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計画ID: p571182 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走尾瀬・奥利根

尾瀬周回(尾瀬沼〜燧ヶ岳〜至仏山)

体力度
判定データなし
体力度について
日程 2018年06月24日 ~ 2018年06月26日
メンバー mtys10416
集合場所・時間
経路を調べる(Google Transit)
時間
--:--
距離
40.5 km
登り
2,366 m
下り
2,344 m

行動予定

08:00 鳩待峠 - 09:20 横田代 - 10:10 アヤメ平 - 10:30 富士見峠 - 10:55 反射板 - 11:25 白尾山 - 12:15 セン沢田代 - 12:50 皿伏山 - 13:30 大清水平 - 13:45 南岸分岐 - 14:15 三平下 - 14:40 1668m地点(泊)
05:00 1668m地点 - 05:20 長英新道分岐 - 07:10 4合目 - 08:50 ナデッ窪分岐 - 09:20 燧ヶ岳 - 09:40 柴安グラ - 10:00 燧ヶ岳 - 10:20 ナデッ窪分岐 - 12:20 沼尻 - 13:00 白砂峠(白砂乗越) - 14:10 見晴新道分岐 - 14:20 見晴(下田代十字路)(泊)
08:00 見晴(下田代十字路) - 08:30 竜宮十字路 - 09:10 牛首分岐 - 09:55 山ノ鼻 - 12:25 2098m地点 - 12:55 至仏山 - 13:30 小至仏山 - 13:50 悪沢岳分岐 - 14:10 1921m地点 - 15:00 鳩待峠
山行目的テント泊縦走
その他一日目:鳩街峠(1591m)から出発。
見どころ:知られざる尾瀬の絶景コースを行く。なかなか見られない憧れの花々と出会う。
午前8時、登山口からすぐに明るい広葉樹の森へ。ブナ林が美しい。梢の間からキラキラと木漏れ日が差し込む。緑の葉っぱが輝いて見える。
足元には小さな花、タニギキョウ。高さ10センチほど。森の木陰にひっそりと咲く。小指の先ほどの小さな白い花がかわいい。
少し歩くと森の様子が違って来たような。少し植生が変わってきた。針葉樹が増えて来た。出発からわずか10分ほどで、広葉樹から、針葉樹の森へ。鳩街峠自体が標高が高いので、ちょっと上がっただけでも木が変わってくるんです。標高は1600mほど。ちょうどこの辺りが植生の境目だそうだ。
しばらくなだらかな尾根を進んで行く。ずいぶん開けて来たなあ。ハイ、横田代に出ましたねえ。横田代。これ湿原ですね。標高1900m付近に広がる湿原。火山の噴火によって流れ出た溶岩で出来たという。ワタスゲ大群落がスゴいですねえ。
明日登る至仏山を真後ろにみる。横田代からさらに木道を登って行く。
オノエラン(高い山の上に生えることから「尾上蘭」)、尾瀬にはここにしかないと言われている絶滅危惧種。
緩やかな傾斜を上がって行く。中原山(1969m)の山頂に到着する。周りはすっかりきに囲まれていて山頂っぽくもないが、これからまたちょっと進むと景色が良くなる。鳩待峠を出発して2時間。広々とした場所に出る。ここが標高2000m近い山頂部の湿原、天上の楽園と称されるアヤメ平。周囲の山々を見渡せ、まるで空に浮かぶ庭園のようだ。池塘の水面に風で波が立っている。静かな時間を過ごせるアヤメ平。ここからの燧ヶ岳は素晴らしい。木道、青空に浮かぶ雲、池塘、燧ヶ岳をセットで写真に収めよう。

歩き始めて1時間尾瀬沼に到着。
尾瀬沼の標高は1650m。
周囲は約9km。歩くと2時間ほどかかる。
尾瀬沼は火山の溶岩流にせき止められて出来た湖。
2005年ラムサール条約に登録された。
2日目:
沼山峠から朝7時、オオシラビソの林の中、木道を登って行く
10月上旬シーズン最後とあって随分にぎわっている
秋ならではの発見もある。
ナッツのような実、ツルリンドウ。
鼻の咲く夏にはほとんど目立たないが、秋には目立つ。
オオシラビソの実、松ぼっくり。木の枝に何かが止まっているように見える。
湖に沿って歩き尾瀬ケ原へと向かう。
ここから木道が一本になるので譲り合って進む。
クマ棚があります。見つけてみよう。
ツキノワグマがドングリなどを食べるため木の上に枝や葉っぱを置いた椅子。
尾瀬国立公園の中にはだいたい30頭ほどのクマがいる。
クマに出会ってしまったときは。難しいと思いますが驚かさないで下さい。
絶対に背中を向けては知って行かないで下さい、

燧ヶ岳は東北以北の最高峰。

頂上からの眺望
南西220度に上州武尊山。
西275度に巻機山。
北30度に会津駒ヶ岳。南東150度尾瀬沼を挟んで日光白根山。北西315度越後駒ヶ岳。その左に中ノ岳、八海山は頭だけ。関東140度に男体山。
見晴らし新道は荒れていて足元がぬかるみ滑りやすい。倒木も多い。
トガクシショウマは幻の花、絶滅危惧種。見つけられるとラッキー。

見晴に到着。尾瀬の銀座と呼ばれる。山小屋が6軒建っている。
今日はここでテントを張る。

3日目は朝早く出発。
尾瀬ケ原は東西6キロ南北2キロにわたって広がる、本州で最も大きな高層湿原だ。
湿原には貴重な植物が自生している。
朝方、立ちこめていた霧が温かくなるにつれはれて来たそのとき、白い虹が現れる。
盆地で霧が溜まりやすいからこそ起きる現象だ。
普通の虹は雨粒に太陽の光が入り、七色に別れること起こる。
それに対し霧粒は雨粒の100分の一の大きさ、光の分かれ方も小さくなり、白く見えるのだ。太陽と霧、そして尾瀬の地形が左右し合って出来る神秘のアーチはほんの数分ではかなく消えてしまう。

ワタスゲはいま見頃を迎えている。白い綿毛を風に揺らしている。
ミヤマアキノキリンソウはまだない。秋になると綿毛をつける。
これらは風散布と言って風を利用して種を飛ばす。
いっぽんいっぽんに種が着いている。
ニッコウキスゲ
ヒオウギアヤメ。
ザゼンソウ
ミズバショウ
ヒツジグサはスイレンの仲間。池塘から白い花が顔を出している。
未の刻、午後2時頃に咲くことが名前の由来と言われるが、実際にはもっと早い時間に咲く。この花が咲くと尾瀬ももう夏なのだそうだ。
オゼコウホネも同じくスイレンの仲間。こちらは黄色い花が水面に顔を出している。
池の底に根を張ってそこから3mにもなる長い茎を水上に向かって伸ばしている。
コタヌキモは黄色い花。水中の小さな微生物を食べる食虫植物。水中から伸びる茎をよく見てみると、小さな袋がたくさん付いていて、近づいて来た虫を吸い込んで捕える。
ナガバノモウセンゴケは葉っぱから粘着物質を分泌させて虫を捕まえる。
そして包み込んで消化する。
湿原は栄養分が少ない。水が冷た過ぎてよく分解されないからだ。
そのためにこのような食虫植物が多いのだ。
尾瀬のメインストリート、木道を進んでいると辺りに紫色の花が増えて来た。
カキツバタ、アヤメの仲間。茎の先に大きな青紫の花をつける。
広い尾瀬ケ原に至仏山のなだらかな山容がだんだん近づいて来た。

山の鼻の標高は1400m。朝7時に出発。
至仏山には登山道入口から高天原を経て山頂に向かう。
至仏山の標高は2228m。(ふうふうふうやっと登った至仏山)
平らな湿原から標高差800mの聳り立つ。森林限界を超えるところまで、ほぼ一気に直登する。
コメツガやオオシラビソなどの樹林帯を登って行くと、目の前に立派な巨木が現れた
。ネズコ(クロベ)と呼ばれるヒノキ科の常緑高木。大きいものは高さ30m以上になるそうだ。水に強いので昔から風呂桶などに使われてきた。
足元は木段とゴツゴツ岩のミックス。歩きにくいので気をつけて登ろう。
登山道から一時間。標高1700mまで登ると、ミネカエデ、ナナカマドなどの樹々
。背の高い木が無くなってハイマツが目立ってきた。
後ろを振り返ると、尾瀬ケ原その向こうに燧ヶ岳の絶景。見晴も見える。
見晴から左に進むと滝の名所があるのだそうだ。
森林限界を超えると、むき出しのゴツゴツした赤い岩が多くなる。
この辺りは蛇紋岩が多いため、足元が滑りやすい。蛇の模様に似ていることからこの名がついたのだ。ところどころ鎖がかけられている。蛇紋岩の表面は登山靴などに磨かれるうち表面がツルツルと光って足を取られやすい。岩場では手で体を支え慎重に登って行く。至仏山のこのルートは滑りやすく危険なため、下ることは禁止されているのだ。自然環境への配慮の目的でもある。一方通行の登山道を登って行く。標高2000mを超えた。高天原は山頂のすぐ下に広がるなだらかな場所。ここでは過酷な自然を生きる珍しい高山植物が見られる。
ホソバヒナウスユキソウは蛇紋岩層に咲く花。エーデルワイスの仲間。蛇紋岩の山、至仏山と谷川岳でしか見られないそうだ。この岩にはマグネシウムなどが含まれているため、普通の植物は育ちにくい。適応した特殊なものだけが生き残っていると言う。
カトウハコベはなかなか見られない珍しい花。7〜8月にかけて咲く、ナデシコの仲間だ。直径6mmほどの可憐な花をつける。
ジョウシュウアズマギクは15センチほどの茎の先に赤紫色の花をつける。
オゼソウはユリの仲間で昭和4年に至仏山で発見された。ここにしか咲かない花。
シブツアサツキはネギの仲間。ムラサキ色のネギ坊主だ。至仏山によく見られるので
シブツの名を冠している。

山頂まではもう一息。木の階段を登り山頂へ。尾瀬ケ原の山の鼻を出発してから3時間半登って来た。
登りつめて左手、鳩待峠の小屋群が見える。そこからおととい通った横田代やアヤメ平(真東)に目をやる。
南東には日光白根山、そのやや左奥に男体山の台形をした頭が顔を覗かせている。
真南には赤城山、その右手前に上州武尊山、
真北に山頂なだらかな平ヶ岳がある。その左側340度に新潟の山々、左側は中ノ岳、右が越後駒ヶ岳。中ノ岳の左すこし離れてちょこっと八海山が頭だけ見えている。
燧ヶ岳の左手、北東の方角になだらかに見えているのが会津駒ヶ岳。
真西には上越の火打山があるが多分見えないだろう。

装備

個人装備 長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット テントシューズ シェラフ ヘルメット シュラフカバー ネックウォーマー ランタン
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