名前に惹かれて登った博士山(南会津の山めぐり 1日目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 851m
- 下り
- 865m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入口通路がヤブになっていますがこの奥に100台分の広場あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
道海泣き尾根は梯子、ロープ等を使う急登がありますがさほど危険な場所ではありません。全体的に道はしっかりしています。 |
その他周辺情報 | 水曜日はほとんどの日帰り温泉がお休みだったので、火曜日が定休の道の駅「きらら289」で温泉に入り、お食事処で夕食をとってから会津朝日岳登山口へ移動しました。 |
写真
感想
山というのは高さに惹かれることは確かだが名前に惹かれることもままある。西上州の物語山もそうだが、今回登った博士山は百名山どころか三百名山の片隅にも見当たらないが名前に惹かれる山の最たるもだろう。
名前の由来はいろいろあるようだが名前の詮索はさておいて、南会津の山めぐりの1日目に選んだのは、登頂時間が5時間もかからないので、早朝出発の日に登るのはちょうどよかったからだ。
午前2時に自宅を出て、登山口に着いたのが午前8時だ。真っ直ぐ向かえば5時間ほどで着くはずだが、途中眠気に襲われてサービスエリアで仮眠したり、紅葉が始まった山々に見とれたりしながらのんびり走ったのでこの時間になったのだ。
天気は予報通りの晴れ。登山口の駐車場には横浜ナンバーの軽が一台停まっていた。出発準備をしている間に、ランドクルーザーに乗った郡山の男性が到着した。博士山は初めてだそうだが山慣れた様子で登山口に履き替えると先行して山に入っていった。
高さもさほど高くないし時間もかからない山なのに初っ端から鎖場や梯子が出てくる急登が続いた。あっという間に汗が噴き出る。しっかり汗をかかされたころシャクナゲ洞門に着いた。大岩が二つに割れて洞門をつくっていた。一息ついたのもつかの間でこの先にもまだまだ急登が待っていた。
しっかり色付いた木々が朝日に照らされて輝いている。あとから後から赤や黄色に紅葉した木々が代わる代わる出てくるので何枚写真を撮っても切りがない。尾根の分岐点に飛び出すと正面に一段と輝きを増したドウダンツツジが飛び込んできた。眩しいばかりに黄葉している。
この山頂へ至る尾根筋は日当たりもよく木々は見事に黄葉している。おまけに北から東にかけての展望がよく、福島の山々がずらりと並んでいる。似たような山波ばかりでどこが何て山なのかサッパリわからない。何度も足を止めて目をこらしていたら郡山の男性が早々と山を下りてきた。横浜ナンバーの二人連れも一緒だった。
郡山の方に山の名前を尋ねたら即座に左端から右端までの山を教えてくれた。その説明によると、左端の大きな山波は飯豊連峰でその右の大きな三角山は磐梯山だという。磐梯山といえば大きく二つのピークに分かれた姿しかイメージしていなかったのでこんな風に三角に見えるとは思っていなかった。磐梯山の後ろの山が吾妻連峰で、右端のなだらかな山波が安達太良山だという。
展望と黄葉を楽しみながら博士山の山頂に着いた。先行していた方たちはすでに下山しているので山頂を独り占め出来た。ガイドブックには素晴らしい展望が得られると書いてあったが、山頂を囲む木々が大きく育ってしまったのでほとんど展望はなかった。
風もなく穏やかに晴れ渡った青空の下の山頂は汗ばむくらい暑かった。ゆっくり食事をしてから補修された一等三角点と壊れた看板を入れて記念写真を撮った。下山コースの近洞寺尾根の黄葉も楽しみだ。そうだ途中にある眺めのよいところでもう一度福島の山々の展望を楽しもう。
南会津地方の日帰り温泉施設のほとんどが水曜日が定休日だ。しかたなく、明日登る予定の会津朝日岳からはちょっと離れた道の駅「きらら289」に立ち寄った。ここは前にも利用したことがある。日帰り温泉があるし食事も出来るので至極便利なのだ。
朝日岳は山深い山だし登山口も国道からかなり奥まったところにある。早めに夕食を済ませ、明るいうちに朝日岳登山口まで行くことにしよう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する