富士山+五重塔の観光スポットから霜山を周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 605m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から富士パノラマ台までは公園内なので、整備が行き届いている。この先も御殿(上暮地御殿山)までは明瞭な登山道で、道標も多い。今回は途中から雪道となったが、良く踏まれていた。 御殿から主稜線(三ッ峠から南に河口湖岸まで伸びる長大な府戸尾根)までは、30cm程の積雪に坪足のトレースがあったのみ。道標は無く、踏跡がある程度だが、ルートは分かりやすい。御殿からの下りに1ヶ所、主稜線への登りに5ヶ所、トラロープが張ってあり、それなりに整備されている。 主稜線に出た地点「ひっち」から南に数十mで霜山。主稜線には立派なハイキングコースが通っていて、これを南下する。30cm程の積雪に、しっかり踏み固められたトレースが付いていた。 林道西川新倉線に出た地点でハイキングコースと分かれ、林道を300m程南に進んだヘアピンカーブから、南南東に延びる尾根を降りる。道標は無い。10cm程の積雪で、トレースは付いていなかったが、ほぼ地形図の破線通りに尾根筋を忠実に下れば良い。標高1050m辺りから雪が消えるが、明瞭な踏跡がある。途中で先ほどの林道を横切り、さらに下る。急な山腹の途中に金刀比羅宮があるが、その参道を下って鳥居をくぐれば車道に出る。住宅地を5, 600m程東に歩けば、駐車場に戻れる。 |
写真
感想
最近、富士山と五重塔が一緒に映った観光写真をよく見かける。4月中旬になればこれに満開の桜が加わるので、日本の代表的な観光イメージとなり、台湾や東南アジアから来る観光客に大人気らしい。
今回訪ねると、真冬なのに観光客もちらほら訪れている。五重塔で写真を頼まれた若い娘さんはタイから来たとのこと。流暢な英語を話す可愛いい娘さんで、母親らしい方と女性3人の個人旅行。女性だけでよく来たものだ。
この観光スポットから新倉山に登り、さらに三ッ峠から南に伸びている府戸尾根上にある霜山を周回した。
新倉山直ぐ隣の御殿までは、地元の人の散歩コースらしく、この日も、何も持たずに長靴で上り下りしている人を十人程見かけた。おかげで雪道はしっかり踏まれて、歩き易かった。
御殿で会った忍野在住で樵を生業としている64歳の方は、休みとなるとよくここに来る、とのこと。今日は山の神の祭礼で、山仕事をしてはいけない休日なので、ここに登って来た、と言っていた。午後は祭礼の酒宴があるとかで、いそいそと帰って行った。
下山後、金刀比羅宮の鳥居脇で休んでいたら、地元のお婆さんに声をかけられた。旦那さんは77歳だけど、年に300回も登っている、と言っていた。え〜本当?
地元の人々にとって、ここは散歩コースであり、馴染みの山のようだ。
ほとんどの人は御殿までで、この先に進む人は途端に少なくなり、トレースは坪足に変わる。やっと雪山らしくなったな、と思ったら、主稜線への上りのロープ場は、南向きのため雪はすっかり解けていた。もっとも、積雪があったら、ここの登りは厳しくなるだろう。特に主稜線直下の最後のロープ場は、かなりの緊張を強いられるであろう。
主稜線(府戸尾根)に出た「ひっち」から先は、三ッ峠に上り下りする登山者が多いハイキングコースである。しっかり踏み固められたトレースが付いたハイウェイで、散歩気分で歩ける。
天気も良いし、富士山はじめ周りの山々を眺めながら、天上山まで主稜線をのんびり下って行こうか、と迷った。でも、あまりにもきれいに付けられたトレースなので変化が無く、そのうち飽きてきた。
結局、林道に出た時点で一般ルートと分かれ、林道をショートカットする尾根を降りた。どこにもトレースは付いていないので、自分で道を刻まなければならない。雪が消えても踏跡程度の道なので、ルート探索に気が抜けない。
私にとっては、天上山まできれいなトレースを辿るより、こちらの名も無い尾根を気ままに降りた方が、緊張感もあって面白かった。
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