HOME >
個人計画 > 山行計画の表示
計画ID: p3803742
全員に公開
ハイキング奥多摩・高尾
横沢の滝(八王子城)再訪
体力度
判定データなし
日程 | 2023年12月21日 (日帰り) |
---|---|
メンバー | gozensama |
集合場所・時間 |
経路を調べる(Google Transit)
|
時間
06:09
距離
9.9 km
登り
509 m
下り
519 m
行動予定
霊園前八王子城跡入口バス停 10:02 - 10:30 八王子城跡 管理棟 10:37 - 11:04 高丸 - 11:41 駒冷し場 - 12:06 西下水平道・旧営林署看板、ここから横沢の滝方面へ詰めの城北稜を下降 - 12:19 横沢の滝への下降口鞍部を見落とし通過 - 12:53 見落とし通過に気づき登り返す - 13:13 横沢の滝への下降口鞍部に戻る - 13:26 横沢の滝(昼食) 14:04 - 14:17 西下水平道横断 - 14:22 放てき荒れ果て林道跡検証 14:24 - 14:31 西上水平道(陣場軍道)、ここから西進 14:32 - 15:05 滝ノ沢林道東終端への分岐 - 15:13 滝ノ沢林道東線終点 - 15:27 滝ノ沢林道分岐点 - 15:46 滝ノ沢林道入口 - 15:54 松嶽稲荷神社 - 16:11 河原宿大橋BS
横沢の滝と西側尾根の間の斜面のふみ跡が気になっていたので確認に訪れました。
結論としては、古道らしきふみ跡は尾根の鞍部から北へトラバースして直径2−3mの人工的に掘られたくぼ地までは確かですが、その先はけもの道や新たなふみ跡が交錯している有様でした。踏んだ感触から、とところどころ固く踏まれたところもあったので、古道の痕跡は残っているようです。
間道のすぐ上に大きめのかまど跡のようなくぼみがありましたが、古いものかどうかわからず、たいした収穫はありませんでした。
間道に出るところに赤リボンがあり、この斜面は最近歩かれているようで、帰路に登り返してふみ跡をたどると、ひいき目に見ればやや古道かと思う節もありました。
もう一つのねらいは、G空間情報センターで東京都が公開している「微地形表現図(陰陽図)(0.25m)」
https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/tokyopc-tama-2023
をダウンロードして見ていると、この一帯には地図にはない林道並みにくっきりとした道があることを知り、はたしてどんなところなのかを実地検証することでした。
写真3(陰陽図の選択メッシュ:09LC2677)の図幅では南西角から中央にくっきりと伸びる行きどまりの道は地図にはありません。その北西のもっとくっきりとした道は滝ノ沢林道東の終端部です。行き止まりの道をはさんで平行して薄く見える道が西下水平道と西上水平道(陣場軍道)です。この図福の右端中央より少し北の青黒い沢には横沢の滝があります。
写真3の南に接する図福が写真4(陰陽図の選択メッシュ:09LC2687)ですが、こちらには北西角近くに尾根に沿うように走る行きどまりの道があります。その北西には薄く西上水平道(陣場軍道)が見えます。この図の中央は詰めの城のピークです。隣接する堀切がリアルです。
いずれの道も陰陽図では非常にくっきりとしていますが、写真3の行き止まり部分の現地に、尾根から1m下って降り立ってみると、道幅は車の幅以上ありますが、細い灌木がはびこり、かき分けて歩く気にはとてもなりませんでした。
これに懲りて写真4の気になる道は、尾根側からの終端部の検証をあきらめ、その下の西上水平道(陣場軍道)を進み、入り口側から写真に収めるにとどめました。入り口側から見る限り、歩けそうにも見えました。
結局のところ、今回は横沢の滝へ下る尾根の鞍部をはるかに行き過ぎて戻るという1時間のタイムロスにより時間切れとなり、予定した青龍寺の谷の下降をスキップし、林道を急いで下りました。
ただ、西上水平道(陣場軍道)の核心部を歩くことができ、頻繁に兵士たちが往来してからの時の経過を味わうことができました。忘れられたかのように取り残された空間で、誰にも会わず、静寂をたっぷり楽しみました。
もう一つの収穫は、スマホのGNSS(いわゆるGPS)アプリの背景として陰陽図を取り込むと、リアルタイムに現在地を陰陽図上で確認できることを実証できたことです。
ただし、それには取り込んだ図幅の左上と右下の緯度経度を正確に(小数点以下6桁まで)設定しKMZファイルに落とす必要があります。これをスマホアプリで読み込めば歩きながら正確な位置を知ることができます。
ただ、いくら陰陽図が正確でも、スマホのGNSSの精度が陰陽図に追いつかないので、立ち止まって平均値でも取らない限りGNSSのみを頼りに位置を確定することはできません。
陰陽図の精度を簡単に生かしきれないとはいえ、現在地付近の地形の微細構造がわかるので、その読図情報と目の前の地形とを比較して現在地を確認したり、行動作戦を立案できるのは素晴らしいです。地理院の地図とは比較になりません。
横沢の滝と西側尾根の間の斜面のふみ跡が気になっていたので確認に訪れました。
結論としては、古道らしきふみ跡は尾根の鞍部から北へトラバースして直径2−3mの人工的に掘られたくぼ地までは確かですが、その先はけもの道や新たなふみ跡が交錯している有様でした。踏んだ感触から、とところどころ固く踏まれたところもあったので、古道の痕跡は残っているようです。
間道のすぐ上に大きめのかまど跡のようなくぼみがありましたが、古いものかどうかわからず、たいした収穫はありませんでした。
間道に出るところに赤リボンがあり、この斜面は最近歩かれているようで、帰路に登り返してふみ跡をたどると、ひいき目に見ればやや古道かと思う節もありました。
もう一つのねらいは、G空間情報センターで東京都が公開している「微地形表現図(陰陽図)(0.25m)」
https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/tokyopc-tama-2023
をダウンロードして見ていると、この一帯には地図にはない林道並みにくっきりとした道があることを知り、はたしてどんなところなのかを実地検証することでした。
写真3(陰陽図の選択メッシュ:09LC2677)の図幅では南西角から中央にくっきりと伸びる行きどまりの道は地図にはありません。その北西のもっとくっきりとした道は滝ノ沢林道東の終端部です。行き止まりの道をはさんで平行して薄く見える道が西下水平道と西上水平道(陣場軍道)です。この図福の右端中央より少し北の青黒い沢には横沢の滝があります。
写真3の南に接する図福が写真4(陰陽図の選択メッシュ:09LC2687)ですが、こちらには北西角近くに尾根に沿うように走る行きどまりの道があります。その北西には薄く西上水平道(陣場軍道)が見えます。この図の中央は詰めの城のピークです。隣接する堀切がリアルです。
いずれの道も陰陽図では非常にくっきりとしていますが、写真3の行き止まり部分の現地に、尾根から1m下って降り立ってみると、道幅は車の幅以上ありますが、細い灌木がはびこり、かき分けて歩く気にはとてもなりませんでした。
これに懲りて写真4の気になる道は、尾根側からの終端部の検証をあきらめ、その下の西上水平道(陣場軍道)を進み、入り口側から写真に収めるにとどめました。入り口側から見る限り、歩けそうにも見えました。
結局のところ、今回は横沢の滝へ下る尾根の鞍部をはるかに行き過ぎて戻るという1時間のタイムロスにより時間切れとなり、予定した青龍寺の谷の下降をスキップし、林道を急いで下りました。
ただ、西上水平道(陣場軍道)の核心部を歩くことができ、頻繁に兵士たちが往来してからの時の経過を味わうことができました。忘れられたかのように取り残された空間で、誰にも会わず、静寂をたっぷり楽しみました。
もう一つの収穫は、スマホのGNSS(いわゆるGPS)アプリの背景として陰陽図を取り込むと、リアルタイムに現在地を陰陽図上で確認できることを実証できたことです。
ただし、それには取り込んだ図幅の左上と右下の緯度経度を正確に(小数点以下6桁まで)設定しKMZファイルに落とす必要があります。これをスマホアプリで読み込めば歩きながら正確な位置を知ることができます。
ただ、いくら陰陽図が正確でも、スマホのGNSSの精度が陰陽図に追いつかないので、立ち止まって平均値でも取らない限りGNSSのみを頼りに位置を確定することはできません。
陰陽図の精度を簡単に生かしきれないとはいえ、現在地付近の地形の微細構造がわかるので、その読図情報と目の前の地形とを比較して現在地を確認したり、行動作戦を立案できるのは素晴らしいです。地理院の地図とは比較になりません。
注意箇所・注意点 | 霊園前と高丸の区間と帰路の林道以外の区間は非一般道です。ご注意ください。 |
---|
装備
個人装備 | 通常のハイキング装備の他にヘルメット スリング カラビナ エイト環 6mmと4mmザイル各20m |
---|
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する