早戸川水系　円山木沢 - 山行計画

行動予定
（自由記述）

本間沢 00:00 - 魚止橋 - 伝道(伝導) - 無名ノ頭 - 本間沢 - 本間橋

注意箇所・注意点

①早戸川林道の終点である伝道から右の登山道には入らず、そのまま真っ直ぐ
　伝道沢の橋を渡り径路を最後まで歩いて早戸川に下りた対岸に流れ込むのが
　円山木沢。出合右手の大岩（中が空洞の岩小屋）が目印になっている。
　標高710m。

②出合すぐの3m滝を流芯右から越えるか巻くかして越えると、3m、2段6mと
　小滝が続く。主に右から小さく巻ける。
　すると4m滝を前衛に25m大滝が出てくる。
　直登するなら流芯右壁だが、落ち口手前がスラブで手掛かり疎く難しい。
　高巻きは手前右側の土ザレを登り小尾根からだが、最近崩れた印象。
　今回は4m滝よりも下流から巻き始め、一本ガレ小沢を渡って低い壁基部を
　トラバースして急な土ザレを登ってから大滝より20m上流へクライムダウン。

③標高800mで正面に支流の涸棚が現れ、本流は右（南南東）へ曲がってゴルジュ
　となっている。
　CS2m小滝の先には小釜を持った8m滝があり、おそらくこの沢の一番の核心
　であろう。
　以前は小釜を股まで浸かり残置の架かった右壁を直登（Ⅳ級＋）したが、今回は
　高巻きをしてみた。
　前述の支流涸棚20mを直登し（Ⅲ級）、右手の森林を少し右上してからちょっと
　斜度の緩んだ狭い平地へトラバースし、8m滝の上流で7mほど懸垂下降。
　すぐ出てくる10m滝は左壁を直登する。中間部に残置ハーケンが2個ほど狭い
　間隔であった。ビレイポイントは落ち口より5m先の木かその手前の岩にスリング
　架ける。（Ⅲ級）
　その後も3m、5m滝が続き、少し距離を開けて8×12m滝、2段6m滝。

④すぐ標高880mで視界が開けた箇所にきれいな逆Y字状20m滝が現れる。
　左の草付壁を登って緩やかなスラブ帯になっている落ち口へ登る。（Ⅲ級ー）
　まだまだ滝は続く。
　3m、2段6×10m（右壁Ⅲ級）、3条幅広4m、トイ状15×25m、
　3段8×12m、CS5×10m、3m、ヒョングリ状2条4m、4mそして
　最後はS字状3m滝でようやく連瀑も終わる。（標高980m）
　これらは概ね右手から小さく巻き続けられる。

⑤これより上流部はほとんどガレゴーロとなる。
　1040mに2m直瀑、1055mにCS4m、そして1060mでこの沢の二俣だ。
　水量比は3：1で水の多い左俣は3条6m滝で合わさる。

　左俣について触れると、3条6m滝は左流芯をⅢ級で登り、1100m二俣（水量比
　3：2）を右沢に入るとすぐに水涸れとなり、1180m三俣で中央に入って
　2段12m涸棚の中央をクライミング（ここはⅣ級）。
　1250m二俣状を左に入り4m棚を越えた後、右の小尾根を登って無名ノ頭の北側
　に詰める。

　右俣に入ると2段2m小滝、幅広4条3m（右壁Ⅲ級ー）、2段2×6m小滝を
　越えれば1090m辺りで一旦水涸れとなる。
　延々続くガレゴーロを歩くと水は再び細い流れを見せるが、これは1120mで
　左からの湧き水によるもので、その上は完全に水涸れ。
　あとは4m涸棚、2m土状棚のみで円山木ノ頭へガレが続いている。
　『東京周辺の沢』に記述があった大きな涸棚は見当たらなかった。
　ただ1190m二俣状の左沢は踏査していないので不明。

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[山行計画書] 早戸川水系　円山木沢	(山行種別：沢登り, エリア：丹沢)
2018年06月08日(日帰り)