基山〜天拝山
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 566m
- 下り
- 572m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
天拝山山頂から二日市駅まで約1時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
原田駅を出発し、鳥栖筑紫野道路と九州自動車道の下をくぐる。この後右折して、ため池の前で左折して、道なりに行く。右折せずに養鶏場のほうを通ってもいけるらしいが、今回は万全を期すために行かなかった。最後には、廃材置き場にたどりつく。そこで左にそれる道から、林道上原田線終点の標識を目印に山道に入る。巣のまま行くと、山へ続く階段が現れる。これが登山口だ。その階段を上っていくとお滝の行場にたどりつく。そこを過ぎると後は道なりに、東北門跡、丸尾礎石群、礎石軍と続き、山頂手前の開けた場所に出る。すると、山頂はすぐそこだ。山頂のそばは草スキー場になっており、そこを下って、九州自然歩道へとはいっていく。車道に出て進むと、柿の原峠に行ってしまうので注意だ。看板があるので、それに従えば大丈夫だろう。九州自然歩道を下りていくと、集落に出る。自然歩道の出口には看板があるので、それに従って皐月GCへと向かう。皐月CGを過ぎ、カーブした道を登りきると、天拝湖に出る。それに沿って歩けば、筑紫野市総合公園にたどりつく。天拝の船と呼ばれる、舟型の遊具があるので、一目で場所も分かるだろう。ここには、自販機やトイレもあるので、便利だ。公園の端から、天拝山の登山口がある。しばらくは整備された道が続くが、次第に林道にかわる。分岐を超えると急な登りの連続となる。周りは竹林だったり広葉樹林だったりと、景観もよく、景色は見えないものの飽きない。しかし、坂はかなりの急で、転倒には十分注意してほしい。途中までいけば、ベンチなども設置してある。天拝山山頂には神社があり、また、展望台も設置されている。そこからは、舗装された道がずっと続く。途中、飯盛城址、荒穂神社、武蔵寺、御自作天満宮、天拝山歴史自然公園など数多くの史跡があるので、時間が許せば立ち寄るのもいいだろう。 |
写真
感想
前回、体力不足を痛烈に実感したのだったが、かといってすぐ修復されるわけもなく二度目の登頂も相変わらずきつかった。今回は、山登りがしたいとはしゃいでいた中学の弟を伴って登ることにした。しかし、弟のほうが登るのが速く、兄の尊厳はこれっぽちもなかった。悔しい…!今後の努力はこの悔しさがバネになるかも…と思うと、これまた情けない。
山頂に登って一休みしていると、なんと雪が降り出し、吹雪みたいになっていた!!
レインコートを装着して、そのまま自然歩道に入り下っていった。すぐに雪も止み、岩場を抜け、林を抜けるころにはすっかり晴れていた。
ここからは、下りの車道が続いたので、山岳部時代の渾名「下りの神様」に恥じない駿足で、駆け下りていった。まぁ、弟が自分以上の駿足を発揮し、「下りの神様」の名に傷がついたことは言うまでもない。。「おれは山の中でだったらその駿足を発揮できるんだ!!」とつい言ってしまった自分が恥ずかしい。
その後、天拝湖のそばを通り、筑紫野市総合公園でいったん休憩をとった。この公園には、天拝の船とよばれる遊具がある。天空の城ラピュタで、軍隊が乗っていた航空要塞を思わせる風貌だ。とにかく、目立つ。
その公演の端から、天拝山登山口をめざす。弟は、この時点でかなり体力を消耗しており、自分と同じくらいの速度になっていた。登山口につき、登り始めると、竹林や広葉樹の素晴らしい登山道に目が奪われた。これなら、春夏秋冬いつでも楽しめるだろう。しかし、その光景に目がくらみ、本当の恐怖が見えた時には驚きが隠せなかった。坂、坂、そして、坂!!!しかも急だというオプションまで付いて、われわれの体力をますます消耗させた。足元の看板には、下り方向の矢印に、「足元注意」の表示が…。ぜひとも、登りの方のことも気遣ってもらいたかった。。
登っても登っても、山頂が見えない。しかも、ベンチ付きピークという山頂かと見まがうばかりのフェイントに、期待するその都度挫折を強いられた。「何だ、山頂じゃねぇじゃんか!!」叫びたくなったが、そこは弟が代弁してくれた。やっと山頂に着くと、丸々太った猫がお出迎え。展望台からの景色も申し分なかった。
天拝山は、菅原道真が大宰府に左遷された際に、この山に登って天を拝んだことに由来する。また、天拝山の周辺には、数多くの史跡が点在する。実際、この山には天判山城という白が存在したが、今ではほとんどその面影は残ってない。しかし、その砦として隣接した飯盛城址は、わずかながらその遺構をとどめている。さらには、九州最古の寺である武蔵寺(ぶぞうじ)など、数えればきりがない。
予備知識を学んだ上で登ると、きっとさらに楽しめたのだろうが、今回はそんなことには目もくれず、疲労困憊の足を引きずって、ようやく二日市駅にたどりついた。弟は目がうつろになり、自分もまた、打ち負かされていた。特に精神的側面が…
今回の山登りは、前回よりもより痛烈に体力のなさをさらけ出した結果となった。
帰った後、弟が山登りのことを話すたびに、兄として肩身の狭い思いをしていた。
コメント
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113といいます
以前、同じコースを歩きましたが、結構、長い道のりだったと記憶しています
レポート拝見、次回のアップも楽しみにしています
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