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Yamareco

記録ID: 1056856
全員に公開
雪山ハイキング
中国山地西部

雪の比婆山を巡回する

2017年01月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
kariogaryu その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:57
距離
58.5km
登り
715m
下り
1,255m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:24
休憩
0:32
合計
7:56
9:49
9:54
70
11:04
11:04
45
11:49
11:57
47
12:55
12:55
11
13:06
13:14
4
13:18
13:18
57
14:15
14:16
1
14:34
14:34
7
14:41
14:44
5
17:21
ゴール地点
天候 無風快晴
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
雪の比婆山を巡る

日時:2017年1月28日(土)
天気:無風快晴      積雪:多い所で1m以上
コース:六ノ原〜毛無山(1143.7)〜出雲峠(933)〜出雲烏帽子山(1225.1)〜比婆山御陵(1264)
     〜県民の森スキー場〜六ノ原
メンバー:4名

 一昨日の龍頭山に引き続いて今年4回目の雪山。一昨日も快晴に恵まれたが、今日はそれ以上の好天で終日無風快晴。おかげで出雲烏帽子山からは360度近い大パノラマが広がり、さらには遠く大山までが見えるというおまけまで付いた。まさに雪山の醍醐味を味あえた一日だった。
  
  最初の予定では登山口の六角堂から毛無山へ登り、その後出雲峠へと向かう。峠から先は雪の状態や行動時間によって決めることにしていたが、毛無山までが思いの外、時間がかかったのでせいぜい行けるのは出雲烏帽子山までではないかと思っていた。
  
  ところが出雲峠から先は今までよりも踏み跡がしっかり残っていた。そのため思っていたほどの時間もかからず、出雲烏帽子山の山頂に達するとここで引返すかそれとも御陵(比婆山の主峰)まで足を延ばすか意見が分かれる。結局どちらから下っても時間的には変わらないのではないか、それならむしろ御陵からスキー場に向かってダイレクトに下った方が早いのではないかと半ば決めるが、問題は踏み跡があるかどうかであった。
  
  御陵に着くと幸いにもスキー場から登ってきたという若い男女二人組に出会った。彼らは時には膝下まで埋まりながら登って来たとのことであったが、紛れもなく踏み跡はしっかり付いていた。そのため無雪期では全く道なき道をスキー場に向けてダイレクトに下った。これなら例え踏み跡がなくても迷う心配はない。見通しの良いブナの純木林をわずか15分ばかり下るとスキー場の最上部に出た。以後スキー場を右手に見ながら新雪と戯れながらどんどん下った。
  すると10分ばかりでスキー場のゲレンデに出て、スキーヤーやボーダーに遠慮しながらゲレンデの左端を15分ばかり下るとスキー場一番下のリフト乗り場(体育館のすぐそば)に着いた。さらに雪で踏み固められた車道を10分ばかり下ると出発点の駐車場に戻った。したがって比婆山の主峰である御陵から六ノ原の駐車場まではわずか50分で無雪期より早かった。
  
コース概略
  
六角堂(六ノ原)〜毛無山
  六角堂少し先の毛無山夏山登山口から取っつく。ほぼ夏道に従って登る。ジグザグ道をショートカットして尾根伝いに登るのも良し。踏み跡がなくても迷うことはない。山頂手前で左に折れてトラバース状に上る。すると雪に埋まった低灌木地帯に出る。この雪原を登り切ると毛無山の山頂。雪原状態の山頂からは360度の大パノラマ、遠く大山まで見えた。
  ただしガスって視界が利かなくなると方向を見失い易いので注意が必要。今回は踏み跡があったものの登山口から山頂まで1時間40分もかかった。
  
毛無山〜出雲峠
 毛無山の山頂からは最初北に向かう(例え晴れていてもここで間違い易いので要注意)。灌木帯の中を下り始めると左手にも尾根があり、この尾根を下りたくなるような衝動に駆り立てられるが、そのまま右手の尾根を下る。下るに従い、左手の尾根と離れて行くのでルートを間違えたのかと思ったりするかも知れないが、そのままどんどん下る。途中急な下りがあったり、尾根も狭くなったりするが毛無山の山頂から30分足らずでききょうヶ丘手前の鞍部に達した。

  鞍部からききょうヶ丘に向かって5〜6分登ると小さなコブに出くわす。コブの向かいは緩い窪地になっているが、この手前で左に折れてトラバース状に進む(直登するとききょうヶ丘に至る)。その後右手の尾根から余り離れないよう尾根に沿いながらをどんどん下ると出雲峠に達する。鞍部から出雲峠までコース取りは簡単だと思っていたが、踏み跡がないと意外と難しいことが分かった。とくに最初の上りが分かりにくいのでここも注意が必要。
  
出雲峠〜出雲烏帽子山〜御陵
  始め夏道通しに登っていたが、沢に回り込む手前辺りから夏道と別れ県境に沿って登っていた。
このルートに入ったのは初めて。危険はないものの結構急な上りが続き、峠より出雲烏帽子の山頂まで45分近くかかった。山頂一帯は平坦で毛無山同様、雪原に近い状態。ここも360度近い大展望で大山のみならず道後山やら猫山も目の前に見え、さらに背後には大膳原や吾妻山が手に取るように見え素晴らしいの一言。その後御陵まではほぼ夏道通しで危険個所は全くなし。

御陵〜県民の森スキー場〜六ノ原
 御陵の案内板のある場所からスキー場に向けてブナ林の中をダイレクトに下る。踏み跡があったのでそれを頼りに下るが、例え無くてもスキー場に方位を定めて下ればどこでもルートは取れる。ここも危険個所は全くなし。スキー場の左手に出ると途中からゲレンデに出る。

(参考タイム)

六ノ原六角堂(1.40)毛無山(0.15) ききょうヶ丘手前鞍部(0.20)出雲峠(0.45)出雲烏帽子山(0.30)

御陵(0.25)県民の森スキー場入口( 0.06)六角堂   したがって一巡して約4時間
毛無山山頂手前から遠く大山を望む
2017年01月28日 11:36撮影 by  SLT-A65V, SONY
1
1/28 11:36
毛無山山頂手前から遠く大山を望む
毛無山山頂手前の雪原。低灌木が雪に埋まり白銀の世界が広がる
2017年01月28日 11:37撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:37
毛無山山頂手前の雪原。低灌木が雪に埋まり白銀の世界が広がる
毛無山山頂から手前は出雲烏帽子山その奥は猿政山
2017年01月28日 11:49撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:49
毛無山山頂から手前は出雲烏帽子山その奥は猿政山
左のなだらかな山稜が比婆山主峰の御陵、右手が出雲烏帽子山
2017年01月28日 11:49撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:49
左のなだらかな山稜が比婆山主峰の御陵、右手が出雲烏帽子山
左は猿政山右手に大万木(おおよろぎ)山
2017年01月28日 11:49撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:49
左は猿政山右手に大万木(おおよろぎ)山
毛無山山頂にて、出雲峠へは北に向かって直進する
2017年01月28日 11:50撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:50
毛無山山頂にて、出雲峠へは北に向かって直進する
伊良谷(いらたに)山と牛曳山。その奥に見えているのが道後山
2017年01月28日 11:51撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:51
伊良谷(いらたに)山と牛曳山。その奥に見えているのが道後山
手前、牛曳山。左手奥は道後山そして右手奥は猫山
2017年01月28日 11:51撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 11:51
手前、牛曳山。左手奥は道後山そして右手奥は猫山
出雲烏帽子山山頂にて。自然の造形、右端は仔馬が立っているようにも見える。左は鳥が振り返って何かを見ているようにも見える。奥は猿政山と高野毛無山
2017年01月28日 14:03撮影 by  SLT-A65V, SONY
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出雲烏帽子山山頂にて。自然の造形、右端は仔馬が立っているようにも見える。左は鳥が振り返って何かを見ているようにも見える。奥は猿政山と高野毛無山
出雲烏帽子山山頂付近にて。大山がはっきり見える。
2017年01月28日 14:03撮影 by  SLT-A65V, SONY
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出雲烏帽子山山頂付近にて。大山がはっきり見える。
出雲烏帽子山頂より吾妻山と大膳原を見る
2017年01月28日 14:12撮影 by  SLT-A65V, SONY
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出雲烏帽子山頂より吾妻山と大膳原を見る
これも自然の造形、怪獣が何かを見つめているようにも見える
2017年01月28日 14:13撮影 by  SLT-A65V, SONY
1/28 14:13
これも自然の造形、怪獣が何かを見つめているようにも見える
撮影機器:

感想

今年に入って4度目の雪山。無風快晴、展望良好。これ以上恵まれた雪山はないくらい。次は吾妻山まで往復してみたい。

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