高川山(初狩駅〜山頂〜松葉コース〜田野倉駅)
- GPS
- 04:19
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 569m
- 下り
- 647m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題なし |
写真
感想
冬晴れで眺望が見込めるようになってきたので富士山がよく見えそうなところをと思ったが、意外と中央線沿線が駅から登れるところもあったりしてアクセスが便利そうだったので行ってみることにした。実際、奥多摩に行くよりもかなり近い。初狩駅で電車を降りた登山者はかなり多かった。
まず、線路を南に渡ってすぐのところにある自徳寺に、 6年くらい前まで高川山で10年くらい暮らしていたという犬ビッキーのお墓が、大きなイチョウの根元に高川山の方を向いてある。立ち寄ってお参りした。なお、寺の中を抜ける方が、通常の道を歩くよりも若干のショートカットになるかもしれない。
初狩駅〜高川山山頂は、誰でも簡単に登れるが、針葉樹の植林帯主体であまり楽しめる登山道ではない。途中の分岐で男坂と女坂から女坂を選択したが、男坂との分岐までの間もそこそこの斜度がある。女坂は斜面を大きく巻きながら登る形になるが、折り返してちょっと登ったあたりからようやく植林帯を抜けて落葉樹林の明るい林となり、男坂に合流するあたりで富士山の眺望が得られる。合流してから山頂まではすぐ。
山頂からは、ほぼ全周の大展望が得られる。すばらしい。山頂はそこそこ広く、岩も多いので、座って休憩する場所は沢山ある。ただし、何せ人が多い。グループが後から登ってきたこともあり、食事を終えた後は早々に退散した。なお、山頂標識の根元にビッキーの写真を収めたアルバムや登山者が記入したノートを収めてあり、誰でも見ることができるようにしてあった。10年というとかなりの期間だが、登山客の少ない平日や冬の間はどうしていたのだろうか。
下山はしばらく尾根線を進んだ後で、禾生駅への古宿コースが分岐したが、暗い植林帯に入りそうだったので選択せず、そのまま先に進む(むすび山コース)。古宿コースが分岐した少し先からいきなり急斜面を降りるので、特に雨が降った後などは注意が必要と思われる。木につかまりながら慎重に下りた。
傾斜が緩くなってからしばらくは快適な尾根歩き。木々の間から両側に市街地が見える。右下にはリニア実験線が見える。田野倉駅方面への分岐からは、馬頭観音の横を通ってからすぐに、針葉樹の植林帯に入り眺望がなくなった。ただし、20分ほど下りるだけで登山口に到着する。
電車の時間まで少し余裕があり、駅への道から洋風の建物が見えたので寄ってみると尾県郷土資料館。どんな展示なのかと入口で中を覗いていると、中から人が出てきて、案内してもらえた。明治時代に建てられた学校のようで、復元した教室があったり、昭和5年に地元の実業家が県内の小学校に寄付した古いピアノがあったり(調律し直してきちんと音が出る)、いろいろな昔の教科書があったり(市民に寄付してもらったとか)、お茶まで出していただき丁寧に説明してもらえた。ちょっと寄るだけにしようと思っていたら13時を過ぎてしまい、急いで出て早歩きで駅に向かったところ、何とか13時18分の電車に間に合った。
初狩側の登山道はイマイチだったが、ビッキーの墓参りと写真集、山頂の眺望と下山時の明るい尾根道、おまけで郷土資料館となかなか楽しめた1日だった。次回は大月からむすび山コースを登ってくるのもアリかもしれない。
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