【八島VS入笠の両湿原】1日で何種類の昆虫に会えるか、試してみました
- GPS
- 40:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 368m
- 下り
- 363m
天候 | ⇒ ⇒ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【1】「1日で・・・できるか」
モノ好きにも、これまで以下のようなことをやっていますが、
今回、「1日で何種類の昆虫に会えるか」を試してみることにしました。
これは去年の8月に高尾山を歩いていて思いついたことなのですが、
すぐ秋が訪れて実行には移せず。
ここのところ、燕岳や乗鞍岳を歩きながら多くの虫に会えて、
再びモノ好きの虫が疼いてきました。
2013/04/14:自宅から1日で何卻發韻襪→78辧聞湘豢茴久里浜)
2013/05/26:山梨百名山を1日でいくつ登れるか→6座(要害山帯那山他)
2014/03/09:1日で何種類の野鳥に会えるか→34種類(東京都内)
2014/04/06:1日で何種類の桜に会えるか→10種類(伊豆高原)
2014/11/23:1日で何種類の美しい紅黄葉に会えるか→90種類(国営2公園)
2015/08/02:1日で何種類の花に会えるか→103種類(白馬山麓)
2015/08/09:1日で何種類の花に会えるか→103種類(高尾・御岳)
2016/06/11、2015/6/14
:1日で高尾山を何回登れるか→4回(全コース全号路)
【2】どこでやるか?
○すぐに思いついたのは高尾山ですが、
過去1日で会えたのはせいぜい30種類程度。
そこで、次の候補に挙がったのが霧ヶ峰(車山)と入笠山。
この2つは、去年の8/23と一昨年の7/27に、
1日で両方を回ってお花比べをしていますが(どちらも1勝1敗)、
虫も結構多かった記憶があります。
○そこで、まずは両者を念頭に置きつつ、
他に候補として挙がったのが以下の5か所。
(下の3か所は、自分で写真に収めたことのない国蝶の
「オオムラサキ」でWEB検索して知ったもの)
富士見高原(長野県諏訪市):「花の里」過去2回訪問
乙女高原(山梨県山梨市):過去1回訪問
立石公園(長野県諏訪市):オオムラサキの生息地
オオムラサキセンター(山梨県長坂市):同上
小泉山(長野県茅野市):7月にオオムラサキを放蝶
【3】結果はどうだったか?
○実際に行けたのは、両者の他、
諏訪湖の近くにある立石公園と富士見高原だけでしたが、
同定できたもので67種類の昆虫に出合うことができました。
以下の集計で八島ヶ原・入笠両湿原を比較してみたところ、
今回は八島ヶ原湿原の圧勝でした。
点数集計の方法として、
例えば珍しい種類の虫(絶滅危惧種など)には加重する、
などの考慮も入れてもよかったのですが、
それにしても結果は変わらなかったように思います。
○楽しみにしていたオオムラサキは、
立石公園で一頭も見つけられず、オオムラサキセンターと小泉山は
時間も足りず、訪れることもできず、残念でした。
また富士見高原(花の里)に着いたのは夕刻だったので、
ナイターで入場可能な夜間(ゆり園等見どころあり)に入場。
これは照明に集まる甲虫類がひょっとして見られるのではないか、
との狙いを持って臨んだのですが、気温が低いこともあってか、
甲虫類は見つけられませんでした。
乙女高原はちと距離があり過ぎました・・・
○なお、このような1日に何××・・・をやる時に
決めなければならないのが、カウント基準です。
昆虫については数だけ稼ごうとすれば、
何でもかんでも撮ればいいのですが、それだと楽しくありません。
一方で、蝶は撮るけど蜂はとらない、
などと線を引くのも堅苦しい・・・
そこで今回はいいか悪いかは別として
「自分が撮りたいと思ったもの」としました。
■今回会えた昆虫の一覧
八島 入笠 立石 種類
湿原 湿原 公園
★チョウ目(チョウ・ガ)・・・27種類
● − − ヒョウモンチョウ
◎ ◎ − ウラギンヒョウモン
○ ○ − ギンボシヒョウモン
− ● − ミドリヒョウモン
− ○ − アゲハチョウ
− ○ − アサギマダラ
− − ◎ コミスジ
◎ − − アカセセリ
○ − − コチャバネセセリ
◎ − − コキマダラセセリ
○ − − ヒメキマダラセセリ
○ − − イチモンジセセリ
− ○ − オオチャバネセセリ
− ○ − ミヤマチャバネセセリ
● ● − モンキチョウ
− ● − スジグロシロチョウ
− ○ − スジボソヤマキチョウ
◎ − − ヒカゲチョウ
○ − − クロヒカゲ
◎ − − ジャノメチョウ
○ − − ヒメウラナミジャノメ
○ − − ウラナミジャノメ
◎ − − ヒメシジミ
○ − − イカリモンガ
◎ − − ヒョウモンエダシャク
○ − − シロオビクロナミシャク
− ○ − シロモンクロノメイガ
★ハエ目(ハエ・アブ)・・・7種類
● ● − ナミハナアブ
● ● − シマハナアブ
● ● − オビホソヒラタアブ
○ − − オオヨコモンヒラタアブ
− − ○ シオヤアブ
− ○ − コガネオオハリバエ
○ − − ツマグロキンバエ
★ハチ目(ハチ・アリ)・・・4種類
● ● − トラマルハナバチ
○ − − フタモンカタコハナバチ
○ − − ルリチュウレンジ
− ○ − アカヤマアリ
★コウチュウ目・・・21種類
◎ − − ナミテントウ
◎ ○ − ヨツスジハナカミキリ
◎ ○ − フタスジハナカミキリ
◎ ○ − マルガタハナカミキリ
○ ○ − チャイロヒメハナカミキリ
○ ○ − クロルリハナカミキリ
○ − − アカハナカミキリ
○ − − スジカミキリモドキ
○ − − アオジョウカイ
○ ○ − クビナガムシ
◎ ○ − ベニボタル
◎ ◎ − カバイロコメツキムシ
− − ○ サビキコリ
◎ − − シラホシヒメゾウムシ
○ − − アオドウガネ
◎ − − マメコガネ
○ − − ヒメアシナガコガネ
○ − − スジコガネ
− ○ − セマダラコガネ
− ○ − サクラコガネ
− ○ − コガタルリハムシ
★カメムシ目・・・3種類
○ − − トゲカメムシ
○ − − アカヘリサシガメ
− ○ − テングアワフキ
★バッタ目・・・4種類
○ − − ヒナバッタ
○ − − ヒロバネヒナバッタ
− ○ − タカネヒナバッタ
− ○ − コバネイナゴ
★トンボ目・・・1種類
○ − − アキアカネ
■点数の基準
−《=0点》:見ることができなかった
○《=1点》:1〜2匹(頭)だけ見つけた
◎《=2点》:3匹(頭)以上見つけた
●《=3点》:いたるところでたくさん見られた
■集計結果
八島ヶ原湿原 VS 入笠湿原
75点 47点
■参考
霧ヶ峰(八島ヶ原湿原) 入笠
1925m 1955m 山の標高
1643m 1734m 湿原の標高
【4】感想は?
○今回訪れた2か所とも湿原だった為、
見つけた虫は多かったものの、種類も似たような傾向で、
「サプライズ」も特にありませんでした。
ですので、この夏のいつか、
場所を変えてもう一度試してみたくなってきました。
(まずい、またハマるものが一つ増えてしまったか?)
※毎度のことながら、マニアックなレコに最後までお付き合い頂きまして
誠にありがとうございました!
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