霧ヶ峰・車山/スノーハイキングをのんびり楽しむ積りが・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 380m
- 下り
- 377m
コースタイム
天候 | 晴のち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
霧ヶ峰高原の東縁を通って一周するルートを選んだ。すなわち、沢渡から八島ヶ原湿原の東側を通り、鎌ヶ池手前からまずゼブラ山(男女倉山)に登る。後は尾根通しに、山彦谷北の耳、南の耳を通って、車山乗越から車山頂上まで登り、沢渡に戻る。 積雪は50cm程。大体が締まった雪質なので、スノーシューを持参したけれど、結局履かずに素靴で歩き通した。 全般に緩やかな傾斜のルートで、トレースもしっかり付いていたので、のんびりスノーハイキングを楽しめるはずであった。しかし、車山乗越から車山頂上に登る標高差110mの斜面は厳しかった。この上部は30度程のクラストした急斜面。アイゼンとピッケルが欲しかった。 |
写真
感想
昔からの山仲間で2歳下のS君と、霧ヶ峰高原でのんびりスノーハイキングを楽しもうと出かけた。
S君とは11年前に一緒にアフリカのキリマンジャロに登っている。その後も、毛猛山、大佐飛山、海谷山塊等、秘峰と呼ばれる山々に、雪の中、テントを担いで登った。さらに、御嶽山には、大爆発した前年の2月に、アイゼンの爪が1cmも刺さらない様な硬氷を踏みしめながら一緒に登った。
今回、久しぶりに一緒に雪山に行こう、と気が合ったが、今更テントを担ぐ体力も気力もない。それなら、ヒュッテに泊まっておいしい食事を楽しんでから、のんびり雪山ハイキングをしよう、と霧ヶ峰から車山を周回することにした。
この辺りは、子供達が小中学生の頃、毎年のようにスキーに行っていたので地理感はある。ただ、霧ヶ峰は八島ヶ原湿原の周りを家内とハイキングした程度なので、今回の周回ルートは楽しみであった。
いささか積雪が少なかったのは残念である。ヒュッテのご主人の話では、例年ならば1m位はある、ということなので、その半分の積雪は寂しい。
でも、天気も良いし、なだらかな登り下りが続く雪道は、ルンルン気分でスノーハイキングを楽しめた。しかし次第にだらけてきた。当初は車山まで行こう、と話し合っていたが、これが随分遠くに見える。え〜っ、あそこまで行くの?
二人とも車山には既に何度も登っているので、今更登ることもあるまい。それより蝶々深山を通ってヒュッテに戻ったほうが楽だねえ、と堕落した気分。
蝶々深山の裾を回りながら、車山までがんばるか、さっさとヒュッテに戻るか、二人とも迷った。
でも、今まで通ってきた峰々があまりのもなだらかで、山頂に立った、という実感が湧かない。やはり、締め、として車山に登ろう、ということになった。
結果として、この締めが厳しかった。地形図から見て、急斜面を登ることは分かっている。頂上直下で30度程はあるだろう。二人とも急な雪面には慣れている。問題は雪質だ。北斜面なので上部では部分的にクラストしていた。凍っているわけではないが、キックステップでしっかり蹴り込まないと足場を確保できない。アイゼンを履けば快適な雪質だが、まさか必要とは思わなかったので、車に置いてきてしまった。さらに、ピッケルが欲しい。もし滑落しても、ストックでは止めようがない。
慎重に登ってS君ともども事なきを得たが、滑落事故でも起こせば、無謀な高齢登山者! と非難されることは目に見えている。反省すべし!
まあ、最後の詰めで緊張感が一気に増したが、それ以外はのんびりムード。変化があった楽しい山行でした。
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