記録ID: 1240627
全員に公開
ハイキング
十和田湖・八甲田
美しい八甲田の湿原に癒されて 酸ヶ湯から大岳を反時計回りに周回
2017年08月27日(日) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 698m
- 下り
- 715m
コースタイム
酸ヶ湯公共駐車場9:10→地獄湯の沢出合い9:55→銚子の首10:10→高田大岳分岐10:15→鑑沼10:35→10:45大岳山頂10:50→大岳避難小屋11:05→上毛無岱休憩所11:35→毛無岱階段11:45→11:55下毛無岱休憩所12:30→城ヶ倉温泉分岐12:35→酸ヶ湯温泉12:50→酸ヶ湯公共駐車場12:55
【歩行時間:3時間05分】
【歩行時間:3時間05分】
天候 | 晴れ時々曇り(稜線は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道103号線(八甲田・十和田ゴールドライン)を青森市方面からアクセスすると、酸ヶ湯温泉のすぐ先にあります。150台程は停められるでしょうか、24時間利用可能な無料の駐車場で、酸ヶ湯インフォメーションセンターとトイレ棟が併設されています。 https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=8468 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートは、酸ヶ湯を起点に八甲田山の大岳までを、反時計周りに周回する人気のルートを歩きました。 【酸ヶ湯→大岳】 駐車場からは道路を挟んだ向かいに小さな鳥居が見えていて、ここが登山口です。 歩き始めは、雨で掘られた石混じりの幅狭の土道を緩やかに登っていきます。ここは樹林帯の中。足元はぬかるんでいて、気を使いながら進んでいきます。すぐに枯れ木が広がる場所に差し掛かりますが、ここは火山性ガスが噴出して立ち枯れたそうで、早々に通過しました。 やがて正面には硫黄岳が見えてくると、道は左手に巻いていき、樹林帯を出ると急に視界が開け、地獄湯の沢に出会います。沢を渡渉すると傾斜が増し、硫黄の臭いが立ち込める沢沿いの道を岩を踏みながら高度を上げていきます。 再び草木の中に入ると、そこからは平坦な仙人岱湿原(せんにんたいしつげん)の中を歩きます。花や池塘を眺めながら進むと、水場(八甲田清水)があります。この日、水はこんこんと湧き出ていました。 その先は山頂までの最後の斜面で、急坂になっており九十九折に登ります。初めは樹林の中を歩きますが、途中、森林限界を迎え、岩混じりの砂礫を歩きます。この日は風が強く、時折体が煽られるほど。しかし、山頂は目前で、背後には南八甲田連峰の雄大な景色が広がる素晴らしい眺めです。爆裂火口に水が溜まったという鏡池まで来れば、もうひと登りで山頂です。 山頂からは360度の大絶景。日本海も太平洋も見え、名だたる北東北の山々も望めます。 【大岳→毛無岱→酸ヶ湯】 山頂から下り始めると、すぐ先に見える井戸岳との鞍部にある大岳避難小屋が見えます。基本的に二足歩行で歩ける斜度ですが、小屋までは急坂を降下します。 小屋から緩く下ると、そこは上毛無岱。ここもまた美しい湿原です。そして、その先にある長い木製階段を下っていくと、眼下に広がるのが雄大な下毛無岱。階段からの眺めもまた素晴らしく、湿原の中に続く木道、池塘、草花が一望できます。 この先、湿原の中には数か所に木製デッキが設けられており、ここで湿原や山を見ながら休憩するにはうってつけです。毛無岱を抜けると暫く下った先に酸ヶ湯温泉と城ヶ倉温泉の分岐(標識あり)があります。直進が酸ヶ湯方面で、距離を稼ぎながら緩く下っていくと、眼下に酸ヶ湯温泉の建物や駐車場が見えるようになり、最後に石混じりの土道の急坂を下ると温泉建物前に到着。公共駐車場は、その先のトイレ棟脇にある階段を登ってすぐの場所にあります。 【全体的に】 駐車場からの標高差は700mも無く、周回コースの標準所要時間は4時間30分ほどと、比較的手頃なルートですが、眺望があって変化に富み、満足感がありました。 樹林帯の中はぬかるみが多く、滑りやすいので注意が必要かと思います。 トイレは、駐車場、大岳避難小屋と酸ヶ湯温泉にあります。水場は八甲田清水のみで、避難小屋の周辺には無かったようです。私のau携帯は、コース全体で概ね電波が入っていたようです。 |
その他周辺情報 | ●種差キャンプ場(青森県八戸市) 海岸に広がる広大な芝生地が有名な種差海岸(たねさしかいがん)。芝生地にはキャンプ場があり、ソロテントなら1泊500円で利用できます。 海を眺めながらのキャンプ。朝には太平洋からの日の出を楽しむことができます。 キャンプ場からは、淀の松原、漁港や鳴砂で有名な大須賀海岸の砂浜を経て、葦毛崎展望台から蕪島まで続く長い遊歩道があります。私は展望台まで往復2時間を歩きましたが、蕪島までは距離が長く、踏破するなら健脚の方向きです。 http://www.aptinet.jp/Detail_display_00000609.html https://hachinohe-kanko.com/special/tennenshiba-area ●奥入瀬渓流散策 十和田湖の湖水が流れ出る奥入瀬渓流は、遊歩道が設置されており、全長は14.2km、標高差約200mを標準所要時間3時間50分で歩くことができます。 私は、奥入瀬渓流館を起点に、十和田湖畔の子の口(ねのくち)までを歩き、レンタサイクル(使用料700円+乗り捨て代300円)で戻りました。レンタサイクルは、渓流館・石ヶ戸(いしげど)・子の口で利用可能で乗り捨てもできます。 渓流館から石ヶ戸までは、渓流こそ見えてはいるものの臨場感はソコソコ。見所もほとんど無く、時折、国道に出されて車が走行する舗装道路を歩くことになり興ざめ感がありました。石ヶ戸にも渓流館と同じく駐車場があり、レンタサイクルの利用も可能ですので、石ヶ戸〜子の口を歩けば十分かなと思いました。 http://towadako.or.jp/sansaku-map/oirase-nenokuchi/ http://www.oirase.or.jp/keiryu/keiryu.htm ●蔦温泉 酸ヶ湯からは国道で十和田湖方面に向かうと、車で約15分あれば到着できます。吉田拓郎の「旅の宿」の舞台とされており、一軒宿の「蔦温泉旅館」が営業しています。ブナ原生林の中に佇む、大正時代に建てられた本館が雰囲気があり、風呂は足元が源泉という珍しい温泉。 立ち寄り入浴は、大人800円/小人500円(小学生)、利用時間:10時〜16時(15時30分受付終了、16時退館) http://tsutaonsen.com/ |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
◝( •௰• )◜ 復活〜っ!!
皆様、前回レコからご無沙汰いたしました。プロフィール欄にも近況を書きましたが、年明けからは休日出勤が続いて山に行けてなかったうえ、4月にはブラックな職場に異動になりまして、登山どころかヤマレコを見る気力も無く、悶々とした日々を過ごしましたが、今回は夏休みをいただき、青森旅行ついでに未踏の八甲田山に登ってまいりました。
皆さんのレコも拝見できずに、すみませんでした。
今回は、八戸市の種差海岸でキャンプをし、遊歩道を散策すること。奥入瀬渓流の遊歩道も踏破すること。そして、八甲田山に登ることを目的に、東京から車で出かけてきました。
今日(8月29日)には、盛岡市に滞在していたのですが、雨が降ってるはミサイルは飛来するはで、とっとと東京に戻ってまいりました。
八甲田山は、湿原が美しくてとても癒しになりました。リハビリ登山にはピッタリ。
でも、運動は間隔を空けるものではありませんね。軽く登れるだろうと思っていたら、山頂直下では足にきてしまい、攣りそうでした。
暫くは仕事が忙しく、合間を見ての山行になりますが、引き続きがんばります。ご無沙汰していたヤマレコも、なるべくアップしたいと思います。よろしくお願いします。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:886人
satotake菩薩様 今晩は
お元気そうで何よりです。お忙しいのはH.Pで確認していましたが、あまりのご無沙汰に、もしや御身不調の事態では?と心配しておりました。
久し振りのお導きレコ。コース状況の文章は小説を読む様に誘われ、そのイメージを写真で確かめる。これぞ菩薩のお導き!健在ですぅ💕
ゆっくりでも、時々でも是非是非お出ましくださいませね。
obanyanさんの冬ごもりの後、私も少々忙しくしていまして、間隔があいてすみませんでした。レコをあげたら、元気が出てきました。
obanyanさんは、八甲田は経験済みでしょうか。
私の両親は山形県出身で、親戚も山形に多いものですから、東京から出かけても山形止まり。青森まで出かけたことは僅かに2回しかありませんでした。
今回、八戸、八甲田、十和田と巡り、青森県がとても気に入ってしまいました。東北には素敵な場所が沢山ありますねぇ。
また、山に行きます。そのうちに。
obanyanさんの冒険の季節ですから、レコもお待ちしていますね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する