[山行計画書] 竜喰谷
(山行種別:沢登り, エリア:奥秩父)
2024年07月28日(日帰り)

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山行目的沢登
行動予定
(自由記述)
スタート地点 07:56 - 13:41 井戸沢 大常木林道丸太橋 13:43 - 15:41 ゴール地点
注意箇所・注意点■参考遡行図/記録
・「新版 東京起点 沢登りルート 100」 P.58-59 (中級/2級下/Ⅲ+)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4534493.html

以前から行ってみたいと思っていた登攀系の沢、竜喰谷へ。
去年までは令和元年東日本台風により一之瀬林道が崩落していて車でここまでくるのにだいぶ遠回りさせられたようだが、今年は完全に綺麗になっており、快適に石楠花橋まで。到着時に石楠花橋下流側の狭い方の駐車スペースには3台停まっていて、最後の1台としてギリギリ停められた。駐車スペースは圏外 (docomo/au) だった。なお、上流側にも10台近く停められる広いスペースがあるので駐車スペースとしては安心感がある。

平水だったが一之瀬川は水量が多いので、駐車場から少し舗装路を歩いて下流側にいき右岸側の小さな護岸がなくなったらへんから入渓。ラバーソールは滑る…。そのまま下降し、竜喰谷出合滝まで。

竜喰谷出合滝は水流上から見て右から1段クライムダウンで降りて、落口を竜喰谷へトラバースして沢へ入った。他の人の記録を見ると左岸からへつって行く人も多いようだが、朝イチでまだ足がヌメりに慣れていなそうなこともあり、平水ならこちらのほうが簡単だと思う。滝落口をトラバースになるのでそこは注意。

竜喰谷に入るとすぐに幅広5m。こちらは右から水流沿いを登った。朝イチなので身体が動いていない+ホールドが外傾している事以外は特に問題ない。落口は少し奥にあるガバホールドに届けば腕だけでもあがれる。

4mCS状は水線突破で。左壁からヘツりは途中で足が無くなり。右壁にあるCSの右からボルダーでもいけそうだった。釜も広くどこからいっても安全でワイワイやれる。なお、もっとも楽なのは左岸に普通にある巻き道。

精錬場ノ滝8mは右側を水流沿いに。ヌメる右壁よりも、水線の中に手も足も良いホールドがあるので壁沿いというよりは水流の中をシャワーで登る。適度に緊張感もあり、このあとに出てくる滝達のウォーミングアップとして気持ちよく登れる。

下駄小屋ノ滝12mはメンバーの初沢リードデビュー滝とした。CLが先に右岸にある巻き道から滝上にあがり、支点構築などを上からガイドする形に。リードは落口手前にある木を最終支点とし登攀した。そのあとは巻き道からあがり、残置ロープがあるのでそれを使って落口まで。ちなみにそれを使わずにそこから水流を登るのはホールドが乏しい+ヌメヌメで難しそうだった(が、おそらく次回以降機会があればチャレンジしたい)。沢経験がある程度あれば、今回ロープを出した落口手前まではロープ無しでも登攀可能だと思う。逆に、そこから落口はロープを出してやるほうが安全かと思う(参考遡行図の沢登りルート100にある写真でもロープを出している)。とはいえ、その場合でも中間支点として残置ロープを使わざるを得ないと思うので、それなら残置ロープでそのままいけば…とは思うので難しいところ。なお、滝下から滝の一番上までだと30mロープだと届かなそうに見えたので1ピッチでいく場合は40m以上のロープが必要そう。

末広がりのナメ滝10mはそれぞれ自由に。フェルトソールならもはやどこからでもノーハンドで登れそうだった。逆にラバーソールだと水流右側の階段状になっているところからが楽そう。

階段状2段8x10mは水流左から水線沿いを。水流に足をおいてレイバックのような感じで左壁の岩をマントルのようにして登っていける。

この沢の核心、曲り滝10mはロープを出した。右壁から取り付き、落口手前で少し左にいき水流に合流しながら水線右側にトップアウトするようなラインで。左に行く手前の中段付近で体を一気にあげるところのムーブが難しい。なおその辺りでは抜けそうにない残置ハーケンがたくさん打ってあるので、利用させてもらった。滝上の左岸にある立ち木にはまだ綺麗なおそらく懸垂下降用と思われる残置ロープスリングが2本かかっていた。後続はその木を支点にして1人目はアッセンダー、2人目はダイレクトビレイで確保した。

そこからすぐに中ノ平沢との出合(Co.1250)、そのあとは5m程度の登れる小滝が連続してくる。大小屋沢との出合(Co.1400)をすぎると倒木が多くなり渓相が悪くなる。

いくつか小滝が連続するが、それらの最後にある左右が岩壁になってミニゴルジュのようになっている2条CS滝が直登の水流右からが悪かった。水流左からボルダームーブで登ったCLが水流右から登った二人にお助けスリングを出した。なお、普通に左壁から簡単に巻けはする。

井戸沢出合にくると楯ノ沢のほうは倒木だらけでひどい渓相。なお、ここで井戸沢へ目をこらすと井戸沢にかかる大常木林道の木橋(Co.1510)が目視できる。迷わずそちらへいきそこで脱渓した。

大常木林道の木橋周辺で脱渓後、装備解除をし、そのまま大常木林道で下山。歩き始めてすぐにある分岐を斜面下方面(二ノ瀬方面)へ降りて、二ノ瀬まで。終始とても歩きやすく、迷うこともない林道だった。他の人の記録に「トレランしたくなる林道」とあったが、その通りだと思う。 docomo の電波も林道の途中でちょこちょこ入ったので山岳仲間に連絡なども可能だった。木橋から駐車場までちょうど2時間ほど。

最後の木橋の脱渓地点で後ろからきた2人組の別パーティに会ったのみで、それ以外に山行中に他パーティに会うことはなかった。
その他入山前
・ラストコンビニ&トイレ: セブンイレブン 大月御太刀1丁目店

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山岳保険 /
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個人装備品バックパック, ヘルメット, ハーネス, カラビナ, スリング, フリクションコード, ビレイデバイス, 帽子, 雨具, 時計, 沢靴, グローブ, ファーストエイドキット, 水1.5L, 携行食1000kcal, モバイルバッテリー, ヘッドライト, エマージェンシーシート, ホイッスル, iPhone, シルバコンパス, 紙地図, 遡行図, タオル, タバコ, ライター
共同装備品30mロープ, スリング, カラビナ, ツェルト, カム, ボールナッツ, ハーケン, ゴルジュハンマー×2, ギアループ, アッセンダー, セルフジャミングプーリー
装備備考フェルトソールのほうがトータルとして遡行はしやすい


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