横山岳 〜渓流・花・ブナ林の湖北の名山〜
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- GPS
- 06:02
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,029m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:57
天候 | 快晴 季節外れの真夏日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・白谷本流コース 中盤までは白谷の渓流沿いに登るコース。 五銚子の滝からが山頂まで急登の一気登りで険しい。 渡渉箇所には橋、急登箇所にはロープ、道標も十分でよく整備されている。 ・東尾根コース 東尾根登山口から杉の植林地が終わるまでは厳しい急登。急登の距離は長くない。 自然林に入ってからは穏やかな道になる。 ≪危険動物情報≫ ・ヤマビル:遭遇せず。 ・ヘビ:遭遇しなかったが、他の方のレコを見るとマムシに遭遇との報告有り。 ・クマ:遭遇せず。クマが多数生息する山域なので注意のこと。 |
その他周辺情報 | ≪商店・自販機≫ ・ふもとの杉野集落には自販機あり。 ・国道365号線経由し国道303号線に入るとコンビニは無し。303号線に入る前に依ってくると良い。 ≪トイレ≫ ・白谷登山口に公衆トイレあり。汲み取り式・ペーパー無しのためペーパーは持参のこと。 ・白谷登山口以降はトイレ無し。山頂には物置小屋があるのみ。 |
写真
感想
湖北の花の名山として名高い横山岳に行ってきました。
霊仙・伊吹の山域は日本海側と太平洋側の気候要素が入り混じるエリア。
それだけに花も豊かです。
ここ横山岳も評判通り多くの花を観察しながら山歩きができる楽しい山でした。
下りで難所があると苦手な自分は登りで白谷本流コース、東峰をピストンして三高尾根を下山し、墓谷山を経由して登山口へ戻る予定で出発。
登りの下谷本流コースは上部の五銚子の滝まで渓流や滝を眺めながらの楽しいコース。
花もシャク、イチリンソウ、ニリンソウ、ウマノアシガタなど水気を好む花をたくさん見ることができます。
五銚子の滝から上が山頂まで急斜面の一気登りの本コース核心部。
急斜面のトラバースやロープ場、両手も使いながらよじ登る区間も有りかなりハードです。
しかもこの急勾配区間が案外長いので侮れない。
荒島岳のもちがかべを思い出す険しさでした。
それでも周りの森は新緑が美しい自然林。
足元の花も自然林の林床を好むようなチゴユリ、ユキザサ、フデリンドウなどが主体になって植生がガラリと変わるのが興味深い。
諸兄のレコのとおりヤマシャクヤクも見つけることができました。
もう終盤だったので間に合って良かった…。
険しさと楽しさがごちゃ混ぜになった区間を無事登り終えて横山岳山頂に到達。
道中で花の写真撮影に時間をかけすぎるといういつもの悪いクセがここでも出てしまい、白谷登山口から4時間もかかってしまいました。
これから、またもハードな三高尾根を降りて墓谷山へ登り返し、白谷登山口まで3劼曚匹諒涸路歩きは時間的に無理があると思ったので予定変更。
横山岳東峰から東尾根コースにて下山することにしました。
横山岳は西峰はブナ林の中です展望が今一つですが、東峰までの吊り尾根、東峰は展望が開けていて気持ちいい稜線歩きを楽しめます。
琵琶湖全体を見渡す大パノラマ。
南には伊吹、霊仙、御池岳。北には福井の山並み。両白山山地の白山・能郷白山もその姿を見せてくれました。
東尾根コースは豊かなブナ林の中を行く気持ちのいい区間。
ブナ新緑の中を歩くのはとてもさわやか。
秋の紅葉の時もさぞ美しいトレイルになることでしょう。
花もイワウチワ、イワナシなど白谷本流コースとはラインナップが異なるので、こちらも宝探し感覚で歩けますね。
今回の花旅のまとめ
イワウチワ、イワナシ、イカリソウ、イチリンソウなど早春の花は終盤。
チゴユリ、ユキザサなど晩春の花に移り変わって来ています。
山でも季節は着実に進んでいますね。
会いたかったエビネとユウシュンランもなんとか発見できました。
今度は紅葉を見に、来春は今回歩けなかった三高尾根〜墓谷山でも花探しをして歩いてみたい山でした。
最後に横山岳は地元の方々にとても愛されている山だと感じました。
登山道の整備が行き届いていたり、登山口の休憩所の掲示物からも横山岳への愛情が伝わってきます。
おかげで楽しく登れました。ありがとうございました!
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