本谷川水系　三角沢～寿尾根 [山行計画]-ヤマレコ

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計画ID: p672923 全員に公開沢登り丹沢

本谷川水系　三角沢～寿尾根

体力度

判定データなし

日程	2018年11月06日 (日帰り)
メンバー	yasuo12
集合場所・時間	塩水橋・現在塩水橋のヤビツ峠側路肩はポールが張られてしまい　以前よりも路肩に駐車できる台数は限られています。　また塩水橋脇のスペースも工事用の柵があり駐車できません。　塩水橋の宮ケ瀬側脇は2台程度のスペースがありますが　ポール内も含めせいぜい12～3台といった感じです。　間違っても林道ゲート前は工事車両が入りますので駐車しないでください。・トイレ、登山届はヤビツ峠へ。経路を調べる(Google Transit) 電車車電車車

時間

06:16

距離

8.7 km

登り

741 m

下り

741 m

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行動予定

塩水橋8:55－
9:40本谷川林道終点9:55－
10:21三角沢出合－
11:55標高855m変形三俣状小河原12:05－
13:55標高1030m－
左岸尾根を登り寿尾根へ－
14:11寿尾根／標高1080m－
14:38キュウハ沢出合－
15:11塩水橋

注意箇所・注意点	■三角沢　遡行グレード：2級　クライミンググレード：Ⅳ級＋または5.8 　短い流程だが登り応えのある滝が連続する登攀系の沢。　前半の滝は3～8mくらいだが、濡れている部分はややヌメリもあり　また一部岩が脆い。　残置支点もないのでクライミング力のあるメンバーがいないとだめだ。　標高885mから右側の唯一水流のある連続した滝を登ってしまうとだめで、　本流は水流のある2m滝を登ってから左のガレたスラブ沢へ移る。　すぐに15mの涸棚が2つ連続している。　この2つの登攀が核心でⅣ級＋くらいの楽しいクライミングだ。　ただし残置ハーケン類は一部を除きゆるゆるなのでテンションは絶対不可。　下山は最後のガレ場を詰めるか、ガレ手前で左の支尾根に逃げてから　寿岳（1331m）経由で日高、丹沢山、天王寺尾根下降だが長い。　ガレ手前標高1030mあたりで右の支尾根を登れば寿尾根へ上がれる。　寿尾根には森林作業用径路が付いており、多少の読図でこれを下れば　キュウハ沢出合で往路の林道に出られる。 ①本谷川林道終点から適当に本流に降りる。　対岸には7m滝の架かる大棚沢が合わさっている。　本谷川を遡行しだすとゴルジュとなり1番目の堰堤。右から越える。　左岸沿いに行き残置スリングの架かったスラブ岩をA0でトラバース。　2番目の堰堤も右から越えると、少しでガレた3m滝状で合わさるのが　三角沢。 ②ガレた沢を進むと僅かで2条4m滝が出てくる。　いろいろ登り出しを試したが、右隅から流芯に取り付くのがよい。　（Ⅲ級＋）　一部脆いので要チェック。 ③次の6m滝は朽ちた倒木のある右側チムニーを登り、途中から左のカンテへ　出た。（Ⅳ級－）　左側にもチムニーはあるが上部が脆い。　すぐの8m滝は右の浅いルンゼ状（Ⅲ級－）、次の4m滝も右の浅いルンゼ状　（Ⅲ級）を容易に越す。 ④少し間を開けてやや寝ている8m滝。　一見易しそうに見えるがヌメリがあるため少し苦労する。　右側から登ると小テラス状となり、そこからは右寄りの乾いたフェイスよりも　濡れている左寄りの方がスタンスがある。（ヌメリはあるが）　（Ⅲ級＋）　その後も2m、3m、2段（4×6m）、1m、3m、2条4mCSと続くが　容易に越せる。 ⑤すると正面が涸れた8m棚になった標高885mの小河原状。　水量のある沢は右に曲がって、2m、2m、トイ状10×20mとなっているが　この水量のある沢は北向きで本流ではない。　トイ状滝を登っていると左隣りに涸れた沢が見えるので「アレ？」と思うであろう。　標高885m河原からは判りにくいが、水流のある北向きの沢に入ってすぐに　さらに二俣になっているのだ。　この左側に見える涸沢が本流で、先の方に高い涸棚が見えるであろう。　過去の記録ではこの二俣からが5段43m滝とされているが、下の方の段は　ガレスラブ岩といった印象で、15m＋15m＋4mのせいぜい三段棚。　この涸棚のクライミングが本日のメインディッシュとなる。　一番目の15m棚は中央から取り付く。　岩質も今までの滝より安定しており、ガバやカチを拾っていく。　途中残置ハーケンが6つほど目に付いたが、2つ以外は緩んでいるから　カムやハーケンを自身で決めた方がよい。　最後は右側の倒木が上からせり出したバンドへトラバースしてから直上した。　（Ⅳ級＋。5.8）　10mほどあけて二番目の15m棚。　やや左寄りフェイスから取り付き中央を登った。　この棚は10m上にハーケン1つしか見つけ出せなかった。　落ち葉に埋まっていたから他は見つけ出せなかったかも。　最後の4mはちょっとスラブ壁になるので、心許ないが右側の細いブッシュに　ランニングを取り、斜度は緩いスラブ壁の水平カチを利用して登る。　（Ⅳ級＋。5.8）　少しあいての4m棚はⅢ級－で容易に越える。 ⑥ガレ沢を進めば3mCS棚。右側倒木の右手を登る。（Ⅲ級－）　次の4m＋5mCS2段棚は直登は脆そうなので、左側のガレ混じりの斜面を　登るが脆いので慎重に。　落ち口に向かって最後はトラバースして乗り越す。（Ⅲ級） ⑦その先にはこの沢の大規模なガレ場となるので、今回はCS2段棚の上部、　標高1030m二俣状手前の右側支尾根を木頼りに登って、寿尾根上標高1080m 　に最後は右側に水平移動して出た。 ⑧寿尾根（キュウハ沢と三角沢の界尾根）には植林作業径路が付いているので　ひたすら東方向へ降りればキュウハ沢出合で本谷川林道へ下れる。今年は少なかったが夏季はヤマビル棲息域なので、今回くらいの時期が紅葉時期で一番よいであろう。（今回は皆無だった）

注意箇所・注意点

■三角沢

　遡行グレード：2級
　クライミンググレード：Ⅳ級＋または5.8

　短い流程だが登り応えのある滝が連続する登攀系の沢。
　前半の滝は3～8mくらいだが、濡れている部分はややヌメリもあり
　また一部岩が脆い。
　残置支点もないのでクライミング力のあるメンバーがいないとだめだ。
　標高885mから右側の唯一水流のある連続した滝を登ってしまうとだめで、
　本流は水流のある2m滝を登ってから左のガレたスラブ沢へ移る。
　すぐに15mの涸棚が2つ連続している。
　この2つの登攀が核心でⅣ級＋くらいの楽しいクライミングだ。
　ただし残置ハーケン類は一部を除きゆるゆるなのでテンションは絶対不可。
　下山は最後のガレ場を詰めるか、ガレ手前で左の支尾根に逃げてから
　寿岳（1331m）経由で日高、丹沢山、天王寺尾根下降だが長い。
　ガレ手前標高1030mあたりで右の支尾根を登れば寿尾根へ上がれる。
　寿尾根には森林作業用径路が付いており、多少の読図でこれを下れば
　キュウハ沢出合で往路の林道に出られる。

①本谷川林道終点から適当に本流に降りる。
　対岸には7m滝の架かる大棚沢が合わさっている。
　本谷川を遡行しだすとゴルジュとなり1番目の堰堤。右から越える。
　左岸沿いに行き残置スリングの架かったスラブ岩をA0でトラバース。
　2番目の堰堤も右から越えると、少しでガレた3m滝状で合わさるのが
　三角沢。

②ガレた沢を進むと僅かで2条4m滝が出てくる。
　いろいろ登り出しを試したが、右隅から流芯に取り付くのがよい。
　（Ⅲ級＋）
　一部脆いので要チェック。

③次の6m滝は朽ちた倒木のある右側チムニーを登り、途中から左のカンテへ
　出た。（Ⅳ級－）
　左側にもチムニーはあるが上部が脆い。
　すぐの8m滝は右の浅いルンゼ状（Ⅲ級－）、次の4m滝も右の浅いルンゼ状
　（Ⅲ級）を容易に越す。

④少し間を開けてやや寝ている8m滝。
　一見易しそうに見えるがヌメリがあるため少し苦労する。
　右側から登ると小テラス状となり、そこからは右寄りの乾いたフェイスよりも
　濡れている左寄りの方がスタンスがある。（ヌメリはあるが）
　（Ⅲ級＋）
　その後も2m、3m、2段（4×6m）、1m、3m、2条4mCSと続くが
　容易に越せる。

⑤すると正面が涸れた8m棚になった標高885mの小河原状。
　水量のある沢は右に曲がって、2m、2m、トイ状10×20mとなっているが
　この水量のある沢は北向きで本流ではない。
　トイ状滝を登っていると左隣りに涸れた沢が見えるので「アレ？」と思うであろう。
　標高885m河原からは判りにくいが、水流のある北向きの沢に入ってすぐに
　さらに二俣になっているのだ。
　この左側に見える涸沢が本流で、先の方に高い涸棚が見えるであろう。
　過去の記録ではこの二俣からが5段43m滝とされているが、下の方の段は
　ガレスラブ岩といった印象で、15m＋15m＋4mのせいぜい三段棚。

　この涸棚のクライミングが本日のメインディッシュとなる。
　一番目の15m棚は中央から取り付く。
　岩質も今までの滝より安定しており、ガバやカチを拾っていく。
　途中残置ハーケンが6つほど目に付いたが、2つ以外は緩んでいるから
　カムやハーケンを自身で決めた方がよい。
　最後は右側の倒木が上からせり出したバンドへトラバースしてから直上した。
　（Ⅳ級＋。5.8）

　10mほどあけて二番目の15m棚。
　やや左寄りフェイスから取り付き中央を登った。
　この棚は10m上にハーケン1つしか見つけ出せなかった。
　落ち葉に埋まっていたから他は見つけ出せなかったかも。
　最後の4mはちょっとスラブ壁になるので、心許ないが右側の細いブッシュに
　ランニングを取り、斜度は緩いスラブ壁の水平カチを利用して登る。
　（Ⅳ級＋。5.8）

　少しあいての4m棚はⅢ級－で容易に越える。

⑥ガレ沢を進めば3mCS棚。右側倒木の右手を登る。（Ⅲ級－）
　次の4m＋5mCS2段棚は直登は脆そうなので、左側のガレ混じりの斜面を
　登るが脆いので慎重に。
　落ち口に向かって最後はトラバースして乗り越す。（Ⅲ級）

⑦その先にはこの沢の大規模なガレ場となるので、今回はCS2段棚の上部、
　標高1030m二俣状手前の右側支尾根を木頼りに登って、寿尾根上標高1080m
　に最後は右側に水平移動して出た。

⑧寿尾根（キュウハ沢と三角沢の界尾根）には植林作業径路が付いているので
　ひたすら東方向へ降りればキュウハ沢出合で本谷川林道へ下れる。

今年は少なかったが夏季はヤマビル棲息域なので、今回くらいの時期が
紅葉時期で一番よいであろう。（今回は皆無だった）

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