[山行計画書] 韓国登山第9弾かんふぁ島
(山行種別:積雪期ピークハント/縦走, エリア:アジア)
2012年01月02日(日帰り)

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その他ソウルから北へ車で2時間のところに規模は小さいが山勢が独特の京畿道の小金剛といわれている逍遥山(ソヨサン:587m)があります。

 逍遥山駅から歩いて2〜30分歩くと逍遥山の駐車場や食堂や休憩所が並んでいるのでシーズン中は賑わっているようだ。今日は曇り空の零下の寒さの中だったがそれでも付近の人達だろうかリックサックを背負った中高年者が降りてくる人、これから登る人数人に出会った。駐車場からしばらく登ると正面に大きな料金所がある、入山料を1000ウオンを支払って案内地図を貰いました。

 2006年12月に京原線の議政府から逍遥山(ソヨサン)駅までの電化複線高架工事が完了し、地下鉄1号線が逍遥山駅まで乗り入れを開始したのでソウルから乗換なしで一時間半であるから日帰りハイキングにちょうど良い山である。この京原線はここから休戦ラインに近い新炭里駅まで続いているはずです。

京畿道の小金剛と呼ばれている逍遥山の山並み。

逍遥山自在庵と書かれた扁額の山門。 登山コース(クリックで拡大図)
 少し歩いて「逍遥山自在庵」と書かれた篇額がある山門を通り過ぎると右に俗離橋と書いてある小さな石橋があった。ここからは俗世間ではないよという意味なのだろうか。俗離橋を渡ると正面に大きな鳥瞰案内図(ここに歩いた足跡をしました)があった。

 出発が遅れたため、すでに12時を過ぎてしまっていたので計画の半分のコースにしようと決め夕暮れにならない内に下山することにした。左側の階段を登りつめて少し下がったところに自在庵(チャジェアン)という654年の創建の古刹があった。大きな岩石をくり抜いて作ったお堂の扉がちょうど開いて数人の信者が出てきたので中を覗いてみると菩薩の前に沢山のローソクが灯っている、・・・と奥の方から大きな声で「中に入りなさい!」と声がしたので慌てて扉を閉めて離れた。

元暁大師が創建した自在庵。 水なしの渓谷道を登る。
 左側の急な石段を登ってしばらく登ると左へ折れる分岐点があった。ここからウィサンデ(587m)へ直登する道のようだ、同行の金さんと地図で方向を確認して渓谷沿いに登り始めたが大きな石がゴロゴロとして誠に歩きにくい、渓谷には水は枯れて全くないので高さが10mにもなる元暁滝も観られなかった。枯れた木々の中に楓が多く秋の紅葉で名前が知られていることが解る。

 山頂に近づくにつれて石ころの道が無くなり枯葉を踏みしめた跡のある細い登山道に変わったが傾斜が増してきた。汗を拭いながら休みながら登る。もうすぐ稜線かなと思う場所で三叉路になっていた、左はカルバウィ(包丁岩)へ、右が目指すナハンデと書いてある看板があった。同行の金さんはすでに山頂で待っているはずだ。

振り返ると縦走路が見える。

稜線近くの案内板、左側のナハンデに向う。 岩が迫って来た。
 

 林が無くなり大きな岩を登ってところがナハン台である、ここで一休みしてから一旦下がってまた岩を登ったところが主峰のウィサンデ(587m)であった。山頂で休んでいた鄭夫妻と金さんが話しをしながら待っていた。夫婦は付近に住んでいる人だったがまだゆっくり休んでから行くからと言うので我々は先を行くことにした。


この岩の上が主峰の山頂か?
歩いてきた縦走路

山頂での記念写真 縦走路は狭い岩道だ!

 コンジュ峰(526m)までは枯れ葉だけの林の中の岩の道を歩くが時々左に下界の街並みが見える。ウィサンデから岩道を登り降りして30分程でコンジュ峰である。ここで安全柵を補修していた4名の若者に挨拶してから韓国の穏やかな山並みをしばらく眺めながら休んだ。

穏やかな山並み

コンジュ峰から下界を眺める
安全柵に掴まりながら歩く

 ここから一気に下り道である。枯れ葉で下の氷付いた道が滑りやすい、注意しながら下ったがやはり一度は滑ってスッテンコロリと尻もちをついてしまい素早く手を着いて事なきを得た。案内看板のあるところに戻ったのは午後3時半だったので今日は3時間半のミニ山歩きとなった。

下山途中の風景も岩と枯れ木の林の中は静かで澄んだ空気で一杯である。
 
 ソウルから近いので春のつつじの時期か秋の紅葉の時期にはもう一度来てゆっくりと味わいたい山であった。

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