[山行計画書] 【適期9月M旬】光岳~茶臼岳~上河内岳~聖岳(芝沢ゲートから反時計回りで周回)
(山行種別:無雪期ピークハント/縦走, エリア:塩見・赤石・聖)
2024年09月21日 ~ 2024年09月23日

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集合場所・時間■芝沢ゲート前の駐車場 約50台駐車可(午後4時ごろ到着で数台分空)
最寄インターチェンジから易老渡登山口へのアクセスルート
中央道 松川IC(最短)※飯田ICより約60キロ
※トイレ2基設置あり(トイレットペーパーは持参)
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被災箇所(芝沢ゲートから1km先)について、歩行者のみ通行できる迂回路が2023年7月13日(木曜日)から通行可能。
なお、便ヶ島先(市道南信濃132号線)で路肩決壊箇所と橋梁消失箇所については、応急的に仮橋とはしご設置あり。
○台風2号の被害状況について <7月10日更新>
芝沢ゲート手前の下栗の里周辺において、土砂崩落などにより通行止めとなっている区間があり。迂回路を通行し下栗地区に進入することとなりますが、道路が狭く通行には注意が必要。最新の道路情報は以下をご確認ください。
・下栗の郷周辺 通行止・迂回路情報
https://tohyamago.com/wp/traffic2023shimoguri/

飯田市情報:
芝沢ゲート~易老渡~便ガ島までは徒歩通行不可、易老渡・便ガ島からの登山不可となっておりましたが、7月15日より、芝沢ゲート〜易老渡登山口までは一部高巻きルートを使用し歩行者のみ通行可能。
https://www.city.iida.lg.jp/soshiki/171/20230607.html

・2023年 南アルプス登山口 聖岳(便ヶ島)/光岳(易老渡)総合情報
https://tohyamago.com/wp/minami-alps2022-2/
行動予定
(自由記述)
■1日目
芝沢ゲート 04:05 - 05:07 易老渡 05:11 - 06:31 面平 06:44 - 07:25 標高1800m地点 07:28 - 08:44 三角点 08:45 - 09:11 易老岳 09:34 - 10:28 三吉平 - 11:49 イザルヶ岳 11:50 - 12:08 県営光岳小屋 12:10 - 12:26 光岳 12:28 - 12:43 光石 12:44 - 13:01 光岳 13:02 - 13:18 県営光岳小屋
■2日目
県営光岳小屋 06:03 - 06:46 三吉平 06:47 - 07:38 易老岳 07:44 - 08:57 希望峰 09:13 - 09:31 仁田池 09:32 - 09:53 茶臼岳 09:59 - 11:37 上河内岳の肩 - 11:42 上河内岳 12:54 - 13:00 上河内岳の肩 13:09 - 13:39 南岳 - 14:40 聖平小屋分岐 14:41 - 14:44 聖平小屋
■3日目
聖平小屋 05:14 - 05:18 聖平小屋分岐 - 05:38 薊畑分岐 05:51 - 06:24 小聖岳 06:28 - 07:02 聖岳 07:38 - 07:56 奥聖岳 08:04 - 08:19 聖岳 08:31 - 08:55 小聖岳 - 09:19 薊畑分岐 09:37 - 10:12 苔平 10:15 - 10:27 大木の広場 10:35 - 11:25 西沢渡 11:44 - 12:14 聖光小屋 12:23 - 12:25 便ヶ島 12:26 - 12:47 易老渡 12:48 - 13:48 芝沢ゲート
緊急時の対応・ルート芝沢ゲート前の駐車場に停めました。午後4時ごろ到着で数台分空いていました。

1日目 山行 8時間22分 休憩 51分 合計 9時間13分
S芝沢ゲート04:05
13:01光岳13:0213:18県営光岳小屋泊
2日目 山行 6時間49分 休憩 1時間52分 合計 8時間41分
泊県営光岳小屋06:03ー11:42上河内岳14:44聖平小屋泊
3日目 山行 6時間22分 休憩 2時間12分 合計 8時間34分
泊聖平小屋05:14 07:02聖岳07:56奥聖岳08:0408:19聖岳08:31
12:14聖光小屋12:47易老渡12:48 13:48芝沢ゲートG

危険箇所等 <<危険な所>>
【1】南岳への登り。尾根をトラバースするところがあり、一見花が咲いていていい感じの登山道ですが、足を滑らすと崖下まで落ちてしまいます。花に気を取られず集中して歩きましょう。
【2】南岳から聖平に向かう途中の崩落地帯。登山道はザレており、また木の枝が張り出したりしていているので、滑ったり躓いたりしないよう集中して歩きましょう。
<<辛い所>>
【1】易老岳への登り。長い急坂が続く。
【2】三吉平を過ぎてすぐに現れるゴーロ帯。とても歩きにくく1kmぐらい続く。
【3】喜望峰への登り。急な登山道が長く続く。
【4】上河内岳の肩への登り。岩場の急な登山道が続く。
【5】ゴンドラでの川横断。特にゴンドラが向こうにあった場合は2倍辛い思いをする。
【6】ゴンドラから芝沢ケートまで。単調な林道が約8km続くためいやになってくる。
その他周辺情報 下山後は飯田市のほっ湯(ほっと)で汗を流しました。600円也。

薄い三日月の明かりの中ヘッデンをつけて出発。1時間ちょっとで易老渡の橋に到着。吊り橋ではないでの揺れないと思っていたら、少し揺れてビックリ。さあ、長い林道歩きが終わって登山の開始です。
いきなりの急登。ジグが切られていますが、急であるのは間違いない。これから長い旅路が始まります。
時々レスキューポイント表示がある。ピンテ等マーカーが少ないので登山道を外していないという安心感が得られる。

尾根を易老岳に向けて登り上げている途中、左手に聖岳が見えた。すぐそこにあるかのように間近に感じる。でっかいということか。
易老岳の分岐点に到着。
ここで今から下山しようとする登山者と立話をした。この登りで苦労されたようで急登を強調されていた。確かに急だった。汗をかかないつもりでいたが、実際には大汗をかいてしまった。
易老岳分岐で2度目の食事休憩をして光岳に向かうが、しばらくは尾根の西側をトラバースしながら進む。すると西側に開けたところに出た。
再び樹林帯の中を進むと「三吉平」に到着。
さらに森の中を進むとゴーロ帯に出た。苦手なやつ。
これが意外に長く感じ、本日一疲れたところだったと思う。

静高平に到着。
多くのレコに載っている水場。小屋に着いてから激坂を下って汲みに行くよりここで汲んだほうが楽という前知識で2l分容器に詰めた。するとこれより20mほど上流で別の登山者がペットボトルに水を入れているではないか。よく見るとここは湧水ではなく上流から流れてきた水のようだ。
これが上流の水汲み場。杓子が置いてある。
お花畑風広場に到着。ガスっている。
ここから左に向かうとイザルヶ岳山頂なので、ガスガスだろうが行ってみることにした。
イザルヶ岳 (2540m)到着です。山頂には数個のケルンがあるのみ。360°の展望のはずがご覧のあり様。
光岳小屋に着いた。
受付をする前にそこらへんにザックを置いて山頂に向かう。
背中の荷物がなくなり急に歩きだすと、らくちんなのはいいけどとてもふらつく。転ばないように。
歩き出すとすぐに大根沢山への分岐があるが、そこにあった石の作り物。
森の中15分ほど歩くと山頂に到着。
光岳山頂。標高2591m。会いたかったぜ!
もう一つの串団子型山頂標識。久しぶりにこの形の標識を見る。何年ぶりだろうか。とても懐かしい。
他にも3,4個山頂標識がある。
山頂は木に囲まれていて展望はない。すぐ先に岩場の展望所があるが、さらに先に進み光石に到着。
光石の上に登って、展望はないが子分の光石を発見。あちらには行けなさそうだ。
光石から戻る途中この分岐を20mほど行ってみた。自分に体力と勇気があれば池口岳登山口からここを通って光岳を目指してみたかったが。と、
小屋に戻り受付を済ませすぐにテントを張る。一番乗りだったが、次第に増えてきて上のテン場で6張り、下のテン場で1張りとなった。
【2日目】
易老岳分岐に到着。暑くてたまらないのでここで上の雨具を脱ぐ。
昨日見つからなかった易老岳山頂標識を発見。
尾根を歩きながら木の隙間から聖岳と兎岳が見える。
仁田岳への分岐点である喜望峰に到着。この喜望峰への登りがきつかった。かなり汗をかいてしまった。
3分の1ほど進んだところで脚を止め考えた。仁田岳は360°の展望らしいが、この天気ではそれはない。またこの山に〇〇名山などの格があるか。ネットがつながらないのでいろいろ考えた。100高山?。それはない。では引き返そう。。。。
これが大失敗だった。下山後わかったことだがこの山は静岡100山だった。
喜望峰に戻って先に進む。湿原らしきところには木道が設置されていて気持ちよく歩ける。
仁田池。これに天気が良ければ最高なんだろうにな。
茶臼岳山頂に近づくにしたがって岩場が多くなってきた。
茶臼岳 (2604m)。
串団子標識から10mほど離れたところにガスの中大きな三角点のようなものが見え、一等三角点か!と思って近づいたら、石の山頂標識だった。
次は上河内岳。
茶臼岳を出発するとすぐに鳥小屋尾根の登山口があった。達人の歩く道だ。自分には関係ない。
茶臼小屋への分岐。
上河内岳の肩に到着して上河内岳を見上げる。あとちょっとだ。
上河内岳 (2803m)山頂到着。
中心に聖岳。左に兎岳、右に少し雲がかかったのが赤石岳。右下の少し低めの山が南岳。
昨日今日と歩いた南側の景色。
茶臼岳山頂がかろうじて見え、その向こうの稜線も見えるが、光岳山頂付近は完全に雲の中。
北の方を見ると荒川三山にかかっていたガスもだいぶ引いてきた。
赤石岳も山頂の避難小屋が見えるほどにはっきりしてきた。
雲が晴れたところでもう一度南アルプス南部3000m級の山々。
飽きることなく景色を堪能していたら山頂に1時間以上いたようだ。
ナナカマドと思うが、次の南岳に向かう途中赤い実をつけた低木がたくさんあった。
きれいな花は咲いているけど、尾根のトラバース道は右下が崖でとても危険。
南岳 (2702m)山頂到着。
この山は故郷の山白山と同じ標高。もし白山がここに来たら周りに高い山がたくさんあって全く目立たないだろうな。
南岳山頂から少し下ったことろで聖岳。
とにかくでっかい山だと感じた。
途中の崩落地帯。こういう言ところを何か所か通るので細心の注意を払って通過しなければならない。
聖平小屋分岐。
聖平小屋に到着。
【3日目】
薊畑(あざみばた)分岐に到着。
ここで重いザックをデポ。持参した小さなザックに必要なものを詰め替え、身軽になって山頂を目指す。
樹林帯から抜けるとしばらくして小聖岳(2662m)に到着。目指す山頂がずっと近づいた気がする。
左が崩れた危険な尾根を慎重に通過する。
ザレた登山道に変わったが、大きくジグが切られているので滑って登りにくいといったことはない。
振り返って遠くに雲海に浮かぶ山々。あそこらへんは静岡県なので、ひょっとしたら以前登ったことがあるかもしれない。
山頂手前でまた振り返る。
昨日登った上河内岳、茶臼岳。
続いてイザルヶ岳、光岳が見える。登山中振り返って歩いた登山道や登った山が見えるととても満足感が得られる。
さらに写真右の方には加加森山、池口岳、鶏冠山、中ノ尾根山などが写っているのであろう。
いよいよ山頂。
聖岳 (3013m)山頂に到着。お疲れさまでした。天気が良く展望も十分あるので幸せの登頂です。
変形串団子の山頂標識。
登り切った向こう側にはデーンと赤石岳。山頂には避難小屋が見える。
左側には兎岳、中盛丸山、大沢岳と見え、それらは尾根でつながっている。
それらの山の向こう側に中央アルプスが見える。
さらにその奥に御嶽山がかすかに見える。赤石岳の左側には仙丈岳が見える。
奥聖岳に向かう
奥聖岳 (2978.7m)山頂到着。奥聖岳からさらに伸びる稜線。尾根に沿って登山道が見えるが、山と高原地図では破線ルートとなっている。
奥聖岳から眺める富士山。両側から少し雲がかかり始めて来た。
山頂に長居したので名残惜しいけど下山します。
で、薊畑分岐でデポしたザックを回収。山登りを始めて2度ほど置き引きにあっているので、心配だったが無事でありました。
薊畑で聖岳や昨日登った山々に最後のご挨拶。今度は赤石岳からの縦走で来るからね。見晴らしの利かないうっそうとした森の中、急坂を下りていく。
廃屋の前を通って、出ました。人力ゴンドラ。向こう岸にある。だいぶショック。まずはこちらに手繰り寄せるが、ザックを担いでいると力が入らないのでおろしてロープを引っ張る。ゴンドラがこちらに着いてから、ザックなどを乗せるが、ゴンドラが自重で向こうに行かないようロープを片手で引きながら荷物を載せるが、これが大変だった。
ゴンドラの上から。川の流れが激しい。昨晩雨が降ったので初めから徒渉をあきらめて正解だった。
無事反対側の岸に到着。腕がつかれた。筋肉痛になりそう。
次の目標便ヶ島。これからはかったるい林道歩き。
途中橋が完全に崩落していて、応急の梯子が架けられていた。
林道にはいくつも崩落個所がある。
便ヶ島に到着。
聖光小屋で手と顔を洗わせてもたった。
易老渡に到着。
林道が崩落したためこしらえた登山道。
芝沢の駐車場に到着。

てんくらほぼオールAだったので、今行くしか無いという思いで出かけました。しかしやはり夏山の天気、期待したとおりには行きません。初日の光岳からの展望、2日目午前の茶臼岳からの展望はありませんでしたが、午後の上河内岳からの展望と3日目の聖岳からの展望は、申し分なく素晴らしいものでした。両山頂とも次の行動のことを心配しつつも1時間以上展望を楽しみました。山頂から見えた赤石岳、次はあなたです。待ってろよ!という気持ちになりました。
10年前と比べ林道崩壊による歩行距離の延長や加齢による体力の衰えや等、心配事はありましたが、しっかり計画を立てて実行したため、結果的に余裕を持って歩くことができ、大変満足のいく登山でした。ありがとうございました。
注意箇所・注意点<<危険な所>>
【1】南岳への登り。尾根をトラバースするところがあり、一見花が咲いていていい感じの登山道ですが、足を滑らすと崖下まで落ちてしまいます。花に気を取られず集中して歩きましょう。
【2】南岳から聖平に向かう途中の崩落地帯。登山道はザレており、また木の枝が張り出したりしていているので、滑ったり躓いたりしないよう集中して歩きましょう。
<<辛い所>>
【1】易老岳への登り。長い急坂が続く。
【2】三吉平を過ぎてすぐに現れるゴーロ帯。とても歩きにくく1kmぐらい続く。
【3】喜望峰への登り。急な登山道が長く続く。
【4】上河内岳の肩への登り。岩場の急な登山道が続く。
【5】ゴンドラでの川横断。特にゴンドラが向こうにあった場合は2倍辛い思いをする。
【6】ゴンドラから芝沢ケートまで。単調な林道が約8km続くためいやになってくる。
その他■県営光岳小屋:予約開始23年実績6/5㈪午前0時
https://www.chillnn.com/1863f95fe2d74
mt.tekari@gmail.com
電話番号0547-58-7077
※金、土、日、祝日などハイシーズン指定日は+1000円。
・1Fシングルベッド平日(月〜木曜日) 素泊まり¥9,000※13000円(2食)
・2Fシングルベッド平日(月〜木曜日) 素泊まり¥8,000※12000円(2食)
※食事提供は3人以下のグループですべて50歳以上かつ、午後3時前に受付を済ました場合に限られる?
※シュラフは持参?
※金土日はテント場の予約必要(限定10張)テント1000円/人 定員14名
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■聖平小屋:※食事の提供なし(売店で食料販売予定)
https://hijiridairagoya.wixsite.com/hijiri
・素泊まり:9,000円/人(シェラフ込)
※インナーシュラフ持参。予約無しで宿泊の場合10,000円
※テント2,000円/人
※受付にて宿泊者カード記入必要(事前PDFフォーマット持参)
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​■(日帰り温泉)遠山郷観光協会HP
https://tohyamago.com/
易老渡登山口周辺には温泉施設は無い。
近い所で遠山温泉郷「道の駅遠山郷・かぐらの湯」がある。登山口から約26キロ
〒399-1311長野県飯田市南信濃和田548-1
10:00〜17:00 年中無休(2025秋)再オープン
Tel.0260-34-1071
■飯田市街「ほっ湯アップル(ほっとあっぷる)」大人600円
http://hot-apple.net/new/
長野県飯田市松尾明7513-3
電話番号 0265-56-6767
営業時間 午前11時から午後9時まで
休(毎月第2・第4月曜日(祝日時は営業)

氏名 /
 役割
生年月日 /
血液型
住所 携帯電話 /
緊急連絡先
山岳保険 /
ココヘリID
 



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