[山行計画書] 剱岳 源次郎尾根
(山行種別:アルパインクライミング, エリア:剱・立山)
2018年08月11日 ~ 2018年08月13日

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山行目的女子チームでアルパイン初級体験
集合場所・時間立山駅の無料駐車場に駐車。
お盆休みの最中だったせいか車両は多く、8月12日の夜に到着した時点では
駅に一番近い駐車場は、ほぼ満車。
数台分空きがあったので、運良く駐車出来た。
駅周辺には他にも幾つか無料駐車場があり、駅から少し離れた位置にある
河原沿いの駐車場の方は、結構空きがあるようだった。
立山道路は一般車通行禁止なので、立山駅からはケーブルカーとバスを乗り継いで
登山口の室堂へ向かう。
お盆時期なので観光客が多く、乗車券売場は込み合う。
朝5時に売場に並んだが始発(6:00発)には乗れず、2便後の6:20発に乗車した。
尚、私は知らなかったが、ネットで乗車券の予約が出来る模様。
予約しておけば、並ばずとも望みの便に乗れたらしい。
行動予定
(自由記述)
■1日目
室堂 07:43 - 07:57 みくりが池 08:01 - 08:02 みくりが池温泉 08:04 - 08:15 雷鳥荘 08:18 - 08:22 雷鳥沢ヒュッテ - 08:31 雷鳥沢キャンプ場 08:32 - 08:34 浄土橋 08:41 - 09:59 剱御前小舎 10:23 - 10:54 剱沢キャンプ場 12:35 - 12:39 剱澤小屋 12:43 - 13:18 平蔵谷の出合(源次郎尾根取り付き) 13:26 - 13:43 長次郎谷の出合 13:45 - 15:25 剱澤小屋 15:37 - 15:44 剱沢キャンプ場
■2日目
剱沢キャンプ場 04:01 - 04:06 剱澤小屋 04:12 - 04:52 平蔵谷の出合(源次郎尾根取り付き) 05:03 - 05:40 5m岩壁 06:33 - 08:23 喫 08:28 - 08:56 曲 09:01 - 09:07 曲 懸垂下降点 09:43 - 10:38 剱岳 11:18 - 11:24 カニのハサミ - 11:30 カニの横バイ 11:54 - 11:58 平蔵の頭 12:05 - 12:25 前劔の門 12:29 - 12:36 前剱 12:45 - 13:18 一服剱 13:43 - 14:02 剣山荘 14:14 - 14:36 剱澤小屋 14:45 - 14:51 剱沢キャンプ場
■3日目
剱沢キャンプ場 04:20 - 05:37 別山南峰 05:41 - 05:46 別山北峰 05:51 - 05:56 別山南峰 05:59 - 06:39 真砂岳 - 07:28 富士ノ折立 07:47 - 07:56 大汝休憩所 08:50 - 09:00 立山 - 09:21 雄山 09:35 - 10:12 一の越山荘 10:31 - 11:04 浄土山南峰 11:12 - 11:19 浄土山 - 12:00 室堂山展望台 12:04 - 12:30 立山室堂山荘 12:38 - 12:50 みくりが池温泉 14:06 - 14:08 みくりが池 - 14:22 室堂 14:23 - 14:23 室堂バスターミナル
注意箇所・注意点●源次郎尾根
剱岳のバリエーションルート。
踏み跡が有るのでルートは判りやすいが、途中の岩場等では踏み跡が途絶えるので
ある程度のルートファインディングは必要。
曲の30m懸垂下降で有名なルートだが、個人的にはそれよりも、
喫下部の登りの方が核心のように感じた。
左支稜ルートとルンゼルートの2つがあるが、今回は左支稜ルートを選択した。

尾根取り付きまでのアプローチとなる剱沢雪渓では軽アイゼン使用。
雪はそこそこ硬いが傾斜は緩く、軽アイゼンで十分な感じだった。
平蔵谷の出合、左岸側(大岩の対岸辺り)の草付きに明瞭な道が出来ており、
そこから尾根に取り付いた。
草付きの道を進むと残置ロープの有る岩場があり、これが最初の関門。
最上段の奥に手を伸ばすと手掛かりがあるので、それさえ見つけられれば容易。
残置ロープに頼る必要は無い。
最初の岩場を越えて少し進むと、木の根が張り巡らされた道となり、
それを抜けると5m程の高さの岩壁が現れる(H2260m付近)
クライミングポイントとなる岩であり、そこはやや難しい。
ロープを出して通過しているパーティが殆どなので渋滞が発生し、
待ち時間も含めると、通過するのに1時間位かかった。
高さはそれ程でも無いが開始点の地形が嫌らしく、絶対に落ちてはいけない場所。
岩壁には残置ハーケンが二つあるので、それらで中間を取りながらロープを使って
通過するのが良いと思う。
それはもちろん、ビレイヤーが居てこその話であって、
「ソロのお前はどうやって通過したの?」と質問されると困る所だが・・・
まぁ、そこは御想像にお任せです。(一応、ロープは使いました)
この岩壁が核心とも言える場所で、それ以降は極端に難しい場所は無い。
だが、危険個所は多く、ロープを使用するかしないかはパーティ次第。
メンバーの力量次第では、ロープを出した方が良い箇所が幾つかある。
正しいルートを進めば、岩や沢の経験者であれば詰む事は無いと思うが、
下降は不可能な尾根なだけに、ルート選定には注意したい。
5m岩壁から剱岳本峰までは、最初の岩場以上に難しい箇所は無いはずなので、
もし、それよりも難しい場所に遭遇したら、ルートミスを疑った方が良い。

曲の30m懸垂下降については、支点の鉄棒はしっかり固定しており問題なし。
支点周りには鎖や多数の残置スリングがあるが、鎖にロープを通すのが良いだろう。
懸垂下降開始点では3パーティの通過待ちとなったが、どのパーティも鎖を
支点としてロープダウンしていた。
懸垂下降の終点は30m下だが、25mほど降りた場所にテラスがあり、
そこからは容易にクライムダウン可能。
よって、ロープ長は50mでも十分足りる。

最終区間となる曲〜剱岳本峰も難所となるような個所は無かったが、
これまで以上にルート取りの幅が広がるので、どこを進めば良いのか迷う。
今回は平蔵谷側の斜面をメインに進んだが、ガレ場で行き詰まる事が何度かあり、
ルーファイが面倒。
尾根上を進んだ方が楽だったかもしれない。

●別山尾根、立山周回ルート
一般ルートなので特に問題は無いが、どのルートも登山者が多いので落石が怖い。
別山尾根の方は山慣れた登山者ばかりだったので、それほどでも無いが、
立山(雄山)から一の越山荘へ続く道は、浮石の多さに加えて、
初心者〜ベテランまで様々な登山者が歩いているので、結構気を使った。

氏名 /
 役割
生年月日 /
血液型
住所 携帯電話 /
緊急連絡先
山岳保険 /
ココヘリID
 

個人装備品長袖シャツ, Tシャツ, 長袖インナー, ズボン, 靴下, グローブ, アウター手袋, 防寒着, 雨具, ゲイター, 日よけ帽子, 着替え, 登山靴, 沢靴(アクアステルス), ザック, ザックカバー, サブザック, 軽アイゼン, 行動食, 調理用食材, 調味料, 飲料, 水筒(保温性), ガスカートリッジ, コンロ, コッヘル, 食器, 調理器具, ライター, 地図(地形図), コンパス, , ヘッドランプ, 予備電池, GPS, 筆記用具, ファーストエイドキット, 日焼け止め, 保険証, 携帯, 時計, タオル, ナイフ, カメラ, ポール, テント, シェラフ, ロープ(8mm径×50m), ハーネス, ヘルメット, 確保機, ロックカラビナ, カラビナ, ロープスリング, セルフビレイランヤード
装備備考源次郎尾根での靴は、沢靴(アクアステルス)を使用。
靴底が薄いので長時間の尾根歩きには辛いが、岩へのフリクションがとても良く、
濡れた岩にも強い。
登攀においては有利に働いたと思う。


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