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Yamareco

記録ID: 1081902
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ハイキング
丹沢

高松山/裏口の皆瀬川側から周回

2017年03月09日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.1km
登り
869m
下り
854m

コースタイム

出発7:45−山道入口8:15〜8:35−堰堤下8:45−主尾根817mコブ南端10:25〜11:00−送電線鉄塔11:15−ヒネゴ沢乗越11:50−高松山頂上12:10〜13:05−はなじょろ道分岐13:20−高杉入口分岐13:30−620m圏コブ分岐14:15〜14:40−県道15:20−ゴール15:35
天候 晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山北町の街並みから皆瀬川沿いの県道725号に入る。八丁集落で県道は終わる。引き続き舗装された林道になるが、すぐにゲートがあり、一般車両は入れない。八丁集落手前の八丁橋あたりに駐車。
コース状況/
危険箇所等
皆瀬川から、秦野峠と高松山をつなぐ主尾根上の817mコブに突き上げる。高松山に登ってから、その西尾根を降りて元に戻る周回ルートを選んだ。
八丁集落の先、林道から分かれて皆瀬川沿いの山道に入る。荒れて廃道同然。400m程行くと堰堤が現れる。左岸の支尾根の岩場を上って堰堤を高巻く。岩場にはロープが3段設置されているが要注意。
ここから高巻きの支尾根をそのまま突き上げて、主尾根上の817mコブまで登る。この間、杉林の中の急登が続く。所々に微かな踏跡がある。
主尾根には、登山地図に破線で示された道が続いているが、よく踏まれた明瞭な道で、迷うことはないだろう。
ヒネゴ沢乗越から先は道標が頻繁に立っていて、手入れされた登山道が高松山頂上まで続く。
頂上から少し戻り、760m圏で道標に従って、花女郎(はなじょろ)道に入る。さらに300m程で、はなじょろ道と分かれ、道標に従って高杉入口に左折する。
この先620m圏コブまで尾根はアップダウンしながら緩やかに下っていく。赤テープが散見される程度で、踏跡も不明瞭なので、尾根筋を外さないように注意。
620m圏コブで、南方向の高杉入口方面と分かれ、西方向に進む。分岐の案内は無い。急下降が続く。途中から仕事道が現れるので、これを辿る。法面を階段で降りると、人遠集落近くの県道に降り立つことができる。
八丁集落を抜けると県道から林道に代わるが、直ぐにゲートで一般車両は通行止め
2017年03月09日 07:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 7:53
八丁集落を抜けると県道から林道に代わるが、直ぐにゲートで一般車両は通行止め
はなじょろ道の入口。明治末までここから松田町寄地区の虫沢集落を結ぶ生活道があり、花嫁が嫁いで行ったとか
2017年03月09日 08:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/9 8:04
はなじょろ道の入口。明治末までここから松田町寄地区の虫沢集落を結ぶ生活道があり、花嫁が嫁いで行ったとか
林道が皆瀬川から離れて尾根に上るヘアピンカーブで、川沿いの山道に入る。丸太のベンチが置かれているので一休み
2017年03月09日 08:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 8:14
林道が皆瀬川から離れて尾根に上るヘアピンカーブで、川沿いの山道に入る。丸太のベンチが置かれているので一休み
幅1m半ほどの道の大部分が流され、川側のコンクリート縁のみが残っている。廃道同然だ
2017年03月09日 08:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 8:35
幅1m半ほどの道の大部分が流され、川側のコンクリート縁のみが残っている。廃道同然だ
堰堤に行く手を遮られたので右側の支尾根を高巻く。岩場にロープが付けてあるけど、大分古そうで大丈夫かしら?
2017年03月09日 08:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 8:48
堰堤に行く手を遮られたので右側の支尾根を高巻く。岩場にロープが付けてあるけど、大分古そうで大丈夫かしら?
高巻き道の途中から堰堤を見下ろす。高さは20m程ありそう
2017年03月09日 08:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 8:50
高巻き道の途中から堰堤を見下ろす。高さは20m程ありそう
さらにロープの張られた岩場が続く。慎重によじ登る
2017年03月09日 08:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 8:50
さらにロープの張られた岩場が続く。慎重によじ登る
岩場を終えて予定を変更。谷には下りずに、この支尾根をそのまま突き上げて、主尾根まで登ることにする
2017年03月09日 09:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 9:16
岩場を終えて予定を変更。谷には下りずに、この支尾根をそのまま突き上げて、主尾根まで登ることにする
一時緩んだ傾斜は再び急になり、植林帯の中をひたすら上る
2017年03月09日 09:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 9:26
一時緩んだ傾斜は再び急になり、植林帯の中をひたすら上る
枝打ちされた小枝が邪魔だ。朽ちた鹿除け網沿いに上る
2017年03月09日 09:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/9 9:42
枝打ちされた小枝が邪魔だ。朽ちた鹿除け網沿いに上る
相変わらずの急登が続く
2017年03月09日 09:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 9:59
相変わらずの急登が続く
主尾根に近づくと明るい雑木林になり、傾斜も緩まってきた
2017年03月09日 10:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 10:07
主尾根に近づくと明るい雑木林になり、傾斜も緩まってきた
秦野峠から高松山に繋がる主尾根の上、817mコブの南端に出た。明瞭な道が続いている
2017年03月09日 10:59撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 10:59
秦野峠から高松山に繋がる主尾根の上、817mコブの南端に出た。明瞭な道が続いている
主尾根を南下して高松山を目指す。超高圧送電線の鉄塔を通過する
2017年03月09日 11:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 11:15
主尾根を南下して高松山を目指す。超高圧送電線の鉄塔を通過する
明るい道をのんびり進む。道は明瞭だ
2017年03月09日 11:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 11:18
明るい道をのんびり進む。道は明瞭だ
先ほど通った鉄塔より高くなった。鉄塔すぐ後ろの山並みの左端に突き上げてきた。背景の山は、伊勢沢ノ頭、檜岳、雨山、右奥は鍋割山
2017年03月09日 11:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 11:38
先ほど通った鉄塔より高くなった。鉄塔すぐ後ろの山並みの左端に突き上げてきた。背景の山は、伊勢沢ノ頭、檜岳、雨山、右奥は鍋割山
ヒネゴ沢乗越に着いた。この先は「虫沢古道を守る会」で整備してくれた。感謝!
2017年03月09日 11:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 11:50
ヒネゴ沢乗越に着いた。この先は「虫沢古道を守る会」で整備してくれた。感謝!
途中に「この先岩場あり注意!」の警告板があった。予告通り、かわいい岩場があり、ロープまで張ってあった。過保護では?
2017年03月09日 12:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 12:02
途中に「この先岩場あり注意!」の警告板があった。予告通り、かわいい岩場があり、ロープまで張ってあった。過保護では?
道は良く手入れされている
2017年03月09日 12:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 12:02
道は良く手入れされている
表口登山道のビリ堂から登って来る道を合わせると、道幅もゆったりしてきた。頂上も間近だ
2017年03月09日 12:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 12:08
表口登山道のビリ堂から登って来る道を合わせると、道幅もゆったりしてきた。頂上も間近だ
高松山頂上の山名板と道標
2017年03月09日 12:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/9 12:14
高松山頂上の山名板と道標
足柄平野の向こうに箱根の山々がよく見える。金時山(右)、明神ヶ岳(左)、神山(その右奥)
2017年03月09日 12:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/9 12:15
足柄平野の向こうに箱根の山々がよく見える。金時山(右)、明神ヶ岳(左)、神山(その右奥)
801.4mの三角点
2017年03月09日 13:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:01
801.4mの三角点
頂上は広々とした草原で気持ち良い。富士山はあいにく雲の中。左は愛鷹山塊で、越前岳(右)と位牌岳(左)
2017年03月09日 13:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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頂上は広々とした草原で気持ち良い。富士山はあいにく雲の中。左は愛鷹山塊で、越前岳(右)と位牌岳(左)
さあ下山だ。ここはビリ堂への分岐点。西尾根を降りるには、さらにヒネゴ沢乗越の手前まで戻る
2017年03月09日 13:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:06
さあ下山だ。ここはビリ堂への分岐点。西尾根を降りるには、さらにヒネゴ沢乗越の手前まで戻る
途中で、丹沢表尾根がよく見えた。中央の高い頂が塔ヶ岳
2017年03月09日 13:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/9 13:16
途中で、丹沢表尾根がよく見えた。中央の高い頂が塔ヶ岳
「山北八丁方面(花女郎道)」の案内に従って、主尾根から分かれる
2017年03月09日 13:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:18
「山北八丁方面(花女郎道)」の案内に従って、主尾根から分かれる
踏跡は明瞭だ。そろそろ高杉入口へ分岐するはずだ。左に見える尾根を下りるのかな?
2017年03月09日 13:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:26
踏跡は明瞭だ。そろそろ高杉入口へ分岐するはずだ。左に見える尾根を下りるのかな?
はなじょろ道と分かれて高杉入口方面へ左折。この先、道標は無い
2017年03月09日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:28
はなじょろ道と分かれて高杉入口方面へ左折。この先、道標は無い
富士山が見えるが、頂は相変わらず雲の中。手前は大野山で、ここ高松山と同様に人気が高い山だ
2017年03月09日 13:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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3/9 13:31
富士山が見えるが、頂は相変わらず雲の中。手前は大野山で、ここ高松山と同様に人気が高い山だ
踏跡は不明瞭。でも、どこでも歩ける
2017年03月09日 13:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:37
踏跡は不明瞭。でも、どこでも歩ける
たまに赤テープを見かける
2017年03月09日 13:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:39
たまに赤テープを見かける
だいぶ道が荒れてきた。倒木が多く、障害物をいかにうまく抜けるかもカン処
2017年03月09日 13:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 13:44
だいぶ道が荒れてきた。倒木が多く、障害物をいかにうまく抜けるかもカン処
620m圏コブに着いた。ここで高杉入口方面と分かれて人遠方面へ降りるが、道標は無い
2017年03月09日 14:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 14:41
620m圏コブに着いた。ここで高杉入口方面と分かれて人遠方面へ降りるが、道標は無い
壊れた鹿除け網沿いに西に向かって降りる。小枝で歩きにくいが、微かな踏跡がある
2017年03月09日 14:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 14:42
壊れた鹿除け網沿いに西に向かって降りる。小枝で歩きにくいが、微かな踏跡がある
杉林が終わると明るい雑木林になる
2017年03月09日 15:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 15:03
杉林が終わると明るい雑木林になる
林業用の仕事道か、明瞭な踏跡が続く
2017年03月09日 15:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 15:10
林業用の仕事道か、明瞭な踏跡が続く
県道の上に出ると、法面沿いに金網が張ってあるので、これに沿って下る
2017年03月09日 15:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 15:19
県道の上に出ると、法面沿いに金網が張ってあるので、これに沿って下る
最後は階段を降りると県道に降り立つ。あとは車道を600m程歩けば車に戻れた
2017年03月09日 15:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
3/9 15:22
最後は階段を降りると県道に降り立つ。あとは車道を600m程歩けば車に戻れた
撮影機器:

感想

丹沢山塊の南西にある高松山は、標高が低い割には眺望が良いので、人気が高い山である。

古い山日記を紐解くと、51年前の5月にここに登っている。結婚する前の家内を含めた山仲間10人で、高松山入口のバス停からビリ堂経由で登り、尺里峠へ下ってから新松田駅まで歩いている。
結婚後も、子供たちが小さい頃には家族で何度も登っている。ただし、尺里峠まで車で上がれるので、いつもここから往復、といったピクニック気分のお手軽ハイキングであった。

今回、この高松山を数十年ぶりに再訪した。ただし、ビリ堂や尺里峠を表口登山道とすれば、裏口から周回ルートで登降した。

最初の予定では皆瀬川を遡って林道秦野峠に出て、ここから主尾根を高松山まで南下する積りであった。しかし、川沿いの道は廃道と変わらない程荒れている。さらに最初の堰堤を越すのに、大高巻きを強いられた。地形図には堰堤記号がいくつも描かれている。この調子では峠に出るまでに相当の時間と体力を消耗しそうだ。

そこで急遽予定を変更。高巻きに使った支尾根をそのまま突き上げることにした。標高差400mを一気に登って、秦野峠から高松山に続く主尾根上の817mコブに出た。
この結果、最初の予定ルートより大幅に時間が短縮されたので、後々の行動に余裕を持つことができた。

下山に使った高松山の西尾根は、地形図から降りられる、と判断しただけで、他の情報はない。結果としては、尾根筋が読みやすく、ルート探索はさほど難しくはなかった。さらに、620m圏コブまではアップダウンを繰り返しながら緩やかに下っていくので、のんびりした気分になれた。

周回ルートにするためには、上りも下りも独自のルートを使うことが多い。今回は、さらに上りルートの急遽変更まで、オマケに付いた。
結果としては、何度も登った山ではあるけれど、裏口からマイナーなルートを選んだので、新鮮味も味わえた楽しい山行でした。

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