静かな苗場山を歩く。(祓川コース)
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- GPS
- 07:07
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,266m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:06
天候 | 山行中 ガスに突入する以外は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般の登山道 途中から出てくる残雪はまだ結構沢山あります トレースは直ぐに消えてしまうかもですが落ち着いて周りを見れば リボンが導いてくれます 急速に雪解けが進んでいるのか雪の下が空洞になっていて それを踏み抜くと 結構厳しいです 精神的にもやられます ゲーターを付けていたのですが膝下までズボンを濡らしてしまいました |
写真
感想
今年の見たい景色の中に透けるサンカヨウがありました これはなかなかハードルが高いのかなって気もしていました 今のところツクモグサも見れたし贅沢は言ってられませんが こんなにあっけなくその時が来るとは思いもしなかったです
半袖短パンで車に乗り込みアイスコーヒーで目を覚まして車を進めます 月夜野で高速を降りるころには肌寒くなってしまいます 途中 平標山登山口の駐車場に寄ってみますが一台も停まっていませんでした この頃には一枚羽織らないと居られないくらいです
林道を走っているときにこの山の奥深さを感じます ついこの前まで山が深い雪に包まれて 時を急げと芽を吹き 雪の下で耐えてきた力を一気に花に変え咲き乱れる そして短い夏を迎えてまたくる長い冬に耐えるんだな〜 自然て凄いな〜
丁度明るくなった頃に苗場山登山口の駐車場に着きます もう何台か止まっていると思ったら自分の他には小屋泊の方かと思われる車が一台だけの静かな駐車場です 遠くの沢からは雪解けの水で勢いのある音が聞こえてきます それと鳥たちの囀りで大変賑やかのですがガスが濃くちょっと後ろ向きな出発になりました
和田小屋手前まではガスでうす暗く引き返そうかな〜とか 花の写真だけ撮って人のいる平標山に行こうかな〜とかいろいろ考えます そうして前を見上げるとガスの奥に青空が透けて見えます 一気にテンションが上がってきました それにしても後続の人の姿が見えません
サンカヨウも独り占めでずいぶん時間を費やしてしまいました これで降りて温泉に入って帰ろうかとも思いましたが 最高の天気になりそうです こうなればまだ見たことの無いクジラの背中を見なくちゃと歩きはじめます
花の種類自体は多くは無いのですが その場面一つ一つが素晴らしくで前に進めません 山登りに来たというよりは山を愉しみに来た感じです
標高を上げて残雪が出てきます まだ結構な深さがあるようです 表面がすぐに溶けてしまうので足跡は残っていませんがトレースは薄く付いています 樹林帯の残雪はまだしっかりしているので歩きやすく良いのですが 樹林を抜けた辺りからの残雪歩きは踏み抜きというか踏み落ちるような感じです 精神的にやられてしまいます 怪しい所はわざと雪を崩しながら進みました
神楽ヶ峰まで来ると 大きい苗場山が目の前に広がります あの坂を上るのかと思うとゾッともするしワクワクもしてきます 踏み抜きで弱った気持ちを整えてぼつぼつ歩き始めます
途中後ろを振り返りますが一向に後続の人の影さえも見えません こんないい日にまさかの山頂独り占めです もう少しゆっくりもしたかったのですがガスが結構流れてきて降り口が分からなくなるのが怖いので視界があるうちに下山を始めます
この日最後の神楽ヶ峰の登り返し 結構キツイなって自然と口から出てきます 途中の雷清水の冷たさで生き返ります あの冷たさは今でも蘇ってきます そこからはあっという間で下まで来ます もう誰にも行き会わないと思った下ノ芝手前の樹林で登山者とすれ違います お互いを確認すると自然と笑顔で近づいていきます 挨拶とこの先の事を話して別れましたが今日の苗場山を共有できる人がいて嬉しかったです
そしてもう一つ嬉しいことが こしあぶらを自分で採れたって事です 和田小屋近くで行き会ったおばさんが丁寧に教えてくれました 見えてくるとあちこちに見えてくるものであっという間に天ぷらで食べる分が揃いました もっと沢山と欲も出ますが自分は登山者なのでこのへんにします この時期の山の中は結構人が入っているみたいで登山道ではない方から話声や熊鈴の音が聞こえてきたりします
無事に下山して 林道をゆっくり走りますがつい目がこしあぶらモードになってしまいよそ見が多くヒヤッとします 完全に気持ちを切り替えて無事家路につきました
今回も山の神々と色々な神様に感謝とお礼です。
kijimunaくん こんにちは^^
月曜は白馬か北岳を狙っていましたが、
前日の天気予報見てやめてしまいました
透けるサンカヨウに、流れる雲の絶景
最高の天気になったね
来週は晴れてほしいな〜
irohaさん こんばんは〜
やはりそうでしたか!
きっと北岳に行っていると思っていました
天気予報 今回も何処も微妙でしたね
なので苗場にしたってとこもあります
歩き始めてもサンカヨウの写真撮ったら
温泉入って帰ろうと思っていました
たまにある結果オーライですね〜
苗場山、お疲れ様でした〜。
サンカヨウがとっても素敵ですね
水滴、早朝ならではの陰影、同じものでも条件によって印象がとても変わるものだなぁと思いました。
私は早起きはとても苦手なのですが、山へ行く時は特別な一瞬を求めて早く起きてしまいます。
山へ行くには、時期も重要ですね。
梅雨の時期、以前は気が進まず、どちらかというと山は遠慮していました。
しかし、雲が織りなすホームランのような絶景は、梅雨の時期がベストだと思うようになりました。
当たりか外れは紙一重なんですが、今回は当たりでしたね
もう梅雨明けでしょうか?
これからも幾度となく素敵な景色が見られますように・・
noronoroさん おはようございます
何だか梅雨が終わってしまいそうな情報も出てきましたが
どうなんでしょうかね〜
うちの深谷地区は今がトウモロコシの最盛期で今年は
雨が少なかったせいか大変甘かったです
毎年そうなんですが中盤を過ぎると農家の方達が傷がついたりで
はじいたのを持ってきてくれます とてもありがたいのですが
毎食トウモロコシを見てるとちょっとうんざりもしてきます
noronroroが言うとおりで 諦めて山に行って 見たことの無い景色が
観れたりで満足して帰ってくるって 結構あるような気もしてきます
それでもこの時期は行ける所が限られてしまいますね
早く秋が来ないかな〜て思ったりします
kijimunaさんこんばんは。
素晴らしい写真がズラリと並びましたね(^^V
梅雨の合間でもこのような日があるのですね〜
上信越は場所によっては天気がよかったようですね。
私もirohaさんが北岳に行くのならひっついて行こうと思ってました(^^;
ただ土日が仕事以外のことで予期せぬことが起こり、どのみち月曜日はフラフラで歩けなかったとおもいます・・・
来週は晴れてほしいです!
kazumさん おはようございます
なんだか大変そうでしたね〜 大丈夫でしょうか心配です
irohaさんみたいに北岳もいいかな〜って思っていましたが
天気がいまいちなので苗場山にしました
あの大きい山をほぼ独り占めってのもビックリでした
透けるサンカヨウを撮ることが出来たのも嬉しいのですが
自分でこしあぶらを取ることが出来たのがとてもうれしく
来春の西黒尾根が楽しみです
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