北海道山行の第二弾は十勝岳・美瑛岳周回で/異次元感あふれる楽しいコースでした
- GPS
- 09:26
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,561m
- 下り
- 1,543m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:27
前日までの旭岳〜黒岳山行のレコもよろしければご覧下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-972827.html
天候 | 快晴強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して顕著な危険箇所なし 【望岳台から十勝岳山頂】 しばらくは傾斜のゆるい砂利道を登ります。登りの時はウォームアップに丁度良い感じです。雲ノ平分岐から十勝岳に向かうと地図には急坂と書いてありますがそれほどでもありません。昭和噴火口まで上がると外輪山を歩く雰囲気になります。稜線が広いので視界が悪い時は道を外さぬよう注意が必要でしょう。 【十勝岳から美瑛岳】 前日までの大雪山系も荒涼としていましたが、こちらはそれ以上です。特別歩きにくい箇所はありませんが、稜線がやたらと広い所があるのでやはり視界不良時には注意が必要です。美瑛岳に取りつくと岩稜帯になりますが、特別危険な箇所はありません。 【美瑛岳から雲ノ平分岐を経て望岳台】 美瑛岳からの下りは好きではありませんね。ガレの急斜面で岩質も十勝岳側よりも滑りやすいです。周回コースを取るならこちらを登りで使う方がお勧めです。梯子とロープは特に問題ありません。分岐から望岳台への下りは砂利道が続き、飽きますね。他の方のレコを見る限りでは白銀荘から登る方が変化もあって楽しいのではないかと想像しました。 |
その他周辺情報 | 下山後の宿泊地は札幌市の外れにある「湯の郷・絢ほのか」を利用しました。24時間営業で基本料金の850円(平日)と深夜追加料金の1300円、合計2150円で夜を明かすことが出来ます。その場合のチェックアウト時刻は朝9時となります。 http://www.yudokoro-honoka.jp/kiyota/ 富良野市内のラーメン店「支那虎」もお勧めです。 http://r.gnavi.co.jp/73e8k1560000/ |
写真
感想
●●大雪山に続き、北海道山行の第二弾●●
大雪山から下りてきて、まずは宿泊場所の確保です。吹上温泉白銀荘に電話を入れて当日泊まれるか聞いてみるとOK。早速予約をお願いし、まずは美瑛の街に下りて腹拵えです。山頭火のラーメンは値段の割には「う〜ん…」と言った印象でした。その後スーパーチェーンふじにて夕食と翌日の行動食を調達。ついでに100均でニット帽も調達し、白銀荘に向かいます。
さて、この白銀荘ですが素晴らしい施設です。1泊2600円と言う安さ。キッチンが使い放題で外国のバックパッカーホステルと似た感じの施設です。ビールの自販機があるのが何とも心強い。次回以降も行程上必要があれば是非利用させてもらいたいと思います。
充分に休養し、二度寝の誘惑を振り払い何とか出発します。元々は白銀荘横の登山口から出発するつもりでしたが、宿の人に聞いたところ望岳台から登るのが一般的だと教えて頂いたので車で移動し、望岳台スタートとしました。
5時半前に望岳台に着いてみると好天の日曜日でもあり、紅葉の時期でもあるためか既に登山客、そうでない方で賑わっていました。
美瑛岳と十勝岳のどちらを先にするか、決めないままゆるゆるとスタートします。
●●稜線の強風侮り難し●●
分岐に至り、特段の理由はありませんが十勝岳を先にすることに決め、岩場を歩いて行きます。天気は前日に引き続き快晴で申し分無し。あとは強風の予報がどうなのか。
稜線に上がるとやっぱり吹いていましたね。ニット帽を調達しておいてよかった。噴煙が多少邪魔になりますが、ようやく目の前に姿を表した十勝岳を見据えながらゆっくりと歩きます。
●●十勝岳はまさに火山●●
前日までの大雪山も火山なので荒涼とした雰囲気ですが、稜線に上がってから十勝岳山頂まではそれ以上です。草一本すら生えていない不毛の大地です。ちょっと異世界感すら感じますね。うむ、面白い。
見た目的には大分遠そうに思えた山頂に、さほど苦労することもなく到着。山行三日目ともなると山登りに体が慣れて来ます。山頂はそこそこ賑わっていました。強風を避けて稜線の東側で30分ほど休憩。この時点で山と高原地図のコースタイムの癖も見抜いているので、コースタイム10時間と書いてあってもビビる必要はありません。
事と次第によっては美瑛岳を諦めて十勝岳ピストンにすることも考慮に入れていましたが、問題なしと判断し美瑛岳に向かいます。十勝岳以降美瑛岳の取り付きに至るまでも異世界ですね。人も少なくなり独特の世界に浸りながら一人歩きます。
●●美瑛岳からの眺望も良好です●●
美瑛岳から振り返る十勝岳は真っ黒です。土壌の色としては阿蘇に似た感じですかね。一方のオプタテシケ山への稜線のたおやかで平和的な佇まいとは実に対照的です。うむ、これも面白い。
こちらでもたっぷりと眺望を楽しんだら下山開始です。地図に「急坂」と書いてあるところを下ることになるので、ちょっと気分は下がり気味です。
で、急坂なのはまあOK。しかし道が狭く枝の張り出しがちょっとうるさいのと、粘土質の土壌が滑りやすいのが気分を下げてくれました。風がほとんど吹かなくなって来たのは良いとして、寒さの問題がクリアされたら今度は暑い…。ぶーぶー文句の多い私なので悪態つきながらの下山となりました。
下山後は富良野市内に立ち寄り、ラーメンで腹拵え。あとは一般道で札幌市内の「湯の郷・絢ほのか」まで移動。翌日の天気予報が悪いので、多分山には登らんで済むなあ、それは良いとしてヒマになっちゃうのをどうしたもんか…。などと思いつつ風呂入って、ビール飲んで、惰眠を貪るのでした。
●●感想●●
ここもかなり気に入りましたね。なんせ樹木がないので視界が良好です。荒涼として、殺伐とした地形、そして遠望を楽しむには理想的です。
ただしコース取りについての個人的な感想としては、望岳台スタートよりは白銀荘スタート、十勝岳先行よりは美瑛岳先行が良いと思いました。次回があればそうしたいと思います。
満足度については115%くらいにしておくことにします。
やっぱ北海道はいいっすね
それにしてもmusさんのフットワークの良さに
惚れ惚れします
何があっても諦めず
めげずに頑張ろうと元気がでましたよ
今回もグルメも併せて貴重な情報ありがとうございました
どもども、こちらにもコメントありがとうございます
いえいえ、フットワークの良さなどとは過大評価ですよ。横着者の見本のような怠惰な生活を送っております
ですが、せっかく作った5連休が全滅必至の天気予報ともなると横着者の見本のような私とて何らかの手を打たなければなりませんでした。今回は成田在住のメリットを最大限に活かした感じでしたかね。これで北海道も予報に反して天気が悪かったりしたら目も当てられないところでしたが、ツキもあったみたいです
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