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Yamareco

記録ID: 1115184
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

【三峯五禅頂の道ぁ枩蘋宿・歌之浜宿 (と中禅寺山)

2017年04月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:25
距離
21.8km
登り
1,458m
下り
1,445m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:49
休憩
2:35
合計
10:24
距離 21.8km 登り 1,459m 下り 1,449m
5:33
125
7:38
8:22
74
9:36
10:05
30
10:35
10:37
37
11:14
11:46
10
11:56
12:11
5
12:16
12:20
16
12:36
12:49
5
12:54
12:57
40
13:37
13:41
20
14:01
14:02
42
14:44
14:52
65
15:57
0
15:57
ゴール地点
これは池田正夫『全踏査 日光修験 三峯五禅頂の道』(随想舎 2009年刊行)の記述を辿るシリーズ山行です。
池田氏が踏査の手掛かりとされた主な古文書は以下の通り。
  冬峯『冬峯手鑑』
  華供峯『華供峯副大宿手日記』
  夏峯『補陀洛順峯入峯次第私記』
  五禅頂『禅頂先達秘密記(善如寺沙門大輪坊厳因)』
いづれも『日光市史史料編』を底本とされているようです。

各入峯における名称は以下の通り対応します。
この記録は夏峯を基準として書きました。
  千泉宿(華供峯・夏峯)
  歌浜宿(華供峯)・歌之浜宿(夏峯)
  
【通過した三角点】
3等「茶木」1617.95m 白6 正常 
  明治41年版点の記「上都賀郡日光町村大字細尾字籠石 俗稱ブナ木」
4等「砥沢」1466.58m K陸5 正常 ICタグ付
  選点は昭和43年7月1日 設置時から金属標である。
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ファイル
この日の山行のポイントを、ウェイポイントにまとめました。
(更新時刻:2017/05/03 08:15)
旧屋ノ宿跡(細尾峠)にてツェルト泊してみた。
標高1193m、ツェルト内−1℃。
そこそこ結露した。
2017年04月23日 04:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
6
4/23 4:37
旧屋ノ宿跡(細尾峠)にてツェルト泊してみた。
標高1193m、ツェルト内−1℃。
そこそこ結露した。
茶ノ木平までは素直に登山道を歩く。
最初の送電線(路線名が分からない)を通過。
2017年04月23日 05:34撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 5:34
茶ノ木平までは素直に登山道を歩く。
最初の送電線(路線名が分からない)を通過。
送電線から望む高原山と大佐飛山塊。(復路に撮影)
2017年04月23日 15:51撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 15:51
送電線から望む高原山と大佐飛山塊。(復路に撮影)
細尾雨量観測所を通過。
2017年04月23日 05:38撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 5:38
細尾雨量観測所を通過。
1285p傍らにある、2本目の送電線をくぐる。
ここから茶ノ木平まで330mほどの登り。
2017年04月23日 05:51撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 5:51
1285p傍らにある、2本目の送電線をくぐる。
ここから茶ノ木平まで330mほどの登り。
登山道は1453Pの傍らを通過。
このあたりから__
2017年04月23日 06:19撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 6:19
登山道は1453Pの傍らを通過。
このあたりから__
岩が出始める。
篭石(カワゴ石)までもうすぐ。
2017年04月23日 06:22撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 6:22
岩が出始める。
篭石(カワゴ石)までもうすぐ。
男体〜女峰を望む。
以前の山行で見落としていた、カワゴ石手前の水場を探した。
2017年04月23日 06:24撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 6:24
男体〜女峰を望む。
以前の山行で見落としていた、カワゴ石手前の水場を探した。
水場は登山道のすぐ脇にあった。
カワゴ石のすぐ下にあたる。
2017年04月23日 07:03撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:03
水場は登山道のすぐ脇にあった。
カワゴ石のすぐ下にあたる。
水場。
汲めるほどの水量になるには、やや下る。
2017年04月23日 06:54撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 6:54
水場。
汲めるほどの水量になるには、やや下る。
汲みやすい水量だったが、周囲に動物の足跡もあったので水質には注意が必要かも知れない。
2017年04月23日 06:53撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 6:53
汲みやすい水量だったが、周囲に動物の足跡もあったので水質には注意が必要かも知れない。
水場にて。
あまり足を踏み入れたくない雰囲気。
2017年04月23日 06:58撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 6:58
水場にて。
あまり足を踏み入れたくない雰囲気。
水場から距離200m足らず歩けばカワゴ石(篭岩)が見えた。
地形図に記載された地点より、150mほど西にある。
2017年04月23日 07:11撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:11
水場から距離200m足らず歩けばカワゴ石(篭岩)が見えた。
地形図に記載された地点より、150mほど西にある。
カワゴ石の、胸から上を欠いた金剛童子立像と光背付不動明王立像。
「岩上に光背付不動明王立像と金剛童子立像が待つ。(中略) 特に後者は上半身を欠き胴体だけが直立している(p.158)」とあり、
前者に「建立元禄三年吉日 柴田惣三」、後者に「享保三戊戌□」「願主覺前房」との陰刻があると記述しているが、ともに摩耗して読めなかった。
前者は1690年、後者は1718年。
2017年04月23日 07:12撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:12
カワゴ石の、胸から上を欠いた金剛童子立像と光背付不動明王立像。
「岩上に光背付不動明王立像と金剛童子立像が待つ。(中略) 特に後者は上半身を欠き胴体だけが直立している(p.158)」とあり、
前者に「建立元禄三年吉日 柴田惣三」、後者に「享保三戊戌□」「願主覺前房」との陰刻があると記述しているが、ともに摩耗して読めなかった。
前者は1690年、後者は1718年。
池田さんの記述は像名がおそらく逆になっていると思う。
不動明王立像とされるこの像の服装は、不動明王のものとは思えない。索髪は垂れているが、金剛童子立像はこちらだと思われて仕方がない。
上半身を失った石像は残された左手に羂索を持っていて、不動明王立像そのものかと思われる。
正直のところ金剛童子の像容がはっきりせず、決めかねている。
2017年04月23日 07:15撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:15
池田さんの記述は像名がおそらく逆になっていると思う。
不動明王立像とされるこの像の服装は、不動明王のものとは思えない。索髪は垂れているが、金剛童子立像はこちらだと思われて仕方がない。
上半身を失った石像は残された左手に羂索を持っていて、不動明王立像そのものかと思われる。
正直のところ金剛童子の像容がはっきりせず、決めかねている。
カワゴ石には碑伝があった。
碑伝を打ち込まれた樹木の背後に男体山を望む。
2017年04月23日 07:16撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 7:16
カワゴ石には碑伝があった。
碑伝を打ち込まれた樹木の背後に男体山を望む。
カワゴ石の次は千泉宿を目指す。
茶ノ木平まで斜面を登りきったその肩に、三角点がある。
2017年04月23日 07:23撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 7:23
カワゴ石の次は千泉宿を目指す。
茶ノ木平まで斜面を登りきったその肩に、三角点がある。
三等三角点「茶木」1617.95m。
登山道の真ん中にあるが、現況状態正常。
2017年04月23日 07:23撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:23
三等三角点「茶木」1617.95m。
登山道の真ん中にあるが、現況状態正常。
明智平分岐付近の笹藪は相変わらず荒れ気味で、倒木が多い。
2017年04月23日 07:27撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:27
明智平分岐付近の笹藪は相変わらず荒れ気味で、倒木が多い。
茶ノ木平内にある、旧遊歩道の分岐に到着。
茶ノ木平は観光開発のため人の手が入っており、千泉宿跡の所在は不明とのことだが、『全踏査』掲載の地図ではこの分岐の南側に千泉宿がマークされている(p.157)。
「水場を登り詰めると、ミズナラの巨木の根方に小さな金剛堂が残されている(p.208)」とあるので__
2017年04月23日 07:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 7:37
茶ノ木平内にある、旧遊歩道の分岐に到着。
茶ノ木平は観光開発のため人の手が入っており、千泉宿跡の所在は不明とのことだが、『全踏査』掲載の地図ではこの分岐の南側に千泉宿がマークされている(p.157)。
「水場を登り詰めると、ミズナラの巨木の根方に小さな金剛堂が残されている(p.208)」とあるので__
沢水の流れを遡って金剛堂を探してみた。
158頁(と208頁)に書かれている金剛堂が、千泉宿の唯一の痕跡なのだ。
2017年04月23日 08:00撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 8:00
沢水の流れを遡って金剛堂を探してみた。
158頁(と208頁)に書かれている金剛堂が、千泉宿の唯一の痕跡なのだ。
本流と思われる流れは、半月山分岐あたりが源頭だった。
支流も何本か遡ってみたが、金剛堂は見当たらない。
2017年04月23日 08:03撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 8:03
本流と思われる流れは、半月山分岐あたりが源頭だった。
支流も何本か遡ってみたが、金剛堂は見当たらない。
茶ノ木平をウロウロしながら男体山を望む。
2017年04月23日 08:11撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 8:11
茶ノ木平をウロウロしながら男体山を望む。
茶ノ木平に残っている建造物は、以下の4つのみだった。
東から、茶ノ木平雨量観測所。
2017年04月23日 08:13撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 8:13
茶ノ木平に残っている建造物は、以下の4つのみだった。
東から、茶ノ木平雨量観測所。
栃木県茶ノ木平山中継局。
2017年04月23日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 8:14
栃木県茶ノ木平山中継局。
手前の銘板のない謎のアンテナと、奥の栃木県防災行政無線施設 茶ノ木平中継局。
これらが台地の際に並んで立っていた。
2017年04月23日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 8:15
手前の銘板のない謎のアンテナと、奥の栃木県防災行政無線施設 茶ノ木平中継局。
これらが台地の際に並んで立っていた。
巨木どころかミズナラ自体がほぼ見当たらず、千泉宿の探索は諦めた。
失意のまま先へ進むことにする。
2017年04月23日 08:26撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 8:26
巨木どころかミズナラ自体がほぼ見当たらず、千泉宿の探索は諦めた。
失意のまま先へ進むことにする。
ここで登山道を離れる。
半月山分岐から、次の拝所「駒擁護」を目指して西へ進む。
2017年04月23日 08:31撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 8:31
ここで登山道を離れる。
半月山分岐から、次の拝所「駒擁護」を目指して西へ進む。
『全踏査』掲載の地図と説明文に食い違いがあって分かりにくいのだが、要するに四等三角点「砥沢」(1466.58m)のあるピークが駒擁護なのだと思料した。
遊歩道の名残を示す小さな柵跡を越えて、湖に延びる尾根を下った。
2017年04月23日 08:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 8:37
『全踏査』掲載の地図と説明文に食い違いがあって分かりにくいのだが、要するに四等三角点「砥沢」(1466.58m)のあるピークが駒擁護なのだと思料した。
遊歩道の名残を示す小さな柵跡を越えて、湖に延びる尾根を下った。
尾根の先端は切通しで分断されている。
尾根の左斜面へ、眼下の中禅寺湖スカイラインめがけて下った。
(ピンクテープあり)
2017年04月23日 08:48撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 8:48
尾根の先端は切通しで分断されている。
尾根の左斜面へ、眼下の中禅寺湖スカイラインめがけて下った。
(ピンクテープあり)
中禅寺湖スカイライン上の取付へ出た。
2017年04月23日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 8:51
中禅寺湖スカイライン上の取付へ出た。
下ってきた尾根を見返る。
2017年04月23日 08:54撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 8:54
下ってきた尾根を見返る。
画像中央の小さなピークが三角点「砥沢」のあるピーク。
風景を同定してみる。
2017年04月23日 08:55撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 8:55
画像中央の小さなピークが三角点「砥沢」のあるピーク。
風景を同定してみる。
駒擁護側の取付。
2017年04月23日 08:56撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 8:56
駒擁護側の取付。
取付にて。
ガラの悪そうな猿だなあ。
2017年04月23日 08:57撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
3
4/23 8:57
取付にて。
ガラの悪そうな猿だなあ。
あっという間にピークに到着した。
2017年04月23日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:02
あっという間にピークに到着した。
駒擁護(比定地)の金剛堂があった。
画像中央の白杭が三角点の位置。
やはり157頁及び207頁の地図の駒擁護の地点は、完全に間違っている。
2017年04月23日 09:02撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 9:02
駒擁護(比定地)の金剛堂があった。
画像中央の白杭が三角点の位置。
やはり157頁及び207頁の地図の駒擁護の地点は、完全に間違っている。
金剛堂。無銘のため建立年不明。
『全踏査』には「北向きに奉納(p.209)」とあるが、ほぼ真西向きに据えられていた。
(現状、金剛堂を拝すると男体山は左手に来る。正面は茶ノ木平)
2017年04月23日 09:03撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
3
4/23 9:03
金剛堂。無銘のため建立年不明。
『全踏査』には「北向きに奉納(p.209)」とあるが、ほぼ真西向きに据えられていた。
(現状、金剛堂を拝すると男体山は左手に来る。正面は茶ノ木平)
四等三角点「砥沢」1466.58m。

選点は昭和43年で、池田さんがこの地を訪れたときにもこの三角点はここに在ったはずである。
なぜ池田さんは『全踏査』にこのことを書かなかったのだろうか?
駒擁護は「砥沢」の脇にある、と書いてくれれば万人に伝わる表現となるのに。
2017年04月23日 09:06撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:06
四等三角点「砥沢」1466.58m。

選点は昭和43年で、池田さんがこの地を訪れたときにもこの三角点はここに在ったはずである。
なぜ池田さんは『全踏査』にこのことを書かなかったのだろうか?
駒擁護は「砥沢」の脇にある、と書いてくれれば万人に伝わる表現となるのに。
三角点「砥沢」は金属標である。
ICタグ付。
2017年04月23日 09:06撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 9:06
三角点「砥沢」は金属標である。
ICタグ付。
周囲に碑伝は見当たらない。
取付まで戻り、歌ヶ浜に下る谷筋を探しに行く。
2017年04月23日 09:06撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 9:06
周囲に碑伝は見当たらない。
取付まで戻り、歌ヶ浜に下る谷筋を探しに行く。
中禅寺スカイラインから下るべき谷を見下ろす。
ガードレールの切れ目から谷へ入った。
この谷が歌ヶ浜に下る旧道だという(p.208では"稜線上"と書かれている)。
「(北向きに奉納されている)金剛堂を拝する時は湖面を背にして、南を向いて法施を行うことになる。(中略)"左ノ沢ニ付テ駈レハ歌之浜ニ着也"という記述を考察すると、ピークの左側(東側)が、"歌之浜"であることを示している(p.209)」
西向きの金剛堂に東を向いて拝しても、まあ「左ノ沢」といえなくはない。
2017年04月23日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:11
中禅寺スカイラインから下るべき谷を見下ろす。
ガードレールの切れ目から谷へ入った。
この谷が歌ヶ浜に下る旧道だという(p.208では"稜線上"と書かれている)。
「(北向きに奉納されている)金剛堂を拝する時は湖面を背にして、南を向いて法施を行うことになる。(中略)"左ノ沢ニ付テ駈レハ歌之浜ニ着也"という記述を考察すると、ピークの左側(東側)が、"歌之浜"であることを示している(p.209)」
西向きの金剛堂に東を向いて拝しても、まあ「左ノ沢」といえなくはない。
道型は分らなかったので、馬鹿正直に一番えぐれた部分を歩いた。
落ち葉と崩れた凍土とが堆積していて、膝までズボズボ埋まりながら歩く。
湧水は無かった。
2017年04月23日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:14
道型は分らなかったので、馬鹿正直に一番えぐれた部分を歩いた。
落ち葉と崩れた凍土とが堆積していて、膝までズボズボ埋まりながら歩く。
湧水は無かった。
崩れた谷部を見返る。
この峡部へ入り込まず、左岸側を歩けばスマートに下りられたようだ。
2017年04月23日 09:21撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:21
崩れた谷部を見返る。
この峡部へ入り込まず、左岸側を歩けばスマートに下りられたようだ。
歌ヶ浜が近づくと3枚の谷止が連なっている。
谷止の銘板には、3基とも「立木」とあった。
2017年04月23日 09:23撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:23
歌ヶ浜が近づくと3枚の谷止が連なっている。
谷止の銘板には、3基とも「立木」とあった。
下り切れば歌ヶ浜第2駐車場に到着。
2017年04月23日 09:29撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 9:29
下り切れば歌ヶ浜第2駐車場に到着。
中禅寺に着いた。
男体山と中禅寺波之利大黒天堂。
2017年04月23日 09:31撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
3
4/23 9:31
中禅寺に着いた。
男体山と中禅寺波之利大黒天堂。
中禅寺から今来た道を見返る。
画像右のピークが駒擁護比定地、中央の谷が左ノ沢。
2017年04月23日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 9:41
中禅寺から今来た道を見返る。
画像右のピークが駒擁護比定地、中央の谷が左ノ沢。
中禅寺は拝観料500円。
境内の採灯護摩壇を見たいのだが
恥ずかしながら250円しか所持していなかったので__
2017年04月23日 09:38撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 9:38
中禅寺は拝観料500円。
境内の採灯護摩壇を見たいのだが
恥ずかしながら250円しか所持していなかったので__
今年正月に撮った写真でお茶を濁す。
中禅寺境内の採灯護摩壇と__
2017年01月03日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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1/3 9:22
今年正月に撮った写真でお茶を濁す。
中禅寺境内の採灯護摩壇と__
不動明王座像。
2017年01月03日 09:21撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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1/3 9:21
不動明王座像。
中禅寺はもともとここにあった寺院ではない。
現在の二荒山神社中宮祠にあった中禅寺(伝承の神宮寺か)がこの場所に移されたのは、明治35年の観音薙の山津波によって元の中禅寺が流されてからだという。日光山縁起絵巻(享保以前か)を見ると、歌ヶ浜にはもともと大きな鳥居と3宇のお堂があったことが分かる。
画像は中禅寺傍らに残る足尾道を示すみちしるべ。
2017年04月23日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
2
4/23 9:36
中禅寺はもともとここにあった寺院ではない。
現在の二荒山神社中宮祠にあった中禅寺(伝承の神宮寺か)がこの場所に移されたのは、明治35年の観音薙の山津波によって元の中禅寺が流されてからだという。日光山縁起絵巻(享保以前か)を見ると、歌ヶ浜にはもともと大きな鳥居と3宇のお堂があったことが分かる。
画像は中禅寺傍らに残る足尾道を示すみちしるべ。
中禅寺門前。
"レーク岡甚"の黄色い看板は、中禅寺山から歌ヶ浜を探すときにいい目印になった。
2017年04月23日 09:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
1
4/23 9:37
中禅寺門前。
"レーク岡甚"の黄色い看板は、中禅寺山から歌ヶ浜を探すときにいい目印になった。
久しぶりに訪れた中禅寺湖.
2017年04月23日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 9:40
久しぶりに訪れた中禅寺湖.
ちょっと観光モードで、ぶらり。
2017年04月23日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 9:40
ちょっと観光モードで、ぶらり。
まだ雪の残る奥白根。
2017年04月23日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 9:42
まだ雪の残る奥白根。
『全踏査』では、歌之浜宿には夏峯で2泊、華供峯では20泊していたとまとめてある。池田さんは次に目指す中禅寺山を、その逗留中に拝所としてピストンした場所として記述している。
歌ヶ浜から中禅寺山へは、先ほど下った"左ノ沢"から稜線に乗るのが筋かもしれないが、この日は狸窪から半月峠に乗った。

歌ヶ浜からは中禅寺山頂はもう一つ見えにくい。
中央の尖ったピークは社山。
中禅寺山にある、とある標石を探しに出発する。
2017年04月23日 09:42撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 9:42
『全踏査』では、歌之浜宿には夏峯で2泊、華供峯では20泊していたとまとめてある。池田さんは次に目指す中禅寺山を、その逗留中に拝所としてピストンした場所として記述している。
歌ヶ浜から中禅寺山へは、先ほど下った"左ノ沢"から稜線に乗るのが筋かもしれないが、この日は狸窪から半月峠に乗った。

歌ヶ浜からは中禅寺山頂はもう一つ見えにくい。
中央の尖ったピークは社山。
中禅寺山にある、とある標石を探しに出発する。
イタリア大使館を通過。
2017年04月23日 10:17撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 10:17
イタリア大使館を通過。
震災から6年、今年からヒメマスのみ持ち帰り解禁となった。
6年間の長い戦い、関係者の皆さんの心中察するに余りある。
2017年04月23日 10:20撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 10:20
震災から6年、今年からヒメマスのみ持ち帰り解禁となった。
6年間の長い戦い、関係者の皆さんの心中察するに余りある。
中禅寺東岸を行く。
僕にとってここは"世界で一番好きな場所暫定第1位"であり続けている。
矢印が中禅寺山。
2017年04月23日 10:22撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 10:22
中禅寺東岸を行く。
僕にとってここは"世界で一番好きな場所暫定第1位"であり続けている。
矢印が中禅寺山。
狸窪の分岐から半月峠へ向かう。
ここから先を歩くのは初めてだ。
2017年04月23日 10:34撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 10:34
狸窪の分岐から半月峠へ向かう。
ここから先を歩くのは初めてだ。
峠まで、登山道として道は綺麗に整備されているのだが__
2017年04月23日 10:40撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 10:40
峠まで、登山道として道は綺麗に整備されているのだが__
古い街道の面影が多く残っていた。
2017年04月23日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 10:45
古い街道の面影が多く残っていた。
岩に遺された筆跡を見つけた。
"栃木県足尾山中居住人"云々とある。
2017年04月23日 10:57撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 10:57
岩に遺された筆跡を見つけた。
"栃木県足尾山中居住人"云々とある。
半月峠が見えてきた。
2017年04月23日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 11:16
半月峠が見えてきた。
半月峠に立つと、目の前に足尾の山々が広がっていた。
2017年04月23日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:17
半月峠に立つと、目の前に足尾の山々が広がっていた。
軽く昼食を摂ってから、中禅寺山へ。
2017年04月23日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:44
軽く昼食を摂ってから、中禅寺山へ。
この稜線には御料局境界標石が並ぶ。
これは"界甲五三"
2017年04月23日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:47
この稜線には御料局境界標石が並ぶ。
これは"界甲五三"
細長い中禅寺山山頂が見えてきた。
画像左が山頂。
そして右側の小丘に__
2017年04月23日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 12:10
細長い中禅寺山山頂が見えてきた。
画像左が山頂。
そして右側の小丘に__
探していた御料境境界標石”界甲五五"を見つけた。
側面に"字 松立山"と彫ってある。
「旗矛山は松立山と同じ役割を担っていた。松立山は"結界"を解くための儀式を行う山である。(中略) 松立山なる名称が境界標石柱に残ったことは、かつて、このピークを松立山と呼んでいた時期があったことを示している(p.210)」
失われた地名がここに刻印されていたわけだ。
2017年04月23日 11:53撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:53
探していた御料境境界標石”界甲五五"を見つけた。
側面に"字 松立山"と彫ってある。
「旗矛山は松立山と同じ役割を担っていた。松立山は"結界"を解くための儀式を行う山である。(中略) 松立山なる名称が境界標石柱に残ったことは、かつて、このピークを松立山と呼んでいた時期があったことを示している(p.210)」
失われた地名がここに刻印されていたわけだ。
中禅寺湖に面した側には"字スリバチ久保"と刻まれている。
この地点が字境だったのだろうと思われる。
2017年04月23日 11:54撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:54
中禅寺湖に面した側には"字スリバチ久保"と刻まれている。
この地点が字境だったのだろうと思われる。
このシリーズ山行,鉢△埜てきた、神橋近くの「松立山」と同様に、ここでも「指立」と称する松焼の作法が行われたのだと思われる。
2017年04月23日 11:55撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:55
このシリーズ山行,鉢△埜てきた、神橋近くの「松立山」と同様に、ここでも「指立」と称する松焼の作法が行われたのだと思われる。
中禅寺山から歌ヶ浜を望む。
中禅寺門前"レーク岡甚"の黄色い看板が見える。
中禅寺は見えないが、往古の人々はどこから篝火を眺めたんだろう。
2017年04月23日 11:57撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 11:57
中禅寺山から歌ヶ浜を望む。
中禅寺門前"レーク岡甚"の黄色い看板が見える。
中禅寺は見えないが、往古の人々はどこから篝火を眺めたんだろう。
界甲五五と中禅寺山頂。
2017年04月23日 11:55撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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界甲五五と中禅寺山頂。
はじめての中禅寺山にて__
2017年04月23日 11:59撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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はじめての中禅寺山にて__
記念撮影。
GWに備えて歩荷練中。
2017年04月23日 12:04撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:04
記念撮影。
GWに備えて歩荷練中。
中禅寺山から半月山を望む。
『全踏査』をめぐる今日の探査はここまで。
あとは遊山気分で、ゆるゆると稜線を歩いて帰ります。
2017年04月23日 12:09撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:09
中禅寺山から半月山を望む。
『全踏査』をめぐる今日の探査はここまで。
あとは遊山気分で、ゆるゆると稜線を歩いて帰ります。
半月峠と半月山。
以下、初めて歩くコースなので細かく記録しておく。
2017年04月23日 12:13撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:13
半月峠と半月山。
以下、初めて歩くコースなので細かく記録しておく。
半月山を登りながら眺めた足尾。
中倉山の尾根も塔ノ峰も尾根も、袈裟丸も皇海もみんな見える。
2017年04月23日 12:21撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:21
半月山を登りながら眺めた足尾。
中倉山の尾根も塔ノ峰も尾根も、袈裟丸も皇海もみんな見える。
手前は半月山〜見晴茶屋跡〜赤倉の尾根。
横根山も桐生の山も、みんな見える。
中禅寺スカイラインが足尾まで延びていたら…
僕らは今頃、どんな山歩きをしてたんだろうね。
2017年04月23日 12:33撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:33
手前は半月山〜見晴茶屋跡〜赤倉の尾根。
横根山も桐生の山も、みんな見える。
中禅寺スカイラインが足尾まで延びていたら…
僕らは今頃、どんな山歩きをしてたんだろうね。
登りながら同定。
2017年04月23日 12:24撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:24
登りながら同定。
半月山は、山頂の西側に展望台がある。
2017年04月23日 12:48撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:48
半月山は、山頂の西側に展望台がある。
展望台から。
湖の蒼さがひときわ深い日だった。
2017年04月23日 12:36撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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展望台から。
湖の蒼さがひときわ深い日だった。
八丁出島。
2017年04月23日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:39
八丁出島。
勝道上人の分骨が埋められたと伝えられる上野島。
2017年04月23日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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勝道上人の分骨が埋められたと伝えられる上野島。
展望台から半月山山頂まで、やや歩く。
半月山山名板は太い木杭だった。
2017年04月23日 12:53撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:53
展望台から半月山山頂まで、やや歩く。
半月山山名板は太い木杭だった。
三等三角点「半月丸」1753.22m。
現況状態正常。
2017年04月23日 12:54撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:54
三等三角点「半月丸」1753.22m。
現況状態正常。
「半月丸」から少し東に、山林局の主三角点が残っていた。
2017年04月23日 12:56撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 12:56
「半月丸」から少し東に、山林局の主三角点が残っていた。
茶ノ木平に向けて中禅寺湖南稜を東へ歩く。
開けた場所からは夕日岳や横根山が良く見えた。
2017年04月23日 13:09撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 13:09
茶ノ木平に向けて中禅寺湖南稜を東へ歩く。
開けた場所からは夕日岳や横根山が良く見えた。
中禅寺湖展望台に到着。
駐車場の向こうに見える狸山を目指す。
2017年04月23日 13:37撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 13:37
中禅寺湖展望台に到着。
駐車場の向こうに見える狸山を目指す。
展望台からの眺め。
2017年04月23日 13:40撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 13:40
展望台からの眺め。
半月山の取付は駐車場の片隅にあった。
ドコモのアンテナが目印。
2017年04月23日 13:36撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 13:36
半月山の取付は駐車場の片隅にあった。
ドコモのアンテナが目印。
駐車場から半月山を振り返る。
2017年04月23日 13:47撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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駐車場から半月山を振り返る。
あっという間に狸山に到着。
山頂に聳える2本のアンテナは狸山消防無線基地局と、とちぎテレビの中継局。
2017年04月23日 13:58撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 13:58
あっという間に狸山に到着。
山頂に聳える2本のアンテナは狸山消防無線基地局と、とちぎテレビの中継局。
狸山山頂。
こちらも木杭の山名板。
2017年04月23日 14:00撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 14:00
狸山山頂。
こちらも木杭の山名板。
いよいよ茶ノ木平に登り返す。
2017年04月23日 14:05撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 14:05
いよいよ茶ノ木平に登り返す。
鞍部は中禅寺スカイラインの切通し。
2017年04月23日 14:10撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 14:10
鞍部は中禅寺スカイラインの切通し。
取付くとすぐに__
2017年04月23日 14:12撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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取付くとすぐに__
展望台があった。
2017年04月23日 14:18撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 14:18
展望台があった。
展望台からの眺め。
男体山が駒擁護の鞍部越しに見える。
2017年04月23日 14:19撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 14:19
展望台からの眺め。
男体山が駒擁護の鞍部越しに見える。
展望台から茶ノ木平はすぐだった。
2017年04月23日 14:19撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 14:19
展望台から茶ノ木平はすぐだった。
復路も千泉宿の金剛堂を探して、茶ノ木平をうろついた。
明智平と細尾峠の分岐に到着。
2017年04月23日 14:59撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 14:59
復路も千泉宿の金剛堂を探して、茶ノ木平をうろついた。
明智平と細尾峠の分岐に到着。
せっかくなので明智平側にある展望台に立ち寄った。
華厳の滝、見えるのかな?
2017年04月23日 15:02撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
4/23 15:02
せっかくなので明智平側にある展望台に立ち寄った。
華厳の滝、見えるのかな?
滝、見えねえ〜〜!
2017年04月23日 15:04撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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滝、見えねえ〜〜!
でもここが今日の見納めとなる展望台となった。
男体山。
2017年04月23日 15:03撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 15:03
でもここが今日の見納めとなる展望台となった。
男体山。
大真名子と女峰。
2017年04月23日 15:04撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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大真名子と女峰。
細尾峠に帰ってきた。
2017年04月23日 15:54撮影 by  Canon PowerShot G3 X, Canon
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4/23 15:54
細尾峠に帰ってきた。
撮影機器:

装備

個人装備
ガーミン/オレゴン600にてログ取得 総重量20.2kgで歩荷練

感想

雪が解けて、久しぶりの三峯五禅頂探索となりました。
千泉宿(茶ノ木平)の金剛堂については、自宅で下調べをしている段階から見つけられる気がしなかったのですが、その通りの結果となりました。
あまり時間もなく、いつも甘い準備しかできないので半ば諦めてはいますが、探索を続けるたび細かな宿題が山積しています。
また茶ノ木平に探しに行かなきゃなりませんね。

『全踏査』158頁目に
「千載宿跡は、確認できないものの、池塘を南にした北側の小平地と推定される」
との記述があることに、帰宅後気が付きました。僕の頭の中で誤読していたようです。
"池塘"と表現された地点はこの日歩いた沢谷だと思うのですが、今回は157頁の地図を基に、沢の南側を歩くことに終始しています。地図の表記に引っ張られ過ぎました。
『全踏査』掲載の地図ががあてにならないことは、今後の山行で何度か味わうことになります。

駒擁護のところで述べましたが、駒擁護の説明に4等三角点"砥沢"を用いなかった池田さんの姿勢に驚きました。
僕はこの探索に関して何ら辛苦を舐めた立場ではありませんが、池田さんは自分の考えや発見を人に伝える為にこの本を書いたわけじゃないんだな、という感情を持つようになりました。その心象はこのシリーズ山行を重ねるたびに強まっています。
池田さんの記述は、少なくとも学問的と呼べるようなやり方に徹していません。
『全踏査』の記述に関してわだかまりを抱えるようになったのは、この山行あたりからかもしれません。

【この山行記録は2018.09.16に改稿しました】

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コメント

thoughtmayさんのレコだぁ〜(*´-`)
この文調…
この内容…
この写真…
これぞthoughtmayさんの素晴らしい記録です!!読んでるうちに、自分が三峯五禅探索を歩いて行く気持ちにさせられる不思議な記録🍀
引き続き楽しみにしてまぁ〜す(^^)v
2017/5/3 9:01
Re: thoughtmayさんのレコだぁ〜(*´-`)
いやいや、恐縮です。
コメありがとうございます(*´▽`*)
やっと書き終えました(笑)
三峯五禅頂のみちはすべて、今年中に歩いておきたいと考えています。
閼伽探しも含めて、楽しいよ♪
タカさんが奥日光巡りをした際にも
ぜひ、宿跡を訪ねてみてください(^O^)/

じゃあ……、
待っててくんさい!!
これから足尾行の写真、選びますけん!!!
2017/5/3 9:16
ゆっくりで大丈夫〜🙆
thoughtmayさんの軌跡は参考になります!
十分活用させて頂きます(笑)

足尾記録はゆっくりで大丈夫ですからね〜
楽しかった記録残せれば⭕⭕⭕⭕であります(^^)v
2017/5/3 9:23
Re: ゆっくりで大丈夫〜🙆
明後日、テン泊山行に行きたいから…

時間がないのでガンバります!!笑
2017/5/3 9:36
ゲスト
茶ノ木平行ってきましたよ
今日、明智平から茶ノ木平、細尾峠経由で八汐の湯まで歩きました。自分は花目的でしたが、古い祠を時々見かけてthoughtmayさんのことを思い出しました。今年のアカヤシオは昨年より遅く、歴史に加え、花と新緑もこれからの季節楽しめそうですね。
2017/5/3 18:55
Re: 茶ノ木平行ってきましたよ
ご無沙汰してます☺
相変わらずいいルート歩かれます。
(もしかしてさらに登り返して三ノ宿経由でしょうか)

所々歩いているとき、
「Ultreiaさん、いったいどこを歩いているやら…」
などと親しく思い返したりしています。
先日の大佐飛行、楽しく拝見しました。

また思い立ったらレコ上げてみてください。
僕みたいに、Ultreiaさんのレコ楽しみにしてる人、
いっぱいいると思いますよ。
気が向いたらご一緒しましょう!
(^O^)/
2017/5/4 12:31
こんばんは〜。
thoughtmayさん こんばんは〜。

このシリーズの続きを楽しみにしていました!

会社でこのページを眺めていたら集中しすぎて休憩時間を過ぎたのにも気が付かず、
注意されてしまいましたよw GW期間中で仕事にはぜんぜん身が入らないのにw
帰宅してから続きも全部読ませて頂きましたが相変わらず素晴らしい内容で感服いたしました。

自分は半月山(西)展望台から眺める男体山と中禅寺湖の景色が「暫定第1位」です。今ぐらいから梅雨前ぐらいまでの快晴時はホントに素晴らしい眺めです。コバエが多いのが難点ですが・・・。

次回のレコも楽しみにしております。


もしも、お手数でなければ今週末の三の宿山周辺の
アカヤシオ、リアルタイム開花情報が欲しいのですが・・・。もし覚えていて、かつ時間に余裕があったらで構いませんのでメールとか頂けないでしょうか?

へんなお願いで、申し訳ありません。

ではまた〜。
2017/5/3 21:03
Re: こんばんは〜。
お世話になっております☺
ああ、お仕事中でしたか… ;つД`)
僕は今、夜勤をひとつ、やっつけてきたところです!

相変わらず何も知らずに歩いていますが
半月山のあの展望台は素晴らしかったです。
最初は展望台の手摺りに乗っかって写真を撮っていたのですが、
だんだんチビッ子たちが増えてきたので自重しました。
あんな場所に家族で歩いてくる人たちって、
みんないい人たちばかりでした〜。

アカヤシオの件、了解です!
「何分咲き」という感覚があまりないので
(まずトレビアが頭に浮かんでしまう)
頓珍漢なお答えになるかもしれませんが
その点ご寛容にお願いいたしまーす('◇')ゞ
2017/5/4 12:42
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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