砥石山(中ノ沢コース)
- GPS
- 05:31
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 753m
- 下り
- 743m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所、登山ポストありません |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
熊除けスプレー
鉈
|
---|
感想
今回私たちが初めて訪れた「砥石山」は、札幌市の中央区と南区の境界上にあり、市内からみて市街地に隣接する円山や藻岩山の、ひとつ奥の山にある山です。
札幌市内の山なのですが、小林峠という登山口を共有する藻岩山では羆の痕跡がたまに発見される程度ですが、道路を一本隔てた砥石山には羆の目撃情報が頻繁にありまして、直近では今月の8日にT4分岐点で目撃されたばかりです。
駐車場に到着し、準備をしながら熊除けスプレーと鉈をベルトに装着し妻にも渡すと、妻「え、この山に熊いるの?」、私「山なんだからどこにでもいるでしょ、市街地にだって出てくるくらいだから、装備のいらない山の方が少ないと思うけど。」、妻(声を潜めて)「フーン、そうなの、怖いね!」、私(心の中で)「60座近くも登っていて、今になってその認識ですか〜?」
駐車場には先行者と思える3台の車のみで、人影もなく閑散としていました。お隣の藻岩山が、人気ありすぎかな?と思うのですが…。
沢沿いの駐車場のため、多数の藪蚊を振り払いながら準備を終えると11時という相変わらず遅い時間です。
気温23度で青空ですが、沢沿いの樹林帯を進むので日差しは避けられるものの、風が吹き抜けないので暑くなりそうです。
スタートしてしばらくは、清流の音を聞きながら沢沿いの道を進み、4つの橋で渡渉を繰り返したのちに、林道を横切り直進します。
距離はありますが、緩やかに少しずつ登りそのうち沢から離れながら、尾根上のT4分岐を目指していきなり急登が始まるという感じです。
急斜面のつづら折りの登山道は、この時点で日が届かず薄暗くなっていますので、こちらからのコースから登るときは、早朝のスタートが気持ち良いでしょう。
事前の情報収集で、山頂まで景色は見られず山頂部も木に囲まれていて眺望はあまり良くない、ということがわかっていたので淡々と進みました。
やはり写真のとおり景色のいい稜線歩きといったご褒美もなく、代わり映えのしないアップダウンの登山道が延々と山頂まで続いているものですから、三角山とのコルからのラスト500mが遠いことこの上なしでした。
足が進まない妻の後ろから耳元で、「ささやき女将」のごとくウィーキングハイで妙に元気になった私が、「上の斜面の木の向こうに空が見えるからきっと山頂が近いよ!」、「今度こそ稜線が見えてきたから間違えなく山頂だよ!」、「頑張れ、頑張れ!あのてっぺんの明るさは紛れもない山頂だよ!」囁かれては裏切られての連続で、妻の気力も限界に近づいていました。
そんな繰り返しの果てに、山頂に先に着いた私が、「山頂だよ、着いたよ、もうすぐだよ!」と上から声を掛けても、「嘘だ、嘘に決まっている!山頂なんか、山頂なんか、この山には山頂なんかないんだあぁぁ〜!」と思いながら山頂標識を目にした妻は、思わず半泣きでその木に抱きついていました(笑)
山頂部からの眺望は余市岳方面や、手稲山方面が見渡せ、事前情報ほどは悪くないなと思いましたし、三角山頂や随所で恵庭岳、藻岩山などひととおり眺めることができたので私としては満足できました。
いつもは、下山中に山頂がドンドン遠ざかるのが見えるので「もうこんなに降りてきたんだね、下りはやっぱり早いよね!」と妻と言い合っているのですが、今回は下山中も景色は単調なので、初めて実際の距離より長く感じました。
おまけに昔、妻が息子の小学校の運動会の親子競技で転倒し、骨折退場した時の左膝下の腓骨の骨折部位が痛むと言い出し、足を引きずり出す始末です。
最後の下山者だったので下山中は誰にも会わず、2人きりで日が傾き暗さが増した中ノ沢への下り道をトボトボ降りていきました。
山旅ロガーの記録によると、標高826m、標高差593m、累積標高676m、三角山頂経由での砥石山の山頂まで4.1kmを2時間45分、下山は2時間、全行程8.2kmを行動時間5時間15分でした。
スライドした方は、10名でしたが全てT4分岐から山頂までの登り区間で、中ノ沢コース登山口からT4分岐間は往復時ともゼロでした。
帰宅して妻は、職場の業界の懇親会があると慌ただしく足を引きずりながら新札幌へと出かけて行きました、お疲れチャン!
砥石山の登山道はよく整備されていて、特に下りでスリップしにくく膝や足首に優しく歩きやすかったので、今度は紅葉の時期にでも小林峠コースから登ってみたいと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ご無沙汰しています。
間違っているかもしれませんがクルマユリとエゾアジサイでしょうか。
shuさん、お久しぶりです!コメントありがとうございます。せっかく花の名前教えていただいても、次回同じ花を見かけたときに妻は「ヤマユリだー、ヤマアジサイだー!」と叫んでいると思います、覚える気がないんですよね(笑)
24日の羊蹄山、ポケモンを捕まえながらもすごいスピードですね!さすが羊蹄山マスターです。
ちなみに、うちの妻の目標は「いつか羊蹄山に登る事」だそうですが、何年かかることやら…笑っちゃいますよね!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する