2011年の9月の3連休、家庭の事情とジムで腰を痛めたのでどこにも行けず、しかたが無いので日帰り登山計画をする際のコースのまとめを日記に書きました。前回の黒戸尾根からのバリエーションの続編の様なものですが、新穂高温泉周辺で、軽いものから重い物まで方向別に整理しています。何泊かするつもりの人でも参考になるかと思います。
その後も新しい情報が有るとアップデートしているのですが、日記だと古くなると探すのが大変なのでノートで書きました。
<新穂高温泉から笠岳>
全て実線の登山道で、危険個所は無さそうです。
1. 左俣谷を林道に沿って歩き、笠新道で笠ヶ岳往復 (CT 13時間55分)
これが最短コースですね。ヤマレコでも沢山載っています。
2. 上記1のルートで下りを、クリヤノ頭から槍見温泉に下山 (CT 14時間30分)
違う道から下る分、変化が楽しめます。但し車の方は槍見温泉から新穂高温泉まで、バスか歩きで車の回収が必要ですので、その分の時間も余分にかかります。直近では、日帰りでは有りませんがtamaoさんのレコが参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-133432.html
3. 上記2のルートで、登りを左俣谷の林道を奥まで進み、小池新道から鏡平山荘〜弓折岳と登り、稜線を抜戸岳経由で笠ヶ岳に変更 (CT 17時間05分)
鏡平山荘からの池に浮かぶ槍、穂高の眺めを見る為に遠回りして笠ヶ岳に登ります。下りは笠新道にすれば、35分コースタイムが短縮されます。
sugibozuさんが10月1日に歩いています。快晴で鏡池も綺麗です
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-80883.html
4. 上記2のルートで、登りを右俣谷から槍平小屋経由で槍ヶ岳に登り、双六小屋〜弓折岳〜抜戸岳〜笠ヶ岳と縦走 (CT 26時間25分)
槍ヶ岳から笠ヶ岳を朝方見て、そのまま笠ヶ岳を眺めながら縦走するので気持ちの良い稜線歩きが楽しめそうです。但し時間が長いので、0時位に出発しないと、危険な夜道の下りとなります。時間によって1項の笠新道や、3項の鏡平から下るエスケープルートを選択し、夜道の下りは避けた方が無難でしょう。
このルートのほぼ同じコースを逆回りでsanchan346さんが歩いています。但しクリヤノ頭から槍見温泉ではなく笠新道を使っています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=220718&com_id=324090&com_rootid=324090&com_mode=flat&com_order=0#comment324090
5. 上記4のルートを南岳から槍ヶ岳〜双六小屋〜笠ヶ岳と延ばしたもの (CT 28時間45分)
MATSUさんが挑戦する様なので、きっとそれが参考になると思います。
これが多分、笠の日帰りの限界位だと思います。これ以上延ばすとなると、奥穂高からになりますが、その際に追加される時間が半端では無いので。。。
<新穂高温泉から三俣蓮華より先までピストン>
信じられない位タフな人達が、何人か成功させている日帰りバリエーションルートです。ただ全て実線の道なので危険個所は有りません。全て新穂高温泉から左俣谷で、鏡平山荘〜双六小屋〜三俣と縦走します。
1. 新穂高温泉から鷲羽岳〜水晶岳と縦走し、帰りはワリモ分岐から黒部源流経由で三俣〜新穂高温泉 (CT 24時間)
kankotoさんが去年歩いたコースです。北アルプスの奥深くまで縦走を満喫するコースですが、普通の人には0時出発でも無理でしょう。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74610.html
最新はsugibozuさんの以下の記録です。こちらの方がコースタイムが人間的で一般人は安心できますね
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-134129.html
raichou さんも、鷲羽岳までのピストンと少し短いですが、歩いています。ただ残雪期だったので、条件を考えるとkankotoさん並みの難度だったと思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-120341.html
2. 新穂高温泉から雲ノ平〜高天原と周って、三俣からは往路と同じ道 (CT 28時間35分)
bikihanakoさんが去年歩いたコースです。北アルプスの奥深くの縦走に、温泉を加えた信じられないコースどりですね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74841.html
<新穂高温泉から槍ヶ岳>
流石に新穂高に来たら登りたくなる槍ヶ岳なだけあり、色々なバリエーションルートが歩かれています。
1. 右俣谷から槍平小屋経由で槍ヶ岳をピストン(CT 16時間50分)
もっとも基本的なコース取りで、色々な人がレコを残しています。
2. 1項で帰りを中崎尾根〜奥丸山〜左俣谷に下りて新穂高温泉まで周回(CT 18時間5分)
少しだけ1項より長くなりますが、中崎尾根からの真近に迫る槍ヶ岳、穂高連峰、また逆側の笠ヶ岳と見渡せ、行きと全く違った景色が楽しめるのでお勧めです。私とyukiさんが歩いています。また歩く人が少ないので、混雑期は空いていて、とっても得した気持ちになります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4070.html
3. 1項で行きを槍平小屋から、南岳経由で槍ヶ岳に変更。その後は1項の下り方、2項の下り方、双六小屋まで縦走して、鏡平から左俣谷に下りて新穂高温泉まで周回する3パターン。
南岳からの穂高の景色と、槍ヶ岳を見ながら稜線を槍ヶ岳を目指して歩くのが素晴らしく景色が良いのでお勧めです。
3.1 槍平小屋経由(CT 19時間10分)
逆周りですが、majinaka さんが9月25日に歩いているので参考になります。彼女は今年になって山を始めたばかりだそうです。凄い急成長ですね
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-137356.html
男性の記録ではこの周りでbikihanakoさんが歩いていますが、やっぱり速いですね
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-127145.html
3.2 中崎尾根経由(CT 20時間25分)
3.3 双六から鏡平経由(CT 22時間5分)
これは僕が去年歩いたレコが参考になると思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-72875.html
3.4 北鎌尾根で槍
意外なことにこれを達成した人は沢山います。凄い人が多いのに驚きです!!自分にはこのルートは危険すぎるので挑戦する気になれませんが、お二人のガッツには頭が下がります。
higaerisazenさん、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-324513.html
sanchan346さん、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-330469.html
<新穂高温泉から穂高>
今までのは、基本的に実線の登山道なので、あまり危険な箇所は有りませんが、穂高が入ると少し危険な所も出てきますので、トレラン系よりヤマ屋系の方が好むでしょうか。
1.1 ロープウェイを使って西穂岳を往復(CT 7時間40分)
まずは基本でしょう。色々な人のレコが多数です
1.2 上記で西穂山荘に戻った後、焼岳に登って中尾温泉に下山 (CT 14時間30分)
西穂岳に焼岳をプラスするちょっと欲張りコースですね
--- 右俣谷を進み、白出沢出合から穂高山荘に登ってからのバリエーション ---
2.1 穂高山荘から奥穂高岳をピストンし、北穂〜南岳と縦走し、南岳新道で槍平小屋〜新穂高温泉周回 (CT 22時間50分)
2.2 上記で南岳からさらに槍ヶ岳まで縦走し、槍平小屋〜新穂高温泉周回(CT 26時間25分)
穂高の半分の縦走と、槍ヶ岳を入れた変化に飛んだ贅沢なコースですね。raichouさんのレコが参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-71539.html
最近では無雪期にEvergreenさんも歩いています。raichouさんのは、7月21日で日は長いですが、まだ白出沢出合から穂高山荘間に残雪が残っておりアイゼンを携行した方が安全な時期です。
Evergreenさんは、9月25日と残雪は有りませんが日が短くなって気温も随分寒くなった時期なので、参考になると思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136964.html
2.3 穂高山荘から西穂岳と縦走して新穂高温泉への周回(CT 20時間50分)
一般道では一番難しいコースの一つです。azureさんのレコが参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-80146.html
2.4 上記でさらに西穂岳〜焼岳と縦走して新穂高温泉への周回(CT 26時間20分)
sanpo69さんが、焼岳のピストンはやっていませんが、ほぼこのコースを歩いています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122250.html
--- 北穂〜西穂までを含む、穂高完全縦走のバリエーション ---
3.1 新穂高温泉から右俣谷で槍平小屋〜南岳〜北穂高〜奥穂高〜西穂高〜で新穂高温泉周回 (CT 26時間5分)
まずは最短コース。このコースの場合、とっても難しい箇所が有るわけでは無いですが、落ちたら死にそうな崖が延々と続くので、注意力が続くかが問題でしょう。僕など横浜からだと、新穂高温泉に着いて、殆ど寝ないで出発する事になるので、事故る可能性が上がります 穂高山荘に着いた時点で無理そうなら白出沢出合に下山すべきでしょう。
日帰りでは有りませんが、テント泊でこのコースを歩いたレコが以下です。西穂高山荘から新穂高温泉までの下山ルートで、唯一判り難かった鍋平高原臨時駐車場から新穂高温泉へ下る、破線のコースの入り口の写真が載っています。to4さん、Utunduさん、tamaoさん、有難うございます
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136798.html#viewcomment
これを逆周りする場合、新穂高の駐車場からの鍋平高原への登山道のショートカットの入り口は、youtaroさんのレコの以下の写真が参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=140087&pid=3bb826cb22d00e9348e3953fff43e2b
逆周りの方が、穂高と槍を進行方向に見ながら進めるので良いかも知れませんね。
この逆コースを歩いてきました。以下がそのレコです。実際に歩いてみると良く判りましたので参考にして下さい。意外だったのが新穂高から鍋平高原までの破線の道が整備されていて、夜間でも問題無かったこと。逆に旧ボッカ道の林道から西穂山荘までが判り難く、夜間では苦労した点です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-213014.html
3.2 上記で西穂から焼岳まで縦走し、中尾温泉に下山(CT 30時間55分)
焼岳まで追加した贅沢なコース。でもコースタイムが30時間を超えてしまいます
--- 槍ヶ岳と穂高完全縦走を合わせた究極の日帰りです ---
この場合は槍ヶ岳でご来光を拝める様に、時間をシフトして0時より前に出発する方が安全でしょう。ヤマレコでは日帰りで表示されませんが、24時間以内を目指す訳です。結局は新穂高温泉に着いたら、寝ないで出発するという事で、地元を出発する時間は変わらない事に成りそうです。
4.1 新穂高温泉から右俣谷で槍〜南岳〜北穂高〜奥穂高〜西穂高〜で新穂高温泉周回 (CT 30時間35分)
tomo1839さんが、ほぼこのルートを歩いています。西穂高からロープウェイで下山しているので、上記のCTより3時間位は短いですが 1:40 発でロープウェイに間に合ってしまうのは驚異的な速さです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-335649.html
もっと速い人がいました。higemajinさんの以下の記録です。どこまで速く歩けるのでしょうか。。。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=353055&com_id=547791&com_rootid=547791&com_mode=flat&com_order=0#comment547791
4.2 上記で西穂から焼岳まで縦走し、中尾温泉に下山(CT 35時間25分)
これこそ究極ですが、アマチュアでこれが出来る人がいるかは不明ですが、できる人がいるならそのレコを見てみたいですね
少し違っていますがqwg01230さんがやりました!凄いです!!槍の山頂へのピストンをやっていませんが、その代わりに中尾温泉では無く、中ノ湯の方に下山して自転車で安房峠を越えて新穂高に戻っています!!!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-331535.html#viewcomment
<日帰りは絶対無理だと思いますが総合ルートです>
1. 北アルプス大馬蹄形
中尾温泉から反時計周りで、焼岳〜西穂〜奥穂〜北穂〜槍〜双六小屋〜笠で槍見温泉に下山する周回コース(CT 45時間30分)
2. 北アルプス大ハート形 (shira-gaさんの命名です )
槍見温泉〜笠〜双六小屋〜槍〜大天井〜常念〜蝶〜上高地〜西穂〜焼岳〜中尾温泉
以下がそのレコです。笠新道から登ったぶん、ちょっとハート形がいびつかも。。。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-221827.html
ここに書かれたコースは、無理に日帰りする必要な無いので、何泊かしながらノンビリ歩いた方が良いと思います そんな典型が以下のtabioさんのレコですね。14日間、ここに書いた様なコースをテント泊でぶらぶら歩いています 普通は出来ないですよね 素晴らしい山行に乾杯!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-87309.html
-------------------------<下山時の日帰り温泉>-----------------------
----- 中尾高原口 -------
tamaoさんの情報
笠岳側
「槍見温泉」と「新穂高の湯」がありますが、お昼時は露天のみ入浴可(シャンプー等不可)
http://www.yarimikan.com/charge/index.htm
http://www.hikyou.jp/gifu/sinhodaka/sinhodaka/sinhodaka.html
新穂高温泉側に10分程歩くと「ひがくの湯」があり、こちらは露天で常時シャンプー使用可。食事もできます。但し内湯が無いので、秋等だと身体を洗いに風呂から出ると寒いので、夏季がお勧めです。
http://shinhotaka.com/higaku.html
------ 新穂高 --------
深山荘(新穂高温泉駐車場のネオン橋の向こう側の宿)露天風呂500円(但し石鹸、シャンプーは使用不可、男性は駐車場から見えるけど解放感のある広い風呂)、内湯700円
8:00〜17:00、18:00〜22:00と遅く下山しても利用できます。
http://shinzansou.com/cam.html
中崎山荘 奥飛騨の湯: 登山センター跡の直ぐ上、ロープウェイのすぐ手前に日帰り用の温泉風呂ができました。駐車場は14台。営業/8:00〜20:00(不定休)※冬季(オフシーズンは終業時間の変動有)(要確認)
大人800円(700円の割引券を宿で貰って使いました)。
http://shinhotaka.com/nakazaki.html
------ 栃尾温泉 --------
荒神(こうじん)の湯
新穂高に向かう途中の道路の右側にある。栃尾温泉に入ってすぐ。
道路を隔てて対面にある食堂は、穂高岳山荘のオーナーのお兄さん経営。
開設時間:8:00〜22:00(月・水・金は清掃の為12:00より営業)
定 休 日:無休
料 金:寸志(200円程度)
問合せ先:0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
http://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=2199
------ 平湯温泉 --------
ひらゆの森:
午前10:00〜午後9:00(最終受付:午後8:30)
大人500円、子供400円 0578-89-3338
平湯バスターミナルから徒歩3分
http://www.hirayunomori.co.jp/spa_day.html
------------------------<無料駐車場>--------------------------------
深山荘の近くに1つ、鍋平高原に1つ有ります。以下が地図付きで判り易いです。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1930
鍋平高原臨時駐車場から新穂高温泉へ下る、破線のコースの入り口の写真は、to4さん、Utunduさん、tamaoさんのレコを参照下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136798.html#viewcomment
それから無料との情報は無かったのですが、中尾高原口の駐車場は特にお金を取られませんでした。こちらの方が鍋平に登る必要が無いので楽です。場所は新穂高に向かう道路沿いの右側です。登山地図にも駐車場のマークがあります。
その後も新しい情報が有るとアップデートしているのですが、日記だと古くなると探すのが大変なのでノートで書きました。
<新穂高温泉から笠岳>
全て実線の登山道で、危険個所は無さそうです。
1. 左俣谷を林道に沿って歩き、笠新道で笠ヶ岳往復 (CT 13時間55分)
これが最短コースですね。ヤマレコでも沢山載っています。
2. 上記1のルートで下りを、クリヤノ頭から槍見温泉に下山 (CT 14時間30分)
違う道から下る分、変化が楽しめます。但し車の方は槍見温泉から新穂高温泉まで、バスか歩きで車の回収が必要ですので、その分の時間も余分にかかります。直近では、日帰りでは有りませんがtamaoさんのレコが参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-133432.html
3. 上記2のルートで、登りを左俣谷の林道を奥まで進み、小池新道から鏡平山荘〜弓折岳と登り、稜線を抜戸岳経由で笠ヶ岳に変更 (CT 17時間05分)
鏡平山荘からの池に浮かぶ槍、穂高の眺めを見る為に遠回りして笠ヶ岳に登ります。下りは笠新道にすれば、35分コースタイムが短縮されます。
sugibozuさんが10月1日に歩いています。快晴で鏡池も綺麗です
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-80883.html
4. 上記2のルートで、登りを右俣谷から槍平小屋経由で槍ヶ岳に登り、双六小屋〜弓折岳〜抜戸岳〜笠ヶ岳と縦走 (CT 26時間25分)
槍ヶ岳から笠ヶ岳を朝方見て、そのまま笠ヶ岳を眺めながら縦走するので気持ちの良い稜線歩きが楽しめそうです。但し時間が長いので、0時位に出発しないと、危険な夜道の下りとなります。時間によって1項の笠新道や、3項の鏡平から下るエスケープルートを選択し、夜道の下りは避けた方が無難でしょう。
このルートのほぼ同じコースを逆回りでsanchan346さんが歩いています。但しクリヤノ頭から槍見温泉ではなく笠新道を使っています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=220718&com_id=324090&com_rootid=324090&com_mode=flat&com_order=0#comment324090
5. 上記4のルートを南岳から槍ヶ岳〜双六小屋〜笠ヶ岳と延ばしたもの (CT 28時間45分)
MATSUさんが挑戦する様なので、きっとそれが参考になると思います。
これが多分、笠の日帰りの限界位だと思います。これ以上延ばすとなると、奥穂高からになりますが、その際に追加される時間が半端では無いので。。。
<新穂高温泉から三俣蓮華より先までピストン>
信じられない位タフな人達が、何人か成功させている日帰りバリエーションルートです。ただ全て実線の道なので危険個所は有りません。全て新穂高温泉から左俣谷で、鏡平山荘〜双六小屋〜三俣と縦走します。
1. 新穂高温泉から鷲羽岳〜水晶岳と縦走し、帰りはワリモ分岐から黒部源流経由で三俣〜新穂高温泉 (CT 24時間)
kankotoさんが去年歩いたコースです。北アルプスの奥深くまで縦走を満喫するコースですが、普通の人には0時出発でも無理でしょう。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74610.html
最新はsugibozuさんの以下の記録です。こちらの方がコースタイムが人間的で一般人は安心できますね
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-134129.html
raichou さんも、鷲羽岳までのピストンと少し短いですが、歩いています。ただ残雪期だったので、条件を考えるとkankotoさん並みの難度だったと思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-120341.html
2. 新穂高温泉から雲ノ平〜高天原と周って、三俣からは往路と同じ道 (CT 28時間35分)
bikihanakoさんが去年歩いたコースです。北アルプスの奥深くの縦走に、温泉を加えた信じられないコースどりですね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-74841.html
<新穂高温泉から槍ヶ岳>
流石に新穂高に来たら登りたくなる槍ヶ岳なだけあり、色々なバリエーションルートが歩かれています。
1. 右俣谷から槍平小屋経由で槍ヶ岳をピストン(CT 16時間50分)
もっとも基本的なコース取りで、色々な人がレコを残しています。
2. 1項で帰りを中崎尾根〜奥丸山〜左俣谷に下りて新穂高温泉まで周回(CT 18時間5分)
少しだけ1項より長くなりますが、中崎尾根からの真近に迫る槍ヶ岳、穂高連峰、また逆側の笠ヶ岳と見渡せ、行きと全く違った景色が楽しめるのでお勧めです。私とyukiさんが歩いています。また歩く人が少ないので、混雑期は空いていて、とっても得した気持ちになります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4070.html
3. 1項で行きを槍平小屋から、南岳経由で槍ヶ岳に変更。その後は1項の下り方、2項の下り方、双六小屋まで縦走して、鏡平から左俣谷に下りて新穂高温泉まで周回する3パターン。
南岳からの穂高の景色と、槍ヶ岳を見ながら稜線を槍ヶ岳を目指して歩くのが素晴らしく景色が良いのでお勧めです。
3.1 槍平小屋経由(CT 19時間10分)
逆周りですが、majinaka さんが9月25日に歩いているので参考になります。彼女は今年になって山を始めたばかりだそうです。凄い急成長ですね
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-137356.html
男性の記録ではこの周りでbikihanakoさんが歩いていますが、やっぱり速いですね
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-127145.html
3.2 中崎尾根経由(CT 20時間25分)
3.3 双六から鏡平経由(CT 22時間5分)
これは僕が去年歩いたレコが参考になると思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-72875.html
3.4 北鎌尾根で槍
意外なことにこれを達成した人は沢山います。凄い人が多いのに驚きです!!自分にはこのルートは危険すぎるので挑戦する気になれませんが、お二人のガッツには頭が下がります。
higaerisazenさん、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-324513.html
sanchan346さん、
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-330469.html
<新穂高温泉から穂高>
今までのは、基本的に実線の登山道なので、あまり危険な箇所は有りませんが、穂高が入ると少し危険な所も出てきますので、トレラン系よりヤマ屋系の方が好むでしょうか。
1.1 ロープウェイを使って西穂岳を往復(CT 7時間40分)
まずは基本でしょう。色々な人のレコが多数です
1.2 上記で西穂山荘に戻った後、焼岳に登って中尾温泉に下山 (CT 14時間30分)
西穂岳に焼岳をプラスするちょっと欲張りコースですね
--- 右俣谷を進み、白出沢出合から穂高山荘に登ってからのバリエーション ---
2.1 穂高山荘から奥穂高岳をピストンし、北穂〜南岳と縦走し、南岳新道で槍平小屋〜新穂高温泉周回 (CT 22時間50分)
2.2 上記で南岳からさらに槍ヶ岳まで縦走し、槍平小屋〜新穂高温泉周回(CT 26時間25分)
穂高の半分の縦走と、槍ヶ岳を入れた変化に飛んだ贅沢なコースですね。raichouさんのレコが参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-71539.html
最近では無雪期にEvergreenさんも歩いています。raichouさんのは、7月21日で日は長いですが、まだ白出沢出合から穂高山荘間に残雪が残っておりアイゼンを携行した方が安全な時期です。
Evergreenさんは、9月25日と残雪は有りませんが日が短くなって気温も随分寒くなった時期なので、参考になると思います。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136964.html
2.3 穂高山荘から西穂岳と縦走して新穂高温泉への周回(CT 20時間50分)
一般道では一番難しいコースの一つです。azureさんのレコが参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-80146.html
2.4 上記でさらに西穂岳〜焼岳と縦走して新穂高温泉への周回(CT 26時間20分)
sanpo69さんが、焼岳のピストンはやっていませんが、ほぼこのコースを歩いています。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122250.html
--- 北穂〜西穂までを含む、穂高完全縦走のバリエーション ---
3.1 新穂高温泉から右俣谷で槍平小屋〜南岳〜北穂高〜奥穂高〜西穂高〜で新穂高温泉周回 (CT 26時間5分)
まずは最短コース。このコースの場合、とっても難しい箇所が有るわけでは無いですが、落ちたら死にそうな崖が延々と続くので、注意力が続くかが問題でしょう。僕など横浜からだと、新穂高温泉に着いて、殆ど寝ないで出発する事になるので、事故る可能性が上がります 穂高山荘に着いた時点で無理そうなら白出沢出合に下山すべきでしょう。
日帰りでは有りませんが、テント泊でこのコースを歩いたレコが以下です。西穂高山荘から新穂高温泉までの下山ルートで、唯一判り難かった鍋平高原臨時駐車場から新穂高温泉へ下る、破線のコースの入り口の写真が載っています。to4さん、Utunduさん、tamaoさん、有難うございます
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136798.html#viewcomment
これを逆周りする場合、新穂高の駐車場からの鍋平高原への登山道のショートカットの入り口は、youtaroさんのレコの以下の写真が参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=140087&pid=3bb826cb22d00e9348e3953fff43e2b
逆周りの方が、穂高と槍を進行方向に見ながら進めるので良いかも知れませんね。
この逆コースを歩いてきました。以下がそのレコです。実際に歩いてみると良く判りましたので参考にして下さい。意外だったのが新穂高から鍋平高原までの破線の道が整備されていて、夜間でも問題無かったこと。逆に旧ボッカ道の林道から西穂山荘までが判り難く、夜間では苦労した点です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-213014.html
3.2 上記で西穂から焼岳まで縦走し、中尾温泉に下山(CT 30時間55分)
焼岳まで追加した贅沢なコース。でもコースタイムが30時間を超えてしまいます
--- 槍ヶ岳と穂高完全縦走を合わせた究極の日帰りです ---
この場合は槍ヶ岳でご来光を拝める様に、時間をシフトして0時より前に出発する方が安全でしょう。ヤマレコでは日帰りで表示されませんが、24時間以内を目指す訳です。結局は新穂高温泉に着いたら、寝ないで出発するという事で、地元を出発する時間は変わらない事に成りそうです。
4.1 新穂高温泉から右俣谷で槍〜南岳〜北穂高〜奥穂高〜西穂高〜で新穂高温泉周回 (CT 30時間35分)
tomo1839さんが、ほぼこのルートを歩いています。西穂高からロープウェイで下山しているので、上記のCTより3時間位は短いですが 1:40 発でロープウェイに間に合ってしまうのは驚異的な速さです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-335649.html
もっと速い人がいました。higemajinさんの以下の記録です。どこまで速く歩けるのでしょうか。。。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=353055&com_id=547791&com_rootid=547791&com_mode=flat&com_order=0#comment547791
4.2 上記で西穂から焼岳まで縦走し、中尾温泉に下山(CT 35時間25分)
これこそ究極ですが、アマチュアでこれが出来る人がいるかは不明ですが、できる人がいるならそのレコを見てみたいですね
少し違っていますがqwg01230さんがやりました!凄いです!!槍の山頂へのピストンをやっていませんが、その代わりに中尾温泉では無く、中ノ湯の方に下山して自転車で安房峠を越えて新穂高に戻っています!!!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-331535.html#viewcomment
<日帰りは絶対無理だと思いますが総合ルートです>
1. 北アルプス大馬蹄形
中尾温泉から反時計周りで、焼岳〜西穂〜奥穂〜北穂〜槍〜双六小屋〜笠で槍見温泉に下山する周回コース(CT 45時間30分)
2. 北アルプス大ハート形 (shira-gaさんの命名です )
槍見温泉〜笠〜双六小屋〜槍〜大天井〜常念〜蝶〜上高地〜西穂〜焼岳〜中尾温泉
以下がそのレコです。笠新道から登ったぶん、ちょっとハート形がいびつかも。。。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-221827.html
ここに書かれたコースは、無理に日帰りする必要な無いので、何泊かしながらノンビリ歩いた方が良いと思います そんな典型が以下のtabioさんのレコですね。14日間、ここに書いた様なコースをテント泊でぶらぶら歩いています 普通は出来ないですよね 素晴らしい山行に乾杯!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-87309.html
-------------------------<下山時の日帰り温泉>-----------------------
----- 中尾高原口 -------
tamaoさんの情報
笠岳側
「槍見温泉」と「新穂高の湯」がありますが、お昼時は露天のみ入浴可(シャンプー等不可)
http://www.yarimikan.com/charge/index.htm
http://www.hikyou.jp/gifu/sinhodaka/sinhodaka/sinhodaka.html
新穂高温泉側に10分程歩くと「ひがくの湯」があり、こちらは露天で常時シャンプー使用可。食事もできます。但し内湯が無いので、秋等だと身体を洗いに風呂から出ると寒いので、夏季がお勧めです。
http://shinhotaka.com/higaku.html
------ 新穂高 --------
深山荘(新穂高温泉駐車場のネオン橋の向こう側の宿)露天風呂500円(但し石鹸、シャンプーは使用不可、男性は駐車場から見えるけど解放感のある広い風呂)、内湯700円
8:00〜17:00、18:00〜22:00と遅く下山しても利用できます。
http://shinzansou.com/cam.html
中崎山荘 奥飛騨の湯: 登山センター跡の直ぐ上、ロープウェイのすぐ手前に日帰り用の温泉風呂ができました。駐車場は14台。営業/8:00〜20:00(不定休)※冬季(オフシーズンは終業時間の変動有)(要確認)
大人800円(700円の割引券を宿で貰って使いました)。
http://shinhotaka.com/nakazaki.html
------ 栃尾温泉 --------
荒神(こうじん)の湯
新穂高に向かう途中の道路の右側にある。栃尾温泉に入ってすぐ。
道路を隔てて対面にある食堂は、穂高岳山荘のオーナーのお兄さん経営。
開設時間:8:00〜22:00(月・水・金は清掃の為12:00より営業)
定 休 日:無休
料 金:寸志(200円程度)
問合せ先:0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)
http://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=2199
------ 平湯温泉 --------
ひらゆの森:
午前10:00〜午後9:00(最終受付:午後8:30)
大人500円、子供400円 0578-89-3338
平湯バスターミナルから徒歩3分
http://www.hirayunomori.co.jp/spa_day.html
------------------------<無料駐車場>--------------------------------
深山荘の近くに1つ、鍋平高原に1つ有ります。以下が地図付きで判り易いです。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1930
鍋平高原臨時駐車場から新穂高温泉へ下る、破線のコースの入り口の写真は、to4さん、Utunduさん、tamaoさんのレコを参照下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-136798.html#viewcomment
それから無料との情報は無かったのですが、中尾高原口の駐車場は特にお金を取られませんでした。こちらの方が鍋平に登る必要が無いので楽です。場所は新穂高に向かう道路沿いの右側です。登山地図にも駐車場のマークがあります。
新穂高を起点として登山する際の、日帰り登山を計画する際に参考になるようなルートをまとめました。無料駐車場や温泉の情報も含まれています。
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