[山行計画書] 苔と雪そして大展望(麦草峠〜白駒池〜にゅう〜黒百合ヒュッテ〜高見石小屋)
(山行種別:雪山ハイキング, エリア:八ヶ岳・蓼科)
2017年05月06日 ~ 2017年05月07日

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集合場所・時間麦草峠駐車場には6時に着きましたが、雨予報のためかがらがらでした。
帰りは8時半に駐車場に戻りましたが、まだ余裕がありました。
行動予定
(自由記述)
■1日目
麦草峠駐車場 08:25 - 09:08 青苔荘 - 09:26 にゅう分岐 - 11:15 にゅう 11:45 - 12:43 中山峠・中山分岐 - 13:00 黒百合ヒュッテ 13:48 - 14:19 中山 - 14:24 中山展望台 - 15:23 高見石小屋
■2日目
高見石小屋 06:45 - 07:27 白駒荘 07:35 - 08:33 麦草峠駐車場
ルートは手書きのため若干ずれています。
注意箇所・注意点■麦草峠駐車場〜麦草ヒュッテ〜白駒池(青苔荘)
雨もあって泥の道が続きます。麦草ヒュッテを過ぎても暫くは樹林帯の中を笹を見て歩くだけなので、あまり面白みはないです。道は下りなので楽ですが、帰りは登りになりますのご注意を。
途中から少しずつ苔が多くなり、白駒の奥庭を過ぎて白駒池への道に合流すると、一気に苔むします。この頃には雨も上がって晴れ間が出始めたため、木漏れ日と苔とで写真撮影に大忙し。全く先に進めませんでした。
青苔荘と白駒荘の分岐まできたら、青苔荘はもうすぐです。

■白駒池(青苔荘)〜にゅうへの分岐
白駒池脇をのんびり歩きます。木道が整備されていますので危険箇所はありません。個人的には木道は滑ることが多く苦手なのですが、この木道だけは何故か滑りませんでした。
青苔荘付近は池から少し離れていますが、テン場にはゆったりとした時間が流れています。今の時期だと草木はまだ枯れ落ちており、意外とじめじめ感が少ないです。
しばらく木道を歩き池に再接近して、向かいに白駒荘が見える頃に、にゅうとの分岐に着きます。ここまではアップダウンはほぼありません。

■にゅうへの分岐〜にゅう
ここから緩やかな登りが始まります。そして、いよいよ道に雪が現れます。
序盤は雪解け水が山道を流れます。苔と雪解け水の瑞々しさが気持ちいいです。
湿原を過ぎると、凍結道と泥と岩との戦いです。今回、登りでは軽アイゼンを使用しませんでしたが、チェーンスパイクがあれば力を発揮するところだと思います。
途中、にゅうの森を過ぎると、少し急な登りになります。ここを登りきると樹林帯を飛び出して、絶景が目の前に広がります。
目の前には天狗岳・硫黄岳、反対には蓼科山、眼下には白駒池、遠くには富士山や中央アルプス(?)。360度の絶景を楽しむことができます。ただし、強風の影響をもろに受けますので、風の強い日はお気をつけください。撮影中、何度か身体をもっていかれそうになりました。

■にゅう〜黒百合ヒュッテ
昼食休憩と限定のピンクカラーの手ぬぐいを買いに黒百合ヒュッテへ向かいます。
小さなアップダウンはありますが、左手に天狗岳と硫黄岳を眺めながら歩くことのできる気持ちのいい道です。うまい具合に木々が守ってくれますので、風の心配もありません。最初は凍結道ですが、黒百合ヒュッテに近づくにつれて雪道になります。トレースを外すとずぼっといきますので、ゲイターがあった方がいいです。
分岐を経て中山峠の方へ歩き出すと、一気に雪がなくなり歩きやすくなります。木の葉が落ちているため、目の前の天狗岳がよく見えます。見晴台からの天狗岳はかっこいいの一言。一息にくだって木道が現れたら黒百合ヒュッテは目の前です。

■黒百合ヒュッテ〜中山展望台
黒百合ヒュッテは風の影響を受けにくいので休憩にはぴったりです。小屋内で休憩(有料)や食事もとることができます。夏場はマムートのジョッキ(生ビール)が小屋の周辺を埋め尽くします。トイレも綺麗で女子だけでなく男子にも好評の小屋です。
手ぬぐいを手に入れたら来た道を戻り、中山を経由して中山展望台へ。特に面白い道ではありません。展望台はもろに風の影響を受けますが、南八ヶ岳から美ヶ原まで見渡せるのがグッド。

■中山展望台〜高見石小屋
序盤は緩やかな下り。その後はやや急な下りとなり、最後はまた緩やかになります。
この序盤に最大の難所が訪れます。雪が溶けて一箇所、大きな大きな水溜りができています。逃げ場はありません。あまりの驚きに写真を撮ること忘れてしまったくらいです。
歩数にすればせいぜい20歩程度だったと思いますが、すねが完全に浸かりふくらはぎにかかるくらいの深さがあります。一歩踏み込んだ瞬間、あっ…これはダメかなと思いましたが、何とか浸水せずに済みました。ちょうど対岸(向かい)から来たおじさんが、きもちいいー!と言いながら渡っているのを見て大変勇気になりました(笑)。お陰様で気持ちよく渡れました(笑)。
あとの下りは滑るところもありますが、雪道ですから気をつければどうにかなります。最後の方で、雪道と凍結がミックスするところが出てきたため、そこだけ軽アイゼン(6本爪)を着けましたが、なしでも歩き慣れていれば問題ないです。

■高見石小屋・高見石
ランプと星空の宿でお馴染み。小屋裏手の高見石にはサンダルでも登れますが、ちゃんとした靴の方が無難です。こちらも360度の展望が楽しめます。
小屋内は2階建てで、1階が食事処・休憩室・自炊場になっています。薪ストーブもこちらにあり、小物も乾かせます。ハンガーもあったので、乾燥室代わりにもなるのではないかと。
2階は全面宿泊室です。今回は宿泊者数が20名ほどだったので、布団は自由に敷いてよいと言われました。おすすめは、4箇所ほどある天窓の下。屋根の一部が窓になっているので、その下に布団を敷くと日中は雲の流れと青空を、夜はうっすらと星空をそれぞれ見ることができます。
夕食は17時半から、朝食は6時からでした。
宿泊客が多すぎなかったこともあってか、非常にゆったりとした時間の流れる小屋でした。

■高見石小屋〜白駒池(白駒荘)
ひたすら雪道を下っていきます。朝方のためか凍結とのミックスでしたので軽アイゼンは必携です。序盤で余裕ぶって普通に下りたら派手にすっころんでカメラに傷が。慌てて装着しました。
最後のほうは泥と凍結の道になりますが、木道が出てくるまでははいておいたほうが無難です。長い木道に入り、遠くに白駒池が見えたらあと少しです。
白駒荘に着いたら整備された道を登り青苔荘との分岐へ。あとは来た道を登るだけです。
その他縄文の湯:大人600円
諏訪南ICへ向かうエコーラインの途中にあります。

氏名 /
 役割
生年月日 /
血液型
住所 携帯電話 /
緊急連絡先
山岳保険 /
ココヘリID
 

個人装備品長袖インナー, ズボン, 靴下, グローブ, 予備手袋, 防寒着, 雨具, 毛帽子, , ザック, アイゼン, 昼ご飯, 行動食, 非常食, 飲料, 地図(地形図), ヘッドランプ, 予備電池, ファーストエイドキット, 保険証, 携帯, 時計, タオル, ストック, カメラ
装備備考ゲイターを忘れたのは失敗でした。


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