並み。稜線中央のくぼみが平野峠かな？

12/8 8:37

この倒木の先から、歩きにくい谷道になりました。

12/8 8:44

堰堤の右の、心許ない橋を渡ります。

12/8 9:01

この倒木の手前で、左岸から右岸に移動しました。

12/8 9:04

ここから山道になります。一部、イノシシの獣みちと共用します。

12/8 9:18

エビネだと思います。

12/8 9:24

橋津原分岐に到着：左から登ってきました。ここから一般登山道です。

12/8 9:26

樹間に、小金沢連嶺を望めました。

12/8 9:28

牛奥ノ雁ヶ腹摺山〜大菩薩嶺ズームイン

12/8 9:36

北面のモミジ・カエデ類は、すっかり落葉済みです。

12/8 10:11

カラマツ林に入りました。

12/8 10:14

カラマツ（落葉松）

12/8 10:22

右手に富士山が見えます。AI不使用です。

12/8 10:26

富士山と大室山：AIを使って邪魔な枝を除きたくなります。

12/8 10:58

東海自然歩道に立ちました。正面は焼山方向。

12/8 11:04

黍殻山頂(右)に向かいます。

12/8 11:08

はじめヤセた尾根を登ります。根っこが浮き上がっています。

12/8 11:16

いい感じの尾根になりました。

12/8 11:19

黍殻山に登頂。雨量観測の設備です。

12/8 11:20

三等三角点があります。

12/8 11:46

東海自然歩道に下りると、直ぐに水場分岐です。

12/8 11:48

その2分後、大平分岐です。左折し、大平に向かいます。

12/8 11:53

大平までモノレールが敷設されています。

12/8 12:04

このコースに二つあるベンチの一つ目。

12/8 12:11

蛭ヶ岳山荘の屋根が見えます。

12/8 12:16

「おおひら」ではなく、「おおだいら」ですね。

12/8 12:21

丹沢三峰を無理やり撮影：四峰が写っていればOKです。

12/8 12:32

大平コースの後半は植林帯です。

12/8 12:42

二つある休憩所の二つ目。

12/8 12:55

シカが多いと、マツカゼソウだけが残るようです。

12/8 13:17

ようやく大平が見えました。

12/8 13:25

大平にある、モノレールの車庫。

12/8 13:25

国交省の早戸雨量観測所。トイレではありません。

12/8 13:26

これから長い舗装路を歩きます。奥野林道は全長8.4km.

12/8 13:29

青空が見えて、気持ちいい。

12/8 13:34

奥野林道より、スッキリ、丹沢三峰。

12/8 13:52

奥野林道では、ところどころで紅葉が輝いていました。

12/8 14:01

ここからガタクリ峰に行ったことがあります。

12/8 14:09

ここは夢のようでした。

12/8 14:09

逆光の賜物です。

12/8 14:14

林道に落ちていた石：怖いですね。

12/8 14:19

豪華！ 頭上を覆うように。

12/8 14:20

南面に、本間ノ頭、ヌタノ丸など。正しいでしょうか？

12/8 14:24

相州アルプスを望める場所がありました。

12/8 14:33

松茸山奥野口：足がもっと歩きたがっていたので、松茸山を経由していきます。

12/8 14:35

松茸山散策路より、焼山、風巻ノ頭、柏原ノ頭、などを望みます。

12/8 14:42

山頂まで遊歩道のような道が続いています。

12/8 14:54

松茸山最高峰、スリカンバの頭にて。

12/8 15:29

下山し、「水沢ふれあいの橋」を渡ります。

12/8 16:21

堀切の碑：イノシシやシカによる被害を防ぐための堀切工事が苦労の末に完了し、文政3年(1820年)に立てられたそうです。

12/8 16:24

津久井馬術場を左に見ます。

12/8 16:29

ヒグマがついにここまで来たか！(そんなわけない？）

12/8 16:42

たそがれの、鳥居原ふれあいの館（いえ）にゴールインしました。

撮影機器：

COOLPIX B500 NIKON

感想

oda230

神奈中バスは、三ケ木以西の路線が近々廃止されると聞いたので、今のうちに乗っておこうと、いくつかの計画を立てました。その一つが、今回の山行です。いつか歩こうと思っていながら、先延ばしになっていた、大平分岐〜大平、橋津原〜橋津原分岐を組み込みました。

橋津原〜橋津原分岐の区間は、荒れた谷道を気ままに歩いたり、イノシシの疾走を目撃するなど、好奇心をそこそこ満たしてくれました。でも、このような経験が面白いのは、最初の1回だけだろうな、と個人的には思います。

大平分岐〜大平の区間の前半は、落ち葉スキーで直滑降ができそう(危険なので私はしません)だと思いました。歩いて下る場合、落ち葉の積もり具合と尾根の勾配は安全圏内だと思います。後半は植林帯で、造成中の林道と10回ほど交叉します。これも1回で十分。

奥野林道の8.4kmは舗装された緩い坂道なので、スロージョギングも可能です。季節柄、逆光の紅葉が素晴らしかったです。私の持っている、山と高原地図「丹沢」(2010年版)に、「南側の展望よい」と書いてありますが、期待しすぎない方がよいと思いました。最新版ではどうでしょうか？

松茸山奥野口まで来て、足が「もっと歩きたい」と言ったので、チョイ足し気分で松茸山に登りました。案の定、ヤマレコアプリから「予定コースを外れている」と警告されました。林道歩きとは異なる筋肉を使ったことで、足の疲労が軽減したと思います。

はじめに戻って、路線バスの廃止予定区間の代替公共交通手段として、路線タクシー運行の実証実験がすでに始まっています。ただし、月夜野には行かず、音久和までです。これはこれで有難いのですが、楽しさではバスに敵いません。