冬季 槍ヶ岳 12時間
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,184m
- 下り
- 2,167m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 12:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車からすぐにシール歩行可能。林道は雪切れなし。デブリなし。 |
その他周辺情報 | 温泉は荒神の湯 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
Hellbent 179
TLT mountain5
|
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感想
鹿島槍を予定していたが、雪崩のリスクがありこちらの槍に予定を変更。1シーズンに一回は行っときたい槍ヶ岳。今日も先輩のSさんと横浜から向かう。深夜に関わらず新穂高の駐車場は多くの車が停まっていた。00:00に起きて準備する。普通の人は寝る時間に出発。それが流儀。
林道は最初から雪がある。ツボ足、スキーのトレースが立派についており有り難く利用させてもらう。前日の土曜日も快晴だっただろうから多くの登山者が入っていたのだろう。飛騨沢もトレースないかなと淡い期待をもつ。
月の明かりで辺りが確認できるほど、明るい。今日は最高の日になりそうだ。
白出沢で先行者に出くわして先に行かれた。昨年も同じ時期に槍にきたが雪が少なく白出沢から直で河原に降りて苦労した。今回はたっぷりなので夏道に乗り適当に緩く右俣谷に降りた。デブリもなく快適に進めた。しっかりしたトレースは滝谷の避難小屋まであったがそれ以降なし。他は滝谷に行っているようだ。
前方にライトが見える。一人前を歩いている。白出で抜かれた人かなと思っていたが、なかなか早い。早く追いつかなければ、槍平小屋手前で追いつき挨拶するとすぐに私に気づき@@さんの@@さんですねと声をかけてくれた。富山のカリスマいや、カリスマスさんであった。
どおりで早い訳だ。カリスマスさんとは唐松岳で会っていた。
これも縁ということで槍平小屋から三人で山頂を目指した。
飛騨沢は表層がサンクラストしたバリバリモナカのラッセルが続いた。2,300mあたりでグンモーニン。モナカラッセルは辛いが、3人いるので心強い。会話をしながらだったので気を紛らわすことできた。2,900mあたりでクトー装着。乗越は爆風地獄でなく今日は快晴天国だろうから防寒はしないで行く。
乗越から右巻きで肩の小屋に出ようとするがカリカリでクトーとウィペットの歯しか刺さらない状況で滑落したら槍沢に真っ逆さま。こりゃあかんということでトラバース途中でアイゼンに履き替えた。小屋でザックと板をデポし安全第一で登頂。穂先の登りも一度来れば危険箇所は分かり、慣れたものだった。
山頂からの眺めは360度パノラマ絶景。パーフェクトビュー。
肩小屋から自分はスキーを履いたが、二人はスキーを担ぎアイゼンで乗越まで。カリスマスさんはスキーで待たせてはいけないので先にどうぞと謙遜されておられたのでSさんと先に飛騨沢に飛び込んだ。モナカなんて関係なしヘルにかかればパウだった。登ってくるパーティを横目に雄叫びをあげた。自由勝手にアドレナリン滑走していたら調子こいて転けて一回転してしまった。
何か別の神経伝達物質が出ているのではないか、本当に幸せだった。
槍平小屋でカリスマスさんを待ち。3人で残りを消化した。右俣谷の河原スキーはデブリもなくあっさり。快適すぎて夏道登り返し地点を通り過ぎてしまった。このまま白出沢まで河原で行くと昨年の二の舞になってしまう。トレースは至る所にあったので林道復帰。
あとは自動運転。楽しかった。その一言に尽きる。12時間、充実した幸せな時間でした。
カリスマスさんとは同行と再会の挨拶をして解散した。
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