[山行計画書] 氷ノ山 バックカントリー 関宮側
(山行種別:山滑走, エリア:氷ノ山)
2012年12月31日 ~ 2013年03月31日

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山行目的氷ノ山の関宮側を滑ろう
集合場所・時間氷ノ山国際スキー場駐車場
行動予定
(自由記述)
登録してあるルートは国際スキー場のシングルリフト終点から流れ尾を辿って山頂。下りは未開拓だけど行ってみたいコースの、ネジレ谷から渡河して木地屋跡付近から夏道で福定親水公園に戻るコース。ルートを誤ると不動滝で進退極まるので注意が必要。

一般的に関宮側からなら東尾根コース。PDFファイルの緑コース。
ロッジ逆水で登山届出して、東尾根避難小屋から夏道を辿るコース。
出だしの避難小屋までの急登が冬は特に大変。
スノーシューとかシールに慣れてない人はここで心が折れる可能性あり。
避難小屋から先はしんどいけど、いわゆる普通の山登りのしんどさ。
冬であれば、クマ笹やチシマ笹が邪魔にならないので神大ヒュッテを経由せずに一ノ谷からまっすぐ山頂へ向かえる。ただし、斜度はやや急で登り自体は夏道よりしんどい。

おすすめは冬のバリエーションルート、流れ尾コース。PDFファイルの青コース。夏は藪コギで辿る人がほとんどいません。
ロッジ逆水からリフトを2本乗り継いでシングルリフトの終点から山へ入り、流れ尾へ取付いて山頂へ向かうコース。リフトの終点はすでに標高1050m付近で、東尾根避難小屋よりも高いところ。
標高差でいえば、わかさ側の方がリフト終点が1200m付近で山頂まで標高差300mで一番楽だけど、距離でいえばこちらの方が氷ノ山の山頂へ一番近い。
ただし、コースの難易度は流れ尾の方がやや大変。
先行者があるときとかルートができているときは良いけど、流れ尾は雪庇が発達しやすい尾根なので、取り付きのところで雪庇の乗り越えに苦労する可能性あり。
当然、雪庇が崩れてその下で巻き添えを食らったりすると超危険。
雪が安定している時期は良いけども、不安定な時期は慎重さが要求されます。

流れ尾には親切な人が木に赤スプレーのマーキングをたくさんつけてあります。
それ以前に迷いようがないくらいの尾根です。
流れ尾に出てしばらくで1箇所だけちょっとした岩場があります。
シールでは100%無理です。板を外して登ってください。
スノーシューも頑張ればいけますが、脱いだ方が無難と思います。
それから先はひたすらふつうの尾根。
山頂に近づくと岩の切通しみたいなところを通って、千本杉の上部に出てきて杉林が切れたらすぐそこに山頂の小屋が見えます。


下りは東尾根コースが無難です。尾根伝いで景色が最高です。ハチ高原やら鉢伏山を左に見下ろして滑れます。

しかし、スティープに滑りたい人には八木川側がお勧めです。ただし、登り返しが100%伴います。滑りすぎると、最後は必ず滝に行きつきます。登り返しも楽ではないし、ルートファインディングも簡単ではありません。それなりの準備をして向かってください。

ネジレ谷は鉢伏山から氷ノ山を見て真正面に見える気持ちよく滑れそうなツルっとした斜面です。よく晴れた日なら氷ノ山と鉢伏山のそれぞれの山頂で連絡を取り合ってドロップすれば、滑るってるところが遠目に見えると思います。

ワサビ谷と違って木が少なくて狭い沢筋を滑る感じ、途中に沢のノドを通ります。夏はノドの部分が小さな滝になっていると思われます。
2つ目のノドを過ぎると滑りはほぼ終了です。
ここまで山頂から滑り出して標高差で約400〜450mくらい。ずーっといい感じの斜度です。

ただし、木が少なくていい感じの斜度で沢筋ということで、雪崩の条件が完全に揃ってます。コンディションの見極めは慎重にお願いします。

2つ目のノドを過ぎた少し先あたりでスキーヤーズライトへトラバースして、流れ尾方面へ30分〜1時間ほど登り返したら、流れ尾へ辿りつくことができます。
あとは来た道をスキー場へ向かって戻って下さい。

ネット上で八木上流を山頂まで遡行した沢登りの記録と木地屋跡からとうろう岩経由で山頂へ向かう藪漕ぎの記録はありますが、冬場に不動滝上流の左俣を滑った記録はありません。
こしき岩付近から不動滝左俣へ滑り込むコースは地形図からはいい感じで滑れそうに見えます。が、所々に地形図には表れないような小さな滝がいくつかありそうな可能性が考えられます。今後はぜひとも開拓してみたい滑りのコースです。

千本杉付近から国際スキー場へ向かって沢を滑るのは無理と思われます。スキー場から見る限りとても滑れそうにはありません。滝やら崖やらいたるところにあります。

関宮側の情報はこんなもの、あとは最後に大屋側の情報をまとめます。
注意箇所・注意点ねじれ谷等の八木川源流へ滑り込むルートは必ず不動滝に行きつきます。
調子に乗って不動滝まで滑ってしまうととても危険です。
八木川方面には必ず登り返しがどこかで伴います。わかさ側みたいに滑って終わりにはできないので、滑りの技術以上に体力とルートファインディング力が必要です。

ネジレ谷などの八木川方面への滑りはパトロールへ届けを出すとダメとは言われませんが強く引き留められます。遭難があれば出動するのは国際のパトロールが一番はじめに出動です。

自信の持てない人は無理せず、東尾根方面を滑って下さい。
夏道を辿って滑ってもそれなりに楽しいコースです。
尾根からスキー場方面の沢を滑るとパトロールの人がダメとは言わないと思いますが決して良い顔はしませんので・・・
その他参考1 写真がいっぱいあります。東尾根コース。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-180219.html

参考2 ネジレ谷を滑った動画があります。sAsA編集。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-180192.html

参考3 東尾根への登り口を間違えました。このコースは間違いです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-133686.html

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